nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

May 8, 2007
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テーマ: 囲碁全般(752)
カテゴリ: 囲碁
 先日、京都東山の曼殊院を拝観した。 資料

 曼殊院の起源は何と最澄まで遡るそうだが、転々とした後に江戸初期に現在の地に移転した。現在の寺院を造らせたのは教養人として名高い良尚法親王であり、寺院内には遠州作の枯山水庭園・茶室・狩野派の襖絵や日本初の版画壁紙など見所が多く堪能した。

 内部には狩野永徳の虎の絵など襖絵の名作が多くあるのだが、ここでネットやパンフレットにも紹介されていない思いがけない作品を発見した。

 それは、大書院の庭園側の襖にある狩野探幽作の襖絵である。何と、老人の対局風景を描いた絵がある。この襖の絵はほとんどが剥げている感じだがこの対局風景の部分だけはしっかり残っている。そして面白いのは、この絵がトリックアートである点である。

 見る角度を変えていくと、碁盤の形が変化して行き、どの方向から見ても自分が正面にいるような感じになる。実際見ないとわかりにくいが、写真はご法度だ。逆遠近法という手法らしいのだが、何度見ても仕組みがよくわからない。


 ところでちょっと調べたところ、当時探幽の俸禄は200石、対して同時代に活躍した碁所算砂は50石。能楽師のトップは500石もあったそうだ。





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Last updated  May 8, 2007 07:50:40 PM コメントを書く


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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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