仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2007年04月02日
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 今日から新年度で事務所に行ってもこれと言った仕事はないのだが、私の事務所でも数名の転勤(4名の職員が退職したので)があったのだが、結局は他の事務所からの補充ということで、新期採用者は1名もないとのことだった。就職戦線が拡大出来るのはやはり都会のことだけらしい。

 今日は嫁さんが東京は遊びに行っているので弁当もないし、工事現場もそれほどの仕事をしているわけでないので、事務所の近くの中華料理屋で久しぶりの外食の昼食を食った。当然一人で入ったので案内されたのが隅のテーブルだった。(二人用のテーブルは隅の方にある店模様なので・・・)

 そこで食事がくるまでの間、隅のテーブルから店の中を眺めていると、「バロネス・オルツィ」の「隅の老人」のことを思い出した。このミステリーの主人公は初期の安楽椅子探偵で、略称「ABCショップ」の隅の席に座り、チーズケーキと牛乳をたいらげながら、事件を解決していく小説の主人公である。

 もっとも、女性新聞記者であるポリー・バートンの話だけではなく自分で調査もして、迷宮入りとなった事件の概要と真相を言い当てているのであろう老人自身の推理を、自分の口から読者に聞かせるのだが、もちろん余程のことが無い限り彼は、真相を警察などには伝えようとはしないのだ。

 そんな偏屈な老人の安楽椅子探偵のことを思い出して昼食を食べながら、昼食時で満員である中華料理屋の、お客の素性を会話や格好で推理するという本当に楽しい時間を過ごすことが出来た。(もっとも私は、チーズケーキのかわりに、酢豚定食と餃子を食べながら客を観察していたのだが・・・)

 この小説の日本語訳としては、代表作とされる大抵の作品が収録された『隅の老人の事件簿』が文庫本で刊行されているらしいのだが、正体不明の老人の胡散臭さが逆にこの短編小説シリーズの魅力になっているし、最終作へ向けての心理的な伏線としても機能していると思っている。



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最終更新日  2007年04月02日 16時32分40秒
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