仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2008年02月24日
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 昨日は風が強かったが(春一番が東京で吹いたそうで・・・)、久ぶりに竹炭つくりに朝早くから参加してみた。私が参加しているのはお寺の放置竹林を処理するもので、全伐する地域と間伐する地域に分けて、10人くらいのグループで処理しているのだ。処理した竹はドラム缶を使った炭窯で竹炭を焼いて、生活補助機能目的として利用しているのだ。しかも、メンバーの中には、放置竹林を整備し、環境の改善・浄化と地球温暖化の抑制につながる炭やき産業と事業を推進・支援する「日本竹炭竹酢液協会」のマイスターもいるのだ。

 私も竹炭ではないが土木・建築材料としての竹について、少し勉強したことがあり竹の優秀さには人よりは理解があると思っている。竹は軽くて繊維の力が強いため、木材の代替のほか様々な用途に使えるのだが、ある実験所の結果では竹の繊維の引っ張りに対する強さは、鉄筋の約2倍という結果も報告されている。また、含水性を向上させたり、微生物の棲息場所を提供するため、土壌改良剤や水質浄化等に竹炭を利用することが多いのだ。竹林は集中豪雨に多少弱いことはあるが、森林に負けない機能を持っているのだ。

 なぜなら竹は無性繁殖によって毎年タケノコを産みだし、充分な管理さえしてやれば再植林の必要はないから、再生可能で持続的な資源なのだ。密植さえ注意すれば森林と同様に、水資源の保全・土壌の保持といった公益機能を持っているのだ。公共のHPなどでは竹林は、二酸化炭素の抑制に役に立たないから、広葉樹林に変えようということが出ている。たしかに二酸化炭素の処理能力は1ヘクタール当たり、温帯広葉樹林の場合は360トン・竹は160トン程度だからだ。京都議定書でも、竹林によるCO2の吸収を認めていないらしい。

 ところが事実は、二酸化炭素の吸収量についても竹林は優秀なのだ。これは竹の成長速度を考慮していないから、5年で利用する竹の植物量を、単年に換算すると20トン以上の植物量になるから、長期間ならりその通りかもしれないが、単年度なら熱帯雨林よりも多いというように正確な比較ではないのだ。つまり、竹林をきちんと世話して、竹材を利用し続ければCO2の削減効果は大きいということなのだ。(これが、竹林の管理の大切さなのだが・・・)

 昨日は当然竹炭作りも行ったのだが、2年前に全伐した地域に植樹も行ったのだ。竹の根には植物に悪影響を熾す毒素が含まれているため、全伐した地区は1年以上放置しておいて、伐採した次の年の春に充分筍を採取して(ここは人家から離れていた関係で、この作業はイノシシ君がほとんどやってくれたのだが・・・)次の年の春になる前くらいに植樹をするようにしているのだ。今年の植樹は紅葉を50本くらいと、クヌギを100本くらい植えたのだが、作業道付近には桜も5本ほど植えてみた。(10年後には、花見が出来るかな・・・)





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最終更新日  2008年02月24日 09時46分40秒
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