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セミナーでは花粉症に代表される「アレルギー性結膜炎」の治療の最近の話題があったのですが、これが大変勉強になりました。
治療では副作用が少ない「抗アレルギー点眼薬」が第一選択なのですが、その中にはたくさんの目薬があります。
現在治療の主流になっているのは、即効性があって効き目を実感しやすい「ヒスタミンH1拮抗薬」なのですが、この中にはザジデン、リボスチン、パタノールの3種類があります。この中でザジデンは最近はドラッグストアでも買える様になりましたが、この目薬はpHが酸性でかなりしみるという欠点があります。最新のパタノール点眼液はpHが中性で点眼しやすくまた効果も抜群です。改めて全ての目薬の利点・欠点を復習できて良かったです。
さて話は変わりますが、アレルギー性結膜炎の中には重症型の「春季カタル」という病気があります。
こういった重症の患者様には普通の抗アレルギー点眼薬では歯が立たず、切れ味は鋭いけれども眼圧上昇や感染症誘発の危険のあるステロイド点眼液を使用せざるを得なかったのですが、2010年8月に免疫抑制剤のタリムス点眼液が我々一般眼科医も処方出来るようになりました。(それまでは特別に許可のある施設でしか使えませんでした)
このお薬は副作用もありますがとにかく効果が抜群です。当院でもすでに採用しています。新しい武器を得て、これからのアレルギー性結膜疾患治療はよりきめ細やか、かつ確実・安全になるだろうと感じています。
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