PR
カレンダー
キーワードサーチ
このオプトスの凄さを改めて復習すると、普通の眼底カメラは画角30度くらいの狭い範囲しか撮影できないのに対して、オプトスは一度に200度、網膜の80%をカバーする範囲が撮影できるということです。しかも無散瞳(むさんどう、瞳を開く検査薬を使わずにそのまま撮影できる)、非接触(目に器械が触れない)、短時間という、3拍子揃ったいい所だらけのまさに夢のマシンです。
さてこの夢のマシン、オプトスを導入してから私は毎日の外来診療がより楽しくなったのですが、その最大の理由が、
目の奥の網膜の状態が手に取るように全て分かる
ようになったことでした。従来の眼底カメラだと画像を継ぎ合わせないと網膜の全体像と言うのは把握できなかったのですが、このオプトスだとそれが一発でOKなんですね。
今日は恐ろしい病気として知られている 網膜剥離(もうまくはくり) の術後の網膜の状態をご覧戴きましょう。
上の図の矢印の部分に丸く開いているのが網膜剥離(RD)の跡です。この大穴から水が入って網膜が剥がれてしまい緊急手術を要しました。穴の周りがブツブツに見えるのは穴を塞ぐ為にレーザーを何重にも打ってカチカチに固めてあるからなんですね。非常に綺麗に手術が出来ており今は視力もすっかり良好に回復しているのですが、術後の状況が手に取るように分かります。
このように オプトスと言うのは毎日の外来診療に凄まじい効果を発揮 してくれます。「もう2度とオプトス無しの生活には戻れない。」と言っても過言ではないですね。
秋にも花粉症があります。 2024.09.29
院内エアコンのクリーニング、毎年受けて… 2024.08.05
3次元眼底撮影装置OCTの制御パソコンをア… 2024.06.30