読んだり書いたり

Jan 5, 2006
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カテゴリ: 読書:小説
こんにちは
昨日はパソコンに手を触れることが出来ませんでした。
デフラグのやってたんで。
だから、今日、絡新婦の感想書きますね。

「絡新婦の理」
この本は色々な場所で事件が起きます。
1冊の本ということで、鉄則としてその事件が繋がっているのは明らかなのですが、途中まで非常に弱いつながりしかありませんでした。
その中で最も強いつながりは織作という名家です。
この織作の含む闇、それが今回の鍵ではないでしょうか。


この無限のシステムを作ったのが今回の真犯人です。
しかし、捕まるのは全てただの「犯人」でしたかないのです。
それは捕まえるごとにもう一つの事件を引き起こし、
更に多くの犠牲者をだし、新たな犯人を作り上げる。
真犯人へは全く近づけないのです。

蜘蛛の巣というのは見たこともある人が多いと思います。
普通のものは正確な円や角形を描いています。
それには縦糸と横糸があって、それの中心には必ず蜘蛛がいます。
そして、ただただ獲物がかかるのを待っているのです。
この物語の犯人はその通り蜘蛛です。
獲物がかかるのを待っているのです。

この本では登場人物は作者を指弾できない、といいます。
その通り、かかった獲物は既に蜘蛛の手の内で、
外側にいるかかっていない物しか蜘蛛には対向できないのです。
京極堂が腰を上げなかったのは分かっていたからでしょう。
実際、京極堂はその時点で思い至っていたと思います。真犯人へ。

そうなれば、京極堂さえも蜘蛛の巣にかかるのでしょう。
それを、京極堂は何故切り抜けたのかいまだに分かっていません。
ただ、京極堂が他とは違う動きをしたのは確かです。
その動きとはなんだったのでしょうか。

この話は、最後まで行ってもう一度最初へ戻るのですね。
最初がラストシーンです。
実際、最後の感動は最初で味わいました。

読み直しする際は、既に自分が蜘蛛の巣に乗っていることを自覚しないといけませんね。


最後ですが、私はちょっと妖怪方面にも手を出したと前に書きましたね。
おかげで、京極堂の話が少し分かりました。
ちょっとかじるだけで理解度が違いますよ。
呼んだのはこちら。
妖怪と怨霊の日本史

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絡新婦の理





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Last updated  Jan 5, 2006 10:02:38 AM
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