空 遊 人

空 遊 人

2009/03/26
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カテゴリ: 日常ちゃめしごと
先日、成田で着陸失敗した原因として「ウインドシアー」と言う言葉が出た。
数年前には、着陸直前に墜落した事故がありその時は「ダウンバースト」と言う言葉も出た。
気象とか飛行に関係のない人にとってなんのこっちゃら???と言うものですが、飛行機にはこれを感知するレーダーが搭載されている。管制からも警報を出す。
ダウンバーストは、積乱雲から発生する上昇下降気流の強烈な下降気流の事で滑空していても叩き潰されると言う現象。
積乱雲は、夏と言うイメージだが冬でも発生する。特に温暖化が進んで気温変化が激しくなると発生しやすい。パラグライダーも当然積乱雲が見えるとすぐさま飛行中止となる。10km位離れていてもアッと言う間に近づいてくるから恐ろしい。
一方ウインドシアーは、この季節特有で風の方向や気温変化が激しい時に発生しやすく飛んでいてもある場所だけ突然風向きが変わることがあり要注意。パラグライダーでは、潰れや失速が起こる事もある。この時にいかに冷静に判断できるかを考えて飛ぶ。
数年前にこの時期穏やかな風で上昇気流を掴んでイッキに1000mを超えて上昇。
1100mを超えた辺りで無風から突然風向きが変わりグライダーはイッキに叩き潰された。
旋回しながら回復動作を試みるがスピンは止まらずむしろ加速しながら旋回し降下。

するとになんとか回復して事なきを得た。高度500mまで下がっていた。
500m落下していたもとになる。
これを見ていたフライトに来ていたギャル達もあまりの恐ろしさにさっさと片付け帰ってしまった。(別に怖がらせるつもりではありませんでした)しょんぼり
と言うように怖い体験もある。

マァー飛行機も墜落する季節で飛ぼうと言うのですからそれなりに腹くくって飛ばないと危ないと言うことですよね。
最近気になるのは、いつも飛ぶエリアで1000mを超える日が多くなった。特にこの一年。
機体の性能が上がったということもあるが、5年前には一年に一度あるかどうか?だった。
要注意ですね。

飛行場の場合は、滑走路がアスファルトで温められ易くより発生しやすいということもあると思う。





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Last updated  2009/03/26 11:48:21 AM
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