わたしのブログ

2013.08.20
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カテゴリ: 日常
七色星団での戦いはヤマトの中で一大イベントと思っていましたが、ほぼ1話で終わり…旧作もそうだったようです…少し意外な気がしました。確かに半年 26回であること、および導入部を含めると2話またがりですので…そんなものなのでしょうねぇ…。もっと長いと思っていた自分の記憶のいい加減さにちょっとがっかりしています。
基本的なお話の流れや移送後の音等は旧作と同じでしたが、兵器の呼び名が少しずつ違っていました。例えば旧作では「瞬間物質移送器」と呼ばれていた装置は「物質転送機(物質転送システム)」、「ドリルミサイル」と呼ばれていた兵器は「削岩弾」に、それぞれ変わっていました。見る側にそこまでコダワリはないと思いますが、作る側にはそれなりの責任があると認識しているのか…まあ、よいことだとは思います。
第一波の攻撃から使用していればなんてことはなかったはずの波動防壁、戦闘端緒で故障し、後々面倒なことになっていました(ガミラスが意図して破壊したのはカタパルトとレーダーのみで波動防壁はコンバーターの損傷による偶然と思われます)。その後の展開はこれを起点としていますが、最初に波動防壁を使用していなかったのは何故でしょうか…(航空機同士の戦闘と考えて油断した)? バロン星では波動防壁により艦隊からの攻撃も相当防御していたので、機能させていれば艦載機(戦闘機・攻撃機・雷撃機)の攻撃なんぞは屁でもなかったと思うのですが…。ちなみに波動防壁が最初から機能していた場合、この戦いはどうなっていたのか…例えば、旧作ではドリルミサイルが回転しながら波動砲口に入っていったと記憶しています(あまり自信はありません)が、今回掘削弾は波動砲口にはまってから回転を開始しているので、おそらく波動防壁で爆発して終わり…ということになっていたと思われます。
削岩弾を反転させたのは、旧作では真田志郎・アナライザーのコンビでしたが、今回は新見薫と AUO9 アナライザーのコンビ。真田志郎は波動防壁修復の任についているため、という設定のようでした。実際に削岩弾に施す処置は旧作と同じですが、旧作では反転を開始したドリルミサイルから飛び降りて脱出したアナライザーが今回はロケットのような噴射により空間を浮遊して削岩弾から離脱、結構カッコよく描かれています。旧作のようにセクハラ行為も( ウィキペディア によると「放送コードの都合で」)しなくなっており、おちゃらけキャラが真面目キャラになっているのはとても残念です。
不思議なのはガミラス側の攻撃です。誘拐という特務があり、その完遂まではヤマトを撃沈できないはずなので、削岩弾がその爆破のタイミングを制御できない時限爆弾式(遅延信管装備)なのは作戦として正しくなく、遠隔操作で爆破できるようにすべきだったと思います。もしそうしてれば特務(誘拐)完遂前にヤマトを撃沈してしまうリスクはなくなり、その完遂後ヤマトに時間的余裕を与えることなく撃沈できることとなります。いくらありあわせで削岩機に手を加えて作った兵器とは言え、爆破メカニズムは作戦に備えて追加したはずでそのときに遅延信管ではなく遠隔操作とすることができない(技術的な困難を伴う)とは思えず、また設計時に遠隔操作という選択肢を思いつかなかったはずもなく、あえて時限式を選択する理由がない以上…やはりご都合でしょうか…。また遅延信管であったとしても特務(誘拐)完遂後に発進した雷撃機がヤマトを側面から狙うばかりではなく、波動砲口から削岩弾を狙うべき(実際雷撃はほぼ水平に推進していました…確実に的中させるためには面の広い側面への攻撃が正しいのですが…しかし、せめて第一艦橋も目標にすべきでは?)で、削岩弾とは異なり1発で仕留める必要がない以上「数打ちゃ当たる」戦法を取るべきだったのではないでしょうか(ただ、特務(誘拐)は実は人違いにより完遂できていないため、エルク・ドメルはヤマトを仕留め戦闘に勝利しても戦果の評価は必ずしも誉められたものではなかったと思われますが…)。また、UX-01 は特務(誘拐)を任務とするため、ヤマトに攻撃は加えなかった…という設定のようですが、任務終了後に一定の攻撃、例えば船尾に爆撃を加えていれば、ヤマトの航行能力を著しく低下させる等その後の戦闘をより有利にすることができたのではないかと思うのですが…任務を徹底させるためにこれを限定するという考え方があるのは理解できますが、「異次元の狼」でヤマトに相当のダメージを与えた UX-01 がレーダー機能を失ったヤマトの間近くに潜行しているという、ガミラス側にとってあまりにも大きなチャンス…作戦としては妥当なものだったのでしょうか(実際古代進により追尾されているので特務(誘拐)のためには安全な作戦であったとは言えると思いますが…)?
なお、特務(誘拐)を帯びたガミラス艦がヤマトに接することができたのはヤマトのレーダーが破壊されていたためですが、艦の外部に面する扉が操作されればわかりそうなものだとも思うのですが…艦内でのガミラスの発砲が把握できたように…。
ちなみに、ガミラス側の空母の撃沈の理由は以下の通りですが、ヤマトと比較してあまりの防御力の弱さに愕然としてしまいます(とくに第一空母「バルグレイ」と第二空母「ランベア」)。
・戦闘空母「タロルド」…目前でヤマトに爆破された特殊削岩弾の誘爆

・第二空母「ランベア」…ヤマト主砲2発命中
・第三空母「シュデルグ」…爆発した戦闘空母タロルドに接触・大破
旧作ではヤマトを確実に仕留めんと結集していた艦隊(戦闘空母以外の空母3隻には攻撃能力がなく、艦載機も発艦させていないただの物見状態でしたので後方待機でよかったのでは…?)にドリルミサイルが反転突入したため、空母4隻がまとめて撃沈していたように記憶していますが、これではあまりにも呆気ないプロレス的結末なので各空母の撃沈を別の要素に分けたものと思いますが…これでもまだあんまりのように思います。
最後に残ったエルク・ドメルの乗る艦隊旗艦がイオン乱流に飲み込まれる箇所はわかりづらかったと思います。ヤマトは削岩弾反転後、左に進路を取っており、これがイオン乱流に近づく方向であることは艦橋での会話から推測できます。その後、ドメル艦隊の先頭にいた戦闘空母の目前で削岩弾を爆破したため、その爆炎は慣性によりドメル艦隊の左に流れ、したがってドメル艦隊の回避はすべて右、つまり結果としてイオン乱流に向かって進路を取ることになった…ということだと思われます…が、この流れを思いつくまでに結構時間がかかりました…。
イオン乱流に飲み込まれた旗艦を捨て、エルク・ドメルは円盤で離脱。旗艦がイオン乱流のため制御を失ったにもかかわらずより小さな円盤がこれを離脱することができる、というのは不思議な気もしますが…。
最後のエルク・ドメルの決死の攻撃は波動防壁に阻まれてしまう…という虚しい結末…旧作ではヤマトに大きな被害をもたらしたものの、ヤマトの基本機能は無事…という結末でしたが、やや被害が過小でありリアリティがなかったように感じましたので、今回はここによりリアリティを持たせんとしたものと思われますが…波動防壁修理完了のタイミングがドラマチックすぎてやはりリアリティが…。
なお、途中システム・コンソールのようなものにメッセージが出てきますが、その中に「蘇生は適正に実行されました」と表示されていました。もともと「蘇生」がプログラムされていたような印象を受けますが、実際には蘇生は星百合亜の意識によってスタートされたように思われるので…このメッセージの意味するところは不明です。

<おまけ>
囚人が囚人服を着用するように営倉ではそれなりの服装があってもよさそうですが、営倉に入れられていた新見薫は例のタイトな制服のまま。そのためか、営倉内で制服の着方が緩く下着が見えるという必然性のないお父さんサービス…もういいって…という感じです。
ヤマト乗組員は(当たり前ですが)人間なので休息時の楽な服装(私服)や寝巻きを持っているでしょうに、今回は赤道祭の仮装以外には制服以外の服装がないように思います。どの作品か忘れましたが「ネグリジェ姿の森雪」というのもあったように思いますが…。
また、今回は印象的なセリフがたくさんありました。

・山本玲「好き勝手やってくれちゃって」「逃がさない!」
 (間一髪でカタパルト破壊前に発艦したところもちょっとご都合…)
・古代進の「ガミラス~!」「落ちろ!」





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最終更新日  2013.08.24 21:48:48
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