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2005.09.07
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大統領のクリスマス・ツリー

~講談社文庫~

 19歳のとき、ワシントンDCで、香子は治貴に出会った。治貴は、一歳しか違わなかったが、とても大人びていた。二人は、アメリカに留学していた。
 二人が一緒に暮らすようになるのに、それほど時間はかからなかった。しかし、香子は卒業後に日本に帰ることにしていたし、治貴はロー・スクールへの進学を希望していた。その矢先、治貴へ仕送りをしていた人物が亡くなったという知らせが届く。香子は、いったん帰国したものの、両親の反対を押し切りすぐにアメリカに戻ってきて、彼を支える。睡眠時間をひたすらに削り、働きつづける。治貴は、勉強を続ける。
 悲しい事故もあったけれど、二人は着実に「夢」をかなえていき、幸せに暮らしていた。

 苦学生の二人が支えあい、そして香子さんが卒業してからは、彼女が生計をになう。やがて治貴もロー・スクールを卒業し、就職。さらに二人は結婚もし、本当に幸せな生活をしています。だから…どんどん切なくなっていくのです。
 今回、再読なのですが、どうなるか、という部分は覚えていました。幸せすぎるのです。ものすごく努力してつかんだ幸せなのです。なのに…。
 大人びた治貴さん、ささいなケンカ、仲直り、気遣い、強い(こわい)心と強い(つよい)心の違い。ドラマティックな事件の描写ももちろんなのですが、日常の中のなにげない気遣い、やりとりや心理の描写、そうした部分に心打たれました。
 今まで読んできた鷺沢さんの作品の中で、とても印象に残っている作品です。


午前中に三冊読めました。
岡山はまだ風がありますが、晴れたので、大学に行くことにします。





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Last updated  2005.09.07 11:37:45
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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