のぽねこミステリ館

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2005.09.10
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τになるまで待って

~講談社ノベルス~

 探偵・赤柳からバイトをもちかけられ、彼とともに、山吹、海月、加部谷は「伽羅離館」を訪れた。館の書庫にある文献の調査という仕事だった。
 館には、超能力者・神居と、彼の二人の信者が住んでいた。神居の取材のため、新聞記者とカメラマンも同じ日に訪れていた。
 加部谷は、神居の「超能力」の被験者となり、海月以外の人々は、不思議な体験をすることになる。
 その夜―。館の玄関と、裏口のドアが開かなくなっていた。一階の窓枠には、全て鉄格子がはめられている。外に出られない状況で、神居の部屋からうめき声が聞こえた。その部屋は、内側から鍵がかかっていた。。ドアを無理やり開けると、神居は死んでいた。

 少し、「ネタバレ」気味の感想になってしまうかもしれません。
 『θは遊んでくれたよ』あたりから感じ始めていましたが(さらにいえば、『四季』とか、 Vシリーズ期に出された短編集でも)、いままでのシリーズの主要な人物の流れを把握していないと、読むのがしんどくなってきました。もちろん、いわゆる「不可能犯罪」と、その謎が解き明かされるミステリとしての醍醐味は十分に楽しめると思うのですが、このシリーズになると、もっとその背景の部分を理解してこそ、楽しめるように思うのです。 いままでのシリーズの簡単な年表(具体的な年月が明記されていたかは定かではありませんが)、人物関係表をつくり、整理したほうがよいかもしれません。その時間をとるかどうかが悩ましいところですが。どこで読んだか忘れましたが、森さんは自分の個々の作品を、大きな作品の一部という風にとらえていらっしゃるようです。飛行機の模型の羽の部分、胴体の部分、といった例があげられていたかと思います。とりわけ講談社ノベルスのシリーズは、全体が関連してきていて、そういう性格を強く感じます。





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Last updated  2005.09.10 10:59:14
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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