のぽねこミステリ館

のぽねこミステリ館

PR

Profile

のぽねこ

のぽねこ

Calendar

2005.10.09
XML
カテゴリ: おでかけ
1945年、横溝正史さんは、岡山県真備町(現在は倉敷市に合併されています)の岡田村というところに疎開しました。ここで足掛け4年を過ごしたということです。

今日はまず、真備町ふるさと歴史館に訪れました。ここには、横溝正史さん関係のコーナーが設けられています。
ネットの情報では、入館料が100円とあったのですが、無料になっていました。
入って右手に、横溝さん作品(漫画化されたものもありました)が並んでいました(冊数は、私の家の蔵書の方があるような気がしましたが…)。江戸川乱歩さんの作品が一冊ありました。アンソロジーで、横溝さんの作品も収録されていたのかもしれません。見とけばよかったです…。
作品一覧表が便利でした。短編集の場合、表題作の他の収録作品も書いてくれていましたので。でも、一覧は館内閲覧のみのようでした。残念。
横溝さんの手書きの原稿もあり、テンション上がりました。行く前に、『真説金田一耕助』(角川文庫)をぱらぱらと読んでいったのですが、横溝さんは疎開先の方々といろいろ交流をとり、その後の作品の着想を得ていたということですが、それはひとえに横溝さんの人柄のおかげなのでは、と思いました。横溝さんの作品は、おどろおどろしいものも多くありますが、どこか優しいのです。
さて、ふるさと歴史館周辺には、「名探偵金田一耕助ミステリー遊歩道」なるものがあります。『八つ墓村』に登場する濃茶の尼のモデルとなったという「こいちゃのばあさん」と親しまれ、まつられている祠(疎開宅はこのすぐそばです)、「空蝉処女」という短編の舞台とされているという岡田大池、とりあえず行ってみたのはこのあたりです。「空蝉処女」も読んでいるのですが、内容をすっかり忘れてしまっていますし、他にもいろいろと再読したくなりました。
さて、歴史館を出て、横溝さんの疎開宅に向かいました。こちらも、入場無料でした。地元のボランティアの方でしょうか、年配の女性が二人いらっしゃって、お茶をふるまってくださいました。
ここで面白かったのは、疎開にきた横溝さん一家の生活がかわいい絵のパネルに描かれていたのですが(小さなパネルが20近くあったでしょうか)、トリックを考えるのに夢中になる横溝さんと、池(湖でしたか)からつきだした二本の足が同じ画面の中に描かれたパネルがあったのです。なんだかほほえましい気分になりました。どの絵もかわいかったですし。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.10.09 22:03:04
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 第2部第…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 脳科学に…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: