のぽねこミステリ館

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2006.10.01
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西尾維新『栄光の仕様』
~講談社、2006年~

「戯言シリーズ限定コンプリートボックス」の付録の一つ、豆本です。京極さんの豆本もいくつかありますが、それらより少し大きいです。
 こんな話でした。

 高校生になったばかりのわたしは、自分の趣味―読書を仕事にしようと考えた。いまの自分でもできそうなこと…ということで、わたしは書店でバイトをはじめた。
 仕事にもなれてきて、レジ担当になったとき、わたしはある客に興味をもつようになった。部活帰りらしい女子中学生、富山たあとちゃんである。
 初めて私がレジでたあとちゃんに接したとき、彼女は有名ミステリ作家のシリーズ最新作を買った。翌日、たあとちゃんはその前作を買いに来た。さらに翌日、さらにその前作を買いに来た。ついに、下巻から先に買う、という行動をされ、わたしは我慢できなくなった。本は順番に読むべきだ―そういう考えの自分には、たあとちゃんの行動は理解できなかったからである。わたしは言い訳をして先輩にレジを任せ、たあとちゃんを追った。

 たあとちゃんの最初の発言を読んで、ぞくぞくしてしまいました。たあとちゃんの謎の行動が(本は順番に読むべきという考えがなければ謎でもなんでもないのでしょうが)描かれた後なのもあるのでしょう。発言を逆から読んでみましたが無意味でした。だそうです。あぁびっくりしました。

 唐突な無意味な文章など、笑える要素もありました。面白かったです。





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Last updated  2006.10.01 21:42:40
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