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2008.07.20
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きみとぼくが壊した世界
西尾維新『きみとぼくが壊した世界』
~講談社ノベルス、2008年~

 世界シリーズ第3弾です。
 むー、今回の内容紹介とコメントは、文字色を反転させておきます。ネタを割らざるをえない部分があるので、未読の方はご注意ください。

ーーー

 読んだら人が死んでしまうという「呪いの小説」を書いた英国の作家から黒猫の親族に相談があり、急遽その代理として作家のもとを訪れることになった黒猫さんが、櫃内さんを誘ってイギリスへ。作家の相談はそれはそれとして、まずは観光を楽しもう…という気持ちではあるものの、事件に巻き込まれたり、作家の周辺に起きていた怪事件を解決していく、というのが大きな流れです。
 第一章では、究極の密室ともいうべき飛行機内で、様刻の隣(窓際)の席に座っていた男性が、胸にナイフを刺して死んでいた。
 第二章では、作家の妻が湯船に顔だけ入れて死亡していた謎を解く…といった感じです。

 それぞれの章ごとにちょっとした短編ミステリとして読めば良いかもしれませんが、読むにつれて謎解きへの関心が薄れていくのもまた事実。一方、解決になかなか斬新な視点が持ち込まれているのが面白くもあり…(その意味で第三章が特に良かったです)。とまれ、二人の主人公の掛け合いも楽しくて、良かったです。

 第一章でわくわくしながら読んだものですから、入れ子構造について読む前から知っていたら興ざめと思い、今回は文字色を反転にしたのでした。

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(2008/07/19読了)





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Last updated  2008.07.20 07:46:38
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