~ハルキ文庫、 2018 年~
「みをつくし料理帖」シリーズの特別巻。完結編 『天の梯』 の4年後を描く、4編の短編集です。
このシリーズの記事を読み返してみると、第1巻以外は文字色を反転していたので、本作についても文字色を反転してメモしておきます。
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空腹で倒れていた男を助けた種市さんですが、男は占い師で、種市さんは衝撃的な占いを聞きます。しばらく元気が出ない種市さんですが、大阪に向かうという清右衛門さんたちに同行することにします。大阪に戻った澪さんに、浅蜊の佃煮を届けようと、旅に出る一行ですが…。
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小野寺数馬さん(小松原さま)に嫁いだ乙緒さんは、侍女たちに影口を言われていることも知りつつ、感情を押し殺して暮らしていました。しかし、数馬さんの妹から、澪さんの話を聞き、感情が揺らいでしまいます。自身の体の変化もあり、食事も通らなくなります。そんなとき、姑に作ってもらい、大事なときに数馬さんに作ってもらうように言われていたお菓子を、ついに数馬さんにお願いします。
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大阪に戻った野江さんは、「高麗橋淡路屋」を再建し、おかみとしてがんばっていました。しかし、再建から3年。工面してくれた摂津屋から、3年たてば結婚するよう言われていましたが、又次さんのことを思い、番頭の辰蔵さんとの結婚に踏み切れずにいました。
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九州から大阪まで広まった、大阪では「三日ころり」と呼ばれた感染症で、多くの人々が命を落としていました。夫の源斉先生も奮闘しますが、多くの命を救うことができませんでした。また、病により大家を失い、澪さんはお店「みをつくし」を立ち退きしなければならない状況になります。そんな中、源斉先生が過労で倒れてします。どんな料理を作っても、源斉先生に食べてもらえず、澪さんも源斉先生も苦しい状況になってしまいますが…。
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シリーズ序盤では、あまりにひどい人間も出てきて、とても苦しい物語もありましたが、本作は基本的には、どれもハッピーエンドで、あたたかい気持ちになれます。
本書の収録作品は次のとおりです。
「花だより―愛し浅蜊佃煮」
「涼風あり―その名は岡太夫」
「秋燕―明日の唐汁」
「月の船を漕ぐ―病知らず」
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