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2020.05.16
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有栖川有栖『インド倶楽部の謎』

~講談社ノベルス、 2018 年~

 火村英生&作家アリスシリーズにして、国名シリーズ第9弾にあたる長編です。

 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

―――

 有名ナイトクラブを経営する間原―あだ名はマハラジャ―は、自宅であるインド亭で、会合を開いていた。集まるのは、前世で関係のあった人々。

 ある日の会合で、前世から来世までが記されたアガスティアの葉によるリーディングが行われた。マハラジャのビジネスパートナー、私立探偵と2人がまずリーディングを受けるが、彼らの現世は見事に的中された。また、私立探偵が質問した前世についても、インド倶楽部の人々の記憶どおりに語られた。そしてマハラジャがリーディングを受けたとき、過去の事実を指摘され、彼は動揺を示す。

 後日、リーディングを行ったインド人をコーディネートしていた男が死体で発見される。また、リーディングを受けた私立探偵も殺されていた。

 インド倶楽部のメンバーに犯人がいるのではないか、と思われたものの、明確な動機が浮かび上がらず、捜査は難航していく。

―――

 久々の国名シリーズ、楽しく読みました。

 前世からの知り合いという、シリーズでは珍しいテーマですが、ちゃんと地に着いた推理で真相にたどりつけるので安心です。

 あとがきで語られる色んな思いも興味深く読みました。

2020.02.08 読了)

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Last updated  2020.05.16 22:47:32コメント(0) | コメントを書く
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のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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