のぽねこミステリ館

のぽねこミステリ館

PR

×

Profile

のぽねこ

のぽねこ

Calendar

2021.01.07
XML

​
乾くるみ『新装版 塔の断章』
~講談社文庫、 2012 年~

 乾さんの単著でいえば3作目の長編にあたる、初期の作品にして、タロウ・シリーズ第1弾です。


―――
『機械の森』という小説がゲーム化されることになり、企画に参加することになった小説家の辰巳まるみは、室長の別荘に招かれた。複数のメンバーで過ごした翌朝、室長の妹が別荘の塔から墜落死しているのが発見される。
 辰巳は、企画担当の天童とともに、事件の真相を解明してほしいと頼まれ、調査を進めていくこととなるが…。
―――

 タイトルどおり、本編は「断章」として、色んな場面が時系列に沿わずばらばらに提示されるという、独特の構成です。その構成への先入観から、とっつきにくいというイメージがあり、初期の『Jの神話』や『匣の中』を読んでいた頃には手に取らずにいたのですが、あにはからんや、これは面白かったです。
 辰巳さんが『機械の森』を書くきっかけとなったと思われるエピソードや、事件が起こるまでの様々な過程やメンバーの思惑など、断片的に描かれながらもそれらがつながっていき、結末に向かっていくのを、わくわくしながら読み進めることができました。
 この度読めて良かったです。

( 2020.07.29 読了)

​ ・あ行の作家一覧へ ​​​






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.01.07 22:56:47
コメント(0) | コメントを書く
[本の感想(あ行の作家)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: