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2021.10.14
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川端康成『みずうみ』
~新潮文庫、 1991 年(改版)~


 川端康成さんによる長編小説です。


 ある日、つけていた女性にハンドバックをぶつけられ、返そうとするも女性は逃げてしまいます。銀平は、ハンドバックに大金が入っているのを確認し、その大金を持って逃亡します。
 そしてトルコ風呂で、声の美しい女性のマッサージを受けながら、過去の様々なこと―母の里のみずうみ、いとこの女性との関係、教師時代に教え子と持った関係など―を思い出していきます。
 犬の散歩をしていた女性にも惹かれ、そのあとをつけていくのですが…。

 中村真一郎さんによる解説がわかりやすいのですが、本作は、銀平さんの一人称で物語が進行するというより、なにかのきっかけで思い出す過去のエピソードや空想が、つまり銀平さんの「意識の流れ」が描かれます。なんとも不思議な物語です。
 発表当時はなかなか衝撃的で、解説によれば、「それまでの川端文学の追随者たち、理解者たちの何人もが、この新作に接して困惑し、嫌悪を表明した」 (150 頁 ) とのことです。

(2021.07.19 読了 )

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Last updated  2021.10.14 23:13:52
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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