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予期せずひとり休みになったのでタイヤの端を使いに出ることにした。ついでに紅葉を楽しむ。目的地は木曽見茶屋。昨日チェックした女将のTwitterでは今日は雪かも、とのことだった。
朝起きると、嫁さんが言うには今季一番の寒さだとか。だけど天気は悪くない。下道メインでアプローチするので片道120km強しかないけど、8時半出発。

昨日探し出したウィンターグローブで出かける。というよりレイングローブです、多分。
まずは、いつもの散歩のコースで岐阜の恵那、明智まで行く。ここの途中にマイナーな渓谷があり、個人的な紅葉確認スポットがある。

たどり着くと、ナイス!一瞬で終わる渓谷だが紅葉が見ごろだった。老夫婦が三脚持参で撮影に来ていた。気をよくして第一休憩ポイントのローカル駅に到着。コーヒーを飲みたいけど寒さの中のライディングで コーヒーは厳禁 。利尿作用がハンパない。1本の缶コーヒーで3回はトイレに行ける。缶コーヒーダイエットと命名したいほど出る。

だからココアにして熱量とエネルギーを補給。
R363を北上してR19まで行く。このR363から遠方に山が見えるが山頂は雲の中・・・。 禍々しい気配
。あの雲海に入るのは勘弁だなぁと、不吉なものを感じながらR363を進む。このR363は後半、1車線程度の半林道になる。杉やら広葉樹が落ちてわだち以外は葉っぱの絨毯だ。路面は雨上がりなのかセミウェット。これは2輪には恐怖!急ブレーキ、急激なシフトダウンなど禁物。転等の危険大。特にビックツインには厳しい。これは目的地の木曽見茶屋のある県道8号はもっと山深く、交通量も少ないのでより悪コンディションを示している。
R19に合流するあたりから雨が降り出した。予想より早いな。まだ雲はまばらだし、連続した降雨でもない限り進んでみることにする。レインは持っていかなかったが上下革なので、そう簡単には突き抜けないはず。

ところが馬籠へ続く道からみる先々の山の山頂付近の木々は間違いなく 積雪で白くなっている! 滅びの山ですか?

少し停まって雪が見える山と目的地の方向をナビで確認する。目的地は前方。雪は右斜め前。方向はずれている。距離は20km。・・・。悩みながら馬籠宿のトイレで休憩。一度大平峠に入るとUターンできるスペースはない。ここで残り15km程度。周囲は雪を降らせる雲にぐるっと囲まれている。・・・。15kmかぁ。 突入決定 。レイテです。このあたりの気温は5,6度と警告板に出ている。南木曽温泉をパス。ウィンターグローブでよかった。これをしていても指先がしびれてくる。このあたり、急に気温が下がった気がする。
ここから県道8号に折れる。この交差点に木曽見茶屋の看板があるだなんて。いつも飯田方面から来るので知らなかった。県道8号に入った瞬間、路面の悪条件に後悔。全面落葉松のオレンジの絨毯。コーナーなんかの落ち葉のウェット絨毯は恐怖です。延々、6kmくらいヘロヘロと登っていきます。ゴールが近づくと道の脇に雪が見え出した。一瞬雲が目の前を流れる。高いんだなぁ。

朝は降っていたのでしょうか。前からクルマが来ないのを祈りながらなんとか目的地の木曽見茶屋に到着。さすがにバイク、自転車組みはいないようだ。

寒いので早速店内に入る。奥の座敷は予約さんだろうか、5,6人入っていた。いつ来ても団体さんが来ていることが多い。4回目の木曽見茶屋です。

早速、山菜そばとホットコーヒーをセットで注文。待っている間、店内を見ると石油ストーブが焚かれていた。相変わらず雰囲気満点。時間はちょうどいつもなら食堂で昼食を食べている頃。この脱日常感が至福のひと時。

寒かったのでそばが旨い。湧き水で淹れたコーヒーも美味しい。

濃すぎず薄すぎず、酸味も強すぎず。今回は南木曽側から来たので距離は少なめだったが、まずまず 100マイルコーヒー 。もう少しゆっくりしたかったが天気が崩れると怖いので会計をして出発。出掛けに女将が落ち葉が多いのでバイクは気をつけてください、携帯不通区間が多いので、と注意してくれた。ちなみに木曽見茶屋は普通に携帯が使える。こんな悪天候時にバイクで来てしまって気を遣わせてしまったようだ。

落ち葉の恐怖はアンダーカウルにも。葉っぱがいたるところに付着。エキパイとかマフラーについて焼けるのでしょうか、道理で 大葉焼き のような 香りがするわけだ。
今年は11月26日まで営業らしい。4月中旬再開。さて、どっちから帰るか。岐阜側から来たので飯田に抜けてみよう、とスタートしてすぐに後悔。店内には標高1226m?の貼り紙。確かこの先、大平峠は1358mだったか。100m以上高くなる方向だ。タイトコーナーも多いし、麓までの距離は飯田方面への方が圧倒的に長い。リスク多すぎ、失敗したかなぁと思っていると案の定、路側の積雪が増えてきた。明らかに雪が降っている!

なんとか広めのゾーンを見つけてUターン。もう一度木曽見茶屋をパスしたあたりから一気に雪が降り出した。身体に当ると痛い。固い雪だ。雹?視界も雪で悪くなり、路側の落ち葉の上にはあっという間に白くなってきている。ちょっとこの積もり方の速さに焦るが、慌てると転等の恐れがあるので、開けたR256に抜けるまで辛抱のライディングに徹する。昨日今日乗り出したライダーじゃない。大丈夫!自分に言い聞かせながら丁寧に丁寧に路面を選んで無事R256へ脱出。

一息ついたところで 哀れな姿・・・ を撮影。と、一瞬あたりが光った?フラッシュ使った?と確認していると雷鳴1発。やっぱりこれは雹だったんだ。
これ以上荒れてくる恐れがあるので、R19を目指すが南木曽温泉の温度標識板は 2℃! 寒いわけだ。ただ、雪はもう降っていない。この先にはもう降雪ポイントはないので一安心。気を持ち直したので、中津川から高速に乗り、ガンガン飛ばす。なんかフィルターのつまりを感じる。またタイヤの真ん中が減る・・・。最悪のコンディションなので端も使えなかったのに。

やっと家に到着。寒さついでに家に入らず、一気に洗車。

ホットのコーヒーを飲んでやっと落ち着いた。紅葉はお腹一杯。残りの紅葉は家族でどこかに出て終了です。
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