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2015.11.29
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カテゴリ: 艦これ

 本日、やっと艦これDVD第6巻、見終わりました。

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 冒頭シーンで蘇る暗い記憶のフラッシュバックはなかなか胸が苦しくなるような仄暗さがあって演出的に秀逸でした。

 たった開戦半年で、緒戦の圧勝はどこへやら、主力空母を一気に4隻も失い、戦局の主導権を失います。RPGとかロード・オブ・ザ・リングみたいに、こつこつ積み上げた先がラスボス戦、そして感動のエンディング!なんていうドラマ構想は五十六さんにはなく、アメリカ駐在武官の経験から国力比10:1では長期戦は絶対避けたいもので、命まで狙われる反戦論者の五十六さんの止む無く開戦したのちの構想は「短期決戦・和平」が基本戦略でした。

 米国の戦意喪失、戦略的アドバンテージを大きくとっての和平のための、機動部隊決戦構想でした。

 機動部隊同士の決戦は、図らずも昭和19年にマリアナ沖海戦になるのですが、それは防衛的必然から生じたもので、もともとはミッドウェー海戦が当初のそれでした。

 なので、史実の大敗は首脳陣からしたら晴天の霹靂、動揺するだけで済んだのでしょうが、艦に人格があるとすればその無念は推して余りあるはず。それがジリジリ伝わってきました。大体、日本の軍艦にはお墓といか、鎮魂碑があります。乗組員込みでの鎮魂碑でしょうけど、ライク・ひと、です。

 これー、史実をすり込まれた世代のほうが、ビンビンくる演出じゃなかったでしょうか。いや、アニメとしてもよかったですけど、背景を知っていたほうが、爆装攻撃隊を送り出し続けるシーンにハラハラします。

 じゃあ、魔の演出くる?かと思ったのですが、アニメでは、史実で致命傷となった「運命の5分間」の兵装変換のシーンはありませんでした。映画「連合艦隊」の中で、

「空母は魚雷で、魚雷で叩くべきです!」

 まー、空母を沈める戦術勝利が戦略価値の海戦だったので、その万全を期したい気持ちは分かります。でも先手も取りたい!このまま対地用爆装でとりあえず、空母を叩く??悩みます。

 利根さんのカタパルトが故障している設定とか、史実に準じて無意味にリアルです。

 史実とは異なりますが、そんな大敗する運命の戦い。運命に引きづられるようにデスノート的カウントダウンが進んで、案の定航空艦隊は、満身創痍。刀折れ、矢尽き、ピーンチ!に駆けつけたのが、史実ではまだこの時存在しない、超空母

 大鳳さんです。現存すれば、多分そのルックスは近代艦船とさほど差がないであろう、近未来艦です。開戦後の竣工、初陣で本来ならかすり傷のような被雷からダメージコントロールに失敗し沈没してしまいます。なので非常に短命でした。だからの少女設定?それを見事にあらわしてる、ソリッド感あるツンとしたロリ&コス・・・。いけない感じがエロす・・・。

 新鋭艦なので弓じゃなくてクロスボウ。んで、攻撃機は流星でした。反則です。

 そんな流れなので、おもいっきりIFストーリーで、結果大団円で終了!

 ま、実際の歴史でも、日本はいろいろ陽動作戦をしてミッドウェー決戦を挑みましたが、暗号が解読され、手の内が読まれていたなら、今回のお話のように総力戦でもかわらなかったのかも。

 大和まで参戦、です。いや、翔鶴、瑞鶴さんまで。

 で、ミッドウェー作戦なのでやっぱり描写が多かった、

 飛龍さんにも密かに萌えます。蒼龍さんもでました。

 史実では最後まで単艦奮闘。攻撃機を繰り出し続け、米空母を1隻仕留め、一矢報います。そんな飛龍さんに激萌えです。そういうシーン、期待したかった。回想シーンでは遁走する空母群、赤城、加賀、蒼龍に反して、後ろ向きで殿のように矢を放っているシーンは、史実からでしょう。健気すぎます・・・。

 でも、やっぱり萌えたのは、

 ヒロイン?吹雪。

 史実では、エポックメイキング的な艦ではありましたが、開戦後のエピソードとしてはそれほど?

 やっぱり名前がまだヒロインっぽいから万人受けしやく、ゲーム、2次創作でも人気が出たのでしょうか。そんなほっこりヒロインのおかげで、まー、ホントこの作品は楽しめちゃいました。

 最後も大団円だし、久しぶりに潤っちゃいました。ブルーレイ、買っちゃおうか悩んじゃいます。

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最終更新日  2015.11.29 14:21:22 コメントを書く


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