


今、学校ではほとんどの生徒がボート作りに励んでいます。
ルールは長さ30cm~50cmで、材料は全て自然のもの。 のりも自分で作ること。 帆にするために布が欲しければ自分で織ること。 全て子供達の手で、学校で作ること。 家で練習してもいいけど、実際の組み立ては学校ですること、だそうです。
ドリルものこぎりも、子供達がおぼつかない手で一生懸命使っています。
皆が持ってきた材料は竹、漂木、軽石、バナナの葉、わら、パームツリーの葉、などなど・・・
よくもここまで集めたものだ、と思うくらいいろいろな材料が集まりました。
2週間ほど天気の良い日は外でボート作りをしていました。
最初は手伝う気もなかったし、親が手伝ってはいけないので、ボート作りが始まると家に帰っていたのですが、先週の木曜日とうとう区切りをつけるときがやってきました。
この日はテストランをしてみるので大体完成させるように、とのこと。
息子(達)の作っていたボートを見ると完成には程遠い。
仕方がないので、少し手伝うことにしたのですが、少しのはずが私のほうがはまってしまいました。
息子と二人であーでもない、こーでもないと・・・ しまいにはどうやったら浮くか、どうやったら帆を立てられるか、息子はそっちのけで一人で試行錯誤してしまいました。
そして、テストラン。
プールにみんなのボートを浮かべて、よ~いドン!
私達の作った船は帆が小さすぎて上手く風をつかむことが出来ませんでした。
Year5の男の子が一人で黙々と作っていたボートが断然一番!
テストランが終わると、みな自分のボートの評価用紙を受け取り、どこをどう直した方が良いのか、どこが良い点だったか、悪い点だったか等話合っていました。
みんなの話を聞きながら、自分でもどうやったらもっと大きい帆をつけられるかしら・・・などとひそかに考えていた私でした(笑)
これは、子供達が全部一人で出来たらかなりのものだと思いますよ。 たかがボートだと思っていましたが、バランスから何から、しかもただ浮いているだけではだめなんですから!
誰より早く進まなければならないんです。 しかも材料がとても限られているし・・・
私にとっても大変勉強になりました。
本番のMercry Bay Cup は3週後に迫っています。