旨いお酒をもとめてあちらこちら日記

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June 4, 2009
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最近山形訪問の時にワイナリーの方と話していて
昔のことを思い出したので書いてみます。

初めてオーストリアを訪問したのは1993年の5月。
目的は音楽を聴くこと。

滞在期間8泊に対して
 オペラ 2公演(ドン・ジョバンニと神々のたそがれ)
 オペレッタ 2公演(チャルダッシュの女王と白馬亭にて)
 オーケストラ・コンサート 4公演
   (ウィーンフィル2回・ベルリン・フィル2回)

というのは尋常ではありません。
その中の一日は音楽なしでヴァッハウ渓谷に遊びに行き
ドナウ川沿いに広がるブドウ畑を見て
ワインが美味しそうと感じたことが、
あちらこちらのその後の運命を決定づけた。…のかな?

ちなみに、事前にチケットはまったく取ってなく、
すべて現地調達でしたが、初めてでありながら
よく全部の公演のチケットが取れたものだと今更ながら思います。

で、そのなかでも最難関と思われていた

 カルロス・クライバー指揮ウィーンフィル定期公演

日曜日の朝のコンサートホール前はチケットを求める人であふれていました。

特に目立つのは日本人と思われる東洋人。

あぁ、こんなにいっぱいいたら絶対チケットは手に入らないだろうな。

なんて絶望感にかられたものですが、
結構不要なチケットを売ってくれる人がいるもので、
あちらこちらも無事ホールの中に入ることができました。


で、演奏ですが…
正直に言ってなんだかよくわからないまま終わってしまいました。

多分、初めての海外旅行だったので時差ボケもあり、
楽友協会大ホールの響きが良くつかめなかったこともあり、
前夜も到着後すぐコンサートに行き、その疲れもあり、
たぶんボーとしていたのでしょうね。

演目は
 モーツアルト交響曲33番
 Rシュトラウス「英雄の生涯」

特に「英雄の生涯」驚きのハイスピード演奏は、
(30数分しかかからないで演奏終了したように思います)
ボーとしたあちらこちらには、目の前をするすると音楽が通り過ぎて行ってしまった感覚でした。

ただ、なんとなく感じたのは、
偉大な英雄として大仰に形作るのではなく、
等身大の人間像なんだな、ということ。
シュトラウスが作曲したのは何歳のときだったか
すっかり忘れていますが、たぶん30代前半くらいか、
そんな若き英雄(?)とそれを取り巻くことを描いたような演奏だったように感じました。

結局、クライバーとウィーン・フィルの組み合わせは
その日以降実現しないままにクライバーは死去しています。

今考えると、コンディションの良くないまま聴いてしまい
なんだかもったいないような気もするし、
でも、それで良かったような気もするし…


そんなことを思い出したのは、
「クラシカ・ジャパン」というクラシック専門番組で
アバド指揮ルツエルン祝祭オーケストラの
 マーラー「5番」を見ていたからかも…

クライバーを聴いた前日(到着日の夜)のコンサートが
このマーラー「5番」だったのです。
(アバド指揮 ベルリン・フィルでした)






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Last updated  June 4, 2009 11:15:58 PM
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