旨いお酒をもとめてあちらこちら日記

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June 6, 2009
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山形県南陽市赤湯のワイナリー

 「酒井ワイナリー」

東北一の長い歴史を誇るワイナリーでもあり、
現在は2004年にワイナリーに入った
5代目の一平氏を中心にワイン造りをしているようです。

その昔、ワイン生産現場に濾過器が導入されはじめ、
周辺のワイナリーでフィルターをかけたワインが造られはじめたころ、
その当時の濾過器では味わいの多くを取り去ってしまうことが多く、
先代は、それらのワインに「やんだ!」と拒否反応を示し、


その手法は醸造の終わったワインを先ず1升ビンに詰め、
そのまま熟成(放置)することにより、重力でオリが沈むのを待ち、
上澄みだけをビン詰めするというもの。

 無清澄・無ろ過・生詰め

その際に残ったものをいろいろ集め、再度オリ下げを待って
「鳥上坂」シリーズで発売しています。
この「鳥上坂」ワインは、複数のワインの残り物(オリ)
からのブレンドとなり、意外と面白い味わいとなっています。
ブレンドされる内容はそのつど変わるため、味わいもロットごとに変わります。
ワイナリー曰く「まぜこぜワイン」

その他、「かあちゃんが遊びで造ったんだぁ」という

なかなか面白いものがあったりします。

酒井ワイナリーの自社畑は急斜面の石ころだらけのところにあり、
斜面の下のほうからの風が鳥を吹き上げることから鳥上坂と呼ばれているようです。

数年前から羊2頭を放し飼いすることにより、ブドウの木の下に生える草を食べさせているようです。
羊たちは草の生長点(若芽)を選んで食べるために、草の丈が一定のところで止まり、草ぼうぼうとなって困ることもなく、さらには地面を覆うように生育する草に地表がカバーされるので、畑の下草の状態としては理想的に保たれるようです。


羊さんが安心して草を食べられるくらいですから、
当然除草剤なし、ボルドー液のみの防除だそうです。
今年はさらに1・2頭の子羊をもらいうけてくる計画だそうです。
現在いる羊さんたちは、なんと将来食べられてしまう運命のようです。

最近の羊君の問題は、
オスにサカりがついてしまい、むやみやたらに体当たりされること。
体の大きさはそうとうなものだそうで
「小さな車のぶつかるくらい」の衝撃があるのだそうです。

今回は、畑も少し見せてもらいましたが、
作業中の一平氏も羊たちも畑のどこかには居るはずですが
どこにいるのかわかりませんでした。

訪問直前に羊たちの毛刈りをして、
その毛を洗浄したものがワイナリーの中庭に干してありました。

周りのワイン醸造の世界の影響を受けずに、
昔ながらの伝統を、ほとんど他の世界を知らぬまま
無意識に受け継いでいるため、

 「山形のニコライホフ」

という人もいてたりします。
家族構成も似てますしね…






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Last updated  June 6, 2009 10:52:55 PM
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