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2026.06.24
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カテゴリ: 個人向け国債
結論を先に書きます。

「物価連動国債は、インフレから“ある程度”は資産を守ってくれるものの、
  家計の生活コスト上昇をそのまま完全にカバーできるわけではない」


以下、この結論に至った根拠を述べていきます。

物価連動国債は、元金額が物価の動向に応じて変動します。
これが「物価連動」と呼ばれる所以です。

物価連動の指標となるのは、 全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数)
いわゆる CPI です。

では、このCPIがどれだけ変動しているのかというと、
2025年度は前年度比+3.1% となっています。

2025年度以前の推移は下表のとおりで、2022年度以降は+2.3%、+3.1%、+2.5%、+3.1%と、 4年連続で2%を超える上昇 となっています。
データ元:総務省統計局「 消費者物価指数 」 4頁~



さて、ここで疑問が出てくるのではないでしょうか。
「毎年2~3%の物価上昇どころか、実際にはもっと物価が上がっているのではないか?」と。

2025年度のCPIを10大費目に分解した、各費目の前年比は下記のとおりです。



生鮮食品を除く食料は+7.0%で、CPI全体の+3.1%と比べると2倍以上の上昇率 となっています。

一方で、CPIには 食料以外にも9つの費目 がありますが、次に高い伸び率は+2.4%(被服及び履物、交通・通信、教養娯楽の3費目)であり、 CPI全体の+3.1%を下回っています
なお、教育が前年度比▲5.6%となっているのは、高校授業料の実質無償化や保育料無償化の影響によるものです。


CPIは、あくまで日本全体の平均的な物価上昇率を示す指数です
そのため、「食費比率が高い家庭」「子育て世帯」「自動車利用が多い家庭」「持ち家か賃貸か」といった、 家計ごとの支出構成の違いは反映されません

そのため 自分の生活コスト上昇率と CPIが異なってしまう のです

結果として、 自分の生活コスト上昇率とCPIは必ずしも一致しません
つまり、 物価連動国債は日本全体の平均的なインフレには強い一方で、自分の家計のインフレを完全に防げるわけではない のです。







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最終更新日  2026.06.24 10:10:03
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