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2005年12月28日
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カテゴリ: 栄養と料理
知人がマクロビオテックのカフェを始めたというので行ってきました。

マクロビオテック 。この頃「スローフード」・「LOHAS(ロハス)」とセットでよく聞く言葉です。時流に乗っている今流行の食の流行かと思われがちですが、その意味するところは違うみたいです。

桜沢如一という人が大正時代に提唱した食養生の考えかたで中国の陰陽の考え方と禅の食事の仕方を融合したものらしいです。その後桜沢はアメリカに渡りこの食養生の方法を広め日本には逆輸入の形で入ってきました。

基本は
身土不二(国産食品中心)、
一物全体(総合的栄養判断)、
陰陽(食品のバランス)

ということです。わたしも詳しくはこれからいろいろお聞きしてたいとおもうのですが、昨日聞いた限りでの理解でマクロビオテックを考えて見たいと思います。

それよりも今の私たちの食事について振り返って見ましょう。


この「無理」をなくすのにマクロビオテックの基本理念はうまく合致すると思われます。

だからといってマクロビオテックが絶対的なものだは思いません。
これこれでかなりの「無理」を体にかけることにもなりかねないと思います。

基本的名考え方が今の私たちの食事の「偏向」を直すのに良いのではないかと思うのです。

身土不二
日本ではお金にあかせて世界中からおいしいものを買いあさってきて、そして余らせて捨てています。
身土不二は「 地消地産 」そのものです。

「地産地消」ではありません。その土地で消費されるべき物はその土地でまかなうべきだという意味です。地産地消は考え方が逆です。その土地で作られたものをその土地で消費する、だから消費者は後です。食べ物は本来食べる人のことを第一義的に考えるべきで、消費者が産業の従属物になるのはおかしいと考えます。

十里四方の産物を食べていれば健康に生きていけると昔から言われていたそうです。40km圏内ですよね。この距離なら防腐剤も消毒材も殺菌剤もいらないです。そして何よりその季節にあった食物を食べることが出来、体への負担も少ないはずです。

一物全体

沖縄の「おばあ」が元気なのは豚でも何でも血の果てまですべて食べる風習が良いのだと聞いたことがあります。
皮も、根も、葉もすべて食べる知恵を昔の日本人は持っていたはず。ちょっと昔まではたしかに祖母が、伯母たちが、大根の葉や柿の皮や今なら捨ててしまうものを上手に利用していた。私たちはいつの間にそんな知恵を捨ててしまったのだろうか。

もしかして栄養士がキッチンカーに乗って山奥までフライパンを広めたあたりからなんだろうか(としみじみと述懐していた先輩の言葉が耳に残っています)。

陰陽
これは中国の薬膳でも聞く言葉。世界はすべて陰と陽の分かれる。たしかにからだの仕組みも煎じ詰めればミネラルのイオンの陰陽の働きで動いている。



納得できる考えかたなのだが、これが哲学や宗教のようになるとうなずけないものがあるのも事実。


マクロビオテックにも異論を唱える人は色々いるようで、 日野式食養生 ななど派生しているものがあるようです。

これから少しずつマクロビオテックと栄養士の献立との関連について書いて行きたいと思います。





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最終更新日  2005年12月28日 17時12分34秒
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