桐まみれの日々 by さきさん

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さきさん1850

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2008年02月24日
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 形あるものは必ず姿を変えていく。それは古今東西、誰でも知っていることで、そして、誰一人としてその現実を受け入れないわけには行かないのである。

 卒業して早35年余りを経た母校である小学校が創立から136年目の今年、少子化による児童数の減少と、市の推進する小中一貫教育の実施のため、近隣の幾つかの公立小学校と統廃合され閉校となる。
 そう決まった時から、覚悟を決め、母校がなくなることを受け入れようと努めて来た。そして、今日、完全に子供達がその校舎からいなくなる3学期終了を一月先に控え、大々的に閉校記念式典が執り行われた。在校生の子供を持つ卒業生はもちろんのこと、小学校となる前身であった頃のその学校に通った老齢の方々も姿もたくさんあり、そして、この学校の昭和50年度の卒業生である、タケシ軍団の柳ユウレイ氏も、最後の別れのため、駆けつけてくれた。

 式典後のアトラクションは大いに盛り上がった。5,6年生の歌うトゥモロウに涙し、在校生や卒業生の組織するダンスグループの踊るさくらんぼ(by 大塚 愛)に心打たれた。そして、最も心を揺さぶったのは、当時千人を越える在校生による運動会最後の演技「大行進」の歌を3,4年生たちが手旗信号の振り付けで歌った時であった。



 みんな元気に健やかに
 過ごした今日の思いでを
 高く歌おう いざ友よ♪


 それまで必至でこらえていた懐かしさと切なさが 一気にあふれ出し嗚咽を漏らしてしまうほどであった。となりに座っていた同じくここの卒業生である夫は、あっけに取られ、それでも私の肩をぽんぽんと優しく叩いてくれた。

 ここに人がいなくなっても、この建物がなくなっても、ここで刻まれた思い出たちは決して消滅することはない。いつまでも、いつまでも、この心の中に留まり、あの頃の純粋な気持ちを思い出させてくれるに違いない。

 で、テーマに選んだ今日の夕食ですが、帰りに夫と立ち寄ったスーパーで、永谷園のマーボー春雨を購入。また、いつか作ろうと思っていたのに、夫がどうしても今日じゃないとダメと言う。義母がオムレツを作ってくれたけれど、それを明日に延ばし、一部の人間はマーボー春雨の夕食。結構イケル。





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最終更新日  2008年02月25日 21時14分24秒
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