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2013年04月19日
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カテゴリ: 宝塚歌劇
壮一帆さんと愛加あゆさんのトップお披露目公演でもある、
この公演の初日を観劇してきました。

構成、演出は前回の月組公演と同様に何かすっきりしないモヤモヤした感じで
幕が降りました。
何か無理に新しい物にしようと付け足した場面や、それによって削られた場面が
裏目に出た感じで改悪だと思ってしまった。
開演前にプログラムの各場面のキャストを見ながら構成を追ってると・・・
この時点で今回のベルサイユのばらも自分の好きな物じゃないと観る前から
感じてしまった。

キャストはみんな良い!小公子の永久輝せあさんは特に華があって目を惹いた。
前半は全て説明セリフばかりのドラマを一切感じられないような流れ。
各メインキャストが自分の持ち歌を歌う前に長い独り言を延々語り、定番の
イントロが流れると歌い出す…。「夜のヒットスタジオ」か何かのような構成。
ベルばら主題歌コンサートなのかと勘違いしてしまうほど長かった。

プロローグの愛加あゆさんはどうしてマリーアントワネットじゃダメなんだろ?
わざわざパペットの歌手と役名を付けて壮一帆さん演じるフェルゼンが出て来ても
パペットの歌手のまま。「フェルゼン編」であって「フェルゼンとマリーアントワネット編」ではないから、マリー・アントワネットは不要という事なのか?
1幕もほとんど出て来ないけど、2幕はもっと酷くて始まって40分近くでて来なかったような気がする。出て来るといきなり牢獄の中。
舞台にでている時間を全て足して娘役のトップとは思えない出番の少なさ。
とにかく愛加あゆさんは、かわいそうだとしか感想が思い浮かばない。

いろいろ話してました。
「青きドナウの岸辺」すら歌わないアントワネットって...何?
愛加さんとは関係なく、一番凄く頭に来る事があったのですが、
(これも友人も同じように感じてた)これは次回観劇しても
まだそんな感じであれば書こうかと思います。


フェルゼン編はかなりの期待で臨んだんだけど・・・。
(月組もキャストは素晴らしく良くない脚本でもキャストの力で感動させて
もらえたと思っています)

今回も自分の好きなジェンヌさんや照明や舞台装置などを観て、内容は
まあ、どうでもいいかと・・・思いながら観てました。

大湖せしるさん・・・
大湖せしる.jpg
オスカルの姉、オルタンス役。
ドレスも似合ってて可愛かった。オスカルの母との場面があったりして
大湖さんファンにとってはすっごくうれしいけど、作品全体にとってはいらなかったかも。まあ、セリフも思ったより多く出番も思ってたより多かったのは
凄くうれしい。
フィナーレの娘役だけで白いシンプルなドレスで踊る場面では、ほぼ中心に
いるので、ここも今回の見所の一つになった。
パレードでは上手カーテン内側くらいだったかな。


此花いの莉さん・・・
此花いの莉.jpg
貴族の夫人ナタリー役。オレンジの効いたドレスが特に目を惹く色合いで
すぐに見つけられたし、異様に可愛かった。
スチールの衣装も舞台で着てた衣装で撮ってほしかった。
それから!2幕の幕開きには花祭りの歌手として透水さらささんと二人で
超絶歌ウマの歌唱が聴けて最高でした。
とは言っても、そんなに歌い上げるような曲じゃないのでもっと歌い上げる系の
軽快なナンバーにしてほしかった。
この二人が歌ってるなんて贅沢な空間でした。
それからパリ市街での戦闘場面では市民女としても登場!
たしか上手セットに隠れるギリギリの所にいるので見えにくかった。
戦闘ダンスでは目立つ所にいました。
フィナーレのパレードでは下手カーテンの所にいます。
今日は凄い上手の席だったのでオペラをずっと真横に向けてたり、正面の
大湖さんを観たりと振り幅が大きかったので大変でした^^;

舞咲りんさん・・・
舞咲りん.jpg
ブリジットというフランス貴族役。
1幕12場で貴族の夫人達が集って談笑している場面があるのですが・・・
(この場面が全部の中で一番好きかも^^;)
ここには此花さんも透水さん、もちろん舞咲さんも出演。
能天気な貴族の会話を繰り広げる場面ですが、みんなそれぞれの表情を
オペラグラスで追いかけるだけで大変だった。
舞咲さんも市民女として戦闘場面に出演してるのですが!!!
何と、口から血を流してるメイクをしての熱演!怪演!
目も危なく鋭くヤバくなって踊ってます。
数人打たれて負傷する中に入っています。この倒れる所も見逃さずに
きっちりと観れました。

壮一帆さん・・・
トップとしてはこの前に中日劇場で堂々たる姿を観て感動したのですが、
やっぱり大劇場でのお披露目は違う。出て来ただけで鳥肌でした。
初日だけど芝居も心のある安定した芝居で気持ち良かった!
声の伸びも素晴らしく歌唱でも心地よく聴かせてもらえました。
やっぱり芝居も歌もハートを感じられるので壮さんには惹き付けられる。
構成、演出面では不満だらけ…。マリー・アントワネットと二人の場面なんて
ほとんどありませんでした。庭園の池で二人ボートに乗ってる場面とか
どうして無くすのか意味不明だった。
2幕はスウェーデンの花祭りの最高の二人の歌のあとは、フェルゼン邸の庭園。
突然、訪ねて来たジェローデルの超長い回想シーンが始まる。
出撃前夜のオスカルの居間の事なんかジェローデルは知ってるはずないけど、
覗き見をしてたかのようなバスティーユでオスカルが死ぬまでの回想シーンが
延々と続く。変なの...と思いながらずっとオスカルが死ぬまでの
いつもの場面を観てました。回想シーンにする必要があるのかな。
外伝アンドレ編でもマロングラッセおばあちゃんはオスカルとアンドレの事を
全て覗き見して何もかも知ってたのと同じような事か^^;

透水さらささん・・・
2幕の幕開きの事は此花さんの所で書いたので・・・
フィナーレの「超絶歌ウマすぎるやろ!」のカゲソロに感動しまくった事を
書きます。最近ではこの前のAmour de 99の純矢ちとせさんのカゲソロも
素晴らしかったり、そうそう!美穂圭子さんのカゲソロも最高だったけど、
それをも凌ぐ超絶な気持ち良いカゲソロでした。
このカゲソロをCDシングルにしてキャトルで売ればいいのに。
初日から強烈なクオリティーの高さでびっくりでした!

早霧せいなさん・・・
横顔は安奈淳さんのオスカルを彷彿させる美しさでした。
龍さんのオスカルも凄い似合ってて、涼風さんのイメージに近かったのに対して
早霧さんは安奈淳さんや汀夏子さんのオスカルの姿にだぶった。
中日劇場でも早霧さんのオスカルは何度も観たけど、今回の方がさらに
グレードアップして美しく気品に満ち溢れていた。

汝鳥伶さん・・・
メルシー伯爵役!未沙のえるさんのメルシー伯爵とはぜんぜん違う役作りで
懐かしい感じのメルシー伯爵だと思った。
普通なら1幕最初に子供の頃のマリーアントワネットがウイーンを出て
フランスへ嫁いでいく別れの場面があるのですが、
今回はバッサリカットされてるので、フェルゼンの家でその時の事などを
語りまくります。あの場面を残していれば、もっとドラマチックに作品が
盛り上がったと思うけど・・・。
牢獄へ最後に訪ねて来てステファンの人形を返しにくる場面は
構成がいくら悪いにせよ汝鳥さんの芝居でウルッときた。
今回のベルばらで唯一ウルっときた場面はここ。
あと、透水さんのカゲソロもウルっと来たけど。

磯野千尋さん・・・
ルイ16世役。 この公演で退団されてしまいます。
最後にルイ16世をやるとは驚いた。最近の作品ではNever say goodbyeでの
コマロフ役が特に凄かったように思う。
冷酷で目の奥にある無感情な冷静さにコマロフという人物の怖さを完璧に
表現できてたと思う。
遼河さん演じるアギラールとの関係なども磯野さんのセリフや表情一つで
全てがわかる感じでした。
1幕ラストのフェルゼンへの語りかけなど磯野さんの演技の幅の広さを改めて
実感させられた。

鳳翔大さん・・・
1幕なんてプロローグで出てから1幕ラストの場面まで出てなかったと思う。
アルマン役だから出番は少ないとは予想出来たけど、ここまでとは。
アランとの絡みの場面での軍服姿の美しさは圧巻でした。

夢華あみさん・・・
フェルゼンの妹、ソフィア役と貴婦人役。
そしてエトワール。
芝居も上手いし歌にも毎回感動させられる。
でも、今日のエトワールはいつものレベルの高さより少し低かったように思う。
初日で、それも初めてのエトワールだからかなり緊張してたのだと思う。
それでもエトワールとしてのクオリティはかなり高い方だと思いました。
顔も子供っぽく幼いイメージから大人のイメージが出来上がってきた感じ。
新人公演には行けそうもないけど、夢華さんのアントワネットも観たかった。

夢乃聖夏さん・・・
ジェローデル役。イメージ的にピッタリすぎるので冒険出来るような役を
やってほしかったけど、やっぱり夢乃さんのジェローデルは良かった!
心を感じられるセリフで戦場の場面でも際立ってた。

彩風咲奈さん・・・
アラン役なんだけど、出番はかなり少なかった。
扮装は凄く似合ってたし、荒くれだったアランのイメージをうまく創り上げてた。
声の通りも良いし芝居も的確なので新人公演も観たかった。

まあ、何だかんだ書いたけどベルサイユのばらってだけで感動出来る人も
多いと思うので日に日にさらに盛り上がっていく公演だとは思う。
とりあえず何度か観るので、どう進化するのか楽しみです。

壮一帆.jpg

透水さらさ.jpg

汝鳥伶.jpg

鳳翔大.jpg





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最終更新日  2019年06月17日 02時02分24秒


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