2016年11月18日
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昨夜は中島みゆきさんの夜会に行って来ました。「橋の下のアルカディア」の再演。
ぱっと見はそんなに大幅な変化がなかったように感じますが、
結構、いろいろと分かりやすく変わってたり、装置もより凝った物になってたりと楽しめました。

中島さんの歌唱は初日の緊張を感じさせない素晴しい歌声で鳥肌でした。
幕開きしばらくだけは、少し緊張してたような歌声でしたが。1曲目の途中からは本調子でした。
歌詞を新たに追加した曲があったのも、より分かりやすく、深くなったように思えた。

初演は映像作品も出てるので書きますが・・・

下手、上手とも橋脚や壁が崩れるセットが出て来たり、吊り物も橋の残骸が下ろされてきたりで
クライマックスとカーテンコールの舞台上は水が滴ってきそうな崩れた橋の残骸の中、


ラストの零戦が離陸する場面では、零戦が腹を完全に見せるほどの角度になってました。
あまりにも斬新で迫力のある場面になっていたために、角度の付けすぎのトラブルなのかとも思った^^;
でも、昨日観た角度は本当に水の底から水面、そして空へ昇っていくような勢いがあった。
初演は離陸してから旋回しようと傾いた時にゴミカゴも持ち上がる演出だったような。
零戦の色も緑を強く出してて、両翼の先端には赤と緑のライトも新たに付けられてた。

音は後方センター寄りの席だったので、驚くほどクリアに聞こえました。
歌詞もセリフもほぼ問題なく聞き取れた。
ただ、やりすぎ感のある効果音が鳴り出すと。何を言ってるのかよく分からない部分もあった・・・。
あと、村人たちの声(録音)もリバーブ深すぎてはっきり聞き取れないけど、
キーワードになる言葉は聞き逃さないようになっていたように思った。

歌メロを変えてた部分もあって、そこもインパクトが増してた。

特に1幕前半の占い師衣装は今回のシルバー基調な感じの方が品があってよかった。

そう言えば、水晶球に光る仕掛けが追加されてた。
中島さんが持ってる小さい水晶球と奥に置いてある大きい水晶球は色の移り変わりも連動してるようで
白→赤紫→青と色がモーフィングするような変化が美しかった。
中島さんの持ってる方の水晶は初演よりかなり小さくなってて軟球ボールほどになってた。

その小さい方の水晶を床に置くと、中島さんを追いかけるように転がり出す仕掛けもあった。
転がす仕掛けのために、あんなに小さくしたのかも。
「今晩屋」の時の紙風船の時のような不思議な空間に一瞬として舞台上が変化しました。
不思議な空間と言えば、シャッター街がチンピラを脅かすように不気味になる場面。
シャッターの隙間から赤と緑の光が漏れて、シャッターがちょうちんお化けのような表情になって
照明もおどろおどろしくなり、初演のこの場面よりも効果大になってた。

思い出しながら書いてるけど、まだ何かあったように思うけど。

終演後は赤坂の居酒屋で3時過ぎまで友人たちと飲んでました。
なかなか良い店でこれからの夜会の後は、ここで決まりかも。
これまで行った赤坂の居酒屋って良い印象は少なかったので、良い所を見つけた^^
地酒の種類も凄く豊富でマニアックな物も多く置いてました。
料理ももちろん文句なし。


一つ思い出したので追加。
夏のシーンでは模型屋の軒下に透明の風鈴があって、
中島さんがそこに風鈴を吊るす場面が2回ありました。
透明で短冊までもが透明で、水晶の透明と繋がりがあるようです。
その前に模型屋の床下から割れてしまった風鈴を掻き出す場面もありました。
割れた風鈴は過去の過ちなのかも知れない。
光を通す物が時空を超えさせ、そこに集結できるのかも。





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最終更新日  2019年06月15日 07時49分34秒
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