2023年10月02日
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1972年11月10日発売の美空ひばりさんの259枚目のシングル。



1年半前に発売したシングル「それでも私は生きている」のジャケットと同じです。
カット違いとかにすればいいのに。よほど気に入ってたので、勝負曲のこの曲のジャケットに
改めて使用したのだろうか。





A面「ある女の詩」
作詞 藤田まさとさん  作曲 井上かつおさん  編曲 青木望さん

パッと聴くと普通の演歌のようですが、じっくり聴くと演歌にしてはモダンな音な事に気づく。
それもそのはずで編曲が青木望さんです。
この曲と同じ年の1972年に青木望さんは、アリスのデビュー曲「走っておいで恋人よ」の編曲も

演歌系の編曲を担当する事は珍しく、それも美空ひばりさんの楽曲を担当するとなると
かなりなプレッシャーがあったんじゃないかと思う。
主にフォーク系やソフトロック系、歌謡曲を中心に編曲していました。

イントロは演歌ファンも引き込まれるようなアレンジですが、歌が入ってからは
コンガ、チェンバロの音が耳に残る。
演歌での使い方とは少し違う感じで入れてるので新鮮に感じる。

この曲はひばりさんの楽曲の中でかなり好きな方です。
久しぶりにスタジオ録音オリジナル版を聴いたのですが、ライブでの歌い方がインパクト強くて
そっちの方が頭に残ってるので、やたらとあっさり歌ってるように感じてしまう。
ライブでこの曲を歌う時は、タメもかなり大きくしてるし、歌のダイナミックレンジの幅が
このレコードヴァージョンの3倍以上に感じる。

ライブヴァージョンでしか感じられない。
このあっさりとした歌唱も、これはこれで好きですが。
もしレコードでの歌唱がライブ歌唱のように激しく歌ってたら、
こんなには売れてなかったかも知れないし。
あの歌唱はライブだから惹きつけられたのだと思う。


美空ひばりさんのライブは3回しか行った事はないのですが、
梅田コマ劇場でこの曲を生で初めて聴いた時は感動した。


見開きWジャケットです。





B面「思い出の鞄」
作詞 保富康午さん  作曲 かとう哲也さん  編曲 佐々永治さん

このシングルはカップリング曲も名曲です。
作詞の保富康午さんは火曜日版「サザエさん」の主題歌を書きました。
「♪窓を開けましょ るるる呼んでみましょう サザエさん」の方です。
それよりも「大きな古時計」の日本語訳を作詞した人という方が凄さがわかるか…。
自分は保富康午さんの作詞の中なら、森進一さんに書いた「うさぎ」がダントツに好きです。
「おれはは鉄平」「ドカベン」「ジムボタン」など、多くのテレビ漫画主題歌の作詞も担当しています。

作曲のかとう哲也さんは美空ひばりさんの実弟です。

この曲は爽やかなフォーク調な楽曲です。
ひばりさんも軽く爽やかに歌っています。







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最終更新日  2023年10月02日 05時39分56秒
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