2023年11月02日
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カテゴリ: ROCK・Pop
イギリスのロックバンド「Wishbone Ash」の5枚目のアルバム。
ギターボーカルのTed Turnerが脱退して、このアルバムから Laurie Wisefieldに変わった。
最近は3rdアルバム「Argus」をたまに聴いてて、そこから「Wishbone Ash」を1stから
また聴き始めてた。
「Wishbone Ash」の事はまだ3回ほどしか書いていなかった。
好きなアルバムは多く(全て持っているわけではないけど)、聴くたびに凄い事してるなと
何度も聴いてるはずなのに驚く。


(高音質のSMH-CDで聴くより、やはりアナログ盤で聴くと感動が倍増する)




バンド構成

Andy Powell – Acoustic and Electric Guitars, Mandolin
Laurie Wisefield – Acoustic, Electric and Steel Guitars, Banjo,backing vocals
Steve Upton – Drums, Percussion

ゲストミュージシャン
Albhy Galuten – organ , synthesizers (3曲目)
Nelson Flaco Padron – congas (6曲目)

A面
1曲目「Silver Shoes」
2曲目「Don't Come Back」
3曲目「Persephone」(邦題「永遠の女神」)

B面

2曲目「Lady Jay」
3曲目「F.U.B.B.」





初期の「ウィッシュボーン・アッシュ」は特に1曲が長くアルバムには6曲〜8曲収録が
多かった。
7分超えでもまったく長く感じさせないのが「ウィッシュボーン・アッシュ 」です。

レコード会社のプロモーションが悪かったのか、来日のタイミング等が悪かったのか…。
1970年〜78年頃の日本での海外バンドの評価はかなり偏ってたように感じる。
ミュージックライフって雑誌が肩入れしたバンドは必ず売れるって構図が出来上がってた。
そしてアイドル的なビジュアルも必要でした。
この「ウィッシュボーン・アッシュ 」のビジュアルはその頃、日本で売れてたバンドと比べても
まったく劣らないように思う。
曲も日本人の琴線に触れるような美しい物も多く、ギターキッズが飛びつくような
あの頃にはあまりなかったツインギターのテクニックが楽しめるはずなのに。
70年代のロックバンドの中で自信持ってお勧めできるバンド。

1曲目「Silver Shoes」のイントロはアコギ2本とEギターが美しく混ざり合う最高の響き。
このアルバムの始まり方が最高に好きです。
落ちぶれた女優の事を憂いているような内容の楽曲です。
ドラマチックな展開には毎回引き込まれてしまう。

2曲目「Don't Come Back」
この曲なんて80年代前半のツインギターのメタルバンドのお手本になっているようにも思える曲。
今日、久しぶりに聴いたけどめちゃくちゃカッコいい!
とにかくギターがカッコ良過ぎる!

3曲目「Persephone」(邦題「永遠の女神」)
この曲が聴きたくて、今日このアナログ盤をターンテーブルに乗せた。
歌メロとギターのフレーズがたまらなく好きな曲。
「Silver Shoes」と同様にこちらは落ちぶれたショー・スターを歌っています。
1976年の「Locked in」ツアーのブートのこの曲を凄く聴いた。
スタジオヴァージョンは7分4秒なのですが、ライブヴァージョンは8分45秒!
ツインギターを思う存分楽しめる構成になっています。

B面
1曲目「Hometown」
キャッチーなアップテンポナンバー。

2曲目「Lady Jay」
強烈に感動的なロッカバラードです。
埠頭で自ら命を絶った彼女を歌っています。
この曲を聴いているとツインギターの完成形はこれなんじゃないかと思ってしまう。

3曲目「F.U.B.B.」
この曲のタイトルは何の略かは書かないでおこう。
9分30秒のインスト曲です。
ドラマチックに展開して後半にアップテンポのラテンパートに突入します。
ギターフレーズはどれも素晴らしくて聞き惚れる。




2000年リマスターSMH-CD





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最終更新日  2023年11月02日 04時21分33秒


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