2024年03月19日
XML
カテゴリ: ROCK・Pop
UNICORNの3rdアルバム「服部」からのシングル。
「服部」に収録されてるバージョンはUNICORNのみで、坂上二郎さんはこのシングルだけの企画です。




(このMVがまた素晴らしくて…。役者としても歌手としても一流な所を見せてくれる)





1曲目「デーゲーム」 坂上二郎さんとユニコーン
作詞・作曲 手島いさむさん  編曲 UNICORN・笹路正徳さん


ユニコーンをよく聴くようになったのは、2ndアルバム「PANIC ATTACK」を初めて聴いた時から。それまでは1stアルバム「BOOM」の中の「Maybe Blue」だけ知ってたけど、アルバムは
持ってなかった。
レコード店に行った時に2ndアルバム「PANIC ATTACK」がちょうど発売された時で

「Maybe Blue」はたしか友人にいろいろ入ってるテープをもらって持ってた。
たしかそこにはJUN SKY WALKER(S)やLÄ-PPISCHなんかも入ってて、それきっかけで
そのテープに収録されてたバンドを聴き始めたように思う。
40年近く前の事で記憶が定かじゃないけど、その頃Rockはメタルしか聴いてなかった自分に
その友人はガレージパンクやスカとかハードコアなどいろいろ聴かせてくれてどのジャンルも
気に入ってしまいRockは何でも聴くようになった。
日本のRock自体をまったく聴いてなかったので、それきっかけで洋楽以外のRockも聴き始めた。
フォーク系やニューミュージック系や歌謡曲は幅広く日本のアーティストを聴いてたけど、
Rockだけはなぜか中学生の頃から洋楽に固執して和物Rockは敬遠してた。

ユニコーンは本当に良いバンドだと1988年当初からずっと変わらず思えてる。
楽曲の自由さと緩さの中に凄い感動があったりするので泣ける曲もかなり多い。

最初にユニコーンだけの「服部」バージョンを聴いた時に凄くのめり込んでいった曲。
アルバム「服部」の中で「デーゲーム」が一番好きな曲かも知れない。
「パパは金持ち」「おかしな2人」「大迷惑」「服部」の順で好きかな。

「服部」を聴きこんで、しばらくしてシングルカットされると知った。
それも坂上二郎さんのボーカルで!

坂上二郎さんが確か55歳の時だったと思う。
野球好きな二郎さんだったので、この歌の仕事を受けたのかも知れない。
子供の頃からコント55号は好きで映画も何本も観た。
二郎さんは歌が凄く上手い事も子供の頃から知ってた。
岡晴夫さんの曲をよく歌っていた、「啼くな小鳩よ」「東京の花売娘」「憧れのハワイ航路」の
3曲は素晴らしい歌唱力で歌っているのをはっきり覚えてる。
他にも戦後、戦前の歌をいろいろと歌っていたと記憶してる。





で、その坂上二郎さんがデーゲーム!
この曲、手島さんの作った曲だけど、奥田民生さんが歌うために作られてるような曲で
あの声じゃないと合わないとまで思える曲なんだけど、坂上二郎さんの歌う「デーゲーム」は
鳥肌が立つほど感動した。
アレンジも「服部」バージョンとはかなり変えていて、イントロも1コーラス目も
リズム隊を抜いていてアコギとキーボードのみで二郎さんの歌を前に出しています。
1コーラス目終わりの間奏からリズム隊が入ってくる構成も鳥肌です。
何より二郎さんのボーカルが素晴らしすぎて泣けそうになる。
この曲のノリ、昭和一桁台の人が歌うには難しいと思う。
譜割りもメロディーも戦前戦後にないようなものだし・・・。
この坂上二郎さんが歌う「デーゲーム」は美しく丁寧に二郎さんらしい歌唱で完璧に歌い上げてる。岡晴夫さんの難しい楽曲を朗々と歌い上げる事ができる歌唱力だから出来た事だと思う。
同じ昭和9年生まれの人にこのメロディーと譜割りを何人の人が歌えるのだろうかと思う。

二郎さんのレコードは「学校の先生」と「鉄道員」しか持ってなかったけど10年ほど前に
シングル曲をほとんど収録したベスト盤CDが発売されたので、これまで聴けなかった二郎さんの
曲も全て聴けるようになっています。
「学校の先生」は天地真理さんがライブでカバーして歌ったのが凄く良かった。
女性が歌う事でまた違った光景が見えて感動した。
セリフ部分を女性教師バージョンに少し変えていました。
カバー曲だけどフルコーラス歌った。6分超えのロングバージョンに構成されていました。
あれはライブレコーディングしてほしかった。
1975年春のツアーのみで歌われました。
1975年3月に神戸国際会館と大阪厚生年金会館で聴きました。
「学校の先生」を歌い終えると間髪いれずに「ちいさな恋」のイントロが始まる構成も鳥肌。
そこから「恋と海とTシャツと」に繋がる構成も最高だった。
天地真理さんの1975年春のツアーのセットリストはベスト3に入るセットリストでした。
森進一さんの「湯けむりの町」のカバーも意外だった。フォーク調の曲なので
元々、ギター弾き語りのフォークシンガーだった天地真理さんにとっては珍しくもなかったのかも
知れない。
・・・天地真理さんの話になると終わらないので・・・。




2曲目「デーゲーム(服部仕様)」
作詞・作曲 手島いさむさん  編曲 UNICORN・笹路正徳さん

改めてこの曲を今日じっくりと聴いたけど本当に良い曲。
奥田民生さんのボーカルにまったくエフェクトがかかってない、ノーリバーブ状態の歌が
凄く胸に響く。この曲にはボーカルにエフェクトはいらない。奥田民生さんの生の声で十分。
でも、ボーカルには演出されてて左右どちらかのスピーカーしか歌は聞こえてこない。
右からだけ聞こえてた奥田民生さんの声が長い間奏の後から急に左からだけになるので
ドキッとする演出。80年代でも普通はあまりしない左右の振り分けかも知れないけど、
このボーカルの振り分け演出に初めて聴いた時から感動したのを覚えてる。

「デーゲーム」を聴いてると「ライジングボール」を思い出すし。
「ライジングボール」」を聴いてると「デーゲーム」を聴きたくなる。
アンサーソング的なイメージもある。
この2曲はユニコーンの全曲の中でもベスト10に入るほど好きな曲。

(坂上二郎とユニコーン『デーゲーム』のMVにはユニコーンも登場します。
 一人でせっせとグラウンド整備する坂上二郎さんをスタンドから見つめているユニコーンのメンバー)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年03月19日 05時15分21秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: