お母さんの呟き

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2005/08/09
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きっと、一度や二度、女性ならエステを経験された方は多いことと思います。

斯く言う私も、一時期エステに通っていました。


それは、大学生の頃。

友人に連れられて、広島市内にある、とあるエステサロンに行ったのがきっかけです。


一歩足を踏み入れると、キレイなお姉さんに、高級ホテルのような内装。

しばらく、無料でカウンセリングをしてもらいます。

小さな箱のような機械に顔を突っ込んでみると、暗室のような空間があり、そこにはシミだらけの自分の顔が映っています。
(シミ予備軍を映し出すという機械で、今デパートの化粧品売り場でも目にすることができます。)

自分の顔に、数年経ったらこんなにシミができるのかと思うと、恐ろしくなりました。




若いうちから、プロによるお手入れは、必要!!

そう力説するエステのお姉さんたち。


舞い上がってしまった私は、その日のうちに、美顔コースに申し込んでいました。


確か、一ヶ月に二回で半年間。

40万近くのローンを組むことになったと思います。


当時、私が住んでいたのは、広島市内ではなく、電車で40分くらい離れたところにある東広島市というところでした。

講義が終わってから、電車で出かけ、エステを受けて帰ってくる。

エステを受けている間は、それはそれは気持ちが良くて、落ち着けて。

終わった後のしっとりすべすべの肌に、満足していました。


そうなってくると、今まで使っていた薬局でも買える化粧品では満足できなくなります。

エステサロンを経営する会社の洗顔フォーム、化粧落とし、化粧水、乳液、クリーム、ファンデーション、口紅、アイシャドウ、化粧筆・・・。



ファンデーションなどを合わせると、相当の額になっていたと思います。



そんなお金を、大学生の私はどうやって払うことができていたのか・・・。


大学時代、私は実家から一銭も仕送りをしてもらっていませんでした。(寅吉じいちゃんが時々送ってくれるお小遣いは別です・・・)

二つの奨学金を受けていたのに加え、喫茶店、塾、家庭教師、結婚式のコンパニオンと、いくつものバイトを掛け持ちしていたのです。


しばらく、そのエステに通い、化粧品にばかり興味を持つ生活が続きました。






理由は・・・・。


元々、まだ若い肌でしたから、目に見えて美しくなる自分を実感できなくなっていたということが一つ。

行く度に、新製品を紹介され、友人を紹介するように言われ・・・。

大学生の私に、高額な商品を売りつけ、ローンを組ませ・・・。

自分自身で納得して購入していたはずなのに、いつの間にか他人のせいにして、自分がカモにされているとしか思えないようになっていたのが、最大の理由かもしれません。


今思えば、もったいないことをしたとしか、いいようがないこともありません。

大学生の肌なんて、エステに通うまでもなく、ツルツルです。

確かに、早いうちからプロの手によるお手入れはするに越したことはないでしょうが、経済的に継続できなければ、意味がありません。

もっと、大学生のうちに、やるべき事、読むべき本、付き合うべき人たちがあったはずです。



とはいえ、大学時代、エステに通ってよかったと思えることもあります。

会員になったことで、カラーコーディネイト、ウォーキング、メイクなど、プロの講師が教えてくれるレッスンに参加することもできましたから・・・。

自分に似合う色を知り、メイクを知り、普段の立ち居振る舞いに気をつけるようになれました。



そして何より、自分を知って、お金を使うことを学んだ気がしています。



いま、私は働いていませんから、お金を稼ぐことができません。

夫が外で働いてくれているおかげで、ご飯を食べ、布団に寝ることができます。

学生時代の奨学金の返済だって、夫のおかげでできています。


自分の服、化粧品を買うのも、夫に相談し、どんな商品なのかを見せてから買う。

夫は、化粧品なんか、自分でいいと思うものを好きなだけ買っていいと言ってくれますが、どうしてもそれができない自分がいます。

気にしすぎだといわれても、どうしてもダメなのです・・・。



産後、しばらく経って、ようやく落ち着いてきた今、

どうしたら美しい女になれるのか考える日々を送っています。


とりあえず、自分で働くようになるまで、贅沢な化粧品、服、バッグ、下着(!!)、靴は我慢!


息子と夫に接する自分、友人に接する自分、社会に接する自分を客観的にながめて、内面、立ち居振る舞いを磨いていく。



それが今、私が挑戦している「美しい女」への一歩です。







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Last updated  2012/04/07 06:55:25 PM
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