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しろうと自然科学者
2012年2月初旬に定年退職しました。仕事の合間に、山野草など自然観察を続けてきましたが、本格的に再開するためブログを始め、自然観察を毎日書き込みます。「しろうと自然科学者」で、お付き合いいただきます。
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しろうと自然科学者@ Re[1]:キツネノカミソリの花が咲き始めました。ヒガンバナは、地温が20℃になると花芽が分化して発達し開花するそうですが、キツネノカミソリはどのようにして季節を感じるのでしょうか。7月下旬のウォーキングコース(玉川上水緑道)。(07/31)
蕗さん8256さんへ コメントありがとうござ…
蕗さん8256
@ Re:キツネノカミソリの花が咲き始めました。ヒガンバナは、地温が20℃になると花芽が分化して発達し開花するそうですが、キツネノカミソリはどのようにして季節を感じるのでしょうか。7月下旬のウォーキングコース(玉川上水緑道)。(07/31)
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しろうと自然科学者@ Re[1]:ニホンズイセンの花、ソシンロウバイの花、たわわに実っているクロガネモチの果実。1月のウォーキングコース(玉川上水緑道)。(01/30)
蕗さん8256さんへ コメントありがとうござ…
蕗さん8256
@ Re:ニホンズイセンの花、ソシンロウバイの花、たわわに実っているクロガネモチの果実。1月のウォーキングコース(玉川上水緑道)。(01/30)
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2015.02.23
カテゴリ： 山野草
☆雌性先熟に続けて、自然観察の中から雄性先熟の植物を調べてみると、20種類もありました。3回に分けて紹介します。雄性先熟とは、両性花で雄性が先に熟して現れる植物を雄性先熟といい、自家受粉を避けるための植物の仕組みです。[その1]は、キキョウ科とリンドウ科の植物の雄性先熟です。
☆キキョウは、日本全土の日当たりの良い山地や野原に生えるキキョウ科キキョウ属の多年草です。キキョウは、雌雄同花ですが雄性先熟で、雄しべから花粉が出ている雄花期には雌しべ柱頭が閉じています。花粉を出した雄しべは先に枯れてしまい、しだいに雌花期になります。(2014年8月21日撮影)。
☆雌花期のキキョウの花です。雄しべは枯れ、雌しべ柱頭が5つに分かれて開いています。自家受粉(自分の花の花粉で受粉すること)を避け、他の花の花粉を受け取って受粉します。(2013年8月19日撮影)。
☆サワギキョウは、北海道から九州の山野の湿地に生えるキキョウ科ミゾカクシ属の多年草です。サワギキョウの花は唇形で、上唇は深く2裂し下唇は浅く3裂しています。花の上に雌しべを筒のように包みこんだ雄しべが伸びており、雄性先熟なので雄しべが花粉を出し終わる頃に雌しべが伸びてきます。(2012年9月14日撮影)。
☆ツリガネニンジンは、日本全土の山野に自生するキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草です。雄しべは5本あるそうですが、外からは観察できません。ツリガネニンジンは雄性先熟なので、雄しべが花粉を出し終えて枯れた後に雌性期になり、こん棒状の雌しべ先端が3裂します。(2012年8月20日撮影)。
☆雌性期のツリガネニンジンです。花柱が長く突き出し先端が3裂しているのがわかります。花の中には、花粉を出し終えて枯れた雄しべが見えます。(2012年8月20日撮影)。
☆フデリンドウは、北海道・本州・四国・九州の山地の林内、日当たりの良いやや乾いた草地や明るい林に自生するリンドウ科リンドウ属の越年草です。この花は、開花して間もなくの雄性期の花です。花の中央に雄しべがまとまっており、雌しべは見えません。(2014年4月14日撮影)。
☆この花は、雌性期のフデリンドウの花です。雄しべは外側に開き、雌しべは成熟して大きくなり、先端が2つに開いています。(2014年4月14日撮影)。
☆ヤマホタルブクロは、ホタルブクロの変種で、山地に自生するキキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。開花したときには5本の雄しべが成熟して花粉を出す雄性期で、その後雌しべが成熟する雌性期になり柱頭が3裂します。花の奥で雄しべがしおれ始めているようですが、雌しべ柱頭は3裂していません。(2014年6月13日撮影)。
☆リンドウは、本州・四国・九州の野山に自生するリンドウ科リンドウ属の多年草です。リンドウは雄性先熟の植物なので、雄しべが先に成熟して花粉を出し終わった後に、雌しべが成熟する雌性期になります。これは、雄性期の花です。雄しべが雌しべ柱頭のまわりに集まっており、花粉を出しています。(2013年11月27日撮影)。
☆これは、雌性期のリンドウの花です。雌しべ柱頭が2つに開いており、周りに花粉を出し終わって開いた雄しべも見えます。(2013年11月27日撮影)。
☆キキョウは、日本全土の日当たりの良い山地や野原に生えるキキョウ科キキョウ属の多年草です。キキョウは、雌雄同花ですが雄性先熟で、雄しべから花粉が出ている雄花期には雌しべ柱頭が閉じています。花粉を出した雄しべは先に枯れてしまい、しだいに雌花期になります。(2014年8月21日撮影)。
☆雌花期のキキョウの花です。雄しべは枯れ、雌しべ柱頭が5つに分かれて開いています。自家受粉(自分の花の花粉で受粉すること)を避け、他の花の花粉を受け取って受粉します。(2013年8月19日撮影)。
☆サワギキョウは、北海道から九州の山野の湿地に生えるキキョウ科ミゾカクシ属の多年草です。サワギキョウの花は唇形で、上唇は深く2裂し下唇は浅く3裂しています。花の上に雌しべを筒のように包みこんだ雄しべが伸びており、雄性先熟なので雄しべが花粉を出し終わる頃に雌しべが伸びてきます。(2012年9月14日撮影)。
☆ツリガネニンジンは、日本全土の山野に自生するキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草です。雄しべは5本あるそうですが、外からは観察できません。ツリガネニンジンは雄性先熟なので、雄しべが花粉を出し終えて枯れた後に雌性期になり、こん棒状の雌しべ先端が3裂します。(2012年8月20日撮影)。
☆雌性期のツリガネニンジンです。花柱が長く突き出し先端が3裂しているのがわかります。花の中には、花粉を出し終えて枯れた雄しべが見えます。(2012年8月20日撮影)。
☆フデリンドウは、北海道・本州・四国・九州の山地の林内、日当たりの良いやや乾いた草地や明るい林に自生するリンドウ科リンドウ属の越年草です。この花は、開花して間もなくの雄性期の花です。花の中央に雄しべがまとまっており、雌しべは見えません。(2014年4月14日撮影)。
☆この花は、雌性期のフデリンドウの花です。雄しべは外側に開き、雌しべは成熟して大きくなり、先端が2つに開いています。(2014年4月14日撮影)。
☆ヤマホタルブクロは、ホタルブクロの変種で、山地に自生するキキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。開花したときには5本の雄しべが成熟して花粉を出す雄性期で、その後雌しべが成熟する雌性期になり柱頭が3裂します。花の奥で雄しべがしおれ始めているようですが、雌しべ柱頭は3裂していません。(2014年6月13日撮影)。
☆リンドウは、本州・四国・九州の野山に自生するリンドウ科リンドウ属の多年草です。リンドウは雄性先熟の植物なので、雄しべが先に成熟して花粉を出し終わった後に、雌しべが成熟する雌性期になります。これは、雄性期の花です。雄しべが雌しべ柱頭のまわりに集まっており、花粉を出しています。(2013年11月27日撮影)。
☆これは、雌性期のリンドウの花です。雌しべ柱頭が2つに開いており、周りに花粉を出し終わって開いた雄しべも見えます。(2013年11月27日撮影)。
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