2010年10月25日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
アップルのCEOであるスティーブ・ジョブズさんは、
関西空港で職員たちに向かって悪態をついたという。

「こんな国に2度と来るものか」

京都の骨董店で買った手裏剣を、
機内持ち込み禁止で没収されてしまった。
機内と言っても、プライベートジェットである。

「自分のジェット機でテロを起こすバカがどこにいるんだ」

言われてみればその通りである。
アップルのジョブスさんがテロリスト?

ジョブズさんのお怒りはごもっともである。
とはいえ空港の職員たちに規則を破らせるのは、
世界トップクラスの知性と富を使っても不可能だろう。
民主党の黒幕、司令塔とも言われている仙谷さんの無能さは、
職員たちの無能さに似ている。
いかなる事態になっても原則を変えないのだ。
変えたくても変えられないのである。
変えたあとの無秩序が恐いのだ。
秀才タイプにはこういう人が多い。
日本の教育は、アメリカのようにディスカション教育ではなく、
詰め込み型の暗記教育だから、

教科書は間違っていないという前提に、
機械的に記憶し、頭の中の棚に並べてゆく。
教科書が間違っているとなれば、パニックに陥ってしまうのである。

「韓国併合の植民地支配の過酷さは、言葉を奪い、文化を奪い、
 韓国の方々に言わせれば土地を奪うという実態もあったということなので、


「古くから中国から伝来した文化が基本となり、
 日本の文化、文明を形成している。
 桃太郎などの寓話も中国から取ってきたようなものが多い」

教科書通りの模範解答ではあるが、
昭和という時代の複雑さを内包していない、GHQの売り言葉にすぎない。
その売り言葉が、仙谷さんをして無能ならしめる。
韓国や中国が悪しき隣人として振舞ったとき、機能不全に陥るのである。
新しい事態に対応するには、それまで学んだ知識を再構築する必要がある。
新たな体験を抽象化し、それまでの知識と組み合わせて、
世界観を構築し直すのである。
ところが日本の秀才タイプは脳ががちがちに凝り固まっているから、
世界観の再構築ができないのである。
仙谷さんの無能さは、関西空港の職員の無能さと同じである。
機内持ち込み禁止の規則は、
アップルのジョブズさんがプライベートジェットで訪れて、
手裏剣を買い、機内に持ち込むという事態は想定していないから、
この新しい事態にどう対応していいかわからず、機能不全に陥る。
規則は、空港と飛行機の安全性を守るために生まれた。
ジョブズさんの手裏剣は安全性をまったく脅かしていないにも関わらず、
規則が優先されて却下されてしまうことになる。
帰国したジョブズさんは、友人や知人にこの話を披露しただろう。
たったひとつの手裏剣が日本のイメージをダウンさせてしまうのである。

すべての真理は半真理と述べたのはホワイトヘッドだった。
ニュートン物理学を信奉する学者たちが、
アインシュタインの登場によって時代遅れになってゆく様子を、
ケンブリッジの教授だったホワイトヘッドはつぶさに見ていた。
学者たちは、アインシュタインの正しさを理解することができず、
相対性理論は間違っているという観念から抜け出せなかったという。
すべての真理は半真理、半分だけ真理であって、
より正しい理論が登場すれば、否定せざるを得なくなる。
そういう疑いを持ちつつ生きよ、という意味である。

ホワイトヘッドが生きたのは19世紀後半から20世紀前半である。
その時代から、さらに遠くまで来てしまった。
アメリカが原爆を落とすなんて、当時の日本人のだれが予測できただろうか。
核を所有し、宇宙開発までしたソ連が崩壊し、ベルリンの壁が崩れるなんて。
ニューヨークで一番高いビルが、
乗っ取られたジェット機によって崩壊させられるなんて。
中国が世界中の雇用を奪い、軍事的な脅威になる、
WTOに参加するときに、だれが予想しただろうか。
サムスンやヒュンダイが強くなり、日本企業が苦境に立たされるなんて。
まったく予測がつかないことが、この20年間に次々と起きて、
日本の政治は無能さを曝け出しながら右往左往してきた。

 時の移行は、新しい観念を
 現実的実質のなかに集めることをめざす世界の旅である。

これもまたホワイトヘッドの言葉である。
新しさには冒険がつきものであり、必ずしも成功するとは限らない。
成功することもあれば、失敗することもある。
それでも世界は、新しいことにチャレンジする者が切り開いてゆく。
古いものにしがみつこうとする者には衰退や死が待ち受けている。
この20年の出来事は、ホワイトヘッドが正しかったことを証明している。
アップルのジョブズさんの旅は、まさに新しさを求める冒険の旅だった。
期待したほどの成功を得られなかったケースもたくさんあるが、
それでも冒険を怠った日本企業を追い抜いて先へ先へと進んできた。
ドルとユーロが輪転機で刷られて市場に放出され、
中国もそれに対抗して人類史上かつてなかった数値にまで、
外貨準備高を膨らませている今日、
円高が止まらない。
この新しい事態に、仙谷さんの脳は機能不全に陥って何もできない。
日本はどこに行くのか。
たんぽぽの綿毛のようにどこまで飛ばされてゆくのか。
エンジンも操縦席もついていない紙飛行機のように、
海外から吹きつける風に飛ばされて、行方もわからずに進むばかりである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年10月25日 22時53分35秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: