まったり万日記

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2006年10月13日
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カテゴリ: Boys Loveもん
色々更新出来るくらい、ゲームやってたり本読んだりはしてるんですが。
最近は考えが煩雑になりがちで、何か書こうと思っても、中々腰が上がりません。

久し振りのレビューは高遠さんの新刊(になるのかな?)。
あらすじは、
バーで知り合った男、音無悠一。伶俐な美貌を持ち、感情を表に出す事のない彼に興味を惹かれ、加藤瑛は悠一につきまとうようになる。
家に押し掛けても、歓迎される訳でもなく追い返される訳でもない。悠一にとって、瑛は完全に興味の対象外だと思えた。
ある朝、彼の別荘で、鎖に繋がれて目覚めるまでは---。

監禁モノです。でも、一般的な監禁モノといって想像するような展開では無いです。悠一は、瑛の自由を奪ってどうこうする訳でもない。ただ、眺めているだけ。
そんな悠一の行動が理解出来ず、最初はやみくもに暴れる瑛。けれど、悠一の過去に触れてから、瑛は彼を本当の意味で知りたいと思うようになっていく…

高遠さんの本は、「天国が~」しか読んで無いのですが、トラウマ系が多い方なんでしょうか。題材として。
自分の感情を表す術すら知らない悠一と、ストレートに感情を発露させる瑛。相反する二人が惹かれ合ったのは、互いに無い部分を相手に見ていたからなのかもしれません。
話としては分るんです。でも、小説としては、もうひとつこう…盛り上がりが欲しかった気が。全体的に淡々と静かに物語は進んでいくので、後半部分の盛り上がりは、あれで充分なんじゃ?って気もするんですが…なんだろう。私的には、もう一つ何か欲しかったです。あれほど感情の起伏の無い悠一が、一瞬でもその感情を爆発させてくれる所があったりとか。(怒鳴る所はあるんですが)
でも、この2人のその後を知りたいと思わせる纏め方は流石だと思いました。続きが読みたいというのは、「天国が~」の時にも思った事ですが。
切なくて痛くて…でも最後に何処か優しい部分を残してくれる。そんないい話を読ませてくれる、数少ない作家さんだと思います。


お気に入り指数は★★★★★★★☆☆☆

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最終更新日  2006年10月14日 01時41分25秒
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