衝動買いなんてしません

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RIMOWAキャリーバッグの分解・修理　テレスコープハンドルの交換方法

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テーマ：海外旅行(7100)

カテゴリ：旅

仕事の出張が多く、昔から RIMOWAの

キャリーバッグを使っています。

ここのところは、リュックだけで出張することが

多くなりましたが、たまにはキャリーバッグ

を引っ張っていく事もあります。

↓リュックについてはこちらをどうぞ

(過去ブログ)超おススメなKarrimorのリュック

現在使っているキャリーバッグは、8年くらい前に

サルサ(ポリカーボネート製) です。

アルミ合金の重たいRIMOWAからの買い替えでした。

確か IATA というような名前がついていたと思います。

IATA・・？

International Air Transport Association しか

思いつきませんが、Geneva空港の北側にIATAの

センターがあり、行ったことあります。

この団体は運賃値下げをしない談合みたいなことを

しているイメージで、あまり好きでは無いです。

購入当時、まだポリカーボネート製RIMOWAは

国内であまり普及していませんでした。

また、 構造上「押せない2輪車」は取り回しが不便

なので、ごく一部の人にしか需要が無かったような

気がします・・・一年中激しく使うことでタイヤが

減ったり、壊したりするような類の人です

面倒くさいので、やはり2輪車を買わざるを得ません

優雅で憧れの マルチホイール(4輪車) は何といっても、

キャリーバッグを押せますし、体の横に持ってくる際、

とてもスムーズで、取り回しがしやすいです

しかしながら、RIMOWAであろうとも 4輪車は

壊れやすい のが正直なところです。

海外出張の仲間内ではTOPASなどの重たいシリーズは

すぐに壊れているので、ハードな使用には耐えられ

ない印象でした(実際、壊れる頻度が高かった)

超かっこいいんですが・・。

車輪の外側だけが割れるケースなどであれば

なんとか自走できますが、元々ホイールが小さい

ので取り回しは悪く、でこぼことした欧州の

石畳などでは絶望的に扱いづらいです

また、壊れ方によっては2輪で引っ張る分には

影響ないこともありますが、いつもの4輪のつもりで

取り廻してしまうと、ガガガガッ・・・となり

慌てます

なお、RIMOWAは主要空港には必ず 直営店 があるので、

万が一、壊れても修理がすぐに受けられます。

但し、調整などはやってくれず、新品交換が鉄則です。

空いていれば、 その場で10分程度で 直してくれます

RIMOWAが高いのは直営店の運営費では無いかと

思えてくるナイスサービスです。

結局、実用性だけに着目すると、サルサ2輪車は

で リペアパーツも 多く流通

しており、壊れにくいのでベストなキャリーバッグ

でした

具体的な金額は覚えていませんが、買った当時は

あまり人気も無く、並行品が2万円台で買えました。

リペアパーツの流通は良いですが いずれも高く 、

維持コストは馬鹿にならないです(テレスコハンドル

を2セット買うと、並行輸入の同モデルが

買えてしまいます)

そのうえ、車輪以外には3rdパーティ製の互換部品が

無く、元値が高価なアルミ合金製RIMOWAと比べると

リペアしながら使い続けるには費用対効果が低い

ような気もします・・・。

自分は、ものに愛着が湧く方なので、長く使いたい為、

リペア用車輪、テレスコープハンドルを予備品として

持っていました。

今回、久しぶりにキャリーバッグを使ったところ、

内部に凄い染み ができていました

場所的にハンドルの昇降によってできた染みだと

思いますが、色からして 錆 だと思われます。

よく見ますと赤茶けた鉄粉みたいなものも

混ざっているようで、ほぼ確定です

錆はとても厄介です

経験上、完治させるのが難しく、原因個所を突き止め、

ヤスリ掛けや防錆処理塗装をしても、使い続けるうちに

また、 内部から錆びてくる ことが多いです。

けっこうな汚れです・・・。

もう、 テレスコハンドル交換 するしか無いです・・・。

RIMOWAのテレスコハンドルは降りなくなる現象を

見たことがありますが、錆は初めてです。

仕方が無いので分解して、ハンドルを取って点検して

みました。

ハンドルの中央部分にチャックがあります。

これをおもむろに開けますと、テレスコハンドル

が見えます。

超シンプル構造です

パーツはトルクスネジの20番で外せます。

この工具、安いわりにけっこう使いやすいです。

スマホとか任天堂SWITCHを分解するのに

必要なネジ類が揃っています。

今回は使いませんが、トルクスの5,6,7,8,9が

揃うセットは奇跡的です。

徹底的にシンプル、軽量にこだわって

設計されています。

無骨ですが機能美を感じます。

余談ですが、このモデルには工具が付属されています

旅先で最低限のメンテナンスが出来るように

トルクスが2種類用意されており、これだけあれば

テレスコハンドルや足回りが交換できます

こういう質実剛健さがRIMOWAの良いところ

ですが、最近のモデルには無いようです。

テレスコハンドルは本体上部側のアッセンブリー

(ABS樹脂)が2か所のネジで固定されています。

あとはハンドル下端の1か所×2だけです。

こちらは外側からネジを緩めます。

ネジを4本外すだけですので、

1分とかからず に取れます

あとは手持ちのテレスコープハンドル一式と

交換するだけです(パーツ品番：01.0592です)。

なお、テレスコープハンドルを全てばらすのは

けっこう面倒くさいです。

握り部分のトルクスネジ 15番 を外して、

はめ殺しの中空ピンを抜く必要があります。

下端も同じようにしてばらせますが、

RIMOWA純正パーツでは、ここまでバラバラに

パーツ入手できないので、テレスコハンドルは

一式交換が基本 です。

個人的な感想ですが、このハンドル自体のつくりは

悪く無いですし、ABS樹脂も非常に粘りがあり、

嵌合精度、各種のつくりも良いです。

しかし、(軽量化の為？)決して剛性の高い

素材厚ではなく 捻じれに弱い ため、

手首でキャリーバッグを捩じるような動きを

多用していると劣化が早いと思われます。

ご注意ください

今回で手持ちパーツがほぼ無くなったので、

探したところ、残念ですが、もうこのモデル用の

純正パーツは市場流通していないようです。

あと5年くらいは使えると思いますが、

色々と直しながらガンガン使ってきただけあって、

愛着がずいぶんと湧いています。

近年は使用回数もずいぶん減ってきたので、

もしかしたら10年くらい持つかもしれません、

何にしても大事にガンガン使っていこうと思います。

トパーズがレンタルできます！

しかも安いですね。

これでどんな感じか試してみるというのも

おすすめです。