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うちの電子レンジです。結婚当時に購入しましたので、かれこれ15年使用しています。三菱のRO-l90という機種で、当時、料理研究家の栗原はるみさんが商品企画に関わって開発されたことが売りになった商品。今は、とっくに廃盤でしょう。その頃の電子レンジは、機能や使い方がこれ見よがしに絵で表現してあり、社名のロゴなどが、デカデカとデザインの主要な部分を成していて、正面のデザインで取扱説明書を兼ねるって感じの商品が多かったと思います。そんな中、妻のお眼鏡に叶ったのがこの機種で、当時では「え?これでいいの?」って、ちょっと心配になるくらいシンプルなデザインだったんじゃないかな。この15年で他の家電は全て故障して買い替えていますので、この電子レンジがQ輔家の初期からの家電の最後の生き残りです。なんかホント故障する気配がないっすね。いつ壊れるのコレって感じ。三菱!恐るべし!妻はぼちぼち買い替えたいみたいですけどね。僕的には、15年も一緒にいる家電ですから、情も移りますし、長い年月を経た道具には精霊が宿るなんてことも昔から言いますので、なんとかぶっ壊れるまで使ってあげて欲しいですけどね。まぁ、掃除ひとつしたことがない奴が何を言うって感じですけど・・。さて、突然ですが、海には出世魚という種類の魚がいます。稚魚から成魚までの成長段階において異なる名称を待つ魚です。出世魚の代表的な魚がブリで、関西圏では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリと「呼び名」を変えていきます。出世魚のこれ、人間にも当てはまる場合があります。恋人同士や家族など、親しい相手を呼ぶ時の「呼び名」がそうで、時がたつにつれ出世魚のようにその「呼び名」が変わっていき、もはや原形をとどめていないなんてことをよく見受けます。「まさお」という名前なのに、奥さんに「ぷー」と呼ばれている男性、「ともこ」という名前なのに、ご主人に「ぴーちゃん」と呼ばれている女性、そういった人たちに出会うと、ああ、この人達は何度も何度も「呼び名」の出世をも繰り返し、今現在の「呼び名」に辿り着いたのだな、なんて勝手に感慨に浸ったりしてます。ちなみに、僕たち夫婦も漏れなくそのたぐいです。僕が妻と初めて出会った時、妻はまだ17歳でした。なんだかんだあって、当時23歳の僕と、まだ未成年のU子さんの交際がはじまりました。未成年との交際につきましては、結果として責任を取って結婚ましたので、まぁ何卒ひとつ、ご勘弁を。出会ってから結婚するまでの交際期間は5年、その間、交際が深まっていくにつれ、お互いを呼ぶ「呼び名」も、出世魚の如く変わっていきました。以下は僕と妻の「呼び名」の出世歴です。(ちなみに「Q輔とU子」はニックネームですが、ほぼ本名だと思って読んで下さいね。)では先ずは、僕が妻を呼ぶ時の「呼び名」の出世歴。【出会った頃】 U子ちゃん↓【交際して半年頃】ゆーぴー↓【交際1年目】ゆぴっち今思えば、この辺りまでは、若くて初々しいカップルにありがちな「呼び名」の出世でしたね。↓【交際2年目】ちっち名前の原形なくなりました。↓【交際3年目】ちっち子お!「子」の字がカムバック!↓【交際4年目】ちっちコーリング何故か、現在進行形になり・・。↓【交際5年目】ちっちコーリング三世もう、何がなんだか・・。U子さんは当時、とても可愛らしい女の子で僕が「ねぇねぇ。ちっちコーリング三世」と呼んでも、「なあに?」と何の違和感もなく返事をしたものでした。人の手垢のついていない、げがれなき馬鹿でした。そういうところが好きでした。帰ってこーーい!あの頃のU子ぉーーー!時は流れ、結婚してからは、「U子」。子供の前では「ママ」って感じです。それでは今度は、妻が僕を呼ぶ時の「呼び名」の出世歴。Q輔君↓Qちゃん↓かっぱ↓らっきょ↓ひょうたん↓びーんず↓ちゃーびん↓ちゃーびんちゃーびんハゲちゃびん↓トロピカルパイナップルボーイいや、呼ぶのしんどくねーか!結局妻も、一周まわって、今のところ「Q輔」、または「パパ」で落ち着いています。ちなみに僕は、「長女が保育園で僕のことを『ハゲツルピッカ』と呼んで、大騒ぎになって困った。」という内容のブログを以前書いたことがありますが、その騒動の後、その件について妻に相談しました。「やっぱり、他の薄毛の人にウッカリ失礼なことを言ってからでは遅いでよぉ、普段から僕のこともハゲとか呼ばせんほうがいーんじゃない?U子さんからP子に注意してくれ!」「大丈夫だて!他の大人やお友達に、相手の傷つくことを言っとるところは見たことないで。あんたの前だけだがね、なめきって、ふざけきっとるの。」「いや、それはそれで問題じゃんね!」結局、妻はその晩、半ばしぶしぶ、長女に教育的指導を行った様子。翌日、P子が僕のところに来て、かしこまって言うことにゃ。「パパ、今までハゲとか言ってごめんね。」「ん?P子ちゃん、ママに人の傷つく言葉は言っちゃ駄目だよって注意されたんかな?」「うん。でもP子、パパのことだけはど~してもハゲって呼びたいって、ママとケンカしたの。」「何でじゃ!何でそこまで執着するんじゃ!」「そしたらママがね。これからど~してもパパのことをハゲって呼びたくなった時は、ハゲの代わりに『漫画みたいな人』って言いなさいって。」「何じゃそりゃ!」「よろしくね。漫画みたいな人。」「はい、こちらこそ。じゃねーつーの!」「ねぇ。公園連れてってぇ~、漫画みたいな人ぉ~。」「ああ、もう、何がなんだか・・。」電子レンジと同じく、我が家で15年の時を共に過ごした、愛犬モモちゃん。P子よ!パパや、ママや、電子レンジや、モモちゃんから言わせれば、お前なんか、まだまだ我が家の新参者なんだぞ!解ってんのか!おい!聞いてんのか!こら!お~~~い!漫画みたいな人が話をしていますよぉ~!・・・後日談。その日から更に三日後には、漫画みたいな人がもう出世していて、↓漫画さんになってました。漫画さん・・・とほほ。にほんブログ村
2017.09.30
はいどうも~!Q輔で~す!U子で~す!Q輔とU子で~す!近況報告! 前々回の記事の件について!妻、長女、次女のアタマジラミにつきましては、無事、完全駆除出来ました!いや~よかった、お騒がせいたしやした~っとぉ~!いや~、すっかり秋めいてきましたねってことで、階段の吹き抜けの、マリメッコのファブリックパネルを秋・冬仕様に変えました。デザイン名は「メトサンヴァギ」。フィンランド語で「森の住人」という意味。やっぱ、アレだね。タイトルって大事ですね。これ、「無題」だったら、なんじゃコレ?って感じですけど、「森の住人」って名前でね。広がりますな。世界観。なんか知らん、いわくつきの作品らしいですけどね。僕的にはあまり関係なく。いーね。好きっす。では、本題。三年前の今頃、僕は1日50本吸っていた煙草をやめました。ここ、「男らしくキッパリとやめました!」と胸を張って言いたいところですが、僕は、うめき、あがき、もがき苦しんで、何とか禁煙に成功したって感じです。んで。どのような手段で禁煙に成功したかと言いますと。結論から言います。僕は「禁煙外来」にて、煙草をやめました。【僕の喫煙歴】さて、僕の喫煙歴は実に長く、実に重度です。実際はさておき、法律通り20歳から喫煙したとして、やめたのが40歳ですので、喫煙歴20年ということになります。吸いはじめの数年は1日1箱(20本)ぐらいだったのが、やめる10年前ぐらいからは1日2箱(40本)、やめる2・3年前には1日50本という超ヘビースモーカーに成り果てていました。もともと僕、幼少の頃、爪を噛む癖がありまして、口さみしいのが嫌というか何というか、ですから煙草をはじめて吸った時は、「むせる!不味い!」なんて拒絶反応もあまりなく、それよりも、「おお、これは実に良い嗜好品に出会えたものだ」という喜びが確かにありました。それからはもう、坂を転げ落ちるように煙草が大好きになってしまい、気が付けば、ストレスを感じれば吸い、集中する為に吸い、リラックスする為に吸い、何もなければ何もないで吸い、車の運転中に吸い、食事の最中でも吸い、寝る寸前まで吸い続け、挙句の果てに夜中に煙草が欲しくて目が覚める、という生活でしたね。禁煙を試みたことは何度もありましたが、ダメでした。失敗するに決まってます。理由は簡単、気持ちのどこかで、「本当はやめる気なんてさらさらないから」です。ダメだこりゃ。【禁煙へのステップ①】そんな僕が、本気で禁煙する気になったきっかけは、これまた笑っちゃうぐらい単純な理由で、40歳にもなると、体に不調を感じるようになってきたんですね。20代、30代では感じられなかった「胸が痛い。疲れやすい。食欲不振」といった症状です。なんか体の調子わるいなぁ・・。もう、うんさり。糞!何なんだよ・・煙草って・・・。なんてふと思ったんです。本当にその程度の微かな心境の変化がきっかけです。【禁煙へのステップ②】んで。なんか煙草を本気でやめたくなってきたので、禁煙への次のステップとして、「何故自分は煙草を吸うのか?」ということを恐れずに理論立ててみようと思ったんですね。僕はどちらかと言うと、理屈っぽい人間。て言うか、我ながらだぶんスゲー屁理屈こきな人間の部類に入るのではないかという自覚はありまして。ですから普段から物事を理詰めで追及していくのが大好きなのだけれど、こと自分が煙草を吸うという理由に関しては、真正面から考えてみたことがコレ一度もなかったのです。何故って?理詰めの先にある結論が薄々自分で解っていたからでしょう。この時「何故自分は煙草を吸うのか?」を、逃げずに真向から理詰めしてみて確信しましたね。煙草に理論なんてねーよ!中毒だから吸う!以上!【禁煙へのステップ③】さて、一大決心して、いよいよ近所のお医者さんに禁煙外来に行きました。診察の内容としては特に医療的な行為はなく、ただ、先生と10分程お話しするだけ。薬局でも売っている体に張るニコパッチを貰うだけ。ただし先生との問診のなかで、「Q輔さん、あなたは重度のニコチン中毒者です」と面と向かってハッキリ言われたのはキツかった。この一言が僕の禁煙への意識を決定づけましたね。やっぱりね。他人に、医者に、あんた中毒者ですとハッキリと病名をいただくってのはね。解りきってたことなんですけどね。なんかすげーキツかったです。【禁煙へのステップ④】その日から、禁煙スタートした訳ですが、はじめの2週間ぐらいは、離脱症状で、なんかずっとフワッフワしていて、視界もクラクラしてして、仕事も手に付かないような状態でした。キッパリと苦も無くやめましたという人もいますが、僕はダメでした。離脱症状で、うめき、あがき、もがき苦しみましたよ。でも、2週間を過ぎるとだんだん煙草に対する飢えは薄れてきて、禁煙1ヶ月目には吸いたいという欲求は、ほぼなくなっていました。【禁煙へのステップ⑤】2か月目にはニコパッチなしで生活していましたし、3か月目には「よし!煙草やめた!」という実感がありました。それでも半年間の禁煙外来の期間中、決められた検診日にはサボらず全て行きました。なんかね、禁煙外来を最後までやり遂げれば、きっと煙草の呪縛から解放される、間違いない、と漠然と思ってました。んで。半年後、先生に「本日で禁煙外来卒業です。Q輔さん!おめでとう!」と言われた時は、やっぱり嬉しかったです。病院から出て夕空を見た時、新しい世界が開けた感じがしましたもん!両手を広げ、大声で、「見よ!ニューワールドだ!」なんて叫びたかったっすもん!【僕の煙草論】あれから3年。以前は煙草で使い切ってしまっていたお小遣いで、今では仲間と登山に行ったり、温泉巡りをしています。あと、U子さんに強制的に昼飯をおごらされたりしています。都心の駅周辺や、ショッピングセンター内や、テーマパーク内等でも、以前のように煙草を吸える場所を探してソワソワするようなこともなくなり、ゆっくりとレジャーや買い物を楽しめるようになりました。あと、煙草による味覚の麻痺がなくなり、飯が美味い美味い!若干太りました。そして何より、家族の評判が良い。娘達が、パパ煙草臭いといって逃げない。妻とは僕の煙草のことで何度も大喧嘩してきましたが、今はそれもなくなった。その節はすまなかったね。U子さん。僕にとって煙草とは何だったのだろう?あれだけ大好きだったのに、今じゃ未練のかけらもねーや。今、目の前に100万円積まれて、煙草1本吸ったら、この現金をやると言われても、僕は吸わない。もう、吸いたくない。もう、あのような生活に戻りたくない。今回「煙草論」なんて題して、いろいろ書いてみたけど、やっぱり、先に述べたように、煙草に理論はない。絶対にないと思う。少なくとも、僕には見つけられませんでした。屁理屈こきな自分としては、理詰めで追及出来ないようなものに、興味がなくなったのだろうと思う。にほんブログ村
2017.09.28
Q輔!参上!うちの2階の寝室です。ずべぶっ!何この殺風景!毎晩ここに布団を4式敷いて、家族4人と愛犬が一緒に寝ています。空き巣に入られたの?家財道具一式盗まれたんだね?違わいっ!もともと何もないんじゃいっ!別の角度から撮影。え?まさか! 引っ越し業者が作業途中で全員死んだの?違うっつーの!新築物件購入して、足かけ7年、ずっとこんな感じです。えーと。左のウッドブラインドは、タチカワブラインドのオーダーメイド品。中央の収納棚はリクシル製。新築計画時に、いずれここに収納棚を設置するのだという、妻の明確なプランがあったので、工事のオプションで、この壁一面に木下地を入れてもらいました。商品はたしか3年ぐらい前に妻が選んで購入して、僕が日曜大工で組み立てました。壁にビスで打ち付けていますので、見栄えの悪い転倒防止金具等が不要です。右の40インチ壁掛けテレビも同じく、ここに設置する前提で、7年前の新築工事で配線、木下地工事は施工済み。でも結局、テレビを設置したのは、つい1年前です。寝室の時計。「エッジクロック」という名前だそうです。AZUMIデザインのアルミニウムクロックで、高田製作所という会社のアルミ一体鋳造技術により実現した時計。国際的にも評価の高い時計なんだとか。持ってみると解りますが、ズッシリとした鉄の塊です。こちらは、同じく2階の子供部屋予定地。現在は僕の趣味のギターが置いてあります。窓側から撮影。え?誰かの遺品整理が終わったの?ふがっ!誰も死んでねーっつーの!シンプルライフ界隈をうろつき始めて、たかだか2か月の僕ですが、ほんのちょっとだけ知識がついてきましたので、ここんところ、ちーと気になっていることを、思い切って妻に聞いてみました。巷には「ミニマリスト」「断捨離」、はたまた「シンプリスト」なんて方々がいらっしゃるようだけれど、U子さんは、そういったイズム的な何かを意識しているの?以下妻の発言。何いっとらっせるの? 意識? しとらん。も~私に難しいこと聞かんといてちょ~。よ~解らんで。ベットも机も、そりゃ欲しーよ。でも、気に入ったのがないもんだで、買ってないだけだがね。妥協して買って、いずれ捨てるの、もったいにゃ~でしょ~。うわぁぁ、名古屋弁、濃っ!要するに、気に入った家具や雑貨があれば、部屋中「お気に入り」で埋め尽くしたいのはやまやまなのだけれど、いかんせん今のところ御眼鏡に叶う商品との出会いがない。だから無理して買わない。本当に欲しい物に出会えるまで、待っている。「ずっと待っている状態」なんだって。つまり、我が家の2室の殺風景な空間は、「かつて『お気に入り』だった物をたくさん売ったり捨てたりした、事後の空間」ではなくて、「これからやってくる『お気に入り』を待ち焦がれている、着手前の空間」ということになります。なるほど、我が家がどこか「ずっと未完成な感じ」なのは、そういう訳だ。たしかに、いつの日かここにこんな物を飾ろう、こんな家具があったらあそこに置こう、なんてあれこれ考え、楽しみながらその日を待つってのは、実際にその日が来て、実際にその家具が設置されるその瞬間まで、ずーっとわくわく楽しいに違いない。そう考えれば、家の中に、「何もない着手前の空間」がまだ残っているってことは、よいことだな。ずっとその日を待ち続けて、結局何も置かなかったとしても、それはそれでよし。それでいーのだ。でもよ~。U子さ~ん。ギター置いてる部屋には、電気もねーぜ。もういい加減、電気くらい買ってくれよ。夜、暗れーんだよ。もー嫌だよ。漆黒の闇の中で、一人寂しくギター弾くの・・・。正直なところ、僕は何もない殺風景な空間も嫌いではないですが、物で溢れ返ったガチャガチャした空間も決して嫌いではないです。骨董屋とか、雑貨屋とか、古本屋とか、リサイクルショップとかの雰囲気は好きです。そういった店に入ると、魂が音をたてて共鳴しているのが解ります。ちなみに、街はずれの不法放置の野ざらし車両などを見かけると、遺伝子が不調和音をキュインキュイン鳴らして、野ざらし車両と共鳴しているのが解ります。遺伝子レベルでポンコツなのかなぁ・・・。まあ。なんだかんだ言って、長女のP子は僕に性格がよく似ているので、小学一年生のP子が、中学生になるころには、子供部屋は、物で溢れ返って、ガチャガチャになってるんじゃねーかなぁ・・・。中学生といえば、こちら。P子が、2歳の妹Oちゃんために作ってあげた、「塗り絵」だそうです。おや?見たことのあるキャラクター達のなかに、何故か「思春期まっただなかの中学生男子」みたいのがまぎれとるぞぃ、左下のやつ。あらやだ!これ!ひょっとして、アン・・・・。あとさ、「ぬ」が!ああ!「ぬ」が! 非常ぉーーに残念っ!にほんブログ村
2017.09.23
潔癖症とまでは言わないが、自他ともに認める「きれい好き」の妻。家の掃除がいつも行き届き、清潔であることが何より自慢の妻。そんな僕の妻、U子さんの頭にシラミが沸きました。いやー笑っちまうね・・・いやいや笑い事じゃないね、失敬。では、早速ですが、この度のこの痛快な珍事件・・・これまた失敬、訂正します。この度の、妻への同情を禁じ得ない大事件の、一部始終をお伝えします。リビングの天井に吊るしてある、魚の飾り物。10年ほど前に購入。エアコンの気流で泳ぎます。部屋の角っこに吊るすと、影が二面に映って面白い。妻には珍しく、この商品のメーカー名も商品名も忘れてしまったとのこと。さて、昨日、午前中僕が会社で仕事をしていると、突然妻からの電話。普段僕が仕事中の時は、何かあればメールで要件を連絡してくる妻が、いったい何事だろう?着信一番、電話の向こうで妻の悲痛な叫び。「パパ大変!P子の頭がシラミだらけ!」はっ?シラミ?シラミって、あの昭和の子供の頭に沸いた、あのシラミ?僕、突然の報告に、一瞬状況を掴みかねる。が、落ち着いて妻の話を聞くと、内容は下記のとおり。①妻が、次女Oちゃんの服に、見たことのない小さな虫がついているのを発見。②ヒアリやマダニなどの、恐ろしい虫だったら大変!妻、慌てて正体不明のその虫を、ネットで検索。③即座に検索ヒット。「アタマジラミ」という、人の頭に寄生するシラミの一種だということが判明。④妻、顔面蒼白。慌ててOちゃんの頭髪をチェック。いない!Oちゃんの頭髪に、シラミ確認出来ず。⑤横にいた長女P子の頭髪を、一応、念のため確認。⑥ぅわぁ~!シラミだらけだぁ~!P子の頭、シラミの楽園だぁ~ぃ!⑦えっ!どうしよう!わっ!どうしよう!そうだ!とりあえずQ輔に電話しよう!それで、電話してきたらしい・・・。妻、受話器の向こうで、完全に泣いているんですね。あのね、U子さん、シラミなんて、僕が幼少期に育った、不衛生な貧乏長屋では普通にいたよ。僕も、ご近所のお友達も、ペットのように頭の中に飼っていて、仲良く共存していたよ。死ぬようなことはないので、先ずは落ち着きなさい。と、紛れもない僕の過去の事実を伝えて、妻を落ち着かせる。その後、妻が色々調べて、薬局にシラミ駆除対策グッツが普通に販売されていることが判明。「今から、シラミ駆除対策グッツ買ってくる!」「了解!・・それで、P子は?」「気色悪いから、さっきから全裸で風呂場で待たしてる!薬局近いし、じゃあ行くね!」「おいおい!全裸で風呂場で待たしっぱなしかよっ!大丈夫かぁ~!」まあ、元来しっかり者のU子さん、後は自分で判断して、対処するだろう。まぁ~ったく、女ってのは、シラミごときに・・・、とか言いながら、仕事に戻る。小一時間後、妻からのメール。シラミ取り用のクシを使って、P子の頭から摘出したシラミの写真。ぶわぁ~~~!シラミが!シラミごときが!すんげーーーいる!(実際この3倍はいたらしい)そんで、そのまた小一時間後、また妻からのメール。「よく探したら、Oちゃんの頭にもシラミがいた!」え!・・・マジ!?そんで、その数分後、まぁ~たメール。「どうしよう!私の頭にもいた!」おっとぉ~。こりゃ、いよいよ大変なことになってきたぞぉ~。とりあえず、妻には「新しい家族だね」というメールを返信しておく。その晩、家に帰って、妻の購入した「シラミ駆除対策グッツ」を確認。左から、シラミ駆除用のクシ、シラミとりシャンプー、シラミ退治スプレー。へぁ~、こんなのあるんだ。はじめて見た。これらの商品の使用法、及び、アタマジラミの正しい駆除法については、沢山の人たちがブログで詳しく、且つ、大変解りやすく書かれていますので、そちらをご参考にして下さい。僕のブログでは割愛しますね。代わりに、シラミについて妻と色々と勉強して解ったことのみ、簡潔に書きますね。①アタマジラミの発生源は「感染」が殆ど、従って清潔にしていても、感染するときはする。②子供も大人も感染する。子供の感染率が高いのは、単純に子供同士が頭を近づける機会が多いから。③アタマジラミは人の頭にのみ生息する寄生虫。人の下半身、犬・猫の毛では生きられない。④親のシラミに関する知識や理解が不十分な為、子供のシラミ感染率は増加傾向にあるともいわれている。上記のことから、今回はおそらく、P子のまわりの身近な子供からP子へ、P子から妻・Oちゃんへという感染経路が推測される。また、フレンチブルのモモちゃんには感染しない寄生虫であることが判明した。頭に毛がない、丸坊主の僕が感染しないことは、言わずもがなのことである。いや~、それにしても今回、「きれい好き」の妻としては、身震いするほどの恐怖、同じく身震いするほどの屈辱だったでしょうな。ちなみに、これが、我が家の風呂掃除の様子。妻はふつー設備業者さんしが開けない浴槽の前カバーを外して、浴槽の中の樹脂がキュッキュッと鳴るくらいきれいに掃除します。僕は仕事柄、他のお宅の浴槽の前カバーの中を点検することがありますが、まぁ~、ドロッドロのヘドロまみれ、真っ黒なカビだらけのお宅が殆どです。いやぁ~、U子さんは本当にきれい好きだなぁ~。頭にシラミは沸いてるけれど。これ、年末の大掃除じゃないですよ。週に1回、欠かさずこのような中掃除をしています。風呂場だけでなく、キッチンの換気扇など、各所中掃除をしていますので、いつも家中ピカピカです。U子さん、いつも本当にありがとう。家中シラミだらけになっちゃったけれど。事件の翌日、2階で僕が掃除をしていると、1階から家族の声がする。「P子~、Oちゃん~、早くご飯たべて~、歯を磨いて~、そしたら、卵取りするよぉ~」だって・・。卵取りって、シラミの卵を取るってことかい?ぎゃはははは、我が家に新しい日課が出来ました。リビングでアイスコーヒーを飲んでいると、風呂場から声がする。妻「よし!卵ゲットだぜっ!」長女「ママ、それ、ポケモンゲットだぜ!でしょう(笑)」次女「きゃきゃきゃ(笑)」ノホホーンとした、そして、トホホってなる、親子の会話。歯を磨きに洗面所へ行くと、風呂場に、妻、長女、次女、Q輔一家のおなご衆。風呂場で三人、なかむつまじく、お互いのシラミを取りあっている。我が家らしい、ふざけた、みじめな、ねじれた、家族団らんの風景。愛おしくて、情けなくて、胸が、変な感じです。頑張れ、みんな! レッツ、完全駆除!にほんブログ村
2017.09.18
リビングの花瓶の植物が変わりました。「年貢で米を取られちまって、オラたち百姓は、あわやひえしか食べられねぇだぁ」の、「あわ」です。花屋で売ってるんですな、「あわ」。僕も妻も初めて見ました、「あわ」。いや~すっかり秋ですな、「あわ」。「あわ」、あわわ。ここのところ職場の若手社員に、業務上、イー--ッてなることが重なりまして・・・。はらわた煮えくり返るつーか、ガッカリするつーか、むしろ気の毒つーか。おっさん及びおばはん諸君、あるでしょ?最近の若者に対してイーーーッてなること。でね、この場を借りて、最近の若者に対する愚痴を思い切りぶちまけてやろうかなと思ったのだけれど、・・・数秒考えて。やっぱりやめて。元来僕は、性格がヘソ曲がりなので、こーなったら、今回は逆に、最近の若者を思いっきり褒めちぎってやろうかなと思います。では、只今より最近の若者を褒めます。どーぞよろしく。最近の若者を褒めます。「並んで待てる」コンビニのレジでも、スーパーのレジでも、我先にと横から割り込んでくる奴は、大抵、年配の人が多い。混んでいる飲食店で、行儀良く順番を待てないのも、年寄りが多い。些細な落度を見つけては店員を呼びつけて、頭が壊れてしまったかのように、ぎゃーぎゃー文句言ってるのも、まあ、言っちゃ悪いけど、我々より上の世代の、じじばば連中、諸先輩方だな。最近の若者は、もちろん全員とは言わないが、行儀よく並んで、辛抱強く待てる人がほとんど。待つ時間をむしろ楽しんでいるかのようなところもあって、まったく感心する。我々年配者は、若者を見習わなくてはならない。最近の若者を褒めます。「酒の席を必要としない」そもそも酒を飲まない奴が多くなってきてますな。うちの会社も、若手4人のうち3人は酒を飲みません。そんで近頃は、「酒は飲めない」または「飲めるけど仕事の延長では飲みたくない」とハッキリ申す若者が増えているとのこと。偉いね若者。正解だよ。馬鹿な大人に無理強いされても、飲めないなら、飲みたくないなら、断ればよい。この調子でいけば、向こう10年のうちに、酒席で何かを決するようなサラリーマンの文化はなくなる。たぶんね。おっさんなんか散々マズい付き合い酒飲んでよぉ、上司や先方様のくどい訓示聞いてよぉ、高い店で豪華な飯喰わして貰っても、仕事の延長って気持ちがあるから全然美味くねえしよぉ、正直言って、酒席での話や出来事で、その後の自分のサラリーマン人生に影響を及ぼした事があったかというと、僕にはない! ねーよ!僕が見てきた限り、やたらと酒の席を大事にする人ってのは、昼の通常勤務中に、まわりに対して配慮のない発言や、身勝手な行動をする人が多いように思われる。それが原因で生まれた「わだかまり」を、酒席を設けて水に流そうとする。上手に水に流し続けてるつもりらしいけど、こびりついているんだけどね、「わだかまり」。僕は自分の部下とは、昼間にシラフで信頼関係を築きたいと思っているので、夜、飲みに行くことはありません。腹を割った話は、酒などなくても出来ます。最近の若者を褒めます。「外で立小便しない」最近の若者は、オシッコがしたくても、トイレにたどり着くまで我慢が出来るんですね。ごく普通に公衆マナーが守れるんだなぁ、偉いなぁ、と建設現場で働いていると特に思います。大きな建設現場で、トイレの無い一般公道工事で、我慢出来ずに、そこらで立小便をするのは、いつも年配の職人さんです。会議中にデカい声で私語をするのも、喫煙マナーが守れないのも、公衆便所を汚しても平気なのも、僕達40代から上の年配の連中が多いです。まったく情けない。最近の若者を褒めます。「車をステイタスとしない」有名ブランドの高級車に乗っていれば、しょぼくれた自分の器が幾分か大きくなったような気がする。おっさん達の世代には、そんな「車に乗せられている男」がウヨウヨいて、それに群がる女もワンサカいましたよ。車が、社会人としての自分の地位や身分や立場を表す重要なアイテムだったんですな。「ベンツ乗ってりゃ怖くて誰も近づいてこねーぜ」とか、「あいつ軽自動車のくせに偉そうに」とか、「私クラスの女になるとクラウンぐらい乗ってる男じゃないと」とか、ああ、恥ずかしい。ん?今もか?最近の若者の価値観は、もうメディアが手を施す余地がないくらい、細分化されてしまっているから、我々の世代みたいに、メディアの情報に踊らされ、集団で発狂するなんてことも少なく、安くて実用性の高い車を、ごく自然に「愛車」としてサラッと乗ってしたりして、実にかっこよろしい。あと、そもそも車を所有しないでふつーに都市生活している奴もいたりして、驚くね、まったく。小学校一年生のP子が、お料理をしています。オクラを真っ二つに切って、お皿に並べて、とろけるチーズをかけて、オーブンで焼いて完成。「テレビで見たやつ」という料理名だそうです。最近週に2回ぐらい作ってくれます。酒のつまみに最高。P子やOちゃんのような、我が子の世代が大人になって、社会に進出してくるのは、まだ20年も先の話。その頃には、僕たちの世代では、相手にならない、想像もつかない、得体の知れない、そんな若者たちで社会は溢れかえっているのかもしれないなぁ。僕みたいなタイプの会社員は、今の会社に本当に力ある新しい勢力が出てきたら、まっさきに邪魔者になるでしょう。覚悟はしてます。僕自身が20年前、当時の「最近の若者」の代表みたいな糞ガキだったし、「新しい考えが常に正しい」と信じて、古い組織、古い考えと、敵意剥き出しでやりあって来たのだから仕方がない。因果応報です。かつて、時代の流れを静かに認めて、言いたいことは山ほどあれど、グッとコラえて、黙って退職していった先輩達。その背中を見送ってきた張本人として、自分もその時が来たら潔く静かに身を引こうかな。・・と数秒考えて。やっぱりやめて。元来僕は、性格がヘソ曲がりなので、どーせなら、30も40も年の離れた若者に、これ見よがしに敵意剥き出しで、必死で会社にしがみついて醜態をさらしている、無様なジジイとして生き抜いてやるとするかな。ふっふっふっ。いーね。楽しみ。にほんブログ村
2017.09.15
読んでくれて、あざ~~~すっ!Q輔です。ちゅう訳で、今回も、サンルームの続きです。今回は、うちのサンルームの夜の様子を紹介します。こちらが、真夜中の太陽の部屋。昼間はまだまだ、残暑が厳しいですが、朝夕はすっかり秋めいてきました。夕べともなれば、網戸にすると、心地よい夜風が通ります。毎晩僕は風呂上りに、このように部屋をライトアップしては、低級酒を水割りにして、ここで一杯やってます。昔はネオン街でぶらぶら飲み歩いたりしましたが、歳くうとね、こんなドメスティックな感じがいいね!とか言いながら、さっそく一杯。何処からともなく、コオロギや鈴虫のこえ。湯ぶねでほてった顔をなでる、秋の風。酒の氷のきしむ音が、空間の静寂をひきたてる。おお!ロマンチック!しょうがねえな~も~、もう一杯飲むか・・つって。照明は上下左右360度回転する、スポットライトを2個設置しています。我が家のサンルームの工事は僕が施工管理したので、知り合いの電気屋さんに、アドバイスを貰いながら、妻が選んだ商品を、設置してもらいました。サンルーム内とはいえ一応外部設置用の機器を選定。入切のスイッチも一応リビング側室内にあります。360度回転しますので、その日の気分で、手元を照らしたり、庭を照らしたり、自由自在。外壁面に向ければ、間接照明になったりします。いいね!ファンタスティック!やべえ。グラスがもう空。もう一杯。隣地境界と建物の間の、狭いデットスペースに、いろはもみじを植えています。秋の紅葉が楽しみです。こいつは僕が休日に買ってきて植樹。庭土の上に防草シートを敷いて、その上に防犯砂利を敷き詰めています。中庭と呼ぶには狭いな。でも中庭のつもり。ライトアップすると、和風というより東南アジアっぽい雰囲気。よっ!エキゾチック!焼酎、おかわり。ドメスティック、ロマンチック、ファンタスティック、エキゾチック、チックタック、チックタックと、時は過ぎ、すっかり酔いが回りますと、僕の気分は、いつもノスタルジック。やっぱ、あれだな、リラックスしているときってのは、先のこと、未来、将来、あんま、考えないね。想うのは、ずっとずっと昔のこと。郷愁の念。「心象風景」というような視覚的な記憶だけじゃなくて、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、「五感の記憶」が無作為に、ポッと、想いだされては。ポッと、消え去る。新学期の教科書から出る、新品の印刷物の臭い。給食で出たソフト麺の薄い塩味。部活の顧問教師に、理不尽な理由で殴られた時の頬の痛み。テレビ放送が終わった後の、シャーっという深夜の砂嵐画面。市営団地のほうから聞こえてくる、「ロバのパン屋」の音楽。ハンコ注射をうたれた時に、僕を押さえつけてた看護婦の力。校舎の階段下の、ワックス置き場から漂う臭い。テレビを「Uチャンネル」に回す時の、ガチャガチャという機械音。ソースをかけて完成だった、実家のカレーライスの味。母が姉を自転車の後ろに乗せ、幼い妹を背中におぶって、姉を保育園に送り迎えしている間の、三歳の僕の、一人ぼっちの留守番。薄暗い借家で、毛布にくるまって、母を待った。怖くて、淋しくて、たまらなかった。ポッと、想いだされては。ポッと、消え去る。ノスタルジックな秋の宵です。さあ、ねるべ。明日も仕事だ・・・。にほんブログ村
2017.09.09
こにゃにゃちは。Q輔です。うちのリビングから連なるサンルームには、二脚の椅子と、一つのテーブルがあります。スノーピークというアウトドアメーカーの「ローチェア」と、「ワンアクションテーブル竹」という商品です。言ってみりゃ、エクステリアのインテリア。うちのサンルームは、妻の方針で、休日の朝にお茶を飲んだり、風呂上りにお酒を飲んだり、バーベキューをしたり、子供用プールで遊んだりする、身も心も憩う場所として利用してします。したがって、その大切な憩いの場の秩序を守る為、どうしてもの例外を除いて、雨でも洗濯物を干す事は許さぬ。一時的でも物置に利用するのは許さぬ。サッシのガラスが曇っているのは許さぬ。夫がそれをピカピカに拭かぬのは許さぬ。夫!長女!次女!犬!逆らことは許さぬ!という流血の臭いぷんぷんたる「U子の鉄則」があります。恐ろしや~。この様に、コンパクトにたためます。掃除の時、大変楽です。この椅子やテーブルを購入する時も、妻に付き合って、何度もアウトドアショップを往復して、あーでもない、こーでもないと、まったく、大変でしたよ。そんで、店内に長くいるもんだから、妻、だんだん目移りして、終いには、「ついでに、このランタンも欲しい!」とか、「家族4人だと、最低このサイズのテントが必要!」とか「寝袋は必需品!」とか言い出して、なんか突然サバイバル魂に火が付き、どこに行くつもりだお前は!どこに!って感じでした。ま、いつもきれいで、なんもなくて、僕は結構好きなスペースです。て言うか、サンルームでボーっとしている時間、結構あります。つい先日。とある休日の午後。いつものように、サンルームでボー。ボーっとしていると、空から突然の天気雨。ゲリラ豪雨。わ! 晴天の、どしゃぶりだ。うーん、こんな日は、外出しないに限るぜ。よし、酒でも飲むか。飲んでやるぜ。コノヤロー。天気雨の日~、外出すれば~日傘をさして~、カッパ着て~長靴履いて~、サングラス~笑っちまうけど~、泣けてくる~それより私ゃ~、サンルーム~外なのに~、部屋の中~お気に入りのローチェアは~エクステリアの~、インテリア~腰かけて~、酒注いで~真昼間っから~、晩しゃくだ~晴天の~、どしゃぶり~笑っちまうけど~、泣けてくる~ああ~、泣けてくる~即興の戯れ歌にしては、いいね。上出来。昼酒だから、はえーや、酔いが。いい気分になってきた。ん? キッチンから妻が、何か叫んでる。どうせロクなことじゃねーよ、たぶんね。たぶん、叱られる系ね。・・・知らん顔していよう。そんなこんなで、キツネの嫁入りの午後に、タヌキ寝入りを決め込む、僕なのでした。ぐーぴー、ぐーぴー・・・・。にほんブログ村
2017.09.06
前回のブログで、自分が今更ながらラインをはじめたという内容の記事を、すげー長々と書きました。休日前の深夜に一気に書き終え、さすがに疲れ果て、泥のように布団に流れ込む。妻のインテリアのこと全然書いてねーや、と思いつつも、まぁ内容としては、まずまずの出来、結果オーライだべ、と思い直し、就寝。翌朝、目を覚ますと、いきなり枕元に妻のU子さん。わっ。なんか朝から機嫌悪そう。「おはよう。どうした?」「おい!・・何だ?あのブログは。」「ああ。もう読んだの?面白かったでしょう?」「なめてんのか!あんた、最近私のインテリアのこと全然書いとらんね。」「・・・書いたよ。最後に一言だけ。『あ、コケ玉だ。』って。インテリアブログ目指してんのに、インテリアに関する記述が、『あ、コケ玉だ。』ひと言!斬新でしょ。」その刹那、妻は仰向けに寝ている僕に馬乗りになり、罵詈雑言のラッシュ!その内容を要約すると、「おめーは、奇をてらったブログばかり書くな! 普通に書け!ふつーに!」あの。お。重いんですけど。妻は、おかまいなし。さらに僕のパジャマの胸ぐらを締め上げながら、罵詈雑言はつづく!その内容を要約すると、「斜に構えるな!異端児を気取るな!自分の変人話を嬉々とするな!」くく。苦しいいんですけど。そして、最後に何故か突然、僕の首をギュッと締め上げ、「許して欲しかったら、『僕、らっきょ。』って言え~~!」いやいやいや!ししし。死ぬ~~~!も~温厚な僕も、さすがに頭にきた!堪忍袋の緒が切れた!プチン!&カチーン!ってきたぁ~~!でもまぁ・・・ひとまずニッコリ笑って、『僕、らっきょ。』と述べさせていただきまして、ま、今日のところは許してもらいましたけど。もとい。許してやりましたけど。へっ。ま、妻の言うことの全ては否めませんけど、うーん、奇をてらっているつもりはねーけどなぁ・・。ブログはじめる時に、人気のあるブログってのは、一体どんなんだろうってんで、諸先輩方の記事を色々拝見させていただきました。こりゃとても真似できねーや!住む世界が違いすぎる!ゴングと当時にタオル!って感じ。でもやるからには、せめて足の小指の爪の先ほどの、わずかな爪痕ぐらいは残せないもんかね。だから、王道の赤、青、黄色なんてカラーはとても出せないので、自分は、利休鼠色(りきゅうねづみいろ)なんていうような、見たことも聞いたこともないような、でも、実在する色鉛筆を持って、その一本の色鉛筆で、ただもうひたすら書き続ければ、なんかの間違いで、12色入りの色鉛筆のケースに、しらーっと入れねぇかあなぁ、というスタンスでやってる訳で・・・。ちなみに僕、会社では、ブログ書いてる時のスタンスとは、まったく逆でして。集団の中での自分は、何故だか知らないけど組織のガチャガチャっとした中心付近に、人に背中を押されて出てしまい、いわゆる中間管理や、調整役、人が面倒臭がる諸雑務をする破目になることが多いんです。ですから、一応は自ら望んで集団の中にいながら、俺、集団行動とか苦手でぇ~的な社員。俺は俺、俺流なんでぇ~的な社員。出世なんて興味ないしぃ~的な社員。いたしませ~ん的な社員。正統なやり方や、集団行動から、意図的に逸れたがる社員をみると、おい、異端児君。うちの会社には、中心で屋台骨を支えている揺るぎない組織があるので、君のように端っこを陣取れる社員が成立するのだよ。解るね。こちら側に明確な中心があるから、そちら側に端っこが生まれる余地があるって訳だ。なんなら集団から飛び出して一人になってごらん、とたんに君は自分の居場所が定かでなくなるだろう。中心という基準がないので、どこが端っこか解らない。君は、どこまで行っても、真っ白い世界の小さな黒い点だ。いいか?君が、斜に構えていられるのは、大前提として会社が平行感覚を保っているからだ。平行感覚を保った組織故に、倒れない。つまり、君はその組織に寄り掛かっているから、斜に構えていられるのだよ。よかったなぁ~、君の会社に、君の個性を支える力があって。集団に、組織に、せいぜい感謝しなさい。そして、つつましく、申し訳なさげに、異端児を気取りなさい。というようなことを、遠回しに、柔らか~く、言うことがあります。まぁ、たまに、ズバっと言う時もあります。まったく、どこの誰がどの面さげて言ってんだと、我ながらいつも思います。ヤバいね。自分。U子さんが、梅干しを干しましたよ。本当は天日干しに、したかったのですが、晴天続きに恵まれず、サンルームにて半天日干し。洗濯物干し金具を、利用してますね。干し上がって、瓶に戻したのが右側。左側の一年物と比べると、まだ、赤色も淡く、ゴロっと、硬い感じ。これまでと同じようにリビングの収納棚の一角に配置。第一回目の記事で書いたように、僕がブログをはじめるきっかけになった、愛くるしき梅干し瓶たちです。うむ。良きかな。おや。今宵は月が綺麗だね。もう、十五夜、お月見、月見酒の季節かね。月という衛星は、ほうき星や流れ星といわれる、儚くも自由奔放に飛び交い消えていく彗星と違って、地球という大きな惑星の周りを、頭の周りをしつこくたかるハエのように、付かず離れず、クルクルとまわりつづけているのだとのこと。毎夜美しく輝く、そのおぼろげな光の正体は、何てこたぁ~ない、太陽系の中心である太陽という巨大な恒星の光を受けて、ただ、反射しているだけなんだって。自ら輝くことは出来ねぇ~から、燃え盛る太陽の光を受けて、かろうじて輝いている。ありゃりゃ、お月様って、なんだか僕のことみたい。僕の尊敬する、ある偉人のテーマソングに、青空の梅干しにぃ~パパが祈るときぃ~♪ってのがあったけど、月のように、僕のように、自らの力で輝けぬものたちは、ぜいぜい青空の梅干しに、感謝して生きないといけないね。所詮、僕たちが言うところの、「個性」や「自由」なんて、集団、組織、生活、習慣、歴史、伝統、しきたり、ならわし、正統派、普遍的、平凡、平和、標準、基準、大自然、太陽。実は目が潰れるほど眩しい、それらの光を全身に浴びては、かろうじて反射している、おぼろげな光にすぎないのだから。にほんブログ村
2017.09.01
今更ながら・・・ラインをはじめました。出来ればやらずにいたかった。やりたくなかった。でも、諸事情ありまして・・、ライン・・はじめました。僕は工事監督を職業としています。いわゆる戸建住宅系の多忙な「監督さん」と言われる職業の方なら必ず共感してくれると思うのですが、監督業の一日の携帯電話の着信や発信、及びメールの受信や発信の数は、一日トータル40件~50件ぐらい。四六時中、元請業者、下請業者との打ち合わせがひっきりなしに続きます。それに加えて、現場から会社に帰れば会社のPCにも先方様やエンドユーザー様からのメールが大量に来ていますので、その対応に追われます。職業柄、人とつながりまくり人にもまれまくり、人に引きずり回され、這いずり回される仕事をしていますので、仕事が終わったら、出来れば人とのつながりを断絶して、一刻も早く布団にもぐり込みたいつーか、実は僕、自分の布団のことをシェルターと呼んでるんだよね、つーか。元々、僕、興味がないことを強制されるのがすごい苦手で、それは100人中99人がやっていることでも、自分が興味ないことなら、結構平気つーか。あんた以外の99人やってるよ、あんた一人ぼっちよ、って言われても、もぉその助言がすげーストレスつーか。やめろっつーか。ほっといてくれつーか。もはや死語の「一匹狼」的なカッコつけではなくて、歴然と社会不適格者的な部分、僕のダメ人間な部分。うん、なのだと思う。解ってます、冷静に、社会人として。ちなみにうちの会社は、仕事でも、各自個人の携帯電話を原則使っていまして。毎月の給料に通信費というかたちで、それ相応の損しない手当がついているんですけどね。んで、先日、僕の会社の社長に突然呼ばれまして。「おい。○○建築の社長から電話あってな。」「はい。僕の担当してます○○建築様。」「うん。あの方、俺の地元の、怖い先輩でな。」「はい。存じてます。」「うん。でな。業務のやり方として、手っ取り早いのが好きなのか、工事の図面や資料をラインで業者に送っているそうだが、知ってる?」「勿論。でも、僕ラインやってないんで・・・。」「で?」「いや、ラインやってないんで、送られても、見れませんって言い続けてますけど・・・」「うん、でな、テメーんとこの社員、いい加減ラインぐらいやらせろバカヤローって、俺に電話があった、先輩から。」「へぇ~、怖いっすね。」「うん、怖いっすね。でな、俺からお前に社令がある。」「はぁ・・・。」「頼むからラインやってくれ。」「へえ・・・。」「てか。やれ。今すぐ!5分以内に!」「・・・はっ!やります!」はっ!やります!なんて、僕ちゃん、久々に兵隊みたいに良い返事したのにもかかわらず、社長は長きにわたる僕という部下との付き合いで、こいつ絶対やる気ねーなってのを敏感に察知して、事務員さんに、僕が携帯でラインを無事ダウンロードするまで、監視しろ!手伝え!って指示するという念の入れよう。ちっ、ばれたか。だいたいよぉ~、うちの社長、僕が前の携帯電話を、会社の便所に落としてしまって、買い換えるって言った時もよー。「おい。てか、お前、それガラケーじゃね?」「はい。子供とおじいちゃんが使う、防犯ブザーついてるやつっす。これスゲー字がデカくて、訳解らん機能もなくて、気に入ってたんですけどね。いやぁ、便所に落としてしまって、すみません社長、今から携帯屋行って、新しいの買ってきますわ」「何を?」「え?何って、・・・最新型のガラケーを・・・」「スマホ買え!」「はぁ・・・」「スマホ買え!目障り!頼むから、スマホ買え!重ねて申す、スマホ買え!」そん時も僕、舌打ち、ちっ。んで、ラインの野郎、ダウンロード、僕、めんどくせーからよぉ。事務員に携帯渡して、ダウンロードしてくれつってね。そしたら、事務員さんが、ピコピコいじって、パスワード教えてくれつーじゃん。知らねーよ、パスワードなんて。「え?アプリ、ダウンロードしたことないんですか?」ねーよ!バーロー!生涯必要ねーもん!「携帯買う時、パスワード控えたりしたでしょう?」しねーよ!コンチキショー!携帯屋の暗号好きの店員がしつこいからテキトーにたぁ~て書いたもん。つーかさぁ、さっからアプリって何?んで、呆れ顔の事務員に、なんか色々やってもらって、しばらく全然うまくダウンロードできなかったのに、なんか知らん突然、偶然ダウン完了。ロード完了したと同時に、なんか電話番号登録してる連中に一斉にはじめたのがバレたみたいで、そっから次から次へ、様々なキャラクターの「グぅ~」と親指立てた漫画が返信されてくるじゃんか。ねぇねぇ事務員、コレ何?「スタンプです。ラインはじめたんだね。了解だよ。って返事です。」え? 返事? スタンプ? いいの?「ですね。特別取るに足らない返事はスタンプで済ませますね。キドクの返事だけでも毎日大変ですから。」キドク?気の毒ってこと?「既読です!既読スルーは嫌われるんですよ。」へぇ~、気毒する~。ラインをはじめたのバレた連中のなかに、3年前交通事故で死んだ僕の母親の、加害者の方も入っていてました。裁判の前とか、相手とお話しすることもあったので、登録していたんですね。今はとっくに示談していて遺恨もないですけど。いや~久々に慌てたぁ~。相手から「グぅ~」的なすっごいポップなスタンプ来たらどうしようと思って。事務員に相談。ブロックという方法を知る。その晩、自宅に帰り、妻にラインをはじめたことを報告。「なんかよぉ、童貞捨てた時みたいな感じ。ひとつ大人になったけどよ、なんか妙に汚れた感じ。」あんたアホか。妻、爆笑。んで、Q輔~、私とも友達になってよ~、つって。フルフルというドラクエの呪文みたいな魔法で、僕の携帯に勝手に入り込まれて、妻と僕はお友達になりました。妻とまた友達から始められたのはちょっと嬉しかったです。ちなみに、ラインに全然知らない奴の名前があって、なんか勝手に「知り合いかも?」つって確認を迫られています。怖ぇーよ、何なの?も~僕の心に直径3センチほどの、ゴリっとしたストレスの塊。その後、妻に色々教えてもって、ラインを勉強して、結局今は、妻と、事務員さんと、僕にラインをやれといった元請業者様の三人以外、あとは全てブロックしています。ははははは。僕の同僚や上司の中にはラインなどを駆使して、会社から現場へ、現場から現場へ、情報を飛ばして仕事をしている人もいますが、僕は基本的に会社の机にどっしり座って、FAXとPCで情報を処理します。今ではアナログなやり方なのかねぇ。でも彼等に売り上げで負けたことは今のところないですよ。要はそう言う連中に共通して言える事なんですけど、現場で嗅覚を鍛えないから、いつもスタートダッシュが遅い。ここにボールが飛んでくると判断して、瞬時に走って、真正面でごく普通にボールをキャッチ出来ない。ギリギリの、土壇場でも、情報伝達はSNSが何とかしてくれるってことに慣れきっているから、重要なボールが打たれてもとりあえずポーっとしている。随分時間がたってから気が付く。んで、いつもギリギリ横っ飛びで滑り込みキャッチ。ユニホームはいつも泥まみれ、それを頑張っていると勘違いしている。いつも慌てふためいている、いつも疲れ果てている、それを頑張っていると勘違いしている。あんなもん、ただ情報の速さにかまけて、スタートダッシュをさぼり続けているだけだっつーの!おっと!いかんいかん!こういう事かくと、妻がね、怒るんです。何様だ!説教くさい!何様のつもりだ!つってね。はいはい、すみませんねぇ、もうしませんっての。しっかし今年は、ブログははじめる、ラインははじめる、いやー、僕、がんばったね。43歳、おっさん、よーやったね。時代の流れに負けて、順応したね。大人だね。おっさん。まあ、実は、まだ、やってねーこといろいろあるんだけどね。ツイッター、フェイスブック、インスタなんて、もう違いが全然わからないし、ギャンブル、宝くじ、やりません、どうしても当たると思えないので。そうそう、クレジットカードも僕、いまだに持ってません。そんなに急いでお金が必要だったことが、今のところないので。したがって、いまだにETCも車についてません。そんなに急いでどこかへ行く予定も、今のところないので。流行り?便利?常識?ふーーーーん。ぼりぼり(尻を掻く音)あー、だりーー、超だりーー。そりゃ、やれっちゃあ、何だってやるけどさぁ。何事も、興味がないなら、やらずに済むなら、やらずにいたいものである。「考えない」も思考のうち。「やらない」も行動のうち。あ、コケ玉だ。にほんブログ村
2017.08.27
イエ~イ!オーケーベイベー!今日ご紹介するのは~、我が家の~、「神棚」!ケー!エー!エム!アイ!デー!エー!エヌ!エー!ユーセイ!「KAMIDANA」!イエ~~~イ!キーポンロッケン!!ふー。という訳でぇ~、こちらが我が家の「神棚」です。リビングの一角に、なんと神様、仏様、他御一同、皆様ご一緒にお集まり頂いております。せまっ!誠に申し訳ねー。家を建てた時から、家の中に神に手を合せる場所、信仰の場所があれば、いきで、いなせで、カッコよろしいなぁ~、と僕ぁ~思ってたんだなぁ~。でも市販で出回っている神棚はどれもびっくりするほどダサくて、デカくて、種類がホント少ないんですね。それで、いわゆる従来の「神棚」にとらわれず、リビングにあってもオシャレな神棚、妻、調べとけ!と僕、お願いして、妻、調べに調べて、アンタこんなのいんじゃない?どれどれ、無印良品の「壁に付けられる家具」?おお!これいいじゃん!買う?おお買え!うぃ~す!って感じで、うちに神棚が設置されるまでに4年の月日がかかっちゃいましたね。僕個人としては、「信仰」というものは大変にロマンがあって、カッコよろしいものだと常々思っていますので、市販の神棚や仏壇に、もう少しオシャレでかっこいいものがあってもよいのかと思いますけどね。まぁ、ちらほらモダンな商品が出てきてはいるようですが、若い家庭に当たり前に受け入れられるレベルかと言うと、正直うーん。大昔のね、試行錯誤を繰り返して、いくつもの傑作を生みだした、宮大工や仏師といわれる当時最先端のデザイナー達がね、今の伝統と格式ばかりが重んじられる神棚や仏壇を見てさ、どう思うだろう、つーか。さて、神棚の形、場所、方角、高さ、神々の配置、等々の決まり事については、僕は、我ながら欠落しているんじゃないかってぐらい気にしていません。勝手してます。御免なさい。もし、この様な神棚の祀り方では、ご利益もご加護も半減するぞ!ってことなら、まぁ、ご利益も、ご加護も、ご近所さんのお庭でたくさんなった柿も、食べきれない程頂戴するのは、おこがましいのでね。半分ぐらいでいーですよ。また、その様な信仰心ではバチがあたるぞ!ってことなら、も~おっしゃる通り。バチなんか、かぶりまくってきましたよ。もーすでに。いろいろ。でもまぁ。バチもたまにはよい。反省したり。後悔したり。悔い改めたり。勉強になります。ありがてぇ!感謝感激雨あられ!では、神棚におわすものを、ご紹介致します。左は、名古屋市熱田区、熱田神宮のお札。我が家の神道の行事は全て熱田神宮で行っています。熱田の森はいいですよ。聖地です。空気が違います。あと、宮きしめんが美味し~。右は、名古屋市北区、山田天満宮のお札。妻がつい最近、思うところあって、友人と参拝に行ったようです。うーむ、あの妻が、菅原道真公になにをお願いしたのやら。それは、天神様のみ知るところ。今はあれなんで写真抜いてますけど、ここには普段、三年前に交通事故で死んだ、僕の母親の写真が入っています。飾っている写真は、葬式の写真ではなくて、ずーっと昔のボロボロの写真。動物園のキリンの前で、3歳ぐらいの僕の肩に手を乗せて、カメラに向かって笑っている、若くて綺麗な時の母の写真です。次女がお腹の中にいる時に死んだので、次女の顔は見せてやれませんでしたが、その次女のOちゃんが、気味悪いぐらい、顔も体系も仕草も、母にそっくりなんですね。だから時々母の写真に手を合わせては「おっかあ、生まれ変わって、僕の子になったんか?」なんて言ってます。こちらは京都の清水寺の黒い大黒天。昔、妻と行った京都旅行で、僕は気が付かなかったのだけれど、清水寺で小さな黒い大黒様の人形を妻が買ったらしい。妻曰く、その後、僕が会社で出世したのだとか。今年、そのお礼も兼ねて、久しぶりに清水寺を参拝。U子さん、以前のより随分大きめの黒大黒フカフカ人形をあらためて購入していましたよ。もっと働けコノ野郎!ってことね。これは、マックのハッピーセットのおもちゃ。御存知、スーパーマリオの1UPキノコ。食べると、命が一つ増えます。なんだか、縁起の良いものに思えて、神棚にあげてます。・・・ん?何これ?何なの、このダルマ?怖っ!!こんなのいたっけ?あの~おたく、どちら様?お~い!U子さ~ん!このダルマ、どちら様~~~?・・・ふむふむ。山田天満宮のダルマおみくじ?のダルマさん。・・・あっそう。むかっ!何か問題でも?って顔してやがる。腹立つわ~。むかっ!端っこのほうで、しら~っと神棚に祀られてやがる!なんだ馬鹿野郎。って顔してやがる!まあいい。ダルマも、そこにいるべきなので、いるのでしょう。見たまんま。これが我が家の神棚のご様子。信仰のかたち。にほんブログ村
2017.08.22
「家曜日」ってブログのタイトルなんですけどね。タイトルに深い意味はないんです。これ、僕だけじゃなく、グログを書かれている多くの方々も同じだと思うんですけどね。意味なんかねーよ、タイトルに。はは。むしろ、意味の方が後から追っかけてくるようなブログを書ければつーか、そんな感じ。んで。「家曜日」なんつって、造語としては、ちょっと言葉遊びすれば誰もが思いつくしね。センスある御仁はあえて避ける系のワードだしね。安易で陳腐、重々承知いたしておりやす。んじゃ。何でまた、「家曜日」?てぇ~申しますと、要は、字面(じづら)がね。いいんですよ。字面。いいでしょ?「家曜日」。「家」という字と「曜日」という字を組み合わせた時の、文字の面構えがね。いいわ~。いえようび。と読んで欲しくねーから、~うちようび~、と後に足した所存でごぜーやす。えーと、ここで僕が言う、字面ってね。字の画数がどーのとか、それで運気がこーのとかの類でなくて。あと言霊(ことだま)とかの言葉に宿るパワー系の話でもなくて。全然そういうスピリチュアルなことじゃねっす。もう真逆。すげーマテリアルな感じ。例えば車の外観。フォルムをパッと見てね。わ!かっこいい!とね。理屈抜きに思う感じ。それと同じ。わ!いいわ~。この字面。「家曜日」いいわ~。んで。つけた。んじゃ。この流れで、僕がこの半生で、個人的に「この字面いいわ~。」と、勝手に思い続けているワードたち、抜群のフォルムを持つ言葉たちを、ちょこちょこっと紹介します。どぞ。この字面いいわ~。情報番組系。「ズームイン!!朝!」はぁ~。字面がいいわ~。「朝!」つって、なかなか言い切れねーよ、ふつー。フォルムがいい!惚れ惚れする!とっくに終わった番組ですけどね。この字面いいわ~。子供番組系。「ひらけ!ポンキッキ」いいわ~。いきなり、「ひらけ!」つって、なんや解らん命令形がいいわ~!こっちも、はるか昔に終わってます。若者知ってるかな?ガチャピン・ムック。この字面いいわ~。遺跡系。「マチュピチュ」は~。可愛らし~。思わずハグしてチューしたくなる、インカ帝国、古代都市。この字面いいわ~。お土産系。「マカデミアナッツ」いい!かっけー!よい子のみんな、地球を侵略しに来た悪の方々に襲われた時は、「マカデミア~~~~!!」と助けを呼ぼう!とぅーーー!とか言って空から飛んでくるっつーの!「マカデミア~~ナッツ!!」とか言ってポーズ決めるっつーの!その字面からして、きっと悪と戦ってくれそなハワイのお土産。はーい、では最後に。お持たせしましたぁ。この字面いいわ~。インテリア系。「無印良品」でた!!はぁ~。この字面いいわ~。もう向かうところ敵なし。横綱って感じ。「無印!」でまわしを掴んで「良品!」で上手投げ!みたいな。「MUJI」という表記も、ちらほら見ますけどね。やっぱり、この漢字4文字の、字の面構えが、僕はたまらなく好きですね。はは。にほんブログ村
2017.08.17
ハゲと雑貨のエトセトラ 最終夜「風車」季節はだんだん変わるものではありません。季節というのはほんの一瞬で変わります。本当です。皆さん。今年の夏の終わり頃には、是非、毎日五感を研ぎ澄まし、注意して生活してください。あ。今。夏が終わった。あ。今。秋に入った。と感じる一瞬があるはずです。季節というのはほんの一瞬で変わるのです。ここ数日、なんだか秋が恋しいなぁ。なんか本能的なとこで、恋しがってるだっちゃ。たぶん夏の終わりが近づいているのだろう。ヒト科に属する、一匹の動物として、変わりゆく季節への、身支度をはじめないとなぁ。だっちゃ。がんがんにエアコンがきいたリビングから、ガラス越しに、風車が回るのを見ていた。ちっぽけな庭の、家庭菜園のスペースに飾った、希少なほど陳腐な外観の風車。南風に吹かれて、くるくるくるくる。あ。風車の足元に、家庭菜園のキュウリのツルが巻き付いている。2メートル程高く伸びたのでつい先日、剪定したばかりなのに、よくもまぁ、こんなに伸びたものだ・・。実に感慨深い・・・。あ。ガラス窓に、つい先月、43歳になった自分の姿が映っている。よくもまぁ、こんなにハゲ散らかしたものだ・・。実に感慨深い・・・。僕の妻は日頃、僕の薄毛を見るにつけ、家事の手を止め、いじくり倒し、茶飲みがてらに、あざけり笑い、明らかに夫の薄毛でストレス解消して、薄毛笑いで、ほどよい疲労、快眠、健康って感じですが・・・。ああ見えて実は、夫思いの心優しい性格なので、ねえ、あんた、育毛したら?とか、ねえ、あんた、植毛したら?とか、ねえ、あんた、いっそのこと、まゆ毛を全部剃って、広いおでこの、高いところに、マジックペンでまゆ毛を書いて、ハゲじゃなく、「目とまゆ毛の間が広い人」として生きたら?とか、実に心優しい助言を沢山くれます。ハゲについて物申せと言われれば、天が自分に与えたささやかな試練かもしれぬし、裏を返せばチャームポイントにだってなるし、対人関係において、ハゲを見る側の人間性を、逆にこっちが見るという、ひとつのリトマス試験紙的な役割を果たしてくれるともいえるし、まぁ、言い出せばきりがねー。でもまぁ、僕はどうのこうの考えず、これまでどーり、あるがままよ。あるがままの、ハゲでよい。あるがまま、なるようになる。レットイットビー、ケセラセラ。ハゲるがままの、なるようにハゲ。それ行け!ハゲ!行こうぜ!ハゲ!痛いほどまぶしい空の下!風の赴くままに!あの風車のように!南風に吹かれ!どこまでも陽気に!なびかせる髪はもうどこにもないのだとしても!にほんブログ村
2017.08.14
ハゲと雑貨のエトセトラ 第三夜「無印良品のハサミ」このお盆休みに、家族で海水浴に行ってきました。海水浴場の近くの古いホテルで一泊して、翌朝、静かで、冷えた海岸線を、家族みんなで歩きましたよ。藻屑と漂流物だらけの小汚い浪打際を、行く当てなく、ただ砂浜に足跡をつけて廻っただけなのだけれど、不思議と僕たち以外誰もいなかったので、なんだか海が、僕たち家族に、「特別にくれた時間」のようで、「止まった時間の真っただ中」にいるようで、僕は幸せな気持ちでいっぱいでした。実は今回の家族旅行で、長女のP子の成長を特に感じるとともに、正直、この先少々不安にもなりました。要はね、自由すぎるんです、性格が。この時も僕たちはどんどん先に歩いていて、彼女一人取り残されているのに、気が付かないのか、一人でも平気なのか、水平線を眺めながら、夢中で何かぶつぶつ言ってましてね、なんか海に願い事でもしている様子でね、要は僕の子供の頃にそっくりなのでね、うーん、心配。僕にそっくりと言えば、P子はお絵かきや図画工作が得意でして、ちなみに、このブログのタイトル画像はP子画伯の作品です。今後も毎月彼女の作品で画像変更していこうかなと。まったく僕に似て、頭は悪いけど手先は器用なので、ハサミを使えるようになったのも、かなり早い時期で、幼児でも使いやすい無印良品のハサミで、なんか片っ端から切りまくり、妻に叱られてました。さてさて、ハサミと言えば、僕にはハサミにまつわる忘れられない一日があります。それは今から8年前、僕が最後に美容室に行った日です。当時僕は既に、ご機嫌にハゲ散らかしてしたのだけれど、住んでいたマンションの1階店舗にあるという理由で、無謀にも美容室に散髪に行っていたのです。(今はバリカン自分刈り)そこの美容師のお姉さんは、僕が何度「丸坊主にして下さい」と言っても聞かず、「まだまだオシャレにキメれますよ!もったいない!」とか、「あれ?先月より髪が増えてません?何かやってます?」とかなんかすごい励ます感じの言葉をかけてくださっては、「坊主刈りじゃないけどハゲが見苦しく見えない絶妙なカット」に毎回して下さいました。その日もいつものように、カット前に僕の頭皮を凝視しながら、なんか励ましたり、うそぶいたり、ほのめかしたりした後「坊主刈りじゃないけどハゲが見苦しく見えない絶妙なカット」にとりかかっていました。ただ、この日いつもと違ったのは、初めて見る見習いっぽい若い女の子がお姉さんの横について、仕事を手伝っていたってことです。お姉さんは若手が見ているので、いつになく真剣な表情。女の子も先輩の技術を見て覚えようと、真剣な眼差し。お姉さんが「ちょと、アレちょうだい。」とか言うと、女の子が横からサッと道具を手渡したりしている。・・・なんかこれ、手術みたいだなぁ。我ながら小3ぐらいの発想で嫌んなる。でもそう思ったら、妙に可笑しくてたまらなくなり、胃の中から突き上げるような笑いを我慢するのに必死。そんで、お姉さんのハサミを使う手元に注目すると、僕のハゲ散らかした数少ない髪の毛を、ところどころ長めの髪を残して、丁寧にねかしたりしながら、絶妙なバランスで、全体が均等に見えるよう、まるで機械のように、テキパキとすいてゆく。・・・天才外科医。あ。ヤバい。笑っちゃう。そうだ!息を止めろ!この笑いを窒息寸前の苦しみにすりかえろ!・・・僕、患者。・・・ハゲ、患部。って!自分で追い打ちかけるなって!ふっ、太ももをつねれ!笑いを激痛にすりかえろ!ぎゅーって、太ももがひきちぎれんほどに!そんなこんなで、何とか笑いをかみ殺し、かみ殺し。ああ、地獄からの生還。今まさに、カット完了、もう、ゴール寸前ってところで、僕の髪を切り終えた美容師のお姉さんが、見習いの女の子にぽろっと言った。「ふーー。なんとか成功。」オペじゃーーーーーーーーーーーーん!ねぇこれ!オペじゃーーーーーーーん!ねぇねぇ!あんたドクター?ねぇねぇ!あんた助手?だぁ~~~~~~~しゃしゃしゃぁ~!・・・とはさすがになりませんでしたが、そっから、レジで支払いして、店を出るまで、三十も半ばを過ぎた大人が、ずっとクスクス、ニヤニヤしていて、そんな自分が、んもぉ~嫌で嫌で。その日から、美容室には行ってません。この性格、どーか我が子に遺伝しませんように。なんて、僕もP子のように、海に願い事しようかなぁ。にほんブログ村
2017.08.13
ハゲと雑貨のエトセトラ 第二夜「エアープランツ」「エアープランツ」です。種類は「ウスネオイデス」というモサモサのやつ。テレビの上の、窓のとこに吊るしてあります。一見かぼそい感じですが、そのモサモサを触ってみると、一本一本に芯があり、ほどよい弾力もある、表面の色艶もよく、植物臭はない。土のいらない植物で、水は基本的に、3日に1回ぐらい霧吹きで水分をあたえるのみ。その程度の手間で、このモサモサ感!素晴らしき生命力だなぁ・・・。休日の朝、何気にこいつを眺めていると、妻が後ろから、肩をぽんぽん、何?「うらやましいのか?」休日の昼下がり、あ。洗面台にさっきののエアープランツ。水にひたひたに浸かってござる。月に1回4~6時間を目安に、このように水をやるようです。ソーキングという水のやり方だとのこと。わっ、すごい。昆布みたい。なんて何気にコイツをわしづかみにしていると、化粧台の鏡に突如妻の姿、わぁっ!な、何??「うらやましいのか?」お天気の良い休日の午後、家族でホームセンターへ買い物に行く。妻は、ティッシュやオムツ、愛犬のエサなどの購入に大忙し。別段僕はやることがないので、ぶらぶらと妻から30メートルほど離れ、買い物カートをガラガラ鳴らしながら、ぶらぶらと観葉植物売り場へ。あ。うちのエアープランツと同じやつがある。うちのよりずいぶんデカいなぁ。へー、こんなにモッサモサになるんだ・・・。なんて何気に眺めていると、突然、スマホからメールの着信音。え?妻から??新着1件件名 「うらやましいのか?」にほんブログ村
2017.08.12
ハゲと雑貨のエトセトラ 第一夜「ハングイットオール」吾輩はハゲである。名前はまだない。毛がないしー、金もったいないしー、理髪店とか行ってねーしー。家電屋で購入した家庭用のバリカンで、月2回程風呂場で丸坊主にしている。ハゲ人間にも様々なタイプがいますが、僕は俗にいう「明るいハゲ」なので、育毛しねー、植毛しねー、カツラなんかにゃ興味がねー。今日もご機嫌にハゲ面さげて、お天道様を頭皮に感じ、街を、世間を、闊歩しているぜ、コノヤロー!ただぁ~し!明日は特別。僕が妻の代わりに、次女のOちゃんを初めて保育園にお迎えに行く日。絶対に帽子をかぶっていかなくちゃ・・・。深くかぶっていかなくちゃ・・・。よし!絶対に帽子を忘れないよう、玄関にあるハンガーラックに帽子を引っかけておきましょう。えーと、イームズ夫妻デザインの不朽の名作「ハングイットオール」。んーと、妻からの情報では、世間ではリプロダクト品が多いのだけれど、我が家のはハーマンミラー社の正規品なんですって。???。うーむ、僕には妻の言ってることがよく解りませんが・・・。詳しい人、意味わかります?「アート性の高い雑貨」というより「マジ?、カバンや帽子をひっかけてもいいの?この美術作品!」って感じですな、こりゃ。繰り返し言うが、明日の保育園には、忘れずに帽子をかぶっていかなくちゃ。もうあの日のような大惨事はゴメンだ!あの日のような保護者や保育士を巻き込んでの大騒動だけは避けなくちゃ・・・。・・・そう、あれは、長女のP子が園児の頃(今は小学1年生)、同じく僕が妻の代わりに、初めて保育園にお迎えに行った日のこと・・・。長女のP子は、根っからのお調子者。加えて初めてパパが保育園にお迎えに来たのがよほど嬉しく興奮したのでしょう、僕の姿を見るなり、僕の頭部を指さして、「ねぇ!みんな見て!P子のパパ、ハゲツルピッカ!」と園庭に響き渡る声で叫びやがった。そんで、自分の発言に自分でウケて、エヘッ!エヘヘッ!エヘヘッ!とアホ丸出しの大笑い。まわりの園児、さすがに「え?これって笑っていいの?」と一瞬ひるんだが、P子の「ねぇ~パパぁ~。何でパパ、毛がないのぉ~。」というアホな問いに、「あれ?しまったぁ~!髪の毛会社に忘れてきたぁ~。」というアホな受け答えを僕自身がしてしまったのが大惨事の始まり。まわりの園児たちに「あ。このハゲは、ハゲ呼ばわりしてよいハゲなのだ。」と即座に承認されてしまい、まわりの園児10人ぐらい、どいつもこいつも、「ハゲツルピッカ!ハゲツルピッカ!」の大合唱。離れた部屋にいたヨチヨチ歩きの幼児たちも、園庭の賑やかさ一体何事かと、部屋から顔を覗かせ、お姉ちゃんたちにつられて、ケタケタケタとお手々叩いて大笑い。僕ぁ~初めて見ました、幼児のスタンディングオベーション。僕もまだその時は、「うむ。うむ。叫びなさい。笑いなさい。幼き子供は愛くるしきものじゃのう。」という感じで一緒になって楽しんでいて、何なら青くじゃりじゃりした僕の坊主頭を園児を並ばせて一人ずつ触らせてあげるという、斬新なアトラクションを開始しようかなと。開始しようかなと思ったその矢先。「こらっ!誰君!なんて失礼な事を!」と、何や知らんスーツ姿の父兄がやって来て、園児の一人をすごい剣幕で叱り始めた。あのぉ~、だんなぁ~、どうか坊ちゃんを叱らないでくだせぇ~、アッシが勝手気ままにハゲてるだけですからぁ~。と言って助けてやりたいが、うーん、なんか言えない空気。「だって!P子ちゃんがはじめに言ったんだもん!」「P子ちゃんは関係ない!」いやっ、関係あるっての!うちの娘がアホなんだってのっ!。坊ちゃん、すまねぇ、おっさんがハゲてるばっかりに・・・。そっからは、まわりの保護者も、そのスーツ姿のパパにつられるように、あちらこちらで我が子に教育的指導をおっぱじめる始末。「誰ちゃん!なんてはしたない言葉つかうの!」とか。(すまねぇ。はしたない頭で・・・。)「誰ちゃん!P子ちゃんのパパに謝りなさい!」とか。(や、やめてっ!死ぬ!謝られたら情けなくて僕ぁ死ぬ!)そんで、若い保育士たちはというと、(笑っちゃダメよ、私達!・・絶対ここは笑っちゃダメ!)という、笑死寸前の形相丸出しで、「はーい。とにかく早く帰りましょ~。」(ぜってー笑うな!このハゲはともかく、他の父兄にゃ、笑っちゃいけねーハゲもいる!)って感じで事態の収拾にあたる有様。逃げるように園庭を後にする僕とP子。次からは絶対帽子をかぶって来よう・・・。なんだか得体のしれぬ疲労感をどっと感じながら、P子と手をつないで夕暮れの路地をとぼとぼ歩く。すまねー。園児たち。おっさんが、空気の読めないハゲで。すまねー。保護者の方々。アッシが、教育上よくないハゲで。すまねー。保育士の先生方。アッシが、はなはだ迷惑なハゲで。「パパ!今日すっごい人気者だったね!」と、何故かとても嬉しそうなP子。エヘッ!エヘヘッ!エヘヘッ!・・・アホ笑い。「・・・おバカさん。」そう言って、僕はP子のほっぺたを軽くつねった。いや。けっこー強くつねったかもしれない。にほんブログ村
2017.08.11
今回の主役は、フレンチブルドックのモモちゃん。僕の恐妻の宝です。もといっ、愛妻の宝です。2002年1月30日生まれ。15歳と6ヶ月のヨボヨボ婆さんベイベー。フレンチの平均寿命は10歳~12歳とのこと。ヨッ!モモちゃん!ご長寿!もう大好きなソファーにジャンプで飛び乗る力はないので、ペット用の階段を設置。おしりでソファーを汚すので、ソファーと同色のタオルを敷いてます。お気に入りの場所、お気に入りの姿勢で、爆睡中。次女にいたずらされてます。モモのトイレゲージの収納場所は、リクシル製キッチンの収納棚の下部スペースを利用。収納棚はフーリープランで購入したので、妻がめっちゃこだわったポイントです。わっ!きっちきち。設置場所がキッチンのデカい換気扇の真正面というのもポイント。迅速かつ強力な臭気対策が可能です。こんなこと言うとアレですが、僕は普段、妻の話はあまり聞いていないことが多いのだけれど、愛犬モモちゃんのことについては、夫婦で真剣に話し合う「夫婦会議」的なことを幾度となくしてきたんですね。誠にせんえつながら、今回はその「犬と暮らすにあたっての僕と妻の決め事」みたいなものを、簡単に10項目にまとめてみましたので、どうぞ。「犬との暮らし、僕と妻の10の決め事」① 犬のために働く。愛犬家の方はご承知のとおり、犬を飼うには大変お金がかかります。うちのモモちゃんの購入費から、エサ代、雑費、幾度の手術代、通院代、等々、この15年間の費用を概算でざっとはじいても、軽自動車の1.2台は買えておつりがきますな。手術などのいざという時、お金の工面に困らぬよう貯金は必要。「お金がない」が理由で愛犬を見殺しにしないで済むように、とにかく働くべし。② 仕事より犬をとる。上記内容と逆のことを言っているようですが、「忙しい」「ヒマがない」を理由に愛犬を見殺しにしないってことです。モモに何かあった場合、妻は必ず仕事を欠勤してモモのケアに専念します。手術日、その後の通院日、安静のため付き添いが必要な日など、全て妻は休みます。モモのためのお金が必要な時に働けないので、まさに負のスパイラルですが、その時は僕が休日出勤などして金銭の不足を補います。さっきからお金の話ばかりでひんしゅく買ってますかね。確かに愛犬のことを語る際に金銭の話はタブーのようなところがあります。でも僕たち夫婦は、この金銭の予算立てを常に重視してきたっす。愛情だけでは愛犬は長生きせぬと考えるからっす。③ 子供より犬をとる。モモちゃんを飼うと決めた時妻が言った言葉です。その時まだ僕たちは新婚で子供はいませんでした。その後子供は2人できましたが、妻の中では一貫した信念みたいです。今でも全てにおいてモモが優先。傍から見れば、そこまで信念を持ってして、やっと子供と犬を平等に扱っているように映るんじゃないかなと思います。「子供第一、ペットは二の次」と思った瞬間から、実際の扱いは「五の次、十の次」の扱いをしているものです。さてさて、モモちゃん最優先の妻の気持ちと裏腹に、モモちゃんは自らを家族の最後尾に位置づけしている様子で、子供たちにいつも優しく、そして遠慮気味。情の深さに泣けてきます。④ 過保護にする。エアコンは年中つけっぱなし。エサは高価でも体に良い物を。思い出づくりに家族旅行には何度も同伴してます。犬の過保護を非難する方もいますが、妻曰く、飼い主の勝手な都合で我が家につれてきておきながら、過保護はダメと不衛生で過酷な環境をわざと与え、あえて早死にさせる意味が解らない。とのこと。うちはこれからも信念を持って過保護っす。⑤ 妻の指示に従う。別に妻が怖いからって訳じゃねっす。責任者を明確にし、その者の指示で他が動くということ。愛犬の世話を一人に押し付けることなく、家族で分担するのはよいことだと思うのですが、散歩は誰の責任、エサは誰の責任、健康管理は誰の責任というように、責任まで分担してしまうと、愛犬の思わぬ事故や病気につながる恐れがあると僕は思います。厳密な意味で飼い主というのは何人もいない方がよい。モモの総括責任者、つまり「飼い主」は妻一人。もちろん、モモの世話やモモについての相談は家族でしますが、あらゆる判断や決定は妻がします。⑥ 毎日ボディーチェックをする。妻は毎晩寝る前に、モモちゃんの体中の隅々までボディーチェックをします。これまで、鼻のイボ、まぶたのイボ、肛門腺の異常、背中のイボ、左足の悪性腫瘍など、全てこのボディーチェックにて早期発見してします。発見したら即対応、手術、通院、の繰り返しで、今日に至ります。モモちゃん、まだまだ元気です。⑦ 毎日歯磨きをする。たぶん、まわりがまだあまりやっていなくて、うちが特に熱心にしていることがこの歯磨きです。妻は昔歯医者さんに務めていたりして、歯磨きには強いこだわりがあります。とりあえず、モモちゃんの歯ブラシは人間用。磨き方は歯周ポケットにぐいぐい毛先を入れるみたいな、スゲー本格的なやつです。個人的には歯の健康と長寿は無関係だとは思ってませんが、妻の熱心な磨き方を見ていると、「おい!嫌がってるじゃねーか!もうやめてやれ!」と言いたくなる時もあります・・・。でもまぁ、歯磨きは、あなどれませんよ、ホント。⑧ 災害時、置き去りにしない。被災地にペットを置き去りにした人。それを非難する人。非難する人を非難する人。ペットの命についての考えはそれぞれですが・・。うちは、災害時、愛犬を置き去りにしません。一緒に避難します。では実際何処へ逃げる?ペット同伴可の避難所ってあるの?エサは?トイレは?実は僕たち、まったく情報不足の準備不足。言うは易し。反省。⑨ 先ず、飼い主が健康でいる。当たり前のこと過ぎて忘れがち。先ず、飼い主が心身共に健康であるべし。経験上、僕や妻の心の状態が不安定だったり、体の調子が悪かったりすると、連鎖的にモモちゃんにも不調がでました。病気、不幸、災難、ストレス、人間の世界は色々大変。でも、くじけそうな時は「愛犬の為ならぁ~エンヤコラァ~」とひと踏ん張りっす!愛犬が見てるぜ!心も体も強い飼い主でいたいものです。⑩ 「死」を禁句にしない。モモちゃんを飼ったばかりの頃、見ていると心配になる程の妻のモモへの溺愛ぶりをいさめる為、「モモもいずれは死ぬのだよ。」という内容のことを妻に言ったことがあります。若かりし妻は「そんな不謹慎なこと言わないで!」と半ベソかいて激怒しました。その後も折につけモモの「死」について僕が述べると、「辛くなるから言わないで!」「悲しくなるから言わないで!」と絶対禁句の一点張りでした。時は流れて15年。「今日帰ったらモモが動かないから、いよいよ死んだと思ったら、ただの爆睡だった。」とか、「あと2・3年は生きてほしいなぁ~、でも5年先はないなぁ~。」とか「明日死んでもおかしくねー。」とか「安楽死についてどう思うか」とか「死んだあとのペット葬について」とか平気で言ってます。15年も深い絆でむすばれていると、モモちゃんはもう妻の一部分みたいになっているので、「10年先も、20年先も、ずっと一緒だよ。」なんていう白々しい感情はもう湧いてこないのでしょう。妻は今日まで本当に献身的にモモちゃんのお世話をしてきましたし、これからも愛情いっぱいでお世話するでしょう。モモちゃんもそれに応えるように(かなり足元がヨタついてきましたが)今日も元気いっぱいです。彼女たちは「たぶんそんなに遠くない死」から目をそらすことなく、むしろ「死」というものを傍らに置いて、常に意識しながら、絶対に悔いを残さぬよう、毎日を楽しく過ごしています。妻とモモちゃんの深い絆は、僕の誇りです。そして神様。その「別れ」の時。もしも願いが叶うなら人間の妻と、犬のモモちゃん最後に一回だけ言葉を交わせる魔法をかけてください。そしたら彼女たちはきっとこう言うでしょう。モモがうちの子で、ママは幸せでした。モモ大好き。ありがとう。ママが飼い主で、モモは幸せでした。ママ大好き。ありがとう。にほんブログ村
2017.08.06
前略。僕は急いでいた。一刻も早く!急いで二階へ駆け上がれ!ヤバイ!間に合わない!急げ!急げ!ホラ急げ!あれっ!?!?!?!?この日、この時、この瞬間、突然僕の頭に、聞こえるはずのない、雲の彼方からの雷鳴、見えるはずのない、雲の切れ間のからの光芒、僕。階段の途中。立ち止まり。動けない。あ。眼前に。妻。登場。ベランダでひと仕事を終え額に汗。乾いた洗濯物が大量に入った洗濯カゴを両手に抱え。「あんた、何しとんのこんなとこで?そんな深刻な顔して。」妻、これ見よがしに忙しそうに僕に問う。・・・いやね。ここでこうして振り返っていたのさ。そう。これまでの自分の人生を。「はぁ?」今日まで自分は何をしてきた・・・。そして何を成し得なかった・・・。「ごめん。ちょっと忙しいんですけど・・・。」そして君が今日まで僕にくれた溢れんぱかりの愛の日々を・・・。「うざっ!こぅらぁ~あんたぁ~!二度と聞かんで答えやぁ!そこで!何!し!と!る!の!」・・・いやね。あれっ!と思ったらよ。何しにきたんだっけ?思い出せねーの・・・はは。「・・・どけぃ!じゃまっ!」狭い階段の途中、すれ違いざま身を細める僕の傍らを、大量の洗濯物と妻が行く。背後から、イノシシが野山の斜面を猛進するかのような轟音。どたどたどたどたどたどたどた。妻の気配がなくなり、階段には、階段たる、いつもの静寂。前略。階段の途中で振り返ると、吹き抜けには、マリメッコのファブリックパネル。これ、たしか「雪いちご」って名前だっけ。てゆーか、「雪いちご」なんて植物ねーよ。あれ?あったっけ?・・・。実際にあるのかないのかはっきりしない木なのだから見方・感じ方は、見る人の、どーぞ御自由にってことでいーのかな・・・。あれ?僕、何か急いでなかったっけ?・・・まあいーさ。慌ててもろくなことはねー。しょせん、ど忘れする程度の急用ってこった。それより、いーね、この「雪いちご」。間接照明がまるで木漏れ日のよう。若葉のざわめきさえ、聞こえてきそうで・・・。にほんブログ村
2017.08.02
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」山本五十六つい先月のこと。二階の四畳半に机を設置しました。僕と妻の学習机です。机は無印良品の折りたたみテーブルを二台並べています。椅子は結婚当時なけなしの金をはたいて買った、格安ホームセンターの食卓テーブル用の椅子です。妻のおかげで物置から出て再び日の目を浴びたこの椅子たち、角が欠け、あちこち傷んでいて、なんだか昔の学校の椅子みたいで僕は好きです。普通は机に合わせて椅子も新規購入するものですが、うちの妻は時々こういう変化球を投げます。それにしても無印良品の机は、こんな変化球をぶん投げられても、名捕手の実力で見事に受け止め、サラッと調和してみせますなぁ。たぶんこの「個性的でありながら他と合わせるとサラッと溶け込む」という「調和力」に、無印良品の人気の秘密がありそうじゃなと。素人ながらに。実は妻は今、資格試験に挑戦中です。これまで一階のリビングの食卓で勉強していたのですが、製図道具なども使う資格なので、家事や育児や食事の度に机の上をオールリセットしなければならないのが大変だったとのこと。二階に机を置いて勉強すれば、他事に迫られても机の上を一時停止状態にしておける。というのがこの度の購入理由。ちなみに僕は仕事柄、一級なんたら施工管理技士という資格を2こ、なんたらかんたら技術者という資格を2こ、あわせて4この国家資格を取得してます。講習代がもったいないので独学で勉強し、試験代がもったいないのでほぼ現役合格しました。高卒で現場作業員あがりの工事監督として、他の立派な大学を卒業した同僚たちに負けたくなかったし、そもそも頭の出来がわりーので、ふつーにすげー勉強しました。僕の受験中には当然こんな机は無い訳で、僕はもっぱら四畳半の床にナメクジのようにうつ伏せに寝そべって勉強しました。個人的には集中しやすい姿勢なので、勉強の気分がのった時は、寝そべったまま気が付くと窓から朝の光。逆に疲れた時や気分ののらない時は、同じく四畳半の床に寝そべったままグーグー眠った。殺風景だった四畳半が、やっと部屋らしくなったなぁ。と感慨深く眺めていると、妻から突然の提案。「私が試験に合格したら、この机は不要になる。オシャレな机なので、娘たちの学習机として子供部屋に移したいと私は思うが、あなたはどう思うか?」とのこと。これを聞いて僕の心中、何とも整理しがたいモヤモヤが渦巻く。が、とりあえず返事はしなければならない。そんで返事した。「絶対嫌だ。」妻、「えっ?」と驚き、同時に眉間に深かきしわ。以下夫婦の会話。「嫌だとは何だ!大人げない!子供に机を譲るのがそんなに惜しいか!このケチ!」「ケチではない。これはパパとママの学習机だ。子供の机はまた別で考えればよい。そもそも机などなくても勉強は出来る。」「気でもふれたか!机なしでどうして勉強ができる!」「僕は『ナメクジ勉強法』を発案した、ある偉人を知っている。」この時、妻の表情が豹変。我が子のことで議論しているにもかかわらず、「貴様!これ以上訳の解らんことほざいてみろ、貴様の子々孫々、末代まで祟ってやるぞ!」と言わんばかりの憎悪の眼光。いや~妻と僕は長いからね。こうなると、この後、イーッとなって、キーッとなって、ワーッとなるのは間違いないのだ。だから僕はしらーっとトイレに避難。トイレに逃げ込み、ズボンをおろし、何も出ないのに便器に着座しながら、僕は自分が何故子供に机を譲ってやるのが嫌なのか、自分の気持ちを整理してみた。そんで、整理がついた。冒頭の、軍人・山本五十六氏の言葉を再度読んで下さい。人材育成のすべてを言い表している名言です。「言葉ぢから」が凄過ぎる。入力しているキーボードにビンビン伝わってくる程に。ではひるがえって、日頃子供たちに「勉強しろ、勉強しろ」と口うるさく言っている我々親は、勉強を先ずは自ら「やってみせ」ているだろうか?毎日働く姿、家事をする姿、子育てをする姿などは、自ら懸命にやってみせてはいるが、そして子供が自らの背中を見て学んでくれることをどこか願っているが、ことが「お勉強」となると「かつてはやっていた。」と過去形で言ってみるばかり。または「自分は訳があってまともに勉強ができなかった。だからお前たちはしなさい。」と開き直ってみるばかり。人材育成で大切なしょっぱなの「やってみせ」を省略し、いきなり「言って聞かせて」「させてみせ」、あとはひたすら「ほめてやる」。これじゃいけねー。・・と思う。資格試験に限らず、広い意味での「お勉強」を、「学問」を、親は止めてはいけない。親として先ずは子供にやってみせなくてはならない。そうすりゃガミガミ言わんでもガキも勝手に勉強するわい!・・と思う。だから妻もこの資格試験が終わっても「お勉強」は止めてはいけない。だから机はいる。僕もやめない。今年、新たな資格に挑戦します。だからあれは、パパとママの学習机だ!子供なんかに絶対やらねー!そう僕は心で叫んでいた。いや、心中で叫んだつもりが、感極まって最後の「絶対やらねー!」の一節をつい声に出して叫んでしまった。すると、薄暗い便所の扉の向こうから「・・・聞こえたぞ。」と地響きするほど低い妻の声。腹の虫がおさまらずトイレまで追いかけてきやがった。扉の向こうで仁王立ちしてやがった。開戦前夜の兵士のような殺気が扉越しに漂いまくってきやがった。僕は恐怖のあまり、ズボンをおろしたまま、尻を浮かせ、施錠してあるはずのトイレのドアノブを必死で掴んだ。助けて。…怖い。親は子供に「お勉強」をやってみせなくてはならない。そして、間違ってもこんな姿はみせてはならない。にほんブログ村
2017.07.29
うちのトイレです。便器・紙巻・手摺・タオルリングは全てリクシル製品。これらは戸建住宅購入時のハウスメーカーの支給品。ウッドブラインドはタチカワブラインドでオーダーメイド。窓枠より15㎜だけ小さい、きちきち様。壁掛け時計は渡辺力氏デザインの「小さな時計」。本体のたたずまいも勿論おしゃれですが、妻曰く、前方にグッと突き出たフォルムが映し出す壁面に長く伸びーる影がね、いーらしいっす。うむ、たしかに。こっちは2階のトイレ。ちなみにうちのトイレには、妻の方針で、ご覧のように、トイレマットがありません。理由は下記のとおり。①トイレを汚す者が、トイレマットにこぼした自分のオシッコに気が付かない。②気が付かないので、「次はこぼさないようにしよう。」という改善につながらない。③トイレを汚す者のオシッコがトイレマットに染み込んで不潔、悪臭もする。④トイレを汚す者よ!木床にこぼれた己の小便を凝視せよ!そして自分でさっさと掃除しろ!以上です。あ、そうそう、4人家族の我が家に、男は僕ただ一人。(愛犬も女の子)「トイレを汚す者」のところ、「うちのだんな」に変えてもう一回読んでくだせぇ。それからもうひとつ、うちのトイレには、芳香剤がありません。理由はひとつ。①毎朝妻が欠かすことなく、雑巾やブラシで便器をピカピカに磨くので、 うちのトイレには「トイレ臭」というものがない。いつもの朝いつも僕が出勤する時刻いつものように妻が便器を磨いているなにも朝の忙しい時に毎日毎日飽きもせず誰に頼まれたわけでなく誰に褒められるわけでなくそんなことを思いながら妻の小さな背中を見ていたらあれ変だななんだか突然手でも合わせたくなるようなそんな気持ちになったでもそんなことをして妻に気が付かれたら「キモッ!」とか言われて「ちょっと聞いてよ!今朝さぁ~うちのだんながぁ~私見ながら拝んでた!」とか言ってパート仲間の女子トークの餌食になるので僕はしません黙々と便器を磨く妻の小さな小さな背中を見ながらこころのなかで僕は手を合わせましたよ「感謝だでね ありがと」とかなんとか言ったとか言わなかったとかにほんブログ村
2017.07.26
僕の家には、「きちきち様」という妖怪がすんでいます。はい。ここ。きちきち様。ほら。ここにも。きちきち様。では、きちきち様とは、いったいどんな妖怪なのか、ご説明しましょう。【名称】きちきち様【名の由来】名古屋弁のきちきち、「意味=窮屈な・隙間のない・余裕のない」に由来する。【生息区域】愛知県のみならず、全国の整理収納好きの人間の家にすみつく。【生息形態】人間の目には見えない。収納の狭い隙間に挟まってじっとしている。【性格】①無駄な隙間・空間が大嫌い。②仕切る板、的なものが大好き。③分ける箱、的なものはもっと好き。④ラベルテープ、的なものはものスゲー好き。わっ!ここにも、きちきち様げっ!ここにもいた。え?何故僕が、きちきち様の存在に気が付いたかって?もともと僕の妻は、昔から整理収納が大好きで、日々、片付けのアイデアや、収納アイテムの情報を、ネットや雑誌で熱心に研究している。それはそれでよいのだが、問題は収納アイテム購入の日である。お目当ての商品を探しあてるまで、一切の妥協を許さず、それっぽい商品を手にしては、獲物を狙う獣のような目で検品し、「これじゃない!縦にあと1.5㎝、横にあと2㎝大きいものが欲しい!」などと言っては、町中を右往左往、雑貨店をいくつもはしごする有様。妻のおつきの運転手の僕は、あまりに長い買い物にさすがに頭にきて、「この!反隙間主義者!」とか「この!空間テロリスト!」などと血眼になって罵声を浴びせるのだが、妻はそんな僕の発言には、ただ首をかしげるのみで、一向に意に介さない。それどころか、お目当ての収納アイテムを使用して、理想の整理収納を成し得た時などは、「はぁ~~~~~。」と得体の知れぬ悦楽の溜息を洩らし、うっとりとしてしばらくそこから離れないといった有様。これはおかしい。常軌を逸してしる。はっ!これはひょっとして妖怪の仕業ではないか?きっと、妖怪「きちきち様」に憑りつかれているに違いない。間違いねー。ちげーねー。以上が、僕がきちきち様の存在に気が付ついた経緯さ。「はぁ~~~~~。」はっ!ほら!今度は玄関で、妻の得体の知れぬ溜息!助けて!妻が整理収納している!そう。僕の家には、「きちきち様」という妖怪がすんでいます。にほんブログ村
2017.07.23
我が家のソファーを紹介します。ノイエスというメーカーのソファーです。狭い家ですので、横向きに寝転がった時、肘掛が伸ばした足のジャマにならないように、片方の肘掛をなくしているのが、妻のこだわり。さて今回は、このソファーが我が家にやって来た日のお話。そもそも購入前から「買っていい?本当に買っていい?」と妻が執拗に確認をしてきてはいましたが、必要なものだし、妻に一任している事だし、妻からこのソファーの正確な金額を確認せぬまま、何気にOKしたのが、今思えば僕の失敗でした。我が家にきたこのソファーを一見して、あまりの高品質感にびっくり。この時初めて「あんた、これいくらだったん?」と妻に確認をしました。妻、奥歯に物が詰まったような言い方で購入額をモゾモゾ。ソファーの価格といえば格安ホームセンターの家具売場の一角に展示してあるような金額だろうと勝手に思っていたので、購入額を聞いた時、僕ぁ、膝からガクガクとその場に崩れ落ちましたよ。その時、妻曰く、「心配ご無用!ノイエスは10年保証。修理・メンテナンスの体制もバッチリ。安心して長く愛用できるソファーよ。今後我が家でソファーの買い替えはあり得ません。」とのこと。「なるほど。二度も三度も買い替えることを考えれば、結果的にはお値打ちか・・・。」とか言いながら、僕は膝をぷるぷる震わせながら、何とか立ち上がる。ふと見ると、買ったばかりのソファーで、長女がビヨーンビヨーンと軽快にトランポリン。「わー!やめろー!ソファーがー!高価なソファー様がぁ!」膝ガクガク、僕ぁ再び崩れ落ちる。その時、妻曰く、「心配ご無用!ノイエスのソファーはウレタンやバネに徹底してこだわり、極めてへたりにくいと評判よ。」とのこと。「なるほど。でもトランポリンはダメでしょう。」とか言いながら膝をぷるぷる立ち上がる。ふと見ると、買ったばかりのソファーの上を、フレンチブルドックのモモちゃんが尖った爪でウロウロ。そんで、15歳の老犬がお座りした日にゃ、さっきしたウ○コさんの残りがソファーの生地にベッタリ。「いやー!高価なソファーにウ○コさーん!」膝ガックンガックン。僕ぁまたもや崩れ落ちる。その時、妻曰く、「心配ご無用!このソファーはペットの引っ掻き傷に強い生地を使用。ちなみにすべての生地が脱着と洗濯が可能よ。」とのこと。「なるほど。てーか先に言えよ、そういうこと。」とか言いながら膝をぷるぷる立ち上がる。膝から、崩れては、立ち上がり、崩れては、立ち上がり、僕はさながら、生まれたての小鹿・・・。「あんた、さっきから何しとんの?早く座りゃーよ。」と妻。うむ。座ろう。兎にも角にも、先ず座らねば。と着席。なるほど。やや硬めの座り心地。・・おお、絶妙の塩梅。なんつーか。いわゆるひとつの。そう。「素晴らしい!」。この一言に尽きるソファーだぁー!「どう?買ってよかったでしょう?」と妻。うむ。この確かな高品質感、確かな高級感、なるほど購入額に納得は出来る。しかし、本当に贅沢な買い物をしてしまったという思いは、どうしても否めない。「ねえ、聞いとんの?買ってよかったでしょう?」と答えをせかす妻。「はい」と「いいえ」どちらとも言えない僕は「NOYES」思わずそう答えていた。にほんブログ村
2017.07.19
インテリア?知らねー。整理収納?興味ねっす。てな感じで、家のことについては、まったく無関心だったこの僕が、このたび、我が家のインテリアや整理収納を紹介するという、だいそれたブログをはじめました。僕の妻の、結婚してからの一貫した趣味である、我が家のインテリアや整理収納の様子を、夫である僕が、「夫の目線」で、且つ「恐るべき素人目線」で紹介します。読者の皆様におかれましては、どうか「暖かい目線」で、よろしくお願い致しやーす。では早速っすが、僕が妻の趣味をみなさんに紹介するきっかけになったのがこれ。はぁ~いこれ、梅干、ですな。右の青いのが先月漬けたばかりのもの。左の赤いのが、1年前に漬けて、干して、瓶に戻したもの。瓶は、セラーメイトというメーカーの取っ手付密封瓶です。去年・今年と一度に5瓶ずつ漬けました。そのうちそれぞれ1瓶ずつをインテリアとして、リビングの無印良品の収納棚の上に置いてあります。残りはキッチンで保管。冒頭で述べたとおり、インテリアにまるで興味のない僕ですが、この瓶は別格。去年・今年と、6月の貴重な休日を「お手伝」という名の大義のもと、「大量の梅のヘタをひとつひとつ爪楊枝でほじくる。ほじくった梅を水で洗う。さらに水気を拭く。今度は焼酎を噴く。とどめに塩で揉む。」といった重労働に費やし。精も根も尽き果て仕込んだ梅干である。否が応でもこの瓶は目につく。それで、毎晩この目につく瓶を、晩酌しながら眺めていた訳ですな。すると、こんな僕でもだんだん「うーむ、コレはアレですな。なかなか趣が、あるような・・ないような。」とおぼろげながら思うようになり、そのおぼろげな思いは、この梅干瓶を、あらためて意識して、ゆっくり、じっくり眺めているうち、「てーか、コレ、でら、いーがや!」と、突然ディープな名古屋弁のシャウトをもって、確信にかわったのでした。がや。僕がこの梅干瓶をインテリアとしてよいと思ったのは、下記のとおり。①瓶越しに、青い梅がほんのり赤くなっていく様子が日々見られて、かわいらしい。②去年漬けた梅と今年漬けた梅を並べて置くと、それぞれ色合いが違って、愛らしい。③瓶詰めの効果か、脳が食べ物ではなくインテリアとして認識しているらしく、少なくとも、見ていると口の中が唾液でいっぱいになり、炊き立てのご飯が欲しくなるなんてことはないので、実に愛くるしい。④なんだかんだ言って、最後は喰える。しっかし、あれだな、この梅干瓶に限らず、あらためて家のなかを見渡すと、我が家は、妻のこだわりとアイデアと努力でいっぱいだな。部屋はいつもきれいだし。家具や雑貨は洒落ているし。いやー結婚して15年、見ているよーで、見てねーなー僕。すまねー。まったくもって申し訳ねー。こうなったら、妻の大好きな我が家を、世間の人にも見ていただきてぇなぁ。ちょいと僕が手伝ってやろうかなぁ。なぁ~んてことを思いながら、1年モンの梅干を食す。妻の梅干はシソや蜂蜜の味付け無し、塩オンリーで、油断して食べるとめまいがするほど酸っぱい。でも、大丈夫っす。梅干は日を増す程に味の角が取れ、酸味のなかにも「まろ味」が出ると言うっす。どぉ~れどれ、1年モンの「まろ味」とやらを味わうか。うわぁ・・・・・・・・・・すっぺぇ!気が遠ぉ~くなるほど、すっぺぇ!ねぇ、「まろ味」どこぉ?まろ味ぃーーーーーーーー!いるなら返事してぇーーー!・・・・・・・ちゅう訳でぇ~。ブログをはじめることに、相成りました。我が家の、あちらこちらにあるであろう、結婚15年目の夫婦の、「まろ味」を集めてみようかなんて。にほんブログ村
2017.07.17
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