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≒【読み方】nearly equal ニアリーイコール【意味】「ほとんど等しい」「ほぼ同じ」「約」 【使い方の例】円周率は、3.1415926535897・・・と、永遠に割り切れない。こういった場合に、円周率 ≒ 3.14という表し方をする。円周率は、3.14と「ほぼ同じ」という意味である。いや、ま、厳密には違うんすけどね、ま、ここはひとつ、だいたい正解ってことで、よろしくどぉ~ぞぉ~。という時に使用する記号である。妻が、ちょいと前に購入した無印良品の「収納スタンド」。とある目的で急遽我が家にやって来たぞ。「おーい!〇〇君!」今日も今日とて、会社で業績のかんばしくない部下を呼びつけ。他の社員のいない場所で、決して感情的にならぬよう注意しながら檄を飛ばし。社長には「今期はマジ本気出します!売り上げ五千万UP、乞うご期待!」なんつってハッタリをかまし、会議を制し、現場から現場へ飛び回り、オフィスでは部下たちへの明るい声かけも忘れない。あ~職場はいいなあ~。職場、最高ー!仕事の方程式って、まじ単純明快だもんなあ~。縦の長さ×横の長さ、イコールで答えが出るもんな~。 ・・・それに引きかえ。・・・家族って、超難解だよね。てか、家庭って、玄関を一歩入れば、治外法権だよね。社会的な秩序、道徳、法律、いっさい通用しない独立国家だよね。「おーい!U子さーん! P子ちゃーん! Oちゃーん! おーい!おーい!」ほんと、呼べども呼べども誰も返事しないもんね、テレビ観てっから。「逃走中」に夢中だから。なかなかの近距離だぜ?目と鼻の先。あれ?見えてねーのかな、え?嘘?僕死んでる?妻にゃ、冬のボーナス若干カットされたことについて、子供らの前で公開処刑、鬼の形相で檄を飛ばされ。長女にゃ、ウトウト寝ている顔面に、思いっきり屁をかまされ。リビングを制され、四畳半に追いやられ、押入れで夜を明かし、愛犬への声かけ、それしかすることありゃしねー。てか、何事も実践だね。最近、犬語けっこーおぼえたから。日常会話ぐらいならワンワンいけちゃうから。なんとなーく別の角度から撮影。はい!そこの君!シンプルが大変よろしい!円周の直径に対する比率が円の大きさに依らず一定で、それが3よりちょこっとだけ大きい数値だっちゅうことは、な、なんと、古代エジプトやバビロニアの幾何学者たちは、すでに知っていたらしい。でも円周率は、そんな大昔から今も割り切れていない。その後人類は、月にロケットを飛ばし、AIは、人類をしたたかに脅かすまでの存在になったが、今だ円周率を割り切ってはいない。円周率は、2019時点で、最先端のコンピューター駆使しすることで、な、なんと、小数点以下31兆4159億2653万5897桁まで計算されている。んが、恐らく永遠に割り切ることは出来ないであろう。僕たちは、円という極めてありふれた図形の面積すら、所詮は正確な答えを出せずじまいなのである。いいねえ、人類。 面白い。正面から撮ってみっか。さて、この4cm弱の有効寸法内に何を立てているかというと・・・。このように、ちょいと前から子供達が始めたスマイルゼミっちゅう通信教育のタブレットを立てている。このスマイルゼミのタブレット学習については、また別の日記にじっくり書きまする。てゆーか、家族って、円周率に似とらっせるね。どうしても割り切れない。なんとも言い切れない。永遠に答えが出ない。よくも悪くも、それが家族っちゅうものじゃなかろーか。だから家族の方程式の答えはいつも、「≒」ニアリーイコールなんだよね。家族との生活のあらゆる場面において、夫として、父として、これが正解!これぞ真実!って答えは、自分なりに導き出してはみるんすけどねえ。なんか「≒」ニアリーイコールな感じなのよね。「ほぼ等しい。でも厳密には正解ではない。」みたいな。もうね~、大声で「おい!俺様は一家の大黒柱だぞ!」なんつって思いっきり怒鳴ってやりたいんすけどね。おい!俺様は家支えてる柱チックな存在かな? なーんつって思ったりなんかしてぇ~。ぐらいにしか言えやしねえ。ははは。ああ、今日もまた円周率の日が暮れる。まったく3.141592な夕暮れだ。しっかし、俺っちも馬鹿だね。この割り切れない生活のなかに、とても大切なことがあるような気がして、この言葉にならない気持ちを、いつか言葉に出来るような気がして、明日も「家族」という永遠に答えの出ない方程式に、こりずに頭をひねってみようか、なんて。いいねえ、家族。 面白い。にほんブログ村↑ポチッと一枚!それではみなさん、また来年。ばいなら、ばいなら、ばいなら。
2019.12.30
この妖艶な虹は、スノーピークの小型ストーブの炎。我が家のサンルームもいよいよ冬支度でーす。野田琺瑯のドリップケトル。このシンプルが、いかすぜベイビー。植樹してから四年、一度も紅葉してくれなかったもみじが、何を思ったか今年気まぐれに色づいたっす。秋の終わりに遅ればせながら、小さい秋、見つけたっす。さて。会社に残ることになりました。独立起業の夢は捨てました。サラリーマン生活20年、一遍の悔い無し。残りの人生は思いっきり自分の為に働いてみたい。妻と二人で街の小さな水道屋さんを開店して。若き日の自分のように、もう一度目ん玉ひん剥いて働きまくって。組織の中では得られ難い「やったらやっただけ」の成果と報酬を手にし。つったって歳も歳だから、破格の急成長をする知恵や体力や時間は無いけど。まあ、それはそれ。出来る限りベストを尽くし。ささやかながら、老後まで夫婦で仲睦まじく働ければよい。と、思ったんだけどなぁ・・・。ったく、世間がよお、許してくんねーんだよ、ったくよお。どうやら僕は、そういう星の下に生まれてこなかったみたいっす。いや~、夢破れたとはいえ、この数か月本当に楽しかったな。自分という人間に、全く別の人生が垣間見えたような気がして、いや~、儚くとも、幸せな妄想だった。まったく、泣けてくる!でさ。明日からは、経営者の卵として正式に社長に弟子入りして、長い年月をかけて社長から直々に経営を学ぶことになりそう。一介の中間管理職人からその先へ、部下たちに背中を押され、社長に引きずり上げられ、いずれは20人~30人の社員や、その後ろにいる家族の心配をする立場になりそう。まじ、逃げ出したい。よ、よ~し、こういう時は、先ず肩の力を抜いて、ははは、と笑ってみるか。ははは。・・・うーん、だめだこりゃ。まあよ。これが天命であるならば、受け止めねばなるまいよ。バカボンのパパならきっと陽気にこう言うぜ。これでいーのだ!つってね。うむ、これでいーのだ。これでいーのだ。これでいーのだ。これでいーのだ。・・・・・・・だな。これからも、僕は僕らしく。これからも、シンプルなライフだな。簡素に。単純にね。シンプルに生きようじゃないか。がんばれ、自分。にほんブログ村↑ポチッと一枚!
2019.12.15
僕の妻は、四角フェチです。昔から、四角い物や、角ばった物に、夫の僕がちょっと引くぐらい異常な執着や偏愛を示します。丸みの無い直線のみが織り成す世界。質実剛健な印象を与えるそのフォルム。秩序正しく整然と落ち着いた佇まい。妻の大好物です。そんな妻の「底なしの四角欲」を満たしてくれるのが、無印良品のお歴々。こちらは、我が家の冷蔵庫。無印良品の「355L」様。おお、神々しくキッチンに鎮座しておわします。この無駄のないデザインがね!四角感をより引き立てるのよね!うちの妻、時々この角をじぃーっと眺めては、うっとりしています。これは、うちの神棚。無印良品の「壁に付けられる家具」。この角っちょ!このカクカクッとしたフォルム!これが、妻をメロメロにさせるんだね。四角フェチにゃたまんねーんだろうね。これは、二階の書斎の机。無印良品の「折りたたみテーブル」。うわあ、妻のご馳走。この角っちょおかずに、妻、どんぶり飯、三杯ぺろり。お次は、リビングの収納棚。無印良品の「オーク材・ウォールナット材収納棚」。四角!四角!四角!四角!四角!ほら、ごらんよ、妻!四角の楽園だよ!しっかし、世ん中、いろんな癖や趣味嗜好があるもんですな。押入れやクローゼットの収納もカックカクして面白いから、そのうち紹介しまーす。あなたのまわりにはいますか「四角フェチ」?さて。先日ちょろっと書いたんすけど、今、会社を辞めて独立起業するか、それを引き留める会社に残留するか、ちょっくら悩んでましてね。日々形容しがたい緊張感の中で暮らしてるっす。でさ。あらためて思えば、これって、とっても幸せな悩みでね。僕を取り巻く全ての人に感謝せにゃならんね、まったく。僕は以前このブログで、子供は親の作品じゃない。作っちゃいけない。子供は生きもの。生きものは「育てる」。と書いたことがあるのだけれど、こと夫婦に関しては、まったく違った考えを持っていてね。僕という人間は、つくづく「妻の作品」だと思っている。妻が己の人生を賭けて作り上げる「作品」、それが僕です。夫です。妻のおかげで、僕は今、大変ありがたい悩みを抱えるに至っている。ありがてえ。まったく、ありがてえだよ。なーーーんてことを、先日酒飲んで酔っ払って妻に申したらば、ホントだね~。ホント私の調教のおかげだね~。と、したり顔で返されました。・・・いや、調教って。さすがは、四角フェチ。おっしゃることも、いちいち角が立っている。にほんブログ村↑ポチッと一枚!
2019.12.08
先日、仕事から帰宅するや否や、妻が、僕の顔を真顔でじぃーーっと。僕) ・・・何すか、先輩。妻) 今日は何の日でしょ~か?僕)・・・・・・知らん。妻) あんたとあたしの、何の日でしょ~か?僕)・・・知らんがや。妻) 大切な二人の・・・僕) 知らんがや、アホ。妻)おま、今日、何婚記念日だああああ!と、いうわけで結婚記念日でしたとさ。とほほ。いや~、例年通り、すっかり忘れてた。じーちゃんも安心横漏れギャザー付きかってぐらい、今年も漏れなく。俺がやる! 俺がやる! じゃあ、俺がやる! どうぞどうぞ! ってぐらいのお約束で。記憶力、秋晴れの空! 我ながら、すがすがしいくらい、忘れきってた。妻) やっぱり~。つって、妻がため息つくのはしゃーねーにしても、その後娘二人がさ、長女) やっぱり~。次女) やっぱり~。つって、ドゥーワップグループさながらのタイミングでため息つきやがってさ、たまんねーよ。とどめに「やっぱり~~♪」つって三人でハモるんじゃねーかと思っちゃったよ。ボンボ~ン♪シュビドゥビ♪つって歌い出しそうだったもん。さて、食の最後尾に属ずるグルメを紹介する「Z級グルメ」。今回は、昭和の給食の味「冷凍みかん」です。■材料みかん。以上。■作り方①みかんを冷凍庫に入れる。以上。■そのお味は?ほどよく解凍してから食べないとね。石のように、カッチカチだからね。鈍器のようなものだから。ほぼほぼ凶器だから。大切な結婚記念日を忘れるようなポンコツ夫は、隙あらばこれでとどめ刺されちゃうからね。おらあ!地獄で記念日祝いさらせえ!つって、ひたい割られちゃうからね。さっさと解凍して食べようね。死因「冷凍みかん」なんて、死んでも死にきれねーからね。一口ほおばる。美味し!懐かし!知覚過敏‼って感じ~。うわあ、カレンダーにも、これ見よがしに書いてあった。・・・やっべえ。ちゅうわけで、翌日。ったく、遅ればせながらだ、ニャロメ。ほ~んと、よ~く出来た旦那さんで。なんつってえ。にほんブログ村
2019.12.05
ここんとこ仕事でゴタついている事柄。それに対する今現在の自分の気持ち。今後の記録として、この日記に残しておく。先月のあたま、僕は社長に会社を退職したいと伝えた。今の会社に不満はない。今の会社には感謝しかない。退職の理由は、一・二年程前から構想があった独立起業をするためである。サラリーマン生活20年、一遍の悔い無し。十分やり切ったと思う。僕は今、45歳。人生の折り返し地点のところ。僕等の世代は、きっと65歳定年って訳にもいかぬだろう。おそらく70歳まで働かねばならぬ。70歳までの残りの25年は、企業の為でなく、自分の為に働いてみたい。これからの時代、年を取ってからも自分が自分らしく働ける環境は、やはり自分でつくっていくべきかなと。勿論、業種は水道設備業。無論、この歳から肉体労働中心の職方がしたい訳ではない。はなっからビジネスをするつもり。不思議なもので、社長に申し出る時、何の気負いも緊張も感じられなかった。自分の人生において、行うべき時期に行うべき行動をとっている、ごく自然な感じ。起業については、必ず成功するという自信しかない。だって、僕には才能があるからね。え? どんな才能かって?ふ、ふ、ふ、僕にはね、「アホみたいに努力する」という才能があるのだよ。その日、社長は即OKをくれた。よくぞ言った! それでこそお前だ! 応援する!そんな反応だった。ある日の恐妻飯。「ミルフィーユ鍋」というらしい。んが、その三日後。僕が早朝7時から、会社で一人さっさと仕事を始めていると、同じく早朝6時から社長室でさっさと仕事を始めている社長に呼ばれた。あれから冷静になって、あれこれ試算してみたが、どう考えてもお前がいなくなると、この会社自体が立ち行かなくなる。なんとか会社に残って欲しい。ありゃりゃ? せめて会社に籍だけは置き、業務上独立しているような雇用形態を一緒に摸索したい。例えば、会社を支店化するとか、グループ会社化するとか。うーん、前回と真逆の反応。社長曰く、そもそも、お前の起業のビジョンがどれだけのものか知りたい。とのことだったので、「それでは企画書を作成して来ます。」と約束する。翌週のはじめ「独立起業のための企画書」を提出。数日後、呼び出され、企画の内容は概ね理解出来たが、独立してからの社会保険の試算が甘いぞ。と指摘を受ける。その後一時間ほど税金に関する講習を受ける。勉強になった。話の最後に、実は自分には、いずれ水道設備業の経営から一線退き、別の事業を始める構想があった。お前さえよければ、その際は水道設備業の経営をお前に任せたいと思っている。と言われる。その後、お互い忙しい合間をみて、何度もミーティングを行う。会社からは、何だかもう勿体ないほどの好条件が提示されている。それでも独立起業したい僕。どうにか会社に残って欲しい社長。現在は、平行線のまま。恐らく次回のミーティングが最後になるだろう。会社から、今後の具体的なポストと給与の提示があると思う。その提示を受け、年内には決断したい。「人事を尽くして天命を待つ」という諺があるけれど、まさに今そんな心境。この20年、人事は尽くした。あとは天命を待つのみ。独立か、残留か、天命は、とっくに決まっているのだろう。めっちゃ美味かった。焼酎めっちゃ飲んじゃった。僕ぐらいの四十代半ばの世代のことを世間では、「失われた世代」とか「ロスジェネ世代」とか「就職氷河期世代」とか言うらしい。大人たちがバブル景気に浮かれ呆けている時、僕たちは、しがない学生だった。多くの学生たちは「明るい未来行き」の片道切符を握りしめ、決められたレールの上を、文句も言わんと着実に進んでいた。んで、さあ、いよいよ大人の仲間入り! 世は好景気、浮かれ、はしゃいで、楽しもー!なんつって安堵した矢先、目の前でパチンと音をたて、バブルがはじけてしまった。ニートという言葉が生まれた。僕等の世代は、ニートに溢れた。今だ氷河期を引きずってマトモに働けない「高齢者ニート」が社会的に深刻な問題になっている。その反面、その氷河期を逆手に取り、団塊の世代やバブル世代との競争を勝ち抜き、その道のプロフェッショナルと成り得た、堂々たる者たちも多くいる。いわゆる「勝ち組」「負け組」の色合いがはっきりしているのも、僕らの世代の特徴だろう。僕はといえば、自分の仕事に対するポリシーを他人に押しつけがましく、団塊の世代やバブル世代に拭い去れない嫌悪感があり、つい反射的に反抗してしまうという、ロスジェネ世代の悪い所ばかりを懲り固めたような、典型的な「ロスジェネ人間」であるにもかかわらず、当時、氷河期の襲来を実感していたかというと、全然そんなことなくて、始発の駅で「明るい未来行き」のレールから脱輪し、スタート地点で、ものの見事に横転したような人生であったので、就職氷河期とか言われても、いまいちピンとこないのよね。みんなが悲惨な就職活動している時、家で酒飲みながらギター弾いとったからね。先日、長女が九歳になった。僕は仕事をばりばり家庭に持ち込むタイプなので、今回の一件を長女に相談したら、パパのやりたいことをしたらいいよ。でも一応、私、図書館で『食べれる野草の本』借りとくね。だって。ははは。そもそも我々「失われた世代」の、「失われた」ものとは何だったのだろう?望んだ就職先を「失われた」んか?バブル景気を「失われた」んか?人のせい、景気のせい、時代のせい、「失われた」という被害者意識むき出しの語感が、それをよく表している。僕には、時代に「失われた」ものなど何もない。ただ、自ら「失った」ものがあるような気はしている。無我夢中で働き続けたサラリーマン人生において、僕は、確かに、大切な何かを失った。この喪失感の正体は何だろう。四十五歳という、人生の折り返し地点に突っ立ちながら、今更ながら、独り、考えている。寒波吹きすさぶ不景気のなか、氷河の道で滑って転んで、力尽き、立てなくなっても、なお、はいずり、はいずり、前進して、かろうじて辿り着いた、この折り返し地点のところで、失ったものが何なのか、今更ながら、考えているのである。にほんブログ村・・・髪の毛かな。
2019.12.01
おはざぁーっす! Q輔ぇーーっす!さぁ~て今回は、久々にしっかりとモノを紹介するぞ、モノを!えぇ~っと、こいつは先日妻が購入したばかりのアウトドア用品だあ。「ニュートラルアウトドアのオフロードキャリーワゴン」。アウトドア好きなら、もうお気付きかもしれないが、ニュートラルアウトドアのアイテム色って、基本的に白じゃんね。白といっても、あの眩し過ぎず、かと言って暗過ぎず、なんとも目に優しい、独特の白ね。一般的にああいった色のことを「ナチュラルカラー」と言うらしい。ところがどっこい、この度妻が購入したキャリーワゴンは、ご覧のとおり、茶ぁ~。これは、新進気鋭ブランド「ドベルグ」とのコラボで、数量限定の特注カラーらしい。このドベルグらしい大地に馴染む茶色のことを「アースカラー」とも言うんだって。インターネット界隈をお散歩中のうちの妻が、これ見つけちゃったから、さあ大変。野良妻、しっぽ振って、ヨダレだらだら垂らして、飛びつきましたわ。ははは。ニュートラルアウトドア×ドベルグ オフロードキャリアワゴン2 NEUTRAL OUTDOOR×DVERG Offroad Carrier Wagon ワゴン キャリーワゴン キャンプ バーベキュー <2019 秋冬>価格:22000円(税込、送料無料) (2019/11/23時点)ちゅうわけで、今日も今日とて、長久手市モリコロパークへピクニックっす。今、紅葉も見ごろっすよ。この公園の何がいいって、ここに来ると普段より空がうんと高く見えるのがいいね。みなさんも、お暇なら、来てよねん。電柱も電線もビルも住宅もない空間で、自然と自然の隙間から見上げるバカ高い空を、ぜひ堪能してちょーす。さて、駐車場に着いたら、颯爽とキャリーワゴンを降ろすなり。てか、この折り畳んだフォルムが、すでにシブいんですけど。颯爽と開くなり。・・・か、かっけー。てか、こいつ、ガラガラ引っぱって公園歩いているとさ、何組かのアウトドアファンと思われる家族が、このレアな色に気付いてヒソヒソ話してんのね。んで、そのことを妻に報告すると、U子さん、女の優越感が満ち満ちちゃったらしく、ずっとニヤニヤと浅ましい笑みを浮かべてましたよ。その後、己の様子に呆れている夫に気付いた妻は、てか、あんた、あたしがニヤニヤしてたこと、絶対ブログに書くなよ! 嫌な女と思われるから、絶対書かくなよ!と何度も何度も念を押してくるので、ははーん、これは、上島チックに、書いてくれって言ってんだな。熱湯風呂の前で「押すなよ! 絶対に押すなよ!」って叫んでいるに他ならぬな。と判断し、妻のご期待に応え、ちょっくら全世界に公開しておきました。ははは。テント、敷物、テーブル、弁当、メルちゃん。がっつり積めまする。僕的にこのキャリーの最大の魅力は、この極太タイヤかと。凸凹道もなんのその、スムーズに移動できちゃう抜群の走破性。なんだ坂、こんな坂、なんだ坂、こんな坂。おお、小三のP子選手、がんばっとりまっし。このキャリーワゴン、積んでいる荷物のわりに、過度に重さを感じねーの。ほんと不思議。「アースカラー」ねえ。なるほど、地球に馴染みますわ。和むねえ・・・ずっとこうして眺めていたい・・・。って、おーい、バカ姉妹!乗るな乗るな。てか、ほんといい公園だよなあ、モリコロさん。樹々の剪定も、環境の整備も清掃も、どだい手抜きがなく、管理者の誇りを感じます。あちらが、園の名所、巨大観覧車。って、バカねーちゃん!ま~た乗っとる。愛・地球博当時のモニュメントも健在。ば、バカチビ!おりなさい。こらぁーー!姉!チビに何させとんじゃーい!高ーい高ーい空の下。そこのけ、そこのけ、おバカが通る。あはははは。んじゃ、みなさん、よい休日をおおお。にほんブログ村
2019.11.24
これ、僕の今朝の朝御飯、「ゆかりのりたま御飯」。A級グルメ、B級グルメ、C級グルメならぬ、これぞ「Z級グルメ」! ははは。休日の朝御飯は、昔から自分で食べたいものを勝手につくって食べてます。んで、今朝は何をとち狂ったか、オイラの駄飯、ブログにアップしてみたずら。なんかもぉ~すみまっせ~ん。■材料①百均産「ゆかり」②カネスエ産「のりたま」③ドラッグストア産「インスタント味噌汁」④残った飯■つくり方冷や飯をチーンして、ゆかりをぱーってかけてのりたまたぁーってかけて、お湯じゃーってかけて、はい、出来上がり。■そのお味は?ゆかり、すっぱいねー。 のりたま、甘いねー。 ふたつ合わさると、甘ずっぱいねー。これ、美味しいねー。インディアン、嘘つかないねー。是非、お試しあれ!悪臭の少ない中部地方の「水道水」を添えて・・・。あはははは。ちなみに、こちらは、子供達の朝御飯。これは、妻の朝御飯。妻、最近朝は納豆とバナナばっか喰っとる。どーいうアレだろう?なんか、妻、四十を前にして、健康について色々考え始めたようで、適度に運動したり、適度に食事を見直したりして、ダイエットっちゅうダイエットはしていない様子だったが、実に緩やかに5・6キロ痩せた。僕ときたら、そんな妻のがんばりを見るにつけ、おい、たまにゃ体に悪いもん喰っとけ、体にいーから。などと訳の分からないことを言っては、家族から、ひんしゅくを買っています。とほほ。にほんブログ村なんか今回、馬鹿々々しくて、すんげー楽しかったので、Z級グルメ、またやりたいと思うとりまっし!ちなみに、明日も更新しゃーーっす! がんばりまっし!明日は下のアイテムを紹介するぞ! お楽しみにだコノヤロー!ニュートラルアウトドア×ドベルグ オフロードキャリアワゴン2 NEUTRAL OUTDOOR×DVERG Offroad Carrier Wagon ワゴン キャリーワゴン キャンプ バーベキュー <2019 秋冬>価格:22000円(税込、送料無料) (2019/11/23時点)
2019.11.23
ここ最近、娘たちが「Dr.スランプ アラレちゃん」に夢中なのね。今、中部地方だけなのか、全国的にか知らんけど、ちょうど再放送しててさ。アラレちゃんつったら、僕が小学生の時にリアルタイムで観ていたアニメだかんね。いやあ、懐かしいったら、ありゃしねー。しっかし、30年の時を経た今見ても、物語の破壊力が半端ねーっす!もうハチャメチャっす!名作にゃ、時代も世代も関係ねーってこった。てか、この流れで「オバケのQ太郎」の再放送やってくんねーかなあ。僕、すんげー好きだったんだよなあ、オバQ。ちなみに、言うまでもなく、僕のブログの登場人物のニックネームの元になってるのが、このオバQっす。好き過ぎてね、ちょっくら拝借しゃーした。はぁ~、このQちゃん。なんかも~、家での僕、そのままっす。こちらは、Qちゃんのガールフレンド、U子さん。妻にそっくり。うわあ、この言い草。マジ、そっくり。・・・もう、妻にしか見えない。才女の、P子ちゃん。かわいい、Oちゃん。のほほーんとした、いいアニメだったなあ・・・。アラレちゃんもいいけど、ぼかあ、ぜひ、オバQの再放送、お願いしたいっす!にほんブログ村
2019.11.19
妻が、今年も早々とクリスマスツリーを出しましたよ。 毎年のように、娘たちと、わいわい飾り付けしとったがや。 さて、今回の「家曜日」の主役はこの人。 ご存知、サンタクロース。 今回は、このサンタさんにまつわる、 なんだか胸がキュッとしめつけられるような、 そんなお話。 先日、妻のU子さんが、娘二人とスーパーで買い物していると、 長女のP子が、唐突に質問してきたらしい。 長女) ・・・ねえ、ママ。 妻) ん? 何よ? 長女) ・・・・・・あのね。 妻) 何よ! じれったい! さっさと言いなさい! 長女) ・・・サンタクロースってさ。 妻) うん。 長女) パパとママなの? 妻) ・・・・・・・・・・・・・。 長女) 友達が噂してた。 妻) ・・・・・・・・・・・・・。 長女) テレビでも言ってた。 妻)・・・・・。 不意に長女の豪快な右カウンターパンチを喰らった妻は、 その後必死で平常を装ったが、結局しどろもどろになっちゃったらしい。 おほほほ、あーた、何をおっしゃってるの? あーた、馬鹿じゃないの? あーた。 なんつって、何故か、デヴィ夫人口調になっちゃったらしい。 でさ、どうやら長女は、妻の見事な動揺っぷりから全てを察しちゃった。ははは。 その後は、まだ四歳の次女が近くにいる事を、姉として配慮し、 ただ無言で妻の方に向かい、右の人指し指を筆にして、左の手の平に、 ば れ た ? と何度も書いたらしい。 続けざまの左カウンターパンチ! うわあ、きっついなあ、これ。 なおかつ妻は、動揺を隠しきれない自分に気を遣った娘に、 「まあ、私は信じてるけどね、サンタクロース。」 とか言われちゃったらしい。うーん、大人の振舞い。 完膚無きまでにフルボッコっすわ。とほほほほ。 家で留守番していた僕は、帰宅後の妻に子供達のいない部屋に呼び付けられ、涙ながらの報告を受けました。 妻、相当ショックだったらしい。ははは。 僕の妻は、小学校四年生くらいまで、本気でサンタクロースを信じていた。あ痛たたたた。 学校で友達に笑われても、相手と本気でケンカして「サンタクロース実在説」を唱え続けていた。 ところが、ある日突然、肝心の両親の方から、しれっとカミングアウトしてきたんだって。おいおいおい。 「まじショックだった。人生ではじめて心に大きな傷を負った。」と妻は、よく当時を振り返っていたが・・・。 いないと知るのもショックだけど、いないと知られるのも、すんげーショックだね。 と言い、目をうるうるさせていた。 いやあ、今回ばっかりは、僕、妻に同情するよ。 たまらなく切なかったろうと思う。 まあ、僕は、昔からすれっすれにすれ切っていたから、保育園ぐらいで察していたけどね。 当時テレビの特番なんかで、よくアイドルがサンタのカッコしてクリスマスソングを歌ってたじゃん。 んで、それを家族みんなでコタツに入って見ているとさ、 「サンタがママにキスをした」っちゅう歌で、アイドルがサビの歌詞を、 そのサンタは~ パァパァーー! なんつって歌い上げるのを家族みんなで聞かされ、その後の何とも言えない険悪なムードのなか、 「いったい誰がこんなデリカシーのない歌を作ったんだろう」と、園児ながら腹立たしく思ったものだ、ははは。 しっかしまあ、あれっすな、子供ってなあ、日に日に成長していきますな。 嬉しいっすよ、そりゃもちろん、嬉しいに決まってんすけどね。 うーん、なんでしょうねえ、この寂しさは? さて、今回の騒動を機会に、夫婦で「サンタクロースの今後について」真剣に話し合いをしましたよ。 んで、決定した我が家の方針は下記のとおり。 サンタクロースはいる。 うちには、永遠にサンタクロースがやってくる。 たとえ娘たちが年頃になっても、12月25日の朝になると枕元にプレゼントがある。 父や母からのものではない。 サンタさんからのプレゼントだ。 いつまでも種明かしはしない。 子供にも種明かしはさせない。 サンタクロースという「幼稚なロマンチック」を、これからずっと年を取っても、 家族みんなで、壊れないよう、大切に守っていくこととする。 ちなみに長女のあるお友達は、任天堂スイッチというゲームを、 そのママを通じて、サンタさんに再三交渉したらしい。 超高価なプレゼントにつき、サンタさんは何度もお断りをしたが、 お友達の熱望に負け、ひとつだけ条件をつけて、結局OKしたらしい。 その条件ってのが、 その代わり、以後二年サンタは来ない。 というものだったとか。 ・・・シビア~。 にほんブログ村
2019.11.16
なんかよー、妻が、ディズニーランドへ行く計画を立て始めたぞコノヤロー。なんかよー、今回は、妻と娘二人とお義母さん、女だけで行くらしいぞバカヤロー。なんかよー、パパ、置いてきぼりらしいぞコンチキショー。ちなみにこれは、去年の写真。そうそう、こないださー、U子さんが、「パパ、冷蔵庫にタラコが残ってるから、新鮮なうちに食べてね」ちゅうから、僕、そんなに腹減ってなかったけど、がんばって喰ったんよ。そしたら、U子さんが、冷蔵庫見るや否や、「ちょ、おま、全部食べたんか?! あたし、食べとらんよ!」ちゅうんだよ。なんかよー、すんげー怒ってんだよ。いや、あんたが、喰えっちゅうから・・・。んで、翌日。「パパ、冷蔵庫に美味しい梨が残ってるから、新鮮なうちに食べてね」ちゅうから、僕、そんなに腹減ってなかったけど、がんばって喰ったんよ。そしたら、U子さんが、冷蔵庫見るや否や、「ちょ、はげ、全部食べたんか?! あたし、食べとらんよ!」ちゅうんだよ。なんかよー、昨日にも増して、すんげー怒ってんだよ。怒り狂ってんだよ。壁とかばんばん蹴ってんだよ。いや、だから、あんたが、喰えって・・・。僕、怖ぇーから、寝室に避難して、布団に包まって。んで、翌朝、ふと見るとリビングの棚の上に・・・。こ、怖ぇ・・・。んで、ふと、ラインをみたら・・・。やめろよ!マジ、怖ええよ!ミザリーか!さて。ここんとこ、会社で色々あってね。現在、すっかり仕事脳なので、今日は仕事の事を書きまする。人と人との板挟み、中間に立つ人よ。ちょっくら、読んでけええ。えーっと、学歴は地元で二流の高校を卒業した程度、工事監督としても二流、今日まである程度の売り上げを維持してこれたのも、たまたま条件の良い仕事に恵まれ、ただもう眼前の仕事を実直に処理してきた結果でしかない。 そんな僕が、今の会社で他の社員より唯一秀でていたことといえば、全く手前味噌はなはだしいが、それは「調整力」ではなかったかと思っています。 社長と社員の間を調整する。社員間のいざこざを調整する。元請業者と自社の業務を調整する、等々。 「人と人との間に立って、双方が円満になる最善の着地点を模索すること」 恐らくただこの一点のみが、僕が他の社員より僅かながら秀でていた能力ではなかったかと。 このような「調整」「交渉」「外交」業務を遂行する際に、いつも僕が心得ていることがあります。 それは「自分を捨てる」ということです。これは「自分の考えをもたない」という意味では決してはなくて、 人と人との中間に立って調整をする者は、己の性格、私利私欲、趣味嗜好、イデオロギーなどで、判断に勝手な味付けをすることを避け、双方にとっての最善策を自我を捨てて考えなければならないということです。 更にいうと、おこがましい書き方ですが、「天からの視点で考えてみる」ということなのかもしれません。 そうすると、何事も自然と丸く収まったような気がします。 世の中には、「さあ、お前ら、我の能力を見よ!」というタイプの調整役がたくさんいます。 そういう輩が、己の自己顕示欲にまかせて無理矢理かすめ取ってきたような条件には、必ずムダ・ムリ・ムラがあり、その後、その条件下で業務を遂行する現場の者たちは、必ず四苦八苦してしまいます。だからマウンティングタイプの調整役は、いつも「まわりの不甲斐なさ」に首を傾げているのです。 俺様がお前らのために、これほどの好条件を得てきたのに、何故お前らは結果を出せない?とね。 僕は「優秀な調整役ほど表には出てこないものだ」と考えています。 まわりに「やり手」などと言われた時点で、己に注意喚起を促します。やりにくくなるばかりだからです。 「そう言えば、業務部長のまわりは、何や知らん揉め事が少ないね」と言われるぐらいの評価を、僕は常に意識しています。 20年に及ぶこのサラリーマン生活を自分なりに振り返ると、「会社の為」に働いた時間であったと、迷うことなく思います。 兎にも角にも「会社の為」を第一に考えて仕事をして来ました。 夏休みの小学校の耐震補強工事で不眠不休で働いた事も、社員に嫌がられながらも、業務改善提案書を発案・促進した事も、 頼まれもしないのに、社員に国家資格合格の為の勉強会を開催した事も、自己顕示欲が動機でなし得るものではありません。全ては「会社の為」。だからこそ出来た。 僕は、問屋や協力会社からの接待交際は一切断ってきましたし、いわゆる闇営業(バイト)ってやつもしたことがありません。建設業界で横行しているバックマージンという類の金銭を手にしたこともありません。 労働者の権利をあてにしたこともありません。安定が欲しいとか、楽をしたいとか、あまり考えませんでした。 社長が決める給与に不満を呈したことも、社長が下す決断や処分に異議を申したことも、一度もない。 どたい私利私欲を捨て、会社の為に働いて来た。 「会社の為」。そう呪文のように自分に言い聞かせなければ、正直これほど働けなかった。 そして、その果てに、自分なりに行き着いた思いが、ふたつあります。 一つは、「結局のところ、会社って、経営者のものなのね・・・」ということ。 もう一つは、「いつか、思いっきり自分のために働いてみてぇー!」ということである。 まあ、このまま中間管理職人として、人生を全うするってのも、ありっちゃあ、ありなんすけどねえ。・・・うーん、どうしたもんかねえ。ははは。兵隊は何も考えなくてよい。悪いようにはしないから、トップの指示に黙って従っていればよい。という経営者が多い中で、うちの社長は、この馬鹿!もっと考えろ!馬鹿は馬鹿なりに考え抜け!という社員育成をしてきた。 故に、この馬鹿は、すっかり物事を考える馬鹿になってしまった。 本当に頭のよい人は、ここまでは考える。でもここから先はサラリーマンとして、あえて考えない。 という判断が出来る人なんだよね。 んまあ、分かってはいるのですが、僕は根が不器用なのか、ヘソが曲がっているのか、 諸事万端、片っ端からあれこれ考え散らかす人間に成り果ててしまった。とほほ。 「この僕の珍奇な性格も、社長の人材育成の成果のひとつですね」なんつったら、うちの社長、喜んでくれるだろうか?にほんブログ村
2019.11.10
ちちちーーーっす、Q輔ぇーーっす。すっかり秋ってことでね、自宅のファブリックパネルを秋冬仕様にかえましたよ。んでもって、今日は久々に「愛知県長久手市モリコロパーク」で遊んできたぞ。あ、これはコンクリート像ね。ゾウさん放し飼い状態じゃありゃーせんので、ご安心を。中部地方の紅葉は、ご覧の通りまだまだっすね。しつこいようですが、これはコンクリート像っす。キリンさん放し飼い状態じゃありゃーせんので、ご安心を。しゃて。先回の日記で、自分の父について、ちょろっと書いたじゃんね。んで、今回はその追記って訳じゃねーんだけれど、最近、ちょっくら、だんだん分ったことがあるので、オイラ、そのことについて、書くずら。僕の父と母は、僕がハイティーンのブギーの頃、離婚した。現在、父は行方知れず。母はもうこの世にいない。当時は、家庭崩壊の原因である父を、恨んだり憎んだり呪ったりしたものだが、そんな、かつては片手に「父」と書いたワラ人形、片手に五寸釘を持った少年も、いつしか大人になり、妻と出会い更生し、夫婦というものの片っ方をかろうじて演じている現在、ふと、自分の父と母が、「親」としてではなく、「夫婦」としてどうであったか?と考えると、あれはあれで、ひとつの夫婦のカタチだったのではないか。父も母も、あれはあれで、けっこー幸せだったのではないのか。と、思えるようになってきたのである。開園してすぐ到着したので、広大な芝生広場が、ほぼ貸し切り状態でした。おお、長女、さっそくブーメラン飛ばしとるぞ。「母にとって、父は必要なカオスだった」文筆家の内田也哉子さんが、亡くなられた父・内田裕也さんと、母・樹木希林さんのことをこのように書かれていました。希林さんは22歳の時、ある俳優さんと最初の結婚した。ところが、平和で穏やかで、何もかも揃っている、絵に描いたような幸せな生活のなかで、希林さんは、心の中のブラックホールにとらわれ、暗闇のどん底まで沈み、息をすることすら辛かったそうです。「生きる意味」を求め、古今東西の哲学や思想、宗教の本を読みあさったそうです。その結果、26歳で離婚してしまいます。こうした過程を経て、自分の心の闇は、なくすことが出来ない。ならば、その心の闇を紛らわすぐらいの大きなものと向き合わなければ、生きた心地は得られない。という境地に達したとのこと。そして出会ったのが“カオスの塊”とでも言うべき内田裕也さんだったとのこと。破天荒な父の存在がトラウマだった也哉子さんが、希林さんに「何故父と別れないのか?」と問うても、希林さんは裕也さんの悪口を一切口にせず、折に触れ「尊敬に値する人」だと言い聞かせたそうです。こうして、このお二人は、30年以上の別居をしながら、夫婦を全うしました。広場についたら、先ずは、居心地よさげポイントを探します。お! ほどよい木陰発見! カエル君、お隣、失礼しゃーっす。颯爽とテントを張るなり。んで、正午を待てず、颯爽と弁当を喰うなり。ははは。実はつい最近まで、僕は、離婚をする夫婦に偏見を持っていました。思春期の頃に、両親が離婚した男のトラウマです。ごめんなさいです。でも、このブログを書き始め、同時に多くのブログを読むようになり、たくさんのひとり親さんの日記を拝読するなかで、僕の幼稚な偏見は徐々に溶けていきました。そして、あるブロガーさんが、モト夫さんのことを、恨みも辛みもひっくるめて追憶している日記の最後に、それでも私はあなたを 愛していましたよ。と結んでいたのを読んだ時、僕はびっくりしてしまいました。そして、自分がこれまで離婚経験者に対して抱いていた偏見は、すべて誤解であると気付かされました。何だかもう、自分が、ものすごく恥ずかしく思われ、情けなくなってしまいました。思えば、僕の母もそうだったんだよなあ。母は、晩年、別れた父のことを追憶するにつけ、あの人はね、とても優しい人だったの。と言っていた。まあ、子供の僕には、到底理解が出来なかったが・・・。父が、別れた母のことを、ずっと好きだったことは間違いないが、母は、どうだったのだろう?今思えば、悔しいけど、たぶん好きだった、と思う。暴力をふるい、借金をつくり、女をつくり、ちっとも働かない父であったが、それでも母は、たぶん父のことが好きだった、別れてからも、ずーっとね。そりゃ夫婦が長く一緒に居れば、歯車が狂う事だってあるっつーの。んで、歯車が狂う度に、夫婦で何度も修復を繰り返し、また通常運転に戻す訳だけれども、人生のある時期、たまたま修復不可能な壊れかたをしちゃったってだけのこと。夫婦という単位に限って言えば、きっとそれだけのことなんだよ、離婚って。そんな当たり前のことが、最近、だんだん分かった。ははは。山賊にさらわれて、無理やり女房にされたならともかく、「一度は互いの意思で惚れ合った男女が、離婚と同時に相手を全否定する、過去の自分すら全否定する」という神経が理解出来ない。というのが、僕がずっと離婚経験者に抱いていた偏見なんすけどね。でも、どうやら世の中そんな男女ばかりじゃないっすね。うっかりたかをくくってしまうところでした。確かに、離婚に至るまでの時期は暗黒であろうが・・・、だからつって、それまでの二人の思い出の全てが、真っ黒けっけになる訳ねーもんね。出会った頃、恋愛してた頃、結婚した頃、子供が出来た頃、・・・。相手のことが好きで好きで、楽しくて幸せだった時間の方が、絶対的に多いはずだもんね。父も母も、きっとそうだったんだよ。まったく我が親ながら、どーしよーもない馬鹿な男と女だったけれど、あれはあれで、ひとつの夫婦のカタチであって、あれはあれで、けっこー幸せだったんだよ。世の中、夫婦であっても、まるで赤の他人のような男女がごろごろいるわけだしさ。離婚していようが、遠く離れていようが、ずっと夫婦のまま、そんな男女がいたっていいじゃんね。妻が、百均で買ったフクロウ君の凧。長女や僕が何度チャレンジしても、上がりゃしねえんだこれが。今日は風も弱いしね。てか、やっぱ、安もんはダメだね。あらあら、次女よ。おチビのあなたが、いくら頑張ったとて、上がらんものは、上がらんぞー。今日は無風なんだってば! てか、その凧、百均なんだってば! ははは。ちょ、天才かよ!にほんブログ村
2019.11.03
僕の妻、昔っから妙ぉーな独り言が多いのよね。いつも、何の脈略もなく不可解なワードをぶっ放してくるのよね。例えば、部屋で二人で静かに本や雑誌を読んでいる時、突然、ぼそっと、・・・歩き始めた。醤油は、うす塩にかえた。とか、ぶっ放してくる。ははは、怖いでしょ。まあ、結婚したての頃は、婚姻届けに印をついたことを後悔しながら、電話帳で妻にぴったりの病院を必死で探したりしたものだが、流石に15年以上も一緒に生活していると、こちとら妻の生態はバッチリ把握しちゃってから、「ちょ、何、今の独り言怖いんですけど。」とか、いちいち反応しねーっての。どうやら妻は、その時脳で考えていた事柄が、まったく別のワードとなって口からこぼれ出るという、極めて稀有な生き物なのです。だから僕は、ただ黙って妻を観察する。んん?妻の手元を見ると女性誌。血圧とかダイエットとかのページ。ははーん、さては健康について考えていたな。とこのように、僕はいつも一人密かに推測を楽しみ、ほくそ笑んでいる。ある時、何事か深刻な顔つきで考え込んでいるなと思ったら、急に吹っ切れたようにゴキゲンになったので、注意して観察していると、突然、大声で、あー! あー! な・む・さ・ん・だー!と、特大級のやつをぶっ放してきやがった。でも、僕は大丈夫。ははーん、さては、気にしない~、気にしない~、と自分に言い聞かせているのだな。と、ほくそ笑むだけ。妻は、自分のお気に入りの「語感のいい」ワードを、突発的につぶやく時がある。・・・まちゅぴちゅ。・・・しゃーぺい。・・・いんりん・おぶ・じょいとい。・・・じょん健ぬっつぉ。でーも、僕は大丈ぉー夫。ははーん、さてはこいつ、何も考えてないな。と、只々、ほくそ笑むだけ。そんなU子さんが、最近「金継ぎ」なるものを始めました。知ってます? 「金継ぎ」。割れたり欠けてしまった器を漆で継ぎ、金や銀で上化粧して修繕する技術とのこと。なにやら、半年ぐらい前から、たらたらと続けとる。ひとつの工程が終わるごとに、乾燥に二週間待ちとか、とにかく気長な趣味ですわ。いったい、どんな作品が出来上がることやら。まとまったら、近いうちに、このブログで紹介しますね。てか、机、汚ったな!「乾燥待ち」だか知らんけど、片付けろよヘッポコヤロー!ったく、僕が同じことやったら、ぼろっかす言うやろが-ーい!あ、そうそう、聞いてよ。こないださ、U子さんが早朝からのっぴきならぬ用事があるってんで、珍しく僕が会社を遅刻して、次女を保育園に送って行った朝のことなんだけどさ。保育園から帰宅途中、川沿いを歩いてたらさ、川の向こう岸で、男がぎゃーぎゃー叫んでんだよ。最近僕、目がすっかり悪くなっちゃって、はっきりと対岸の男の様子は見えないんだけど、恐らく僕より少し若いぐらいの、黒い上下の服を着た大柄の男性が、ベンチに一人腰掛け、電話で誰かと喧嘩してんのね。うるさい! 黙れ黙れ黙れ!俺に二度とそんな口をきくな!どこの誰だよ、朝っぱらから大声で。ったく、近所迷惑甚だしい。黙れ!俺がしゃべってんだろ!黙れ!お前と話すことはもう何もない!嫁? 親? 携帯電話の向こうの誰かと喧々諤々。お前の罪は、俺を10年間個人病院を閉じ込めたことだ!覚えてろ! 次にお前に合うのは、裁判所だ!・・・おいおいおい。いやあ、世の中、いろんな人がいるもんだなあ。なんつって、僕、あらためて対岸の男を、目を凝らして、よぉーーく、見たらば、・・・そいつ、・・・携帯電話、持ってなかった。手ぶらで、虚空を見つめ、独り、怒鳴ってた。黙れ! 次に合うのは、裁判所だ!黙れってば! 俺がしゃべってんだろ!次は、裁判所だ!裁判所だ!裁判所だ!あ、あれも、独り言っちゃあ、独り言かい。い、いやあ、ほんと世の中、いろんな人がいるもんだなあ。僕、朝っぱらから、血の気がすーっと・・・。あ、ウリちゃんだ。小首を傾げてごじゃる。それではみなさん、また来週。ばいなら。ばいなら。ばいなら。にほんブログ村
2019.10.20
2020年の大河ドラマは、知将・明智光秀が主役らしい。 時は戦国初期、群雄割拠の戦乱のなか、光秀、道三、信長、秀吉、家康、 まだ多くの英傑たちが、「英傑以前」であった時代から始まるとのこと。 タイトルは「麒麟がくる」。 くぅ~、 歴史ファンにはたまらんね。 生唾ゴックンもんだね。 来年が待ち遠しいね。 はーーーー(深いため息)。 ・・・てかさあ。 王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣、麒麟。 英傑の頭上に舞い降りるという伝説の獣、麒麟。 今、この時代、この日、この瞬間も、 どっかの革命児や、スターや、インフルエンサーのもとに舞い下りてんのかねえ。 も~ね~、なんかね~、四十五にもなると、うすうす悟っちゃってんすけどねえ、 我が人生、「麒麟が来ぬ」ね。 ・・・いーなー、麒麟。 ・・・道間違って来ねーかなー、麒麟。 こっちゃあ、ニンジン一本もって、ずっと待っとるよぉ~。 てか、麒麟ってニンジン喰うのかなぁ。 あ、そういえば、昔、一度だけ麒麟見たぞ。 空の彼方から、こっちに向かってパカパカ走って来るじゃんか。 え? マジ? 僕っすか? 僕んとこ舞い降りるっすか? やべっえ、お礼のニンジン、腐っちゃってますけど? ・・・てか、麒麟、 そのまーんまの速度で、僕の頭上をぴゅーーっと通り過ぎましたけどね。 大河ドラマ「麒麟の通り道」。 てか、去り際に後ろ足で、蹴られちゃってっからね。 パカラッ!つって、ひづめが、おでこに、痛てぇーのなんの。 ついでに、糞撒き散らしやがってよ、ぼとぼとぼとぉーつって頭上に。 たまんねーっての、臭せーっての、はははは。 さあて、馬鹿話はこれぐらいにしてっと。 以前ちょろっと書きましたが、僕の妻U子さん、実は昔、ブロガーだったんです。 今から12年前、2007年の2月から、2011年の3月まで書いてました。 ブログタイトルやニックネームは、U子の希望で伏せますね。内緒です。 でさ、近々その書いてたブログサービス自体が無くなっちゃうってことで、 これを機に、そのブログを業者に依頼し書籍化して、手元に置いておくことにしました。 シンプルでかわいらしい本が届きましたよ。もちろん非売品、この世にひとつ。 記事の数や本の厚みを考慮され、全二巻の構成になったようです。 荒れ狂うインターネットの海の藻屑となる前に、本となって無事書き手のもとに生還しました。 「依頼から納品まで半年かかるでかん!」なんて妻は言ってましたが、 ほえ? あっちゅう間に納品されましたけど?? てか、僕、当時から、この日記一度も読んだことが無かったのです。 どうせ僕への不平不満、罵詈雑言の雨あられに決まっとるがや!なんつってね。 でさ、この度恐る恐る読んでみたらば、意外や意外、僕の悪口、けっこー少ねー。 その内容のほとんどが、妻の不妊治療について、それから不育治療について。 あとは、十六年連れ添った愛犬モモちゃんとの、楽しい生活などが綴られていました。 妻はこの時期に、流産を三回していますが、その顛末が、克明に記されていましたよ。 そして、このブログは、長女の出産報告と、読者様への感謝の言葉を最後に、閉じられました。 なんかね、ああこんな時期もあったな、ああこんなとこ行ったな、なんつって、 つらかったこと、楽しかったこと、いろいろ思い出しましたよ。 てか、この頃、色んな意味で僕たち夫婦は、 今ではもう二度と手にすることが出来ないような、 とてもゆっくりした時の流れの中で生活していたんだなあ。 「おごらず 人と比べず 面白がって 平気に生きればいい」 突然ですが、これ、樹木希林の名言です。 麒麟じゃなくて、希林さん。 希林さんは生前、「さあ我の名言を聞け!」なんてタイプとは真逆の人でしたので、 かつて彼女の言葉たちが、今ほど世に露出されていたかというと、そうでもなくて、 あくまで亡くなられてから、生前各メディアに語った多くの言葉たちが綴られ、書籍となり、 あらためて僕達の心を感動させてくれています。 僕も、希林さんの本は、じっくりと拝読しましたよ。 ご主人の内田裕也さんのことを、「私のダイバダッタだ。」とおっしゃられていたりして、面白かったな。 妻は、昔から樹木希林さんのファンでしたので、妻も希林さんの本は読んでいました。 んで、読書感想として、僕にこんなことを言ったんすけどね。 希林さんの言葉は、確かに私たちの心を感動させてくれるね。 でもさ、私さ、思うんだけどさ、 裕也や希林みたいな波乱の人生の人って、私やアンタのまわりに、ごろごろいなかった? でさ、その人たちも、まぁ希林さんとまでは言わないけれど、けっこーいーこと言ってなかった? なんかね、上手く言えないけど、惜しいなあ、悔しいなあ、って思って。 ・・・はあ? おま、なー抜かしとん? って感じですが・・・。 まあ、僕は、妻とは長いので、妻の言わんとすることは、すぐ理解出来ましたよ。 この時、妻は、きっとこう言いたかったのです。 有名人じゃなくても、偉人はいるし、一般人にだって、名言はある。 歴史の教科書には出てこない偉人を、メディアには取り上げられない名言を、 本当は、私達は、たくさんたくさん知っている。 例えば、私の親が、そうだ。 私にとっては、失礼ですが「粘菌を発見した南方熊楠」なんかより、父や母の方がよほど偉人だ。 ただし、いかんせん私の親は、己の人生を、己の考えを、言葉として残さなかった。 また、有名人のように、自らの代わりに書きとめてくれる人もいなかった。 父や母は、何も言葉を残さぬまま、死んでしまった。 ・・あれ? やっばい、私の両親、まだ生きとったがや。 形の無き言葉たちは、時に流され、記憶に薄れ、 語り継がれること無く、いつか忘却の彼方に消え去ってしまう。 それが、惜しい、悔しい。 とね。 僕が、弱小ながら、このブログを二年間書き続けて分かったことは、 「閲覧数アップやアフィリエイト稼ぎ」が第一目標では、ブログはとても続かないということです。 少なくとも僕の場合はそうです。心が萎えちゃうのよね。負け惜しみじゃねーぞバカヤロー!だははは。 それらを、まるで気にしない!と言えば嘘になりますが、原動力は別にあります。 このブログは、意地んなって、ヤケんなって、妻に読ませるために書いている。 これが僕の、第一の原動力。 元々そんで書き始めたんすけどね、あらためて最近それに気付いた。 今この日記を読んでくれている読者様に、アゴ外れるほど笑って頂く為ってのも勿論あんだけど、 「読ませたい人が、たった一人でも、明確にいる」ってのは、強いですよ。続きます。はい。 あと、もうひとつ、密かな原動力ってのがあってね。 これ、実は書き始めた頃から、妻に酔っぱらっちゃあ話してることなんすけど、 僕の娘二人が、それぞれ結婚した時に、 このブログを、今回の妻のブログみたいに書籍化して、娘らに無理やり持たしてやろうと思ってる。 これはね、パパとママの夫婦の歴史です。 二人で掴んだ幸せの、その爪痕を言葉にしてあります。 おめーら、この本よーく読んで、パパとママのような立派な夫婦になりさらせぃ! ぎゃはは、迷惑だぞ!ざまーみろぃ! 要するに、長女と次女という「未来の読者」に向けて書いているわけですね。 いーんです。こんなブログがあっても、誰も困りゃあしゃーせん。 てか、そこらへん探っていくと、SNSでは成し得ないブログの可能性が垣間見えたりするんですね。 インスタやツイッターなどのSNSで注目されるのは「話題」です。「人」じゃない。 「話題」とは、いずれ移り変わり、消え去るものです。 かたや、ブログで注目されるのは、ブロガーという「人」であり、その「作品」です。 ブログの言葉は、良くも悪くも、消えない。残るのです。 あ、ちなみにこれ、どっかの誰かの受け売りでーす。 でも、僕かぁ、今回の妻のブログを見て、僕かぁ、そう確信したぞコンニャロー! さて、それでは今回は最後に、妻のブログから、ある日の日記を紹介して終わります。 この日記は、僕の妻が妊娠三か月の赤ちゃんを流産してしまった、その約七か月後、 その子を出産する筈であった出産予定日に、自分の気持ちを書いた日記です。 そこには、仄暗い沼の底で、微かな天の光を懸命にたぐりよせ、 もの悲しくも、必死で乱反射しようとしている、 ヘドロにまみれても、必死で輝こうとしている、 そんな、割れたラムネ瓶のビー玉のような、妻の言葉があったのです。 2007・11・08(木) しみじみ。。 今日は、出産予定日。 予定日が分った時うれしくてうれしくて、手帳やカレンダーにたくさん書いてしまって。 流産が分った時に黒く塗りつぶしてしまった。。。なるべく見えないように。。 でも忘れられないですね。。別に何もないのに11月8日が気になってしまってました。 でもいいや♪これからはあの時の赤ちゃんの思いでも大切にしていこうと思います☆ 桜がきれいだった頃にお空に帰った赤ちゃん☆ あの時の桜もだいぶ色が変わってしまいました。 はやく帰ってきてね☆ こうして、言葉は残った。 そして、 僕たちの、宝物になった。 にほんブログ村
2019.09.29
長女が作った、粘土細工。ご覧ください。これが、僕です。福禄寿じゃないよね?パパだよね?うーーーーーーーーーん。・・・・・・・ま、・・・そっくり、か。・・・100点。・・・んあ、ず、ずんまぜん、ちょ、涙が止まらなくなってきたので、ちょ、ちょっくら、夜道で泣いてきます。では、また。にほんブログ村
2019.09.24
台風15号の影響で大きな被害が出ている千葉県では、 依然として停電が続いている地域があるとのこと。 今日あたり激しい雨が降るおそれがあり、 復旧作業への影響が出ないか懸念されるとのこと。 ・・・いやはや。 被害を受けた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。 一刻も早い復旧を願うばかりです。 えーっと、昨日ブログを更新したばかりなんすけどね。 基本週一回かろうじて更新している遅筆ブロガーの僕としましては、 ちょー珍しく続けざまの更新になりまーす。 なんかねえ、僕ねえ、妻にねえ、僕のブログ読む度に、 あんたのブログは長い。疲れる。萎える。読破すると魂抜かれる。 なんつって、酷いことばっか言われてっから、 それじゃあってんで、この度は、お気軽に、さくっと読めて、 炊き立ての白いご飯のような、ホッコリした笑いを盛り込んだ日記を目指して書いてみたんすけどね。 まあ、結果として、いろいろ放り込みすぎて三十三雑穀米みたいになっちゃったけど。ははは。 ところがどっこい、昨日の日記を読んだ妻、 開口一番、 なに?あの手抜き。 ・・・いやいや、そんな言い方せんでも。 ・・・ったく、どーせーちゅーのよ。 そんなこんなで、今週は、もう一本書くぞコノヤロー! 我が家の防災グッズを紹介します。 suaokiのポータブル電源 s270。 同メーカーのソーラーチャージャー 60W アウトドアや、災害による停電時に便利です。 実はこれ、我が家ではもう一年前に購入済で、何度もブログで紹介しようと試みたのですが、 あんた、これ、でらいいアイテムだで、ブログで紹介する時、悪ふざけ無しで書きゃーよ。 と、妻に再三忠告されており、その忠告が何だかヒジョーに面倒くさいものに感じられてしまい、 今日まで、放置してしまった次第である。とほほ。 こちらが、電源。 コンパクトで軽量。 様々なアダプタが付属されています。 こっちは、ソーラーチャージャー。 折りたたみ式のパネルを、パタパタと開いて使います。 これが、全開。 こちらも様々なアダプタが付属されとる。 電源の充電は、 最寄りのコンセントや、 車のシガライターソケットから、 そして、このようにソーラーチャージャーから行えます。 災害による停電時も、晴天の日は、これで蓄電出来ます。 これが出力ポート。 青白色のバッテリーインジケーターで、充電状況が確認出来ます。 側面には、5.5mmDC出力ポートが4つ。 反対側には、USB出力ポートが、同じく4つ。 ACポート。 これで、電化製品が使えます。 LEDライトで、灯りを確保。 フラッシュ機能もあります。 【限定セット&送料無料】suaoki ポータブル電源 S270 ソーラーチャージャー 60W キャンプ アウトドア 車中泊 キャンピングカー テント アウトドア 防災 停電対策 電気代節約 非常用電源 太陽光発電 省エネ 防災グッズ 急速充電 防災グッズ 停電対策 価格:25980円(税込、送料別) (2019/9/16時点) 正直、最低限の電気の知識が必要かなあ、これ。 どうやら全ての家電に有効に使える電源では無いようですので、 しっかりと学習して使用すれば、より快適に機能してくれて、 そして自分を必ず助けてくれる、そんなアイテムっすね。 まあ、この商品に限らず、神羅万象、諸事万端、そうしたもんっすね。だはは。 さて、台風15号の災害があったからって訳じゃないけど、 あらためて、我が家の災害への備えを確認しなきゃ。 先ずは食材。 ローリングストック、よし! お次は、水、よし! 災害時、早急に使える現金、よし! 玄関のシューズクロークの中ああ! 防災用のBOXが二つうう! 電源、よし! ガスボンベ、よし! 水タンク、よし! シート類、よし! LEDランタン、よし! 防災用リュック、よし! ヘルメット、よし! えーっと、えーっと・・・。 あと、大丈夫だっけかなあ。 防災は 備えども、備えども、 えーっと、えーっと・・・・。 にほんブログ村
2019.09.16
むかしむかし、あるところに、 ぐるぐるが、ふたつ ありました。ぐるぐるは、ぐるぐる まわって、お尻に なりました。お尻は、ぐるぐる まわって、フレンチブルになりました。ぐるぐる ぐるぐる、まわりつづけて、森ができ、川が流れ、こうして世界は、誕生しました。すべては、お尻から、はじまったんだねえ。た・め・に・なっ・た・ねえ~。 た・め・に・なっ・た・よお~。未来に伝えよう!お尻の心!僕達は、君のお尻を、応援します!!にほんブログ村なんだかなーもー。
2019.09.15
ちっす、Q輔っす。 え~っと、突然ですが、 僕ねえ。 「童心に返る」とか、 「子供のままの大人として」とか 「子供心を忘れたくない」とか、 この手のフレーズを見聞きすると、昔っから妙な違和感を禁じ得ないのよね。 自転車乗ってたらヤブ蚊が目に入って、 慌てて水道で洗い流したけど、まぶたの裏、まだ何かゴロっとしてる。 みたいな。 心にそんな、ゴロッとした、妙な違和感。 思えば、僕達は子供の頃、「早く大人になりたい!」と思い続けていた筈ではないかい? 少なくとも僕は、毎日、毎晩、「一刻も早く大人になりたい!」と思っていた。 思春期の頃なんか「一分でも早く、いや一秒でも早く大人になりたい!」と願っていた。 大人になれば、好きな物を買って、好きな物を食べて、好きなことが何だって出来る。 大人になれば、もう大人に叱られることはない。大人になれば、もう大人に頭を下げなくていい。 大人になりさえすれば、大人が勝手に決めた理不尽なルールーに縛られなくていい。 大人になっちまえば、こっちのもんよ! 大人になれば、きっと世界が変わる! と、中学校の薄汚い机にうっ伏しながら、日々妄想を、はちきれんばかりに膨らませていた。 だって、当時の僕等の学校生活は、教師たちの理不尽な行動に、満ち満ちていたのだから。 これは、IKEAの物干しラック。僕の妻の、雨の日のお洗濯の必需品ざます。 イケア イエル IKEA JALL 物干しラック 室内/屋外用 ホワイト 002.428.91 【メール便不可】 価格:1129円(税込、送料別) (2019/9/8時点) 晴天の日は、洗濯機と壁とのデッドスペースに、すっぽり収納してありんす。 中学に入学したての頃、 まだチンチクリンの学ランを着て学生帽を深々とかぶり、僕が意気揚々と登校していると、 正門のところで、ある教師にすれ違いざま学生帽のつばを掴まれ、頭をぐいっと乱暴に引き寄せられた。 「お前、○○の弟か?」 教師は姉の名前を出した。二歳年上の僕の姉は、当時地元で有名な札付きの不良だった。 「・・・はい。」 僕がそう答えると、しばらく教師は僕をじっと睨み据えていたが、次の瞬間突然僕をビンタした。 もう何がなんだか、突然の出来事に状況が把握出来ず、僕がただ頬をおさえ立ち尽くしていると、 教師はおもむろに一言、「邪魔だ!行け!」と言った。 ある朝、僕の親友のかっちゃんが、 昇降口のプランターに水を撒いていた教師の、その水道のホースを、うっかり踏んでしまったことがあった。 ただそれだけのことであったが、その教師は壊れてしまったかのように憤怒し、 登校する大勢の生徒が何ごとかと足を止めるほどの大声で、かっちゃんを猛烈に罵った。 興奮した教師は、手にしたホースの水が、かっちゃんの靴にかかっていることには、気づいていなかった。 雨の日、うちは浴室乾燥機を使って洗濯物を乾燥させまーす。 そん時、浴槽の中で、このように開くでやんす。 僕は幼少の頃、髪の毛の色素が薄く、生えてくる髪の毛が栗毛色で、ところどころ金髪も混じっていた。 だから頭髪検査の時、「脱色してるんだろ?正直言え!」といつも疑われた。 生活指導の教師からは「そのうち白髪染めで真っ黒にしてやるからな。」と、信じられないことを言われた。 いい加減腹が立ったので、自ら白髪染めで真っ黒に染めて、その教師のところへ見せに行った。 「おっしゃる通り染めてきました。先生、今後僕の頭皮から栗毛が生えてくるのを一緒に確認してください。」 教師は鳩が豆鉄砲を食ったように驚き、ずっと無言だった。 「あ、しまった! 髪を染めるの、校則違反でしたっけ? 僕、謹慎処分になりますか?」 と僕が付け加えると、教師は「ち、いまいましい奴め」とでも言いたげな顔つきで、やはり無言で立ち去った。 僕が密かに好きだった同じクラスの女の子は、 コーラス大会の練習の時、どうしてもその娘だけ音程が外れてしまうというので、 男の音楽教師に、クラスメイトが見守るなか、一人で何度も同じフレーズを歌わされ続けていた。 音が外れるたびに、メガホンのように丸めた楽譜で、バッコーンっと頭を叩かれた。 その娘が泣き出しても、許さなかった。執拗に、何度も何度も、繰り返し歌わせた。 その娘の音程は、嗚咽で、よりひどくなるばかりだった。 もし、この歌に意思があるならば、歌は、絶対こんなふうに歌ってほしいなんて思ってねーよ! 歌に失礼だ! 歌に謝れ! こんなの、絶対、音楽じゃねーよ! と、教師の横暴を横目に、どうすることも出来ない僕は、歯を食いしばり、心の中で思うしかなかった。 ユニットバスのランドリーパイプの下部で、併用して使うずら。 体育の授業の時、僕達男子生徒は、 いつものように先生が来る前に運動場に軍隊にように整列して、先生を待っていた。 体育教師が職員室からのっしのっしと歩いてくる、あれ、何だかご機嫌斜めのご様子? 職員室で何があったか知らないが、僕等の前に立つなり、開口一番、 「オメーら!分かってんのか!」 ??? 「おい!分かってんのか!」 は? なにごと? 「分かってんのかって聞いてんだよ!」 三度も問われると、みんな「ハイ!」と大声で返事するようになっていた。 調教完了であろう。僕も思わず「ハイ!」と返事してしまった。 「分ってねーんだよ!」 ・・・おーーい。 「分るまでグランド走ってろ!」そう言い捨てて教師は職員室に帰って行った。 僕達は一時間、グランドを走り続けた。 僕の妻は、中学生の時、バスケット部だった。 妻のバスケット部の顧問教師は、体育館での練習中、体育館の舞台上からコーヒー片手に生徒を指導していたという。 そして練習が気に入らないと、なんとコーヒーカップを床で叩き割り、職員室に帰ってしまうのだという。 その度に部員たちはバラバラに割れた陶器を片付け、ガムテーブで破片をペタペタと掃除して、 その後、部員一同で職員室の顧問のところへ行き、その前に一列に並んで、 「先生、すみませんでした! どうか、また私たちを指導して下さい!」と謝罪をしたのだという。 ・・・気違い沙汰である。 ちょっとしたスペースの有効活用で、雨の日でも、大量の洗濯物が一度に干せちゃうなり。 早く大人になりたい! 大人になって、一刻も早く、こいつ等と戦いたい! 大人になっちまえば、こっちのもんよ! 大人になれば、きっと世界が変わる! そして、 いつしか、僕は、大人になった。 んが、 あれれ? 世界は、何も変わらなかった。 なんかね、大人の世界も似たよーなもん。 いや、むしろ、子供の頃より、何倍も理不尽に満ちていた。 好きなことなど出来やしねーし、叱られる数も、頭を下げる数も、べらぼーに増えた。 かつて僕を苦しめた、あの「理不尽な者たち」との戦いは、 まだまだ続いているのである。 だから、僕は、大人になりたい。 今でも。 今こそ。 もっと、もっと、大人になりたい。 いっぱい、いっぱい、勉強して、 立派な大人になりたい。 「童心に返る」とか、 「子供のままの大人として」とか 「子供心を忘れたくない」とか、 すっかり大人に成り果ててしまった者が、言うのでしょう。 僕には、どーも、みょーな、違和感がある。 だって、僕は、 今もまだ、その途中だから。 にほんブログ村
2019.09.08
実は、僕の妻U子さん、今から十年ほど前、ささやかながら、ブログやってたっす。ちなみに、ぽっくん、それ、今日まで一度も読んだことがありゃーせん。どーせ、僕への恨み・つらみ・緻密な復讐計画が、みっちり綴られた日記であろうよお。マジ怖ぇーよ、読めるわけねーっつの。んで、近々日記を書いていたブログサービス自体が無くなってしまう、とかなんとか。それまでに、書いた日記を印刷・製本してくれる業者に依頼して、本として手元に残したい、とかなんとか。妻から、とかなんとか、相談があった。へー、今はそんなことが簡単に出来ちゃうんだ、すげー。もちOKよ。妻、めんどくさい手続きをちゃちゃっと終えて、現在製本を待ってまーす。なんか、半年とか掛かるらしいよ、まっじぃ~、なっげぇ~。どんな仕上がりだろう、楽しみだね。まあ、僕は、恐怖におののき、手が震えて読めねーと思いますけどね。ははは。さてっと。僕の妻は、夫の僕がひいき目に見ても、文章を読んだり書いたりするのが、得意ではありません。また、人前で話をしたりするのは、ちょー苦手、あがり症、顔、リンゴ。そんな妻ですが、一度だけ名文を作成し、大勢の人の前で、名スピーチをしたことがあります。それは、今から十八年前、僕等の結婚式のクライマックス、「花嫁の手紙」。まあ、おおかた教科書通りの、陳腐な構成なんすけどね、彼女、精一杯やりました。僕にとっては、心に刺さる名文・名スピーチでした。僕にとっては、これこそ何らかの形で残しておきたいものです。それでは、読んでやっておくんなさいよ。当時二十一歳、若き日の妻が書いた「花嫁の手紙」。お父さん、お母さんへ。結婚が決まって以来、一日も早く式を挙げたい想いで、毎日を過ごして来ました。でも、いざ今日という日をむかえてみると、嬉しくもあり、少し寂しい気持ちもあります。これから、まったく新しい生活をしてゆくのですから、それもしょうがないですよね。今、こうして、みんなに祝福されて結婚出来ることを、とても幸せに感じています。結婚式が近づくにつれて、小さい頃のことを、いろいろと思い出すようになりました。お父さん、昔、住宅の駐車場に、雪が積もった時のことを憶えていますか?原付バイクの後ろに紐をつけて、ソリに私や友達を乗せて、集まってくる近所の子供達も、何回も何回も乗せてくれましたね。今考えると、少し危ない気もしますが、その時は本当に楽しくて、みんなに、お父さんを、自慢していました。お母さん、私が小さい時、お母さんに「宝物は何?」と訊くと、必ず「子供達だよ。」と答えてくれましたね。私は嬉しくて、何度も何度も訊いていました。お母さんは、何度も何度も「宝物」と言ってくれました。大きくなってからは、姉妹のように仲が良くて、一緒に買い物に行ったり、一緒にお風呂に入ったりと、甘えてばかりでしたね。お父さん、お母さん、私は、どんな娘でしたか?自分勝手で、わがままで、口では立派な事を言うけれど、人に手伝ってもらう事ばかり考えている、調子のいい娘だったと思いますが、親の目から見れば、もっともっと欠点はあったと思います。そんな私でも、お父さん、お母さんは、娘にもってよかったと、思ってくれるでしょうか?私は、厳しくても正しいことを教えてくれるお父さんと、愛情をいっぱい注いでくれるお母さんの、娘として生まれて、本当に幸せでした。今日まで私を、大切に大切に育ててくれて、ありがとうございました。もう少し、娘として甘えていたかった気持ちもありますが、こうして、みなさんに祝福されて結婚したからには、気持ちを切り替えて、「やっぱり駄目だ」、などと言われないように、Q輔さんとふたりで、精一杯努力して、幸せな家庭を、つくりたいと思います。どうか、これからも、私たち二人を、見守っていてください。 U子・・・別人じゃん。・・・詐欺じゃん。帰ってきてぇええええ!この頃のU子ぉおおお!てか、うちの娘らも、・・・いつか、こんなん読むんかえ?つれー。まったく、つれーよ。にほんブログ村
2019.09.01
あーあ、いよいよ、この時期が来たか。子供が、ゲーム買ってくれってよ。小三の長女が、11月の誕生日プレゼントに、「任天堂スイッチ」ちゅうゲーム機を買ってくれってよ。友達、みんな、持ってんだってよ。あーあ、時は来たり。うちも。漏れなく。さあて、どうしたもんかねえ。いかに立ち振る舞おうかねえ、親としてえ、父としてえ。あのお、今回の日記、あれこれ思案中の事柄につき、結論がどこに着地するのか、我ながら見当がつかねーのよね。んが、まあ、それはそれで、なんだか面白そーなので、ふわっふわと右往左往する内容を書き進めますので、よろしくどーぞ。【思案①】ゲーム機は一家に一台から、一人一台の時代なり。買っておやりよ、ゲームぐらい。いやね、買うのは簡単なんだけれども。なんだけれども、買うからには、親としてそれなりに管理せにゃならんでしょう。先ず、家庭内でのルールの立案、並びにそれを守れなかった場合のペナルティの立案、これが面倒っちー。んで、そのルールを実施するのは、もっと面倒っちー。更にそれを継続するのは、もっともっと面倒ちー。よし、せっかくだから、大きい字で書いとこ。面倒っちー。ははは。【思案②】んじゃ、言っちゃえばいーじゃん!「買ってやんねー!」って言っちゃえばいーじゃん!うーーーん、それもどーかと思うのよねえ。僕も妻も、子供の頃、欲しかったからねえ、ファミコン。今から36年前、僕がちょうど長女の年齢の時に、任天堂からファミコンが発売された。瞬く間にブームになり、友達のほとんどがファミコンを持つようになっても、うちにファミコンは無かった。貧乏だったからな。しゃーねーから、自分のお年玉でファミコンのカセットだけ買ってさ、友達の家に行って、すんません、すんません、なんつって、申し訳なさ気にプレイさせてもらったものだ。少しでも友達のご機嫌を損ねたりすると、Bコンのマイク大音量で、「Qちゃんだけ、ミロをあげない!」などと怒鳴られ、つれない扱いを受けたりして。とほほ。小六の正月休みに、ベロンベロンに酔っぱらった父が何を思ったか、「おい!坊主!ファミコン買うぞ!来い!」なんつって、酔いにまかせて突然買ってくれた。んが、あれだけ欲しかったファミコンだったが、実際に所有してみると、一年ぐらいで僕は飽きた。ある時「あれ?工場勤めのレーン作業って、こーゆーこと?」と思い、不毛になったのだ。意味分らんでしょ?ははは。まあ、単純に自分には向いていなかったのでしょう。妻も、ファミコンのない家で育った。妻と弟が何度お願いしても、義父は「ゲームなんぞ買わん!」の一点張りで聞き入れてくれなかったとのこと。妻は、せめてその理由を知りたかったと、今でも時々首をひねりながら愚痴ります。お金がない、教育に悪い、目が悪くなる、自分の好きな野球が観れなくなる、など何でもいいから、「ダメなものはダメ!」じゃなく、何故ダメなのか?その理由を説明して欲しかったと。結局妻は、僕と違って、ファミコン買ってもらえず終いで、幼少期を終えた。子供は変わらんね、昭和も、平成も、令和も。言ってるこたぁ、かつての自分らぁと、一緒。チョンマゲとか、ウホウホの時代に、ゲーム機があっても、きっと同じだったろうね。【思案③】ぶっちゃけ、ゲームは、子供の教育にホントに悪いんか?「ゲームは子供の教育に悪い」という説は、読んだり、聞いたり、調べたりすれば、いくらでも存在しますし、それらを踏まえて、自分のなかで理論を構築しようとすれば、「ゲームが、いかに我が子に悪影響をあたえるか」という、それなりの理論は、ちゃちゃっと出来ちゃうんですね。ただ、思案という脳内会議においては、その理論が揺ぎ無きものであるという立証の為、あえてその理論を覆すような反対意見を真っ向からぶつけてみるじゃないっすか。そうするとね、笑っちゃうぐらい簡単に覆っちゃうのよねえ。あはははは。「ゲームは子供の教育に悪い」なんて、なんとも言い切れないのよねえ。【思案④】んじゃ、逆に、ゲームは、子供の教育にいいんか?これも思案③と同じ。理論の構築は簡単。んが、反対意見で、これまた簡単に覆る。とほほ。【思案⑤】ほな、どないせーっちゅーの?ゲームを買い与えるせよ、与えないにせよ、その根拠は、とどのつまり「親のエゴ」。なんつって、僕、堂々と言い切っちゃおうかなと。「あなたのためよん」という、親の大いなるエゴ。思い上がり。それ以上でも以下でもないし、結局のところ、これでいいんじゃないっすかね。なんか真面目に考えれば考えるほど、もっともらしい説が白々しく思えてくるんすよねえ。だから、ひるがえって、妻のお父さんの立ち振舞い、あれはあれで正しかったのではないかと思うのです。「ゲームなんぞ買わん! おまえのためだ! よそはそよ! うちはうち! 」現在、ゲームを与えない方針のご家庭も、要するに、こんだけのことを、柔らかーいオブラートに包んで、あれこれと、長々と、ごもっともな言い訳をしながら、子供ねじ伏せているだけではないのだろうか?うーん、エゴという言葉はキツいな、「ポリシー」とでも言い換えようかな。【思案⑥】「与えない」を与えるということ。まあ、何だかんだ言って、ゲームについては、うちは買い与えるだろううな、多分・・・。でもね、僕は思うんすけどね、これだけ子供に至れり尽くせりの時代ですからね、あえて我が子に、親の揺ぎ無きポリシーをもって、「与えない」ことのひとつやふたつあっても、然るべきかなと。自分の過去を振り返っても、当たり前のように「与えられる」環境にいた時よりも、「与えられない」環境の中で、深く物事を考えさせられることが、たくさんあった。今も昔も、致し方なく「与えられない」子供たちがいる。父がいない、母がいない、兄弟がいない、お金がない、学校がない、家がない、健康な体がない、平和がない。親のポリシーで、「与えられない」子供たちがいる。ゲーム禁止、スマホ禁止、ペット禁止、バイト禁止、食べたい物が食べられない、観たいテレビが観れない、好きな友達と遊べない。これら「与えられない」ことってのは、良きにつけ悪きにつけ、簡単に「与えられた」ことの何倍も、いや、何百倍もの効力をもって子供の人格を形成すると、僕は思う。お小遣いをもらえる、おやつをもらえる、いい服が着れる、いつも美味しいご飯をつくってもらえる、グローブを買ってもらえる、ピアノを買ってもらえる、趣味や夢に打ち込める、自分の部屋がある、自分の学習机がある、毎月外食へ行ける、毎年ディズニーランドに行ける、学習塾に行ける、大学に行ける、仕送りをくれる、車をくれる、土地をくれる、家まで建ててくれる。だから、何だ。そんな多くの「与えられた」経験より、でも、クレヨンしんちゃんは、観せてもらえなかった・・・。という、ちっぽけな「与えられなかった」が、時に、子供の人格形成の核となったりする。そうじゃない? かつて子供だった、親たちよ。だから、子供に「与えない」を与える時は、親はそれなりの覚悟がいる。中途半端な知識や学習、気まぐれな趣味や嗜好で、子供を振り回し、喜々としてはならない。人はそれを、ポシリーとは言わない。人はそれを、「あらら、お子が、お可哀想に」と言う。ちゅうことを、重々踏まえ、重ねて申しやすが、これだけ子供に至れり尽くせりのこの時代、あえて我が子に、親の揺ぎ無きポリシーをもって、「与えない」ことのひとつやふたつあっても、然るべきかなと。・・・まあ、考えては、いるっす。与えるべきか、「与えない」を与えるべきか、ここが思案のしどころよ。にほんブログ村
2019.08.25
このお盆は、静岡県掛川市の「掛川花鳥園」で遊んで、同県御前崎市のペンションでゆっくりしてきた。ペンションで一泊した早朝のこと。一人海岸線を散歩していると、奇妙な石を見つけました。堤防にポツンと佇む石。どの角度から見ても、人がビックリ驚いているような顔をしている。まったく、奇妙奇天烈な石であるよなあ。僕は、この石を「びっくらこいた石」と名付けた。さて。びっくらこいた、と言えば。先日、いつも楽しく読んでいる「h+and」のすずひさんのブログを読んでいたら、下記のような記述がありました。「母を嫌いな息子なんていませんよ。 いるもんか。」 楽天ブロガーさんの。 昨日、寝る前に読んだ、男性ブロガーさんの日記。温かい日記。 まっすぐなこの言葉が強く胸に突き刺さり・・・心が震えて、昨夜は 眠れなくなりました。 頑張って生きよう、と思った。そして寝坊しちゃった!! 起きたら9時だった(笑)!!(原文抜粋)・・・僕じゃん。僕のじゃん!あら、びっくらこいた、おでれーた。海の向こうから黒船がやって来てよお、デッカイ大砲をドッカーン!オラぁ、小便ちびったあ。 こんれが噂の「すずひ砲」ぉぉぉ。すずひさん、この度は 誠にありがとうございました。よくぞまあ、私の駄ブログに目を留めて下さった、よくぞ目を通して下さった。んで、ブロガー冥利に尽きる、ありがてえコメント。くうー、まったく、あんたの活字が、目に沁みやがるぜ。飛び上がるほど嬉しかったこの一件、実は、今回は静かに心の内にしまっておこうかと思ったのです。「じいちゃんはな、すずひという超人気ブロガーを朝寝坊させたことがあるんじゃあ。」と、いつか孫に自慢するぐらいで、留めておこうとも思ったのです。だって僕が下手な反応をしたことで、すずひさんに思わぬご迷惑をお掛けしたらどうしよう、なんつってえ。んが、しかーし!おめーよー、嬉しい時きゃあ手放しで、アホ丸出しで喜ぶのが男っちゅうもんちゃうんかあ?おめーの人生流儀に、反するんちゃうんかああ?おめーの心に住む「中二男子」に、顔向け出来るんかああああああ?・・・と、思い直し。今回は、いっそ思いっきり「すずひさん」について書きまーす。(ナンかアレだったら、即削除します。)二年前、僕がブログを書き始めた時、僕はブログの文章の書き方に、非常に戸惑いました。それまで仕事で会議のレジメなどは作成していたので、活字の読み書きには慣れているつもりだったんすけどねえ。レジメでもない、小説でもない、ポエムでもない、かといってエッセイやコラムとも、ちと違う。「ブログ文」やっべえ、書けねー。んで、多くのブロガーさんの日記を拝読しながら、モデルとなる文体を探していたのです。まあ、僕にとってブログとは「楽天ブログ」のみなので、ヒジョーに狭い世界なのですけど。ははは。そんな時、すずひさんの「h+and」に出会い、成程この書き方だな、と思い、即学習っすわ。すずひさんの日記をよく読むと、書きたいネタ、見せたい画像、伝えたい想い、挑戦したい表現法等々、ひとつの日記に、だいたいテーマが三つぐらいあるんすよね。んで、それらのテーマを、いったん切り絵のようにバラバラにする。んで、切った部材をグシャグシャッとシャッフルした後、いい感じに貼り合わせていく。んで、それを読者様を自宅に招いてお茶でも出して、一対一でおしゃべりしているような口語体で記す。これ、僕、そっくりそのまま模倣してます。(まあ、僕の場合は、場末の居酒屋のカウンターっすけど)ですから、剣の流派があるように、もしブログに流派があるならば、僕は間違いなく「すずひ流」ってことになりますな。これ、おべんちゃらではなくて、読む人が読めば、笑っちゃうほどすぐ分ることなので、はい。んで、唯一マネ出来なかったのが、あの「ノーガードな文章」っすね。まるで防御というものをしない、丸腰で相手に飛び込んで行くような文章。まさに、あの文章こそが、すずひさんの人気の秘密なのだと思います。ありゃ大変だよー、ブログ書いてる人なら分かると思う。巷には、一読して、正直な文章・歯に物着せぬ文章は数あれど、あの手の文章、よく読むと、ちゃっかり防御策を施してますからね。僕なんか確信に迫るところはいつも「うんこ・しっこ」等、下品なワードで誤魔化す。肝心なところは、野暮なギャグで、逃げ道をつくる。本当に伝えたい事は、難解な表現法で、何故かボヤかす。わはは、クズっすわ。僕はミニマリストではありませんし、洋服など女子のオシャレがテーマの回などは、さっぱり解読出来ず、頭から煙がシューシュー出ますが、それでも毎回欠かさずに読んでいるという、かなり健気な男性読者の一人です。そんな僕が、「h+and」で、とても印象深い日記があるんすけどね。とある日の食卓で、なんだか家族がギスギスしていることを、おとーさんが知ってか知らずか、「メゾンキツネ」というブランドのことを「何だっけあれ、タヌキ!タヌキ!」と間違ってみせて、すずひさんが「やっだー、おとーさん」なんつって笑って、おとーさんも、一緒に笑っていて、それを見ていた息子さんが、ニコッと笑った。という、まあ、実に何でもない話なのですけど・・・僕、この話が、すっごく好きなのです。ここから浮かんでくる食卓の風景みたいなものが、すずひさんの「h+and」の根底に流れるテーマのような気がします。長く拝読していますと、時に、僕のような弱小ブログには分らぬ、様々の事があるようにお見受けします。でも、どうか書き続けておくんなさいよ。だって、すずひみたいな、いい女が、このブログ界からいなくなったら、オイラ、さみしくて、死んじまうぜベイビー!びっくらこいた石。いったい誰が、こんなところに置いたのか?それとも、大波に流され、奇跡的にこの堤防に乗ったのか?はたまた、宇宙から降って来た、流れ星のカケラか?てゆーか、ひょっとして、こんな堤防や道路が出来る何億年も前から、君は、ずっと、そんな顔して、ここに存在していたんじゃないのか?あら、びっくらこいた、おでれーた。にほんブログ村
2019.08.18
炎暑の候、いかがお過ごしですか、みみずく君。 ほんじゃまぁ、ぼちぼち「家曜日」を始めま~す。 8月12日、ヘッポコ家族一同で静岡県掛川市にある「掛川花鳥園」へ行ってきたあ。 今回は、その旅のレポートですう。 おーおー、喰われとる喰われとる、いきなり食虫植物に喰われとる。ははは。 この「掛川花鳥園」は、その名の通り、花と鳥とのふれあいが楽しめるテーマパーク。 園内は、ご覧のように美しい花々がいっぱいで、 このように、ほぼ放し飼い状態のたくさんの鳥類と、間近でふれあうことが出来るぞ。 ペンギン。 黒鳥。 色鮮やかなインコたち。等々。 それから、ハシビロコウという巨大な鳥が、 大きな魚をバクバク食べるところを見れちゃう。 これは、僕の妻、ヒト科の哺乳類。 腹を空かせた妻、インコ取っ捕まえて、今まさにバクバク食べようとしているところ。 では、決してなくてえ。 売店で買った鳥の餌をあげているところです、はい。 園内の鳥たち、とてもヒトに馴れていまーす。 花鳥園は、殆んどが室内で楽しめるテーマパーク。 エアコン涼しー!サイコー!って感じ。 その室内エリアの中央には、巨大な人工池があって、 そこには、このような綺麗なスイレンがたくさん咲いていましたよ。 そうそう、ちょいと聞いてくんさいよ。 僕、旅の思い出に、次女とスイレンを、一緒にカメラで撮ってやろうとしたらさ、 「カバンの中味も一緒に撮って!」 つって、次女のやつ、突然、訳わかんねーこと言い出すんだよ。 ダメつっても、聞かねーんだよ、ぎゃーぎゃー泣き出すんだよ。 んで、らちがあかねーから、次女の言う通り撮ったっつーの。 ・・・何?この写真。 なんかもう、悲しくなってくちゃってさあ。 んで僕「あのさ、お願いだから、ちったあ可愛い顔してくんないかなあ。」 つってお願いしたんだよ。 「後で、アイス買ってあげるから、ね、ね。」とか言ってさあ。 そしたら、 ・・・何?この顔。 これ、次女の「ウインク顔」らしい。 次女、只今、ウインクの特訓中なんだって。 上手く出来ねーんだって、ウインク、あはは。 いやあ、僕、思わず「おい!ウンコ漏らしたんかっ?!」って聞いちゃったよお。 園の一角で、こんな催しを発見。 ドクターフィッシュという小魚が、手足の古い角質をツンツンと食べ、肌をきれいにしてくれるってやつね。 この看板見た途端、娘二人「やってみたい!やってみたい!」つって、そりゃもう大騒ぎさ。 ところがどっこい、こいつら、いざとなったら、ちょー怖がっちゃって、 水槽に手も足も入れらんねーの、一度たりとも、チャポンとも。 ったく、八百円損したっつーの、金返せっつーの。 んで、腹立たしさを紛らわせようと、ちょっくら僕もドクターにツンツンされてみることにした。 ったく、小魚ごとき、なーにが怖いんだっつーの。 ・・・すんげー怖え。 てか、ドクター、でけえ。 てか、自分の角質、パねえ。 花鳥園を出た後、同県周智郡森町一宮にある「小國神社」に参拝に行った。 小国神社の鳥居の横にある憩いの場「ことまち横丁」で、美味しいわらび餅を食べました。 はい、とっても美味しいのです、決して不味い訳ではないのです。 すみません、ただのウインクです、彼女は今、ウインク特訓中でして、はい。 ちなみに、長女は今回の旅の間ずっと、 どういう訳か、なかなか写真を撮らせてくれませんでした。 「・・・なんか最近、写真、恥ずい。」 のだそうです。 まあ、いちいちメンドクサイ性格は、父親譲りです。とほほ。 これは、こっそりと背後から撮った貴重なショット。 ったく、なーにが、恥ずかしいか! 恥ずかしいと思う、その心が恥ずかしいわ! お前の妹を見よ! カメラを向ければ、がむばってウインクすんぞ! 子供ながらに、大人を喜ばせようと、必死ぞ!決死ぞ! 見よ、この姿! カメラを向ければ、全力で・・・ てか、何やっとんじゃい! や、やめーーーーーーい! それでは、きびしい暑さにもめげず、 つつがなくお過ごしください、ペリカン君。 にほんブログ村
2019.08.13
JUDY AND MARYに「ラッキープール」というナンバーがある。JUDY AND MARYは、1980年代の終わりに起こったバンドブームを駆け抜けた伝説的バンドで、「ラッキープール」という曲は、ジュディマリの最後のシングル曲にあたる。「知らない間に眠ってた 午後の風の中で」 からはじまる、ミディアムテンポなナンバー。僕の妻は、昔からYUKIちゃんの大ファンで、この曲は当時うちの車のカーステレオからいつも流れていた。「ラッキープール 小さな庭に出して 大きな海にしよう」僕も、この曲、なんだかけっこー好きでした。というわけで、我が家も、小さな庭を大きな海にする「ラッキープール」を買ったぞ。去年まで使ってたやつ、ぶっ壊れちまってさあ、この度U子さん、新規購入よ。INTEXというメーカーの家庭用プール、サイズは1.22m×1.22m、高さ30cmでーす。んじゃ、マイホームパパ、さっそく組み立てにかかりますかあ!てか、うわあ、めんどくせー。だりーー。・・・酒飲んで、寝てえ。と思ったら、意外や意外、ちょー簡単に組み上がりましたよ。んん? へんなのが写っとる。あはは。プール ミニフレームプール ブルー 122×122×30cm 対象年齢:2歳以上 SWM-PL-57173INTEX (インテックス) 家庭用プール 赤ちゃん用 子供用 ベビープール 空気入れ不要 四角 【あす楽対応】 etc価格:5580円(税込、送料別) (2019/8/11時点)以前も紹介しましたが、うちはサンルームのマルチシンクに水栓、湯栓を配管していて、そこにカクダイの「双口自在水栓」と「ホースアダプター」を取り付けています。酷暑とはいえ、水だけのプールは冷たいので、このようにお湯を足しながら水加減を調整します。カクダイ 双口自在水栓 13 7042価格:4290円(税込、送料無料) (2019/8/11時点)【送料無料】 【単品販売不可】 カクダイ メタルネジ口金 567-011 ※※ KAKUDAI 蛇口部材 単品使用不可 ※※価格:463円(税込、送料無料) (2019/8/11時点)脚立を立て、シャワーを引っ掛ければ・・・ぶおー!入っとる!入っとる!もー、待ちきれず、入っちゃっとるよ!P子とOちゃん、お揃いの水着で大登場!・・・こらこら、犬を誘うな。・・・こらこら、犬を入れるな。この後、僕も子供らと一緒に入りましたよ。しらぁ~~っと、フルチンで入ろうとしたら、妻にすんげー怒られました。妻)おい!おい!おい! か、海パンはけよ!僕)え、サンルームつったら、室内じゃん?妻)怖っ! 誰かに見られたら通報されるぞ!僕)だいじょーぶ、人んちの庭を覗く変態を、逆に僕が通報するから。妻)そしたら、変態を通報する変態を、私が通報するから!とほほ。「きっと こうして何気ない遊びを、あなたと探すでしょう」ジュディマリの「ラッキープール」の、最後のサビの印象的なフレーズ。だな。これからも、探すのだな、僕達は。てか、U子さん、僕さ、すんげーいいこと思いついたんだけどさ、今晩このプールに熱いお湯をいっっぱい張ってさ、温泉の素、これでもかといっぱい入れてさ、月や星を眺めながら、家庭で温泉気分を満喫するってのはどう?名付けて「ラッキー温泉」!ね、ね、いいアイデアじゃない???フルチン禁止だバカヤロー!(by 妻のU子)にほんブログ村
2019.08.11
妻が、かれこれ17年間愛用している、GLOBALの包丁でーす。すっかり使い古され、先も丸くなっちゃってますが、今だ現役バリバリ選手です。この間買い替えた電子レンジが、結婚当時から家にいる最後の選手かと思ったら、まだいたぞい。ほっ。結婚当時、この万能包丁とペティナイフ、それから小型の包丁研ぎ器のセットを買いました。この包丁、店によってはガラスケースの中で、上品ぶって陳列されていたりします。GLOBAL 包丁 日本製 三徳3点セット 母の日【今なら三大特典】 三徳包丁 18cm + ぺティーナイフ + スピードシャープナー 包丁セット[ グローバル 三徳3点セット GST-B46 ]価格:17280円(税込、送料無料) (2019/8/3時点)その昔、購入時に、ガラスケースの中のこの包丁を見た時の、僕の第一印象は、き、近未来!(アハハ、あほか。)んで、「まじ、メタリック感ぱねえ。」「スペースシャトルの厨房に、これぜってーあるよね。」なんつって、僕、ガラス越しにGLOBALの包丁を、食い入るように見てたらば、その時、妻にボソリと、あなたの目は、北風吹きすさぶ路傍から、楽器屋のトランペットを物欲しげに見ている黒人の少年の目だ。と言われたことを、つい昨日のように思い出すなあ。ちなみに、今でもデパ地下のお惣菜などを、僕がガラスケース越しに見ていると、「こらこら、煮っころがしは、トロンボーンじゃないわよ。」とか、「そのサバの味噌煮は買ってあげるけど、サックスは買わないわよ、ボブ。」とか言われます。うーん、そんなに物欲しげに見てるかねえ?とほほ。おっと、んなこたあ、さておき。妻が結婚当時から酷使し続けて、なおバリバリ現役のこの素晴らしき包丁たちの特徴を、ちょいとご紹介。【GLOBAL包丁の特徴】・手術用メスと同じ硬質ステンレス鋼を使用。・1000度以上での焼き入れ/急冷/焼き戻しで、更に硬化。・熟練の職人により、1本1本手作業で刃付け。・刃先が鋭く、食材が刃離れしやすい「はまぐり型」。・刀身と柄の一体化で雑菌がつきにくく衛生的。・多彩な刀身バリエーションで料理の幅、広がる!だ、そうです。すっげえ。妻は、肉も野菜も魚も、すべてこの二本。これまで、包丁を買い替えたいと言ったことは、僕の記憶では一度もない。これぞ、妻の愛用品であろう。んがしかし、愛着ある道具だからといって、特別大切に扱われているかっちゅーと、そうでもない。むしろどんな道具よりも、この包丁たちは酷使されている。そんな妻とこの包丁との関係を、傍から見ながら僕は、「持ち主に酷使されること」これこそが「道具の本懐」ではないかと思ったりするのです。例えばね、変な話、僕が刃物だったとして、どんな刃物でありたいか?と考えるわけです。床の間にある、お飾りの日本刀みたいなヤツ?包丁置き場で忘れ去られ、錆びているヤツ?高価だけど、いまいち使い道がないヤツ?名刀と持てはやされ、大事な時しか使われないヤツ?よく切れるが故、ちょいちょい持ち主を傷つけてしまうヤツ?野菜は切れるが、肉は切れない、丸太は割れるが、リンゴはむけない、用途の限られたヤツ?いやいや、道具ならば、常に持ち主の傍にいて、どんな時も容赦なくあてにされ、手加減なく仕事を与えられ、切れなくなっても、捨てられず、何度も研ぎ澄まされ、そして、また酷使される。このGLOBALの万能包丁の如くありたいものである。ぼかあ、サラリーマンとして、あやかりてえだよ。んだ、んだ、あやかりてえ。ふと、先日観たばかりの、トイストーリー4の衝撃のラストシーンを思い出した。持ち主への忠誠心とは・・・。ヘイ、カウボーイ。どうやら僕は、いささか古い・・・。いや、すこぶる古いタイプの、道具なのかねえ。にほんブログ村
2019.08.03
部長、もう少し落ち着きましょう。ある日、ある時、ある昼下がり。部下を二人連れて、昼食にラーメンを食べたその帰り、車内で一人の部下に、いきなり苦言を呈された。お願いですから、店内でソワソワするの、やめて下さい。正直、一緒にいて恥ずかしい。はじめ自分が何を注意されているのかよく分らなかった。部長、厨房の方ばかり気にしてましたよね。「あ!ほら!あのラーメン!D君のラーメン!今作ってるよ、ほら!」とか、「あのセットはEさんが注文したやつだ!から揚げがチラッと見えたもん!」とか、「あ、僕のラーメン来た!来たあ!来たああ! と思ったら別のテーブルぅぅうう!」とか、マジ、ああいうの、やめてくれません?いい大人なのだから、静かに待ちましょう。心配しなくても、注文した料理は必ず出て来ます。僕より五歳年上のその部下は、時折お兄ちゃん目線で、出来の悪い弟をいさめるような小言を申してくるのよね。先日の新入社員の歓迎会の時もそうだった。部長、さっきから中トロを不安げに見続けるの止めてください。心配なら、さっさと大皿から取り分けて下さい。誰も取りませんよ。とか。部長、空いた皿の世話も、瓶ビールの世話も、灰皿の世話も僕らがやりますから。お願いですから、軽々しく動くの止めてください。見てるこっちが疲れます。とか。ったく、るっせーなー、もー。てか、てめーら、スマホばっかいじってっから、こっちゃ、退屈なのかなと思うじゃねーか!こっちゃあ、少しでも楽しいランチにしようと思ってだなあ!てか、おごってもらっといて何だその言い草は!てか、先ずは「ごちそうさま」だろバカヤロー!てか、金返せコノヤロー!と、喉まで出かかって、まあ、言える筈なく。「たはは、オラ、お育ちが悪ぃーもんで、てへへ、面目無い。」なんつって。そんなことがあって。しばらくして。ある日、ある時、ある昼下がり。僕は家族と、あの時と同じラーメン屋にいた。それぞれ食べたいものをオーダーして、料理待ち。隣のテーブルでは、僕等と同世代の夫婦が、中学生ぐらいのお子さんを二人連れていた。お父さんは、スマホの番。お母さんも、スマホの番。お兄ちゃんも、スマホの番。弟は、ゲームに夢中。しゃべれ。・・・いや、失敬。今はこれが、普通なのでしょう。あと五年もしたら、我が家も漏れなく、こんなんなっちゃうのかねえ。嗚呼、虚しい静寂。んが、次の瞬間、耳をつんざく金切り声。長女「あ!ほら!あのラーメン!私のラーメン!今作ってるよ、ほら!」次女「あのセットは私のお子様セット!ゼリーがチラッと見えたもん!」妻「あ、ママのラーメン来た!来たあ!来たああ! と思ったら別のテーブルぅぅうう!」うちのおなご衆、漏れなく厨房に夢中。あはは、家族だねえ。家族が、君たちで、ホントよかったよ。と、喉まで出かかって、まあ、言える筈なく、そのかわり、妻「ほら、あれ、多分あんたのラーメンだよ!ほら、店員がこっちに運んできた!」僕「おお!パパのラーメン来た!来たあ!来たああ! と思ったら隣のテーブルぅぅうう!」なんつって叫んで、家族で大爆笑して。終始無言の隣の家族に、チラ見されたりして。それから妻がラーメンにこれでもかとかけたコショウで、僕、くしゃみを、ひとつ。ある日、ある時、ある昼下がり。ささやかな幸せ、ひとつ。にほんブログ村「石の上にも三年」なんて諺がありますな。なるほど。よし、このブログも、先ずは三年、黙って続けよう。ちゅうわけで、また来週。つづく。
2019.07.28
今年も妻が梅干しを作っています。これは、6月初め頃の写真。妻は、買った梅が少々固めとのことで、このようにしばらく室内で熟していましたよ。現在は、奥の白い入れ物の中で、梅雨明けまで、ゆっくりと漬けています。さて、オラ、昨日7月20日が、四十五歳のバースデー。ちなみに、これ、長女が作ってくれた花束。ゴミを寄せ集め、要らなくなった紙切れを再利用して、作ってくれました。おおおお、泣けてくる。パパは生花の花束でよかったのに・・・、てか、むしろ生花の花束ほうが・・・、いや、ホントありがとね。これは、次女がつくってくれた、部屋の飾り付け。おおおお、泣けてくる。おおおお、むしろ、このチープさに、号泣してしまう。いや、ホントありがとね。これ、家族から僕へのプレゼント、譜面台。僕が、最近ギターを始めた長女に「譜面台を買ってあげたいなあ」と言っていたのを、長女がちゃっかり憶えてくれていたらしく、家族が僕の誕生日プレゼントに贈ってくれました。長女は「パパ、これ欲しがってたもんね」と言いました。僕は「パパうれしい、さあ、P子ちゃん、さっそく使ってごらん」と言いました。長女は「え?マジ?うれしい!」と言いました。僕は「よかったねえ、P子、これ欲しがってたもんねえ」と言いました。おおおおおおおおお、泣けてくる。いや、ホント、ホントありがとねえ。近くの台湾料理屋さんで、美味しい料理を食べ、生ビールを三杯飲みました。その後、カラオケボックスに行きました。娘たち、カラオケデビューでーす。二人でマイクジャックして、一時間歌いまくっていました。結局、僕と妻は、まともに歌わせてもらえませんでした。とほほ。さて、ついでと言っちゃあ何ですが、この「家曜日」というブログも、この7月をもって二歳になりましたよ。あざっす。楽天ブログの記録によれば、二年間続けたトータルのアクセス数は、現在15万弱となっています。このアクセス数、又このカウントの信憑性、書き手としてどのように捉えてよいのか、正直よく分りません。ただ、ここ最近「おや?」っと思うことがありました。半年ぐらい前から、ひとつの記事の閲覧数は500~700ぐらい、おかげさまで、500を下ることは、そうそうなかったんすけどね、どういう訳か、ある時期を境に、閲覧数がガタっと減ったんです。パタッと100人ぐらいにしか読んでもらえなくなった。(最近は若干回復気味)これまで、このブログの成長ぶりについては、ある程度、書き手である僕の想定内にあって、書き始めた頃も、書き始めて一年経った頃も、一年半経った頃も、日々のアクセス数が千も万もない、弱小ブログであるという自覚も含めて、いつも過信も疑念も無く、いつも冷静に「よしよし、まあ、こんなもんだろう。」っちゅう感じだったんすけどねえ・・・。つまり、この度は、単純に400人ぐらいの読者に、見事同時期に嫌われた、飽きられた、読みたくないと思われちゃった、ってことっすかね。あはは。二年書いて、初めてのことなのよね。ブログが思わぬ方向に行ったというか、ブログが親元を離れ、勝手にトコトコ歩いて迷子になっちゃったというか、「あれ、どこ行くの?」「あれ、何でそうなるの?」みたいな感じ?ブログも子供と同じで「二歳のイヤイヤ期」ってのがあるのかねえ。とほほ。てかさあ、よくよく考えりゃ、これまでがイジョー、今がマトモ。オラのブログみたいなもん、まだ読んでくれる人がいるってことの方が奇跡ってこった。重ねて、あざっす。まあ、こういった事があった後っちゅうのは、すこぶるハッピーが待ち受けているってのが、これまでの人生のパターンなので、男、Q輔、四十五歳、実はそっちのほうが、待ち遠しくてなりません。だはははは。にほんブログ村
2019.07.21
僕の妻U子さん、最近愛犬ウリちゃんのお散歩のしつけに熱心です。興奮した犬が、リードをぐいぐい引っ張って、先へ行こうとしたら、リードさばきでそれを制して、「ダメ!」と言って散歩を中断、犬が落ち着いてきたら、「よし!」の合図で散歩を再開。これを繰り返し繰り返し行い、歩行ペースを人に合わせるしつけをしているのだと言う。でさ、昨日、そのしつけの成果を是非見てほしいというので、僕ら夫婦とウリちゃんで、近所を散歩して来たんですけどね。ウリちゃん、ダメ!・・・よし!ウリちゃん、ダメ!・・・よし!おお、なかなか順調じゃない?と思いきや、普段から、なにかにつけて、ちょービビりな僕の妻。この大事なしつけの最中も、セミの死骸を見ちゃ大騒ぎ、犬のフンを見ちゃ大慌て。わ!わ! セミの死骸! ダメダメダメ! あたしダメ!てか、ウリちゃん、ダメだってば!てか、よし!だってば! わ!犬のフン! 無理無理無理無理! あたし無理!うわあ!見て! このアスファルトの凹み!危ない!ぬわああ! 蚊! ハエ! 蜂! だ、だ、だ、ダンゴ虫!ぶわああ! 人の手首!・・・かと思ったら干からびた軍手!!ウリ、きょっとーーーーん。混乱しまくり。あはははははは。今回は、うちのダイニングテーブルを紹介しまーす。まあ、以前妻がさらっと紹介しちゃってんすけどね。見よ!この存在感! ソファと並び、我が家のリビングダイニングの東西横綱的存在でーす。そんな、ちょービビりの僕の妻、U子さん。なのですが。稀に、普段の彼女からは考えられないような、とんでもなく肝っ玉の据わった行動をとったりします。まだ結婚する前、妻の地元で有名な、行列のできるラーメン屋に行った時のこと、小一時間ほど待って、やっとこさ二人でテーブル席に座わることが出来た。でさ、その店では当たり前のシステムなのか、「すみませーん、相席よろしいでしょうか?」なんつって、店員が客に聞いて回っていてさ、なるべくお客を詰め詰めに座らせて、客回りをスムーズにしていたんです。見ると、どのお客様も、相席OKの返事をしてんのね。まあ、さっさとラーメン喰って出るだけだからね、まあ、しゃーないよね。でもさ、そん時U子さん、相席きっぱり断ったんだよ。いや、べつにいいけどさ、まじビックリしたよ。店員) 相席よろしでしょうか?隣の客) ああ、結構ですよ。店員) 相席よろしいでしょうか?隣の客) どーぞ、どーぞ。店員) 相席よろしでしょうか?U子さん) ごめんなさい、嫌です。私たち、このお店でラーメン食べるの、すごく楽しみにしてたんです。二人の時間も楽しみたいので、相席は無理です。僕) えー。うっそーん。すげえ。「マルニ木工」の、HIROSHIMAチェア。妻は、この椅子に一目惚れしてしまったようです。おおおおお!この絶妙な曲線美を見よ!座り心地も、触り心地も、最高でーす。結婚して子供が生まれる前、トリックアート展という展覧会へ二人で行った。開催地は、名古屋の白川公園内だったと思う。大盛況の展覧会で、公園内は人だかり、チケットを買うのに長蛇の列が出来ていた。んで、いよいよ、僕らがチケットを買う順番が近づいてきた時、長蛇の列から外れたところからフラフラと、一人のうさん臭いオッサンが、僕のところにやって来てこう言った。お兄さん、悪いけど、この金で、一緒にチケット一枚買ってくれないかなあ。先に妻や子供が入場しちゃって、僕だけここに来んの遅れちゃって、いやあ、困った。家族が待ってんだよ。ね、頼むよ、お釣りは君にあげるから。んんん? 言っとる意味は、よく分からんが・・・。何や知らん、困っているみたい。まあ、しゃーねーなあ。これも人助けだなあ。そう思って、僕がそのオッサンから現金を預かりかけたその瞬間、傍らから僕の妻が叫んだ。絶っ対嫌です!他の人に頼んで下さい!ていうか、ちゃんと並んで買って下さい!僕) えー。うっそーん。怖ええ。結局、僕らが展覧会を楽しんで退場する、その入れ違いぐらいで、そのオッサン入場してた。先に家族が入場しているってのは嘘ではないらしく、確かに中で家族が待っていた。遠くから家族一同で、僕の妻を見て、何やらひそひそ話している様子だった。僕) ねえ、ほら、君、なんか悪口言われてるみたいだよ。だから何! 知ったことか!てか、この何百人の人だかりの中から、あのオッサンに、ピンポイントであんたが選ばれたのは何故??あんたに、ああいう人を引き寄せる力があるからちゃうんか!ったく、アホみたいな顔して歩いとったらいかんに!僕) ・・・うっそーん。「宮崎椅子製作所」のダイニングテーブル、MM table(デザイン 村澤 一晃)。 サイズは、1600×820×710。左のHIROSHIMAチェアに合うテーブルというコンセプトで、妻がテーブルを厳選した結果、何と、まったく他のメーカーの、このテーブルに行き着いたらしい。長女がまだ三歳ぐらいの頃、妻の実家の風呂上がりの脱衣場で、突然、謎の痙攣をおこしたことがあった。僕が不在時の出来事であったが、妻は冷静に長女の口に自分の指を入れ、真っ青になって慌てふためく義父・義母に向かって「早く救急車を呼んで!」とテキパキ処置をしたらしい。義父は、119番に連絡するのを、オドオドためらってしまい。・・・お、おい、ホントに連絡せにゃならんのか?とか言って、妻にど叱られたり、電話した後も、ご近所の手前ばかり気にして、あのぉ~、出来ればサイレンを鳴らさずに来ていただけますか?とか言って、これまた妻にど叱られていたらしい。妻は、次女の出産は、たった一人で、ちゃっちゃと済ませた。看護士さんは何度も「ご主人を呼びましょうか?」と訊ねたらしいが、「あの人がいると、気が散る。」という理由で、立ち会わせてもらえなかった。長女が生まれる前、妻は四回も流産した。彼女自身、本当は悲しみのどん底であったであろうに、「あんたは、一日でも多く働いて、お金を稼いで来てね。」といって気丈に振る舞い、いつもたった一人で病院へ行き、全てたった一人で処置した。「柏木工」のベンチ。長さ1600のもの。これも、まったく違うメーカーのものを選んだ。なんだか懐かしい座り心地ですよ。これ、僕のお気に入り。このように僕の妻は、時折びっくりするような肝っ玉の据わり方を見せてくれます。普段、セミの死骸や蚊やハエに、ビビりまくっている人とは思えませんよ、まったく。このダイニングテーブルのセレクトだって、そうだよ。普通、テーブルやイスやベンチって、ひとつのメーカーの純正で揃えるんじゃないの?お気に入りとは言え、ばらっばらのメーカーのを組み合わるかねえ。一か八かだぜ?買ってみたものの、やっぱ合うわなかったらどーしようとか、心配にならんかね?だいたい、これ、いくらしたんだよバカヤロー、僕、値段聞いてねーっての!てか、こちとら今更聞きたくねーっての! 怖くて聞けねーよ、聞いたらオシッコちびっちゃうよ、絶対。ちびり続けて、パンパースだよ、絶対。いつもいつも、買うと決めたらスパっと買いやがって、なあもう。ったく、妙なところで、肝っ玉が据わってやがる。と、いうわけで、うちのテーブルの座り心地は、ちょー抜群なのですが、うちの妻の肝っ玉の据わり心地は、なんちゅーか、いびつな感じっちゅーか。にほんブログ村
2019.07.15
街で「冷やし中華はじめました」の張り紙をよく見かけるようになった今日この頃、みなさん、いかがお過ごしでしょうか? Q輔です。さて、突然ですが、うち、英才教育はじめました。てか、僕が、ここんとこ長女のP子にフォークギターを教えてるって話なんすけどね。僕の中学一年からの一貫した趣味、我流でおぼえたフォークギター。前々から、いつか時期を見て子供達に教えてやろうと思ってはいたのですが、万を持して、この三ケ月程前から、長女に教えています。今んとこ、約一時間の授業を週二回のペースでやってまーす。事の発端は、ある休日のドラックストアでの買い物中、妻との何気ない会話でした。妻)ねえねえ、○○さんち、息子さんをドラム教室に通わせてるんだって。僕)・・・・・。妻)ねえ。僕)・・・・・。妻)おい!人の話聞けよ!僕)ああ、悪りぃ、考えごとしてた。妻)てか、生理用品の前で立ち止まって考えごとしないでよ!僕)仕事のこと考えてた。妻)仕事のこと考えながら、タンポン凝視すんな!ったく、気持ち悪い!僕)で何よ?妻)だぁかぁらぁ、○○さんち、息子さんをドラム教室に通わせてるってことぉ!僕)あ、そう。妻)てか、かかる費用いくらだと思う? 毎週一回30分の授業、何やかやで月2万円!僕)んがっ! い、今何とぉぉお!妻)2万円!僕) にまんえーーん??妻)分かったから!あんたの驚きはよく分かったから!お願いだから、思わずタンポンを握りしめるのはやめて!に、に、に、にまんえーーん。今、僕の給料で娘を月二万円の塾に通わせることが出来るだろうか?住宅ローン、車のローン、食費、光熱費・・・、み、水も飲めやしない!!え、え、てか、ちょっと待ってえ、え、嘘、ちょ、ちょっと待ってえ、てか、ぽっくん、ギター弾けるよ。ぽっくん、ギター教えたら、タダだよね!未来永劫、無料体験学習実施中だよね!2万円×12か月×今から娘が二十歳になるまでの歳月、約12年=288万、に、に、288まんえんお得だよね!でさ、でさ、長女が、あいみょんみたくなったらさ、娘→億万長者→父→仕送生活→天才を育てた父→本出版→夢の印税生活。うおおおおおおおおおおお!うへ、うへへ、ぽっくん、英才教育ちゅるぅ!・・・と、いうわけで、おっぱじめました。うわあ、動機がすっごい不純。よっ! 混じりっ気なしの不純物! よっ! どぶ水! あはははは。ギターは、僕のミニギターのお古を弾かせとる。もう少し体が大きくなって、尚且つ、その頃まだやる気が見えたら、新しいギターを買ってやるつもり。この度購入したのは、ギター教本、コードブック、子供用のストラップ、メトロノーム、電子チューナー。【ポイント2倍】【送料込】YAMAHA/ヤマハ MP-90 BK ブラック メトロノーム【smtb-TK】価格:3770円(税込、送料無料) (2019/7/6時点)やっぱなんだかんだ言って、リズムをとる練習は、これが一番。じゃね?tc electronic polytune clip Black クリップ式 ポリフォニックチューナー価格:5240円(税込、送料無料) (2019/7/6時点)これは、優秀です! じゃね?練習曲はとりあえずブルーハーツの曲でスタート。コードが簡単で、初心者が入りやすいからね。あとは千と千尋の神隠しの「いつも何度でも」とか、ゆっくりめの曲を弾かせとる。妻のU子さんは、マキシマムザホルモン(最近日清のカップヌードルのCMを手掛けているあのバンド)の大・大・大ファンなので、おい、Q輔! エレキ買ってホルモン教えろ!ホルモン弾かせろ!と、しきりに言いますが、いやいや、あんな、轟音変速ビート、歌詞は「駄目チンポ握れ」だの「恋のスペルマ」だの、とても子供に教えられる内容じゃねーっての。ったく、お育ちが悪い妻を持ってミーは悲しいざーます。僕は、弾きながら歌うことを、いきなり教えています。だって、その方が絶対楽しいから。んで、Fなどの難しいコードはまだ弾けないし、歌詞に知らない漢字があると詰まってしまうので、僕が、子供向きに編集した譜面を、A4用紙にカリカリ書いてやっているのですけどね、何故か長女は、それを自分のお気に入りの小さなメモ帳にわざわざ書き写して、僕がせっかく書いた譜面を破いて捨ててしまうのです。うーん、まったく意味が分からんよ。まあ、いいけどさ。やっぱ、子供は脳みそが軟らかいのかねえ、とにかく飲み込みが早いっすわ。そもそもが、うちの長女は右脳だけで生きとるようなところがあるからね、向いているのかもしれん。あはは、もぉ~、親バカで、すいまっせ~ん。まあ、どっかの知らんおっさんに教えられるよりは、パパに教えられたほうがよいのだろう、熱心、且つ、気楽に、まあ、とにかく楽しそーにやっとる。あ、ちなみに、後ろの傘は、P子がデザインしたオリジナル傘です。さて、話変わって、我が家のアイドル、フレブル、ウリちゃんの近況報告。去勢手術の跡は、すっかり目立たなくなりましたよ。ついこの間までぷるぷる震えるおチビちゃんだったのに、近頃は何だか成犬のご貫録。でさ、最近つくづく思うのだけれど、ウリって、なかなかの美ブルじゃね?性格は、相変わらず、最低最悪小悪魔ちゃんなのだけれどね。うーむ、なかなかの、美ブルであるよなあ。これまた親バカかなあ。ほら、見て、この照り、しわの深み、容姿、面がまえ、よっ! べっぴんさん!あ、いきなりですが、整いましたぁーーー!「僕の親バカぶり」とかけましてぇー、「破れた金魚すくいの網」ととくぅー、その心はぁー、救いようがねー。Qっちです。・・・あはは、どーもしゃーせんしたぁ。それではみなさん、よい休日をぉーーー!にほんブログ村
2019.07.06
「雌鶏歌えば家滅ぶ」古代中国のことわざです。そもそも、ニワトリのメスが、時を告げるために鳴くことはないという。古代中国では、そのめんどりが、おんどりより先に鳴くようなことは、不吉であるとされたらしい。このことから「女が男を差し置き先に出ることは、自然の摂理に反する」と俗信されてきたとのこと。また、実際にその歴史を紐解いてみても、古代中国においては、「女性が権力者となったが故、国が滅んだ」という事例が、幾度となくあったようですね。このような背景を踏まえ、まあ、現代チックな意味合いとしては、「女が男を差し置き権勢をふるうような家は、やがて滅ぶ」ってことになってるみたいよ・・・。・・・いやはや、古代人、言いたい放題言うとるな、しかし。ほんと、怒られるぞぉぉぉ。「ペンダントライトMATSU」、子供部屋の照明です。・・・てかさあ、めんどりって、鳴かないんだあ。へぇ~。てか、 あれ? 変だなあ?・・・なんかさあ、うち、めんどり、がんがん鳴いてっけどね。夫より先に、コケコッコー、父を差し置き、コケコッコー、鳴きまくり。うちのめんどり連中、コケコッコーなんて、もう飽きちゃってっから。最近は、クックドゥードゥードゥーとか言っちゃうから、洋風に。ココリコぉー(フランス風)とか、キキリキぃー(スペイン風)とか、トゥイートゥイートゥイー(イギリス風)とか、もおお、朝夕かまわず、わめき散らしてっから。てか、何なの、トゥイートゥイートゥイーって。怖えーよ。裸電球がシブいっす。ああ、思えば、女に権勢をふるわれまくりの人生であったよなあ・・・。その昔、僕んちの家族構成は、母、姉、妹、そして僕 & 家に寄り付かない父。だから、ひとつ屋根の下の権勢は、いつも女性陣にあった。んでもって、現在、僕んちの家族構成は、妻、長女、次女、犬(初代も二代目もメス)、そして僕。当然ながら、今だ権勢は女性陣。何の因果か知らないが、僕のまわりは、いつも女だらけなのよね。それも、やたら元気ハツラツな、オロナミンCな女性陣。とほほ。ちなみに僕は両親が離婚した時母方につきましたが、苗字は変えず離婚した父方のままです。どうやら僕は父方の姓を名乗る最後の男となっているようなので、僕が死ねば、僕の父方のハチャメチャな家系は、途絶えます。うちは娘が二人ですからね。すべては天運であり、すべては望みどおりである。うん、これでいーのだ。あらら? なるほど、雌鶏歌えば家滅ぶわけだな、あはは。そう言えば、僕は、小中高と男女共学。そんでもって、小学校の部活は、男女一緒の吹奏楽部。中学校の部活は、隣のコースを泳ぐ女子生徒の水着が見放題という理由で、水泳部。高校も、男女一緒の美術部に籍を置いていた。まあ、ほとんど行ってないけど。意図的にか、たまたまか、男の集団の中に身を置いたってことがねーの、うん、一度もない。だから、野球部的な、軍隊的な、任侠的な、そういう男臭い集団の中にいる自分を、まるで想像出来ない。でさ。このような女だらけの環境で男が育つと、その男は、さぞ女性的に軟弱に仕上がるのではないか?と、お思いになるかもしれませんが、それは大間違いです。逆に、嫌というほど、自分が「男である」ということを日々認識させられ続けるのです。それは、男気だとか、友情だとか、筋道だとか、仁義だとか、時折男同士が苦し紛れに使う、言い訳めいた精神論などではなく、単純に「生物的な男」です。男は、ちんちんが生えている。男は、子供が産めない。男は、重い物が持てる。男は、戦争をする。男は、数が多い。男は、エロい。男は、臭い。このように「ああ、自分は生物的に男なのだなあ」ということを、否が応でも認識させられるのです。どうやら僕にとっての「男」とは「ヒト科のオス」のことであって、それ以上でも以下でもないようです。照度が調整できないのが、ちょいと難点かなあ。更に言うと、男が男だけの集団の中で安易に宣う「男論」ほど、女々しいものはない。と、僕は常々思っています。女性に「お前は女々しい」と言って何の意味があろうか、「女々しい」とは男の為の言葉である。男は元来女々しい生き物である。だから「お前は女々しい」「男らしくしろ」と諫めねばならない。と、かつて上岡龍太朗氏がおっしゃっていましたが、まったくその通りだと思う。男が、男だけの閉塞された集団内で見せる「女々しさ」「陰湿さ」を、女性はご存知だろうか?例えば、幕末の新選組が見せたドロッドロの隊内争い、仲間同士の裏切り合い、殺し合い、あれを想像すればいい。やっぱね、男は、女に見られていればこそ、てか、女にモテたい一心で行動してこそ、男の性能を正しく惜しみなく発揮出来るのでなないかと、僕は思いますよ。とにかく女の監視下にいない男の集団は、ダメですね。僕の見たところ、総じて超ぉーー女々しい。真下から見る。 あら、すてき。我が家は今、二階の寝室に家族四人で布団を敷いて寝ています。始めの頃は、僕、部屋の真ん中で寝てたんすけどねえ、次女は、平気で僕の顔の上をまたいで歩くし、長女は、僕に向かって屁をひって笑うし、とにかく、ちょっかいかけられたいり、オモチャにされたりして、うかうか寝てらんねーから、最近は、まるで水槽の端っこにいるザリガニのように、部屋の端っこで、壁にぺったり身を寄せて、息を潜めて寝ています。そんで、妻が階段を駆け上がって来る音が聞こえると、まるでザリガニが牛乳瓶の中に逃げ込むかのように、反射的に布団に潜り込み、気配を消したりしています。あはははは。それでも、やっぱり、僕は、めんどりが、意気揚々と歌っている家がいいな。雌鶏歌えば家滅ぶ???逆じゃね?女性が、元気のない家は、滅びますよ。女性が、男の顔色を伺い、男にこき使われて、女性が、言いたいことも言えず、ため息ばかりついてるような、舌打ちばかりしているような、そんな家庭に、社会に、未来はない。また、そんな環境を強制的につくりあげ、喜々としている男の罪は重い。必ず地獄に落ちるだろう。とにかく女性は、笑っているにかぎるね。女の笑顔は、いい。すべては、これに尽きます。一年後も、十年後も、百年後も、女性が、ころころと笑って暮らせる世の中であるように、これからも、男は、がんばらにゃあ。にほんブログ村
2019.06.30
洗濯機がぶっ壊れちゃいました。10日ほど前のある晩、僕が会社から帰宅するや否や、ちょ、あんた、何か突然、洗濯機に全然お水が入らんでかんがや。ちょ、ちょ、これじゃ洗濯出来~せんでかんがや。何とかしたってちょ~すか。でら。がや。だぎゃ。と、妻が困り果てた表情で、そして呆れ果てるほど濃い口の名古屋弁で申した。僕、さっそく洗濯機を確認。「洗濯機内に水道が正常に給水されていない」というエラー表示が出ている。あれま。先ず僕は、こういった場合に「問題個所を判別する簡単なテスト」を実施した。①洗濯水栓を締めたうえで洗濯機を作動させ、洗濯機の水圧を抜く。②洗濯ホースと洗濯機の接続部を手で緩める。②洗濯ホースの先をバケツで受ける。③洗濯水栓を全開にする。すると、水しぶきが飛び散るほどの良好な水圧、バケツはすぐに水でいっぱいになった。というわけで今回は水道配管の異常ではないと判明。つまり洗濯機本体の故障である。この時、配管からの水圧が弱い場合は、配管のトラブルですよ。僕) これ買って何年?妻) たしか7年とか、そんぐらい。僕) メーカーに修理依頼しときな。微妙な時期だけど恐らく修理で直ると思うよ。我々消費者のなかには、「家電品って、製造打ち切りから10年間は部品保存の義務がメーカーにあるんでしょ?」なんつって、勝手に思い込んでいる人がいるようですが、んなこたぁ~ありません。メーカーによって、商品によって、部品によって、その保存期間は違いますよ。これまでも経済産業省他が性能部品の最低保有期間を定めて業界に指導をしてはいるようですが、それにしたって、あくまで「指導」であって「法的規制」ではありません。しかもその指導内容も、けっこーアバウトな、あえて抜け目だらけの内容だったと思う。洗濯機のそれは、たしか6年とか、そんぐらい。さてさて、さしあたっての問題は、その日の洗濯。妻のU子さん、洗濯ドラムの前に座りこみ、ちょろちょろとしか入水されない水道を恨めし気に睨み続け、約30分毎に機器から発せられるエラー警報も何のその、意地んなって、ヤケんなって、スタートボタンを連打し続け、き、き、奇跡的に洗い・すすぎ完了。その所要時間、なんと、4時間。・・・・おい、おい、正気かよ。・・・・・・勘弁してくれよ。・・・・東の空、白んでるよ。僕)これじゃ、らちが明かん。しばらくコインランドリーだな。妻)・・・うん。んで、次の晩。会社から帰った僕は、妻に尋ねた。僕)メーカーに修理依頼した?妻)うん、ちょー最悪、訪問まで一週間待ちだって。ったく、どんだけ待たすんだっつーの! アラスカくんだりから、はるばるやって来んのかっつーの!僕)ははは、で、コインランドリーどうだった?妻)は? 行っとらんよ。僕)・・・え?妻)なんかコインランドリーって不衛生らしいよ。動物の毛とかあるらしい。僕)いやいやいや、そうかも知らんけど、緊急事態だろ、致し方あるまい。妻)血液のついた衣類とか、自宅の洗濯機で洗いたくないものを洗う人がいるらしい。僕)だから何だバカヤロー!妻)嘔吐物のついた衣類とか洗う人がいるらしい。僕)それがどうしたコノヤロー!妻)だぁかぁらぁ、生理的に受け付けねーつってんだよバカヤロー!僕)うう、まさかの逆ギレ。 だ、だったら、洗濯どーすんだコノヤロー!妻)もうP子が風呂場で洗ってるよバカヤロー!僕)・・・は?どゆこと?P子が、風呂場でって、どゆこと?嫌な予感。まさか、手洗い?まさかね、今どき、手洗いってね。まさか、手洗いって。てか、足洗い!気分は、お江戸!大江戸はっぴゃくやちょー!ちなみにその頃、次女は食卓で納豆をねっておりました。いやいや、次女のこたぁどうでもいいってのっ!いやあ、驚いたぁ、この令和の世に、まさかの足ふみふみ大作戦。洗い一回、すすぎ三回の作業工程らしい。ま、マジかよ。始めは妻がやっていたのだが、速攻で腰をグキッたらしい、だはははは。長女のP子ちゃん、妻とのバイト契約をした後、代打として頑張っていました。え、僕?手伝うわけねーじゃん。いやいや、長女が代わってくれないのよ、「自分の小遣い稼ぎの場を奪うな!」つって。結局我が家は、約一週間、この足ふみふみ大作戦にて緊急事態をしのぎました。洗濯機は、給水口付近の内部部品の交換にて訪問当日に修理完了。料金は、一万五千円ぐらいだったらしい。うーん痛い出費。以上、我が家の令和洗濯機騒動の顛末でしたとさ。ちなみに、次女は食卓で納豆をねり続けておりました。とさ。にほんブログ村
2019.06.23
昔々、僕がティーンエイジャーだった頃の、とある時期、僕は、「自由の人」だった。僕は、毎日意気揚々と、完全なる「自由」を謳歌していた。先ず、僕の家には門限が無かった。夜中に何処をほっつき歩いていようが、僕の自由。友人の家で、そこらの路上で、何泊しようが、僕の自由。学校へ行くも行かぬも、僕の自由。行きたくない日は学校へ行かない、ただし行きたくなったら日曜日でも学校へ行く。テストを受けるも受けないも、僕の自由。やる気がない日は家で寝ている、ただしテストで高得点が欲しい時は高得点を取る。人を殴る。すると、殴られた相手や、まわりの大人たちは、「何故殴った?」「腹が立ったのか?」「ムシャクシャしていたのか?」どいつもこいつも「殴った理由」を欲しがった。理由なんてない。僕の自由だ。ただ、何となくだ。物を盗む。すると、同じくどいつもこいつも、「何故盗んだ?」「興味本位か?」「生活に困っているのか?」と、執拗に「盗む意味」を欲しがった。だからぁ~、意味なんてないっての。自由、自由。ただ、そうしたかったから。嘘をつく。ただ、そうしたかったから。物を壊す。ただ、そうしたかったから。人を傷つける。ただ、そうしたかったから。遊ぶ、喰う、寝る、やりたい事を、やりたい時に、やりたいようにやる。理由も意味もありはしない。ただ、ただ、そうしたかったから。「君、大丈夫か?」「君、ヤバいんじゃないか?」「君、いい病院を紹介してやろうか?」どいつもこいつも、深刻な表情で僕を心配した。心配ご無用、ほっといて下さい。僕は自由。ただ、自由に生きているだけ。そんな毎日を続けるうちに、僕は、自分が日増しに「けだもの」に成り果てて行くのを感じていた。喰いたい時に喰い、眠りたい時に眠り、犯したい時に犯し、糞尿は、垂れ流したい時に、垂れ流したい場所で垂れ流す。森や草原で生きる、野生動物って感じ? いやいや、それは「けだもの」に失礼だな。彼らは、厳しい「自然の掟」のなかで必死で生きている。僕は、「けだもの」以下だった。おそらく「地獄の餓鬼」って呼び名が、最もふさわしい。そんなこんなで、当然の報いであるが、おのずと僕のまわりには、誰もいなくなった。僕は、孤立した。実に奇妙な感覚だった。群衆の中にいながら、無人島生活をしているような・・・。やったぞ! どいつもこいつも見ろ!オンリーワンだ!俺様は自由だ! 僕は、虚空に向かって自慢した。叫べども、叫べども、返事はない。だってそこは、群衆の海に浮かぶ、無人島。・・・で、いつの頃からだったろうか?僕は、自ら望んで手に入れた「自由」を、嫌というほど吟味した「自由」を、豚のように過食した「自由」を、ゲロゲロと嘔吐したい衝動に駆られている自分に気づいた。僕が手にした自由の正体とは、利己的で、醜悪で、卑猥で、狂気で、そして、だたもう孤独なだけの代物だった。もう、「自由」なんて、うんざりだった。自由だ!自由だ!自由だ!自由だ!夜中に悪夢で目が覚める。こ、怖い。枕元からガバッと身を起こし、汗だくになって、いつか読んだ、寺山修司の散文の一節を叫ぶ。自由だ!助けてくれ!・・・時は流れ、・・・頭は禿げ、肉は垂れ、腰は傷み。間もなく四十五歳になろうとする今日の僕に、「自由」なんてない。今日の僕は、家庭で、会社で、社会で、自ら進んで、自分が守るべき「大切なもの」を守り、自分が背負うべき「荷物」を背負い、自分が引きずるべき「足かせ」を引きずりながら、毎日を過ごしている。大変だけれど、あの頃に比べ、僕はとても充実している。あの頃に比べ、僕は何百倍も幸せだ。僕は、もう自由なんていらない。でさ、なんか、最近「不登校の自由」だの「自由な生き方」だの「自由業」だのと、やたら「自由」という言葉を、特にインターネット界隈で見聞きするじゃんか。僕なんか、全て過去の自業自得ながら、「自由」ってのがすっかりトラウマになっちゃってるからさ。今この時代に、じゆー、じゆー、なんつっておっしゃられている「地獄の住人」が気になるわけです。最近の「地獄の餓鬼」ってのは、どんな姿で、何を喰い、何を考えているのだろうかと思うわけです。んで、ざっと拝聴、拝読。んで、まあ、逆に安心しましたよ。彼等のおっしゃっている「自由」と、かつて僕が手にした「自由」とは全く別物ですね。彼等のそれは、言ってみりゃ「自由風」。心配する必要はありません、とても安全な代物です。例えば、不登校の少年革命家。僕は彼のことを知った時「今時こんな不自由な子供がいるのかしら」と、とりあえず彼に同情しました。思想を刷り込まれ、演じることを強いられ、「親の保護下で革命」という理不尽な活動を行い、有名人に仕立て上げられ、あげく世間からバッシングされ、もう後には引けない立場にいる。まったく嘆かわしい。宿題しないのは確かに子供の自由。であるならば、ある日突然何の脈絡もなく宿題をしたくなった時、これまでの自分の発言を全てチャラにして、アホみたいに宿題を始めちゃうのも子供の自由。万に一つ、あの子にそんな心境の変化が訪れたとして、あの子、自由に宿題するかねえ? てか、まわりがそれを許すかねえ?革命やーめたぁぁ!ちょー宿題してえ!ちょー学校行きてえ!ちょーロボットになりてえ!とか、ある日突然言い出したら、うわぁ~この子めっちゃ自由じゃん、なんて僕は心から思うのだが・・・。僕には、あの子が「自由風」な何かに捕らわれ、がんじがらめになっているようにしか見えない。例えば、フリーランス。(もちろん一部の可哀想な)幼き頃から、保護者のしつけに従順で、保護者の指示に忠実で、保護者の選んだ書物を読み、保護者の許可する食品を食べ、保護者の望む塾へ行き、保護者が喜ぶ進路を選び、保護者が安心する会社に就職する。そんな「保護者の作品」としての役割から、やっと解放された人間が、入社2・3年を過ぎた頃、はたと思う。「あれ? 自分って何? 自分、このままでいーの?」思春期。遅い遅い思春期を迎える。んで、夜な夜な自分探しの手慰みにSNSで自分を発信していたら、思いのほか人気が出た。収益もあった。んで、中坊が家出するみたいに、会社を辞めた。んで、中坊がバンド始めるみたいに、独立した。フリーランスは、サラリーマンと違って、時間に制約がない、だから自由。フリーランスは、サラリーマンと違って、組織に抑圧されない、だから自由。フリーランスは、サラリーマンと違って、自己責任だけ取ってりゃいい、だから自由。彼等の自由の定義には、いつも「サラリーマンと違って」が漏れなくついてくる。他者と比べることでかろうじて成立する、ほんのり「自由風」なメッセージを、サラリーマンが管理する電力会社のコンセントに、サラリーマンが開発したPCやモバイルを差し込み、サラリーマンが運営するインターネット網を駆使して、全世界に向けに発信している。近頃は、ああいった「いい歳こいた大人の遅い思春期」のことを「自由業」と言うらしい。繰り返し言いますが、僕は過去の経験から「自由」とは、「利己的で、醜悪で、卑猥で、狂気で、孤独」であると考えています。だから僕は、簡単に、じゆー、じゆー、と謳う人が大嫌いだし、何より、一瞬怖いのです。この文章を読んで、「あなたは自由をはき違えている」「あなたの自由観は間違っている」と言ってくれる方々は、逆に安心です。だって「自由を論ずる」という行為ほど、不自由な行為はないでしょう?そういう人は元来「自由の人」ではない、だから安心、というか・・・。自由の真っ只中にいる人は、「自由とは何か?」なんて考えてませんからねえ。とにかく「自由」は取扱いに注意しないと、人を「くるくるぱー」にすると僕は思いますよ。さて、今回こんな記事を長々と書いたのには、実は個人的な理由がありまして。僕、今年でサラリーマン生活20年目に突入するんですけどね、僕としては、今の水道設備業を70歳まで現役バリバリで続けるつもりなので、残りの25年、このままサラリーマンを全うするのも良いのだけれど、仮に独立開業を考えるのなら、この四十五歳から向こう一・二年がリミットかなと。どちらに転んでも、ものすごく自信があるので、どうしたもんかなと。現在、僕は、社畜です。自己を会社で教育され、自己を会社で管理され、自己の意思と良心を会社に捧げ、自己の人生を会社に託し、自己をすっかり会社に飼いならされている、筋金入りの誇り高き社畜。まあ、そんな僕が社畜を辞めて、仮に独立したところで、自分が「自由」になったなんて、勘違いはしませんよ。独立したら「会社」が「自己」にすり替わるだけのことです。自己を自己で教育し、自己を自己で管理し、自己の意思と良心を自己に捧げ、自己の人生を自己に託し、自己をすっかり自己で飼いならす。そうなったら僕は、自分のことを、「自己の家畜」とでも呼ぼうかな、なんて。にほんブログ村
2019.06.01
うちの犬、フレンチブルドックのウリちゃん。一昨日、日帰り去勢手術を終え、無事帰宅。お帰りなさい、ウリちゃん。ウリちゃん、浜口京子さんになって帰って来ました。今回の手術は、あくまで去勢手術であって、うちの子を立派なレスリング選手に改造する手術ではありません。これは、術後の犬が、お腹の傷口を舐めない為の専用の服です、はい。・・・疲れてますな。・・・ぐったりしてますな。いつもの彼女は、さながら「パリピ」、もとい「パリド」。たった5秒止まっていることが出来ない「お祭り犬」。わっちゃわっちゃ、わっちゃわっちゃ、お祭り騒ぎの、乱痴気騒ぎ。おま、マグロか!止まったら死ぬんか!ってな感じの子なのですが、・・・うわあ、ヤバい、どうしよう、大人しいぞ。ウリちゃん、お疲れ。先ずは、ゆっくりお休み。そして、早く元気になって、また、わっちゃわっちゃしておくれよ。こちとら、お前の、わっちゃわっちゃがねーと、何だか張り合いがねーだよ。よぉーし、こうなったら、君にエールを送ろうじゃないかああああ。今の君にぴったりのエールは、もちろおおおん、ウリいいいいいいいい!気合だあ!気合だあ!気合だあ!気合だあ!にほんブログ村
2019.05.27
こちら、うちのリビングの「東の横綱」、「ソファ専門店NOYES」のソファです。(ちなみに「西の横綱」は、言うまでもなく食卓テーブル。)やや堅めのソファで、へたれ知らず。ソファカバーの材質も大変丈夫で、ちょっとしたペットのひっかき跡なら、よく濡れた布で拭い、ドライヤーで乾かすと、不思議と消えます。ソファ購入時、妻のU子さんが厳選した逸品。お値段もなかなかでした。ある日のこと。そんな妻お気に入りのソファに、大きな世界地図。忽然と現れた大陸からは、鼻をつんざくアンモニア臭。犯人は、こいつ。フレンチブルドックのウリちゃん。ウリちゃん、トイレのしつけが、イマイチです。怒り狂った妻は、リビングをイノシシのように逃げ回るウリちゃんを追いかけまわし、まるで、逃げる子を追う母イボイノシシのように追いかけまわし、てか、「もののけ姫」の祟り神に憑りつかれた「おっことぬし」の如く追いかけまわし、取っ捕まえて、ふん縛って、あ、煮ってさ、あ、焼いてさ、あ、喰ってさ。というのは、まあ冗談で。ほどほどに怒鳴り散らかし、かろうじて常識の範囲内のしつけを終えた後、さっそく、ソファカバーを洗濯することになりました。妻、ちょー不機嫌でした。ノイエスのソファは、比較的容易にカバーの丸洗いが可能です。先ずは、このようにブリンと丸裸に。せっかくなので、全部洗っちゃいます。その間、ソファ本体は、サンルームで天日干し。これ、ソファの無くなったリビングの様子。広くて、さっぱりしていて、これならこれで、よくね?なんつって、僕なんかは思うのですが。さて、洗濯が終わったら、カバーを元通りにします。背もたれ部のカバーは、柔らかいので取付が簡単です。座るところのカバーは、かなりタイトな寸法で、尚且つクッション自体が堅めのつくりなので、取付けには、やや力が必要です。わ、こっち見とる。はい、そこで、反省していなさい。本体カバーの取付。えっこら、えっこら。おお、この、ぴっちり感ったら。はい、出来上がり。すっきり、さっぱり、オー、イエー!U子さん、ご苦労様でしたあ。後日談。この翌日、こやつ、この洗いたてのソファの、まるっきり同じ場所で、フルで放尿しやがりました。あはは。更にその三日後にも、同じ場所で、マックス放尿。ぎゃはは。以後、ウリちゃんには「ソファに上がるの禁止令」がU子さんより発令されました。そうしたらば、ウリちゃん今度は、その腹癒せに、妻の大切なソファの足をガジガジ。木製の足に、こればっかりは修復不可能な歯形が。・・・て、手に負えねー。さて、先が思いやられる、このチンピラ犬、実は本日、早めの去勢手術につき、入院中なのです。U子さん、「馬鹿犬だけど、いなきゃいないで寂しいね。」だって。日帰り手術につき、夕方おむかえです。心配です。どうか無事済みますように。こんなチンピラ犬ですが、我が子ですからねえ。にほんブログ村
2019.05.25
怖い話「昔懐かし家電列伝④ ラジカセ」君が貸してくれたカセットテープから、不気味な女の声がする。小学生の頃、ある友人から、そう言われたことがある。それは、前日に僕が友人に貸してあげたばかりの、中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」の入ったカセットテープだった。気味が悪いから返すよ、と友人は僕にそのカセットテープを不機嫌に押し返してきた。友人いわく、曲のサビの部分をよ~く聞くと、「助けて」と、ささやく女の声がする、と言う。君の家には幽霊がいるのではないか、と言う。僕は、まったく気が付かなかったけどなあ・・・。ちなみに、そのカセットテープは、一昨日の晩、僕が夕食の時間に、テレビの歌番組から流れてくるヒット曲を「録音」したものだった。最近の若者に「録音」と言っても、なんのこっちゃ分らぬかも知れないが、ビデオもまだ高価だった当時は、テレビのスピーカーに、ラジカセをこれでもかとピッタリと近づけて、再生ボタンと録音ボタンを同時に押して、テレビ番組の音声のみ「録音」するという、惨めな行為をよくしたものです。まあ、現代で言うところの「違法ダウンロード」みたいなもんです。(違うわっ!)昭和も令和も、やってることは、変わりゃしねえ。ちょっと呼び名が変わっただけです。「ダウンロード」=「録音」「インストール」=「ダビング」「保存する」=「カセットのツメを折る」ちょっと呼び名が変わっただけです。(違うわっ!)僕は、この心霊テープを録音した時の状況を思い返してみた。このテープは、一昨日の晩、僕、姉、妹、そして母の四人で、夕食のカレーライスを食べている時、見ていた歌番組で、僕のお気に入りの歌手が登場したので、僕が慌てて録音したものだ。もちろん、録音中はテープに外部の雑音が入らないよう、私語禁止。食器の音禁止。僕は、家族に通夜式のような静けさを強いた。これ、昭和あるある。で、実際に、その心霊テープを聞いてみた。飾りじゃないのよ涙は~、ほっほ~「助けて。」好きだと言ってるじゃないの、ほっほ~た、確かに、不気味な女の声が聞こえた。念のため、もう一度聞いてみた。飾りじゃないのよ涙は~、ほっほ~「ソスケテ。」好きだと言ってるじゃないの、ほっほ~んん?? ソスケテ???よ~く聞くと、そう聞こえる。・・・なんだか、嫌な予感。僕は、その嫌な予感を確信に変えるべく、何度もテープを巻き戻し、耳を澄ませて曲を聴いた。飾りじゃないのよ涙は~、ほっほ~「ソスけて。」好きだと言ってるじゃないの、ほっほ~飾りじゃないのよ涙は~、ほっほ~「ソースけて。」好きだと言ってるじゃないの、ほっほ~飾りじゃないのよ涙は~、ほっほ~「ソースとて。」好きだと言ってるじゃないの、ほっほ~飾りじゃないのよ涙は~、ほっほ~「ソースとって。」好きだと言ってるじゃないの、ほっほ~「助けて。」ソースとって。ソースとって。ソースとって。ソースとって。ソースとって。ソースとって。友よ。うちには、幽霊なんていません。うちには、カレーにソースをかける母がいます。にほんブログ村
2019.05.18
「昔懐かし家電列伝③ 黒電話」昭和が終わり、平成が始まる頃、僕は中学生でした。当時15歳の僕が、自分の将来を見据え、必死で受験勉強に励んでいたかというと、そんなことは、決して、まるで、全然、無くて、僕の頭の中は、「女の子の体のしくみ」ただそれだけでした。当時、今の携帯電話のような手軽な移動型の通信手段は無く、ポケットベルなんてアイテムが出始めるのも、もう少し後のこと、思えば、当時の移動型通信手段と言えば、建設現場や警察などの職場で使われる「トランシーバー」。または「伝書鳩」。または「糸電話」。または「大声で叫ぶ」。ぐらいのもんだった。あはは。マトモな通信手段と言えば「固定電話」だけだバカヤロー。いえでん、または公衆電話だコノヤロー。メールもラインもへったくれもねーぞコンチキショー。ちなみに、うちは、ずーっと黒電話。じーーこ、じーーこ、の黒電話。さて、そんな通信手段しか無い、当時少年少女だった我々の「恋愛の辞書」に、「プライバシー」なんて文字は、探せども探せども、これっぽっち無く。当時お付き合いしていた彼女と、夜、お話したいなぁ~、なーんて時も、自宅のお茶の間にある黒電話を、コードが引きちぎれんぱかりに隣の部屋へ引っぱり込んで、襖を閉めて、親が寝静まるのをひたすら待ち、ぴりっぴりした厳戒態勢のなか、大好きな彼女の自宅へ電話をかけるのです。毒蛾とハエのたかる裸電球の下、じーーこ、じーーこ、とダイヤルを回すのです。んでもって、その先には、更なる難関があって、それは、「電話口に、タイミングよく彼女が出るか?否か?」というもので、これも固定電話にまつわる恋愛ならではの、「あるある」だったわけです。じーーこ、じーーこ、じーーこ、じーーこ、じーーーーこ・・・・ぷるるるるるる・・・・あれ? 出ねえな。ぷるるるるるる・・・・・・・○○子のやつ、今晩電話する約束、忘れてんのかな。ガチャよし、出た!「もしもし」(野太い男の声)(うわ、やっべえ、オヤジ出ちゃった。)「・・・もしもし?」あ、あの、もしもし、僕、○○子さんのクラスメイトで、Q輔と申しますぅ。「・・・・。」あの、○○子さん、おみえですか?「・・・おりますが、どのような御用件でしょうか?」いや、あの、コーラス大会の実行委員同士で、いろいろと打ち合わせしたいことが・・・。「コーラス大会???」はい、歌い出しの音階、「ファ」でいっとく? それとも「ラ」にしちゃう? なんつって、あははは。「・・・・・。」ははは・・・・・。「付き合ってる?・・・え? 彼氏?」あり得ないっす!「・・・・・。」ぼ、僕は、コーラス大会の実行委員としての任務を遂行するためぇぇぇ!「・・・・・。」○○子さんと、「ファ」と「ラ」の未来について、熱いディスカッションをぉぉぉ!「・・・分かりました、少々お待ちください。」(へん! ちょろいぜ、オヤジ。)「おーい、姉貴、電話だよぉぉ!」お、弟かいっ!思春期まっただ中のおおおおお、弟かいっ!声変わりしたてのおおおおおお、弟かぁーーーい!「・・・あんのぉ~。」え、あ、はい?「今、風呂入っとるみたいだで~。」ああ、そうですか。では、またかけ直します。弟君、お姉ちゃんによろしくね。「ほんと孫の風呂は長ご~てかなわん。」じいちゃんかいっ!電話対応面倒くさくなった弟からのぉおおお、じいちゃんかいっ!「ハア、ハア、ハア、ハア。」(んん?今度は誰?)「ハア、ハア、ハア、ハア。」(誰こいつ、電話口でハアハア、気色悪い。)「ハア、ハア、ハア、わん。」最後にまさかのおおおおおお、犬っ!犬畜生っ!座敷犬にまで恋路を茶化されちゃった、哀れ悲しき中学生男子の夜は、もんもんと、もんもんと、ふけました。昭和と平成の境目に、もんもんと、だだ、もーん、もーーん、と。にほんブログ村
2019.05.15
「昔懐かし家電列伝② 二層式洗濯機」今も根強い愛好家がいるらしいですね、二層式洗濯機。洗濯層と脱水層の、二層に分かれた構造で、昔はもっぱら、勝手口付近やベランダなど屋外設置が一般的だった。ちなみに「洗濯機」という言葉、僕の妻は迷うことなく「せんたっき」と発音します。正確にはこれ、「せんたくき」が正解。ついでに僕の妻は「水族館」のことを、堂々と「すいぞっかん」と言います。正確には「すいぞくかん」。例えば僕の妻は、ねえねえ聞いてよ、今日P子が「がっこー」の遠足で動物園行ったら、「ぞー」に水かけられて「たいく」の服に着替えて帰って来た。濡れた服は今「せんたっき」で洗ってる。次の遠足は絶対「すいぞっかん」がいいわ。などと、迷うことなくのたまう人間です。フルスイングで間違いだらけです。四番バッターばりのスイングで、ぶんぶん振ってます。正確には、ねえねえ聞いてよ、今日P子が「がっこう」の遠足で動物園行ったら、「ぞう」に水かけられて「たいいく」の服に着替えて帰って来た。濡れた服は今「せんたくき」で洗ってる。次の遠足は絶対「すいぞくかん」がいいわ。です。てか、こんな適正な発音で話されたら、それはそれで、ぜってー引くけどね。あはははは。これ、僕の落書き。「二層式洗濯機のある風景」おっと、急激に話がそれましたな。さて、二層式洗濯機で、先ず一番に思い出されれる事柄と言えば、「脱水層で脱水が始まった時の音」だろう。たん、たんたんたん・・・たんたんたんたん・・・だん!だん!だん!「今日こそは壊れるっ!」つって毎回心配になる。ははは。あと、脱水層と言えば、内蓋ね。な、懐かしっ! 内蓋っ!忘れずに内蓋しないと、衣類がバーストしちゃうからね。どうしたらこんなに複雑に絡まることが出来るのだろう、と感心するほど、衣類がぐっちゃんぐっちゃんに絡まった状態で脱水完了しちゃうからね。あと、内蓋は、親がちゃんと管理することね。目を離すと子供がフリスビーごっこしちゃうからね。瓦屋根に投げちゃうから、田んぼに投げちゃうから、あはは。洗濯層には、洗濯くずをすくう「クラゲのような網」があったな。吸盤で本体に吸い付けて、洗濯灘の激流に飲まれることなく、ふわりふわりと。あれは、風情があった。そうそう、渦の中央には、洗剤の泡が、まるで綿菓子のように、こんもりと盛り上がって揺れていた。あれもあれで、風情があった。そして、洗いからすすぎに入る時、母や当時の主婦たちは、排水レバーを微調整して排水させながら、それと同じ水量の水を、水道の蛇口を微調整して入水するという、熟練の経験と勘が物を言う作業をしていた。つっても、当然のことながら、目測でそんな神技が出来る主婦がいるはずもなく、すすぎ作業中に、しばらく洗濯機から目を離せば、洗濯層の水が無くなっているか、洗濯機から水が溢れているという、二択の大惨事が待ち受けているわけである。だから、当時の主婦たちには、洗濯がすすぎ作業になると、「黙々と水面を見続ける」という、不思議な時間があった。あはは。娘たちが、僕の落書きで「塗り絵」したいと言うので、コピーしてそれぞれに描かせた。これは、八歳の長女の「塗り絵」。おお、ノルタルジック!・・・胸が痛い。こっちは、四歳の次女の「塗り絵」。うわあ、すんげーな、おい。「数年目、警察沙汰の事件があった家、今は廃墟」みたいな? ぎゃはははは。いまだに根強い愛好家のいる二層式洗濯機のことを、こうして綴っていると、「便利な家電」の定義とは、いったい何であろうかと、はたと考え込んでしまう。小学生でも分かることであるが、「新しい」と「便利」は同義語ではない。したがって、昨今の家電業界が当たり前のように謳い、ユーザーを誘う、「新しいから便利」であるとう理論は、かなり無理のある、素っ頓狂な理屈である。また「古い」と「不便」も、同じく。「古いから不便」なんて理論は、落ち着いて考えれば、正気の沙汰ではない。並びに「多機能」と「便利」も同義語ではない。実際、巷では「多機能故に不便」というユーザーの声が、溢れかえっていたりする。古来から人は、焚火の炎や川の流れの水面を見つめながら、心を静め、疲れを癒し、集中力を高めて来たという。そう思えば、当時の主婦たちが、二層式洗濯機の水面を見つめ続けたあの時間、一見して、無駄な、不便な、あのすすぎの時間でさえ、あれはあれで、とても理に適った時間であったのではないかと、今だ洗濯のひとつもマトモに出来ない自分を棚に上げつつ、そこはかとなく思ったりするのだけれど。にほんブログ村
2019.05.12
みなさん、こんにちは。バカボンのパパとママ、あらため、Q輔とU子です。ちなみに、このパターン、さすがに飽きたので、これが最後っす。はは。そんなこんなで、いろいろあって、電子レンジを買い替えました。どんなこんなで、いろいろあったのかは、前回の記事を読んだってちょー。ぶう。さて、この度購入したのは、パナソニックのスチームオーブンレンジ、ビストロ1500という商品。「ワンボールでちゃんとごちそう」なんつって、西島秀俊さんがCMしとる、あれよ、あれ。ワンボールでごちそうつったら、俺っちなんかよ、ボールに冷やメシ入れて水ぶっかけた「水道水ご飯」ぐらいしか思い浮かばねーんだけれども、あはは。コイツぁースゲーよ、これ一台で、焼く・煮る・蒸す・揚げる、が出来ちゃう優れモノだぁ。そもそも、森羅万象、諸事万端、シンプルであることをこよなく愛する僕の妻。家電の商品名や社名のロゴの主張が強いデザインは、即座に却下。ガラス面に説明文がみっちり印刷されているデザインは、電光石火で論外。尚且つ、ちょー便利で、ちょーお値打ち。そんな気の毒なほど極めて限られた選択肢の中から、この度、妻のお眼鏡に叶った商品でーす。尚、このブログは、家電の詳しい商品説明を趣旨としてねえから、これ以上は割愛するっす。是非、メーカーのホームページを見たってちょーすか。ふえー、今はすっかりタッチパネルが主流なんすねえ~。何しろ先代の電子レンジは、結婚してから17年使い続けたからさ、この度の購入で、我が家のガラパゴス化を痛感してるのよね。今回特に驚いたポイントはここっす!か、か、か、回転する皿がねえー!え、嘘、今はこれが主流なの??染野丞・染太郎もびっくり! え? マジ? 皿、回さなくていいの? つって。てか、これなら、でっかいコンビニ弁当、角に当たってカックンカックン事件は起きないわけね。動物園の檻の中で、壁に頭打ち付けながら同じところ行ったり来たりしてる、ノイローゼのミーアキャットみたいな、悲しいお弁当見ないですむわけね。ご飯ぜんぜん温まってねーのに、ポテトサラダはボコボコ煮えたぎってるっちゅう惨事は無いわけね。ふえー、目まぐるしいねえ、家電の進化。もうねえ、僕なんかねえ、逆に、昔の家電の佇まいが、脳裏に懐かしく思い出されちゃうのよね。ちゅうわけ、今回からしばらくは、「昔懐かし家電列伝」と洒落込もうかねえ。短い記事を連続して公開しちゃうぞ。僕にしては珍しく更新頻度を上げちゃうぞ。これ読んでる、あらふぉー、あらふぃふ諸君、一緒に懐かしんで、一緒に泣き笑ってちょー。「昔懐かし家電列伝① アナログテレビ」さて、懐かしの家電と言って先ず思い浮かぶのが、アナログテレビね。もち、チャンネルを手動で、がっちゃんがちゃん回すタイプのやつね。我が家には、当然ながら、リモコンなんてねーからさ、僕なんか、お茶の間のポジションがテレビに近いちゅうだけで、父から、否応なしに「人間リモコン」として酷使されていましたよ。「おい!チャンネル回せ! ユーに変えろ!ユーに!」つって。あはは、出た!幻のチャンネル、Uチャンネル!今の若い子知ってっかなあ、Uチャンネル。んで、休日ともなれば、父がゴロ寝しながら、足で器用にチャンネル回してたりする。ったく、行儀悪りいったらありゃしねえ。んで、そんな横着してるから、チャンネルの取っ手が、バキッと取れちゃうのね。外れた取っ手を無理やり本体に当てがって回すと、一応チャンネルは変わるんだけどさ、壊れた部品だから、手を放すと、どうしてもまた、ぽろんと取れちゃうのよ。しょうがないから、テレビの上に置いとくじゃん。すると、見事に行方不明になるのね、あれ。あはは。おい! チャンネルどこだ! チャンネルどこいったああ!つって、酒乱の父なんか大騒ぎでさ。まあ、テレビの後ろに落ちてるだけなんだけどね。ホコリまみれの白い靴下と一緒に。でも父は、一刻もはやくナイター中継見たいから、ろくに探しもせず、そわそわしちゃってさ。結局、工具箱からペンチ出してきて、チャンネル部の突起をペンチでつまんで回してんのね。あはは、器用だねぇ~~。そんな我が家のアナログテレビが壊れた時のことは、よく憶えています。ある朝、僕が何気にテレビをつけたら、バシュッ!という、何かが弾け飛ぶような音がして、内部から、白い、細い、けむりが一本、それっきりだった。そのテレビは、母にとって、結婚当時から愛用した思い出の品でした。母は、どこからか表彰状の用紙を買ってきて、壊れたテレビ宛てに「感謝状」のようなものを筆で書き、姉と僕と妹にも、壊れたテレビ宛てに「さよならのお手紙」を書かせました。僕らはそれを、壊れたテレビに、セロハンテープでベタベタ張り付けて、ある日の早朝、みんなで近所のゴミ捨て場に捨てに行きました。その帰り道、おっかあ、たぶん、泣いてた。目、真っ赤だったもん。ちなみに、こいつが、妻が愛用していた先代の電子レンジ。この17年間、一度たりとも故障することなく、見事に仕事をやり遂げてくれました。思えば、この電子レンジ、結婚当時の我が家のメンバーの、最後の選手だった。他の家電は全て故障してとっくに買い替え、飼っていたペットたちも、みんな死んでしまった。・・・ほんと、こいつだけだったんだなあ。こいつの最期は、新しいレンジと入れ替えに、家電屋さんに引き取ってもらった。ただ、そんだけ。ちっ。しまったなあ。あの日、あの時の、母のように、してやればよかった、何故してやらなかったのだと、ずうずうしくも、今頃になって悔やんでいるのです。にほんブログ村
2019.05.11
前回「あ!プロポーズ忘れた!(妻へ)」という記事を書いた。個人的には平成の最後になかなかの傑作が出来たと思ってさ。普段は照れ臭くてなかなか伝えられない、僕の妻への気持ちを、ブログという媒体を使って伝えることが出来たのではないかと思ってさ。ほど良い疲れと、ほど良い達成感があり、もとはと言えば妻の為に始めたこのブログ、もうこれ以上書くことなんて無いんじゃないかと思えてきてさ。仕事も忙しいし、平成の最後を節目に、いっそのこと、このブログ閉じてしまうか?と本気で思ったりしたんすけどね。ただねえ。何かねえ。あの記事公開してからずっと、妻のご機嫌、ちょー悪りぃ。重ねて言うけど、僕としては、普段は照れくさくてなかなか伝えられない気持ちを、ブログという媒体を使って伝えることが出来たと思ってたんすけどね。あれからさあ。なんかさあ。事あるごとにさあ。へーへー、どーせ、あたしゃ、ほろ酔い程度の女っすから。とか言ってくんのね。吐き捨てるように。マジ、やべえよ。気持ち、これっぽっちも伝わってねー。燃え上がる愛の余熱で、夫婦は添い遂げるんちゃうんか。とか言ってくんのね。唾棄するように。マジ、怖いんですけど。まあ、僕が「女心」を全然分かってねーってのは、まあ、認めますが、でもさ、こっちにだって、フェアに「男心」ってのがあるわけで、・・・分かんねーかなあ、男のそーいう・・・。・・・つまりあれだ、・・・なんつーか、その、てか、U子さん、マジごめんなさい。・・・・・・・つって、まあ、とりあえず、謝っといてやるかあ。・・・つって、まあ。んでまあ、このGW中に、あのようなふざけた記事を書いた僕への、様々な罰が下記のとおり執行されたわけです。罰その①「お風呂でU子様の全身を洗って差し上げる」これは、これまでも妻の機嫌が悪い時に、ちょいちょい僕が行う「苦行」です。ちょいと妻の背中を流してやるなんてそんな甘いもんじゃないんだなあ、これが。先ず、妻が風呂の座椅子に全裸でドカッと座るわけよ、大股開いて。その姿、まるでラウンド間にセコンドで休むボクサーの如し。んで、「・・おい、洗え。」「御意!」これ、結婚17年目の夫婦の会話っすからね。そっからは、頭のシャンプー、コンディショナーから、顔、腕、足、背中、腹、尻、足の指の間、穴という穴、乳を持ち上げ乳裏まで。全身を隈なぁ~く洗って差し上げます。んで、湯船から娘二人がそれを見て、腹を抱えて大笑いする。全裸で坊主頭の僕が、忙しく妻の「三助」をしている姿がよほど面白いらしい。罰その②「結婚当時から17年使っていた電子レンジを、買い替えて差し上げる」妻) おい、Q! 電子レンジ買え!僕) えぇ~、 確かにボロだけど、別に壊れてないし、まだ使えるじゃん?妻) へー、へー、ほろ酔い程度の女に買ってやる電子レンジは無えってか?僕) いや、べつに、そーいうんじゃ・・・。妻) 三十年前、あんたを振り回した女にゃ買ってやるんか?僕) ゆ、U子様、どうか電子レンジを買わせて下さい。明日、電気屋へ行きましょう。罰その③「U子様が、一日だけ家事や子育てから解放される日をつくって差し上げる」妻) 朝から美容院で髪切ってくっから、 んでその後、名古屋駅周辺をブラブラしてくっから、 子供の面倒よろしくぅ、あ、ついでに夕飯の支度もよろしくぅ。僕) ぶえ、マジぃ?妻) へー、へー、ほろ酔い程度の女の・・・僕) あい、分ぁーった! 分ぁーたっての!その日僕は、朝から家の掃除を一人行い、子供二人をクレヨンしんちゃんの映画に連れて行き、家族の為に晩飯を作り、片付け・皿洗いを致しました。・・・あーあ、ヘタなブログは災いの元。くわばら、くわばら。ちなみに、その日、娘たちにせがまれて観に行った、クレヨンしんちゃんの映画、すんげー良かったです。タイトルは「新婚旅行ハリケーン 失われたひろし」この映画は「家族の絆」というテーマが根底にあるようですが、誰がどう見ても、今回の主役はみさえ。みさえの、夫や家族への愛に満ち満ちた想いに、不覚にも泣いてしましたよ、わたしゃ。「ロボ父ちゃん」がひろし主役の傑作ならば。この「新婚旅行ハリケーン」は、間違いなく、みさえ主役の傑作です。よくよく考えると、僕ら世代の「平成にはじまった核家族」にとって、「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」のような、ひと世代前の大家族の設定は、構成がデカく、また関係が複雑で、どうもしっくりこないところがあるのです。方や野原一家の「戸建住宅に住む夫婦、子供二人にペットが一匹」という家族構成は、ごく単純に、感情移入しやすいのかねえ。平成に妻になり、平成に母になった女性の気持ちを、みさえが余すところなく代弁していましたよ。自分の中に、「みさえ」が思い当たる女性は、必見なのではないでしょうか?U子さんなんか、号泣すると思うけどね、夫が不甲斐ないから、あははは。あと、この映画のエンディング曲を歌ったアーティスト、あいみょん。お恥ずかしながら、僕、この映画ではじめて知ったんすけどね。え、なに、この人、天才?久々に、なかなかの詩人が出てきましたね。エンディング曲のタイトルは「ハルノヒ」。しんちゃんが住む町は「春日部」。「北千住駅のプラットホーム」は、ひろしがみさえにプロポーズした場所。「北千住駅をフワッと歩く 藍色のスカート」は、みさえの履いていたスカート。「いつかはひとり いつかはふたり いや もっと もっと 大切を増やしていこう」これは、たぶん子供たちのことかなあ。んで、曲の最後の一節は、住み慣れた駅のプラットホーム 水色に挨拶 「お帰りなさい」と 小さく揺れる影を踏む幸せったく、んだよ、このいい感じ、すげーな、おい。最近の若者は、こんないい曲聞いてんのかよ、おっちゃん、うらやましいぞ、おい。というわけで、この「家曜日」、令和もだらだら続きます。いつか妻に「よし」と言ってもらえるその日まで。あはは。悪りいけど、よろしくね。以上、ひろしとみさえ、あらため、Q輔とU子でした。にほんブログ村
2019.05.05
みなさん、こんにちは。菊次郎とさき、あらため、Q輔とU子です。これがうちの「平成最後」の記事になります。おお! ぜってー使ってみたかったワード「平成最後」。天国のおっかさぁぁぁぁぁん!おら、「平成最後」使っただよぉぉぉぉ!仲間と静岡県の中田島砂丘へ行ってきた。以下は、そん時の写真。さて。僕と妻は、いわゆる恋愛結婚をしました。でさ。唐突で何なんですが、僕はいまだに、妻との交際期間のあれは、「恋愛」と呼べる代物だったのだろうか?と思うことがあるのです。妻との交際に、別段、恋の駆け引きなんて無かったし、特別なサプライズ、別れの危機、三角関係、危険な情事、略奪愛、んーなドラマチック展開、まるで無し。コタツでセンベイかじっとったら、結婚しとった。ちぃーーーっす、と出会って、うぃーーーっす、とお付き合いして、あざぁーーっす、つったら、結婚しとった。・・・思えば、プロポーズすらしていない。あ!プロポーズ忘れた!あはははは。その昔、僕は、チビで、ブサイクで、ビンボーで、運動オンチで、ものすごく性格の悪い少年でしたが、何故だか知らないけれど、昔から不思議と女の子に困ることはなく、中学2年生ぐらいから、彼女がいない時期というのは少なかったように記憶しています。でもだからと言って、僕がモテていたわけで決してはありません。みんな、ただ僕を面白がっていた、ただそれだけです。んなこたあ、自分で分かってましたよ。僕が、珍獣だったからでしょう。まあ、珍獣のこっちとしても、ただひたすら面白がってお付き合いしていただけなので、まあ、どっちもどっちなのですけれど。そんな僕が、一度だけ本気で「恋愛」というものをしたことがあります。その相手は、この流れからして、妻ではありません。あはははは。(妻、怒るな。どうか最後まで読め。)それは僕が十六歳の時。その娘は、僕の高校一年の時のクラスメイトでした。その娘には、中学一年から付き合っているという地元では怖いと噂の彼氏がいた。(ちなみにその時僕は、同じ学校の違うクラスに彼女がいました。)ある時期から、その娘はクラスメイトの僕に、やたら頻繁に話かけてくるようになった。突如「あんたは人として間違っている」的な罵詈雑言を僕に浴びせながら、言い寄ってくるのです。「なんでお前にそんなことを言われにゃならん! てかお前誰だよ! お前なんて知らねーよ!」なんつって、僕はその娘の妙な束縛から逃げまわっていたのだけれど、次第に翻弄され、好きになってしまった。んでもって、どっちも馬鹿だから、お互い彼氏や彼女がいるのに、密かに会うようになってしまった。(ちなみに肉体関係はない。この時僕は童貞でした。)この頃、その娘は、心がとても不安定だった。僕の前で、ものすごく取り乱すことが度々あった。そして、ある日を境に、その娘は学校に来なくなった。一週間ぐらい不登校で、完全に音信不通になった。その間、僕はその娘に会いたくて会いたくて、その娘のことで頭がいっぱいになってしまった。ある晩、自宅にその娘から電話があった。(当時は携帯電話なんてない)妊娠している。子供をおろせ、と彼氏に言われている。どうすればよいか分からない。もう何もかも嫌になった。と、その娘は言った。受話器の向こうで、むせび泣いていた。しばらくの沈黙の後、僕はその娘にこう言った。一緒に逃げよう。知らない街で二人で暮らそう。君の子供は僕が育てる。僕と結婚しよう。あはははは。十六歳のくっそガキが何を言う。我ながら、思い出すたび、赤面してしまいますわ。ひーーー。あんた、馬鹿じゃないの?僕の告白を聞いたその娘は、何故か、先程とは打って変わった醒めた口調でそう言った。考える。また電話する。ほんと、あんた、馬鹿じゃないの?そう言って、その娘は電話を切った。最後の言葉は、微笑んでいるように聞こえた。その晩、僕は自宅の黒電話の前で、返事を待った。朝まで、ずーーーっと待っていた。でも結局、電話はかかってこなかった。これは、違うんじゃないか?「何が? 何に対して? どう違うのか?」それは、よく分かんないけれど、ただ漠然と、そう思った記憶がある。数日後、その娘は何事も無かったかのように登校してきた。僕を見るなり駆け寄ってきて、その娘は僕にこう言った。子供はおろした。でも、彼氏が高校を卒業したら結婚しようと言ってくれた。というわけで、私は今、とても幸せだ。これまで僕に見せたことのない、カラッとした眩しい笑顔だった。でもその態度に、ついさっき初めて会った人に話すような、そんなよそよそしさがあった。僕はもう、何か何だか、さっぱりわけが分からなくなってしまった。ただ、もう、すっかり、酔いは、醒めましたよ。へー、そいつぁーよかった。一生やってなさい。それが、その娘と交わした最後の言葉です。以来、僕は「恋愛」というものをしていません。そっからは、恋愛の二日酔いの胸くその悪さを、酔い醒めの陰鬱な気持ちを、ただもう覆い隠すように、たくさんの女の子とお付き合いした記憶だけがある。その節は、ごめんなさい。てか、みなさん、お気の毒。この平成の最後に、どっかの40過ぎのおっさんの、赤裸々な恋愛話を読む羽目になるとは。ぎゃはは。 重ねて、ごめんなさい。ちゅうか、以来「恋愛」をしていないというのは、語弊があるな。妻とは、やっぱ恋愛結婚だったわけだし・・・。僕は、妻と付き合っている時も、妻と結婚してからも、その生活のなかで、これでいーのだ。そう思うことが、ちょいちょいあります。「何が? 何に対して? これでいーのか?」それは、よく分かんないけれど、それはかつての僕が、これは違うんじゃないか?と漠然と思ったことへの、答えのようにも感じられ、そしてまた、なるほど、つまりはこれでいーのだ、だってこれでいーのだから、と思うのです。どないやねん!僕の妻は、恋愛で男をべろんべろんに酔わすような女性ではなかったし、僕達の恋愛に、ぐでんぐでんになるようなキツい酔いは、まるで無かった。妻との恋愛を、あえて酒に例えるなら、観光バス旅行で日本酒やワインの製造工場に連れて行かれて飲む「試飲」みたいなものだろう。試飲サービスで、ちょっとだけ飲んでみた酒が、すんげーうまかった、みたいな。んで、真昼間っからほろ酔い気分で、観光地をかる~い千鳥足で、みたいな。あはははは。思えば、そんなほろ酔いが、ずっと続いているのです。僕は、ずーっと妻に酔っぱらっている。ずーっと。ほろりと。いいね、この気分。醒めない。いい気分。平成が終わる。令和が始まる。これでいーのだ。こうして、新時代も、二人して、なんならちょいと、手なんぞつないで、ほろ酔い気分で、かる~い千鳥足で。にほんブログ村
2019.04.29
みなさん、こんにちは。ジョンとヨーコ、あらため、Q輔とU子です。お持たせしました。それでは「家曜日」を始めます。今回の主役は、次女のOちゃん。あの小便たれが、もう四歳っす。 時が経つのは、早いものっす。うわあ、お姉ちゃんが工作してくれたリボンで、ちょーごきげん。うわあ、頭にトイレットペーパーの芯のっけて、ちょーごきげん。おたんちんちゃん。そんな、一枚。てか、U子さん。今まで気が付かなかった僕も悪いのだけどさ。Oちゃんの着ているパジャマ、なかなかのボロさじゃねえ?え? 長女のお下がり。え? 子供はすぐデカくなる?え? 着れなくなるギリギリまでねばる?あっそ・・・ふーーーん・・・。てか、ねばりすぎじゃ!ボロ雑巾かよ!物を大切にとか、もうそんな次元じゃねーだろ、これ!てか、これって虐待確定っしょ? 通報OKっしょ? どどど、どーなの??んもおお、これはブログに書かにゃならん!んもおお、世間のみなさんに、ぜひ見てもらわねばにゃらん!おい!U子! 頼むから、買ってやれ! 頼むから! 頼むから! 新しいの買ってやっとくれ!というわけで、翌日、新しいパジャマを購入させました。U子さん、どーせ、またすぐデカくなるという理由で、二まわりぐらい大きめのサイズを購入。Oちゃん、これまた、ちょーごきげん。ちんちくりんちゃん。そんな一枚。あ、これ、べつに悲しいことがあったわけではありません。次女の特技、嘘泣きです。ったくもお~、この子は、泣きぁ~すむと思っとる。泣きぁ~何とかなると思っとる。どんな困難も、子供の涙、女の涙で乗り切れると思っとる。見て、この写真。たしかこの時は、長女の悪行に、妻がかなり強めの雷を落としたので、長女が大泣きしながら、妻の父、おじいちゃんに電話で話を聞いてもらっていたんだな。あれれ? 叱られていない次女が、泣いとるよ。あはは。何でじゃ? 何や知らん、便乗して、泣いとる。「とりあえずビール」的に、くいくいっと泣いとる。あはは。ほぼほぼ嘘泣きですからね。涙を自在に操る達人ですからね。ったく、徳光かよ!次女、Oちゃん、四歳。自我が芽生え、知恵がつき、個性のほとばしりを、びんびん感じる今日この頃。満を持して、いよいよ次女の物語が始まった。そんな感じ。「次女の奇妙な冒険」はどんな物語なのだろう?どきどき、はらはら、パパは、ただもう楽しみです。こちらはディズニーランド「トムソーヤ島」での、何気ない一枚。次女、ちょこんと腰をおろして、すまし顔。でさでさ、この後行った「イッツ・ア・スモールワールド」で、驚くべきものを発見したのね。じ、次女!そ、 そ、 そ、そっくり!そうそう、別日に行った、地元デパートのおもちゃ売り場での一枚も紹介しておこう。じ、次女と次女!め、 め、 め、メルとメル!ぎゃはははは。・・・なんかねえ。僕にとって、長女も次女も、どちらもたまらなく愛おしい存在なのです。なのですが・・・。僕がそれぞれに感じる、その愛おしさに、どうやら若干違いがあるようで。長女の愛おしさを表現すると、なんちゅうか、胸をギュッと鷲づかみにされるような感じというか。長女の性格が、あまりにも僕によく似ているからかなあ・・・。長女の全てが、我がことのように感じられるというか・・・。せつないような、泣きたくなるような、うまく表現出来ない気持ちになるのです。・・・・何なんだろうねえ、この気持ち。だがしかぁーーし!次女のOちゃんは違っがぁーーう!次女の愛おしさは、単純明快、理屈抜き。愛おしい、故に、愛おしい。 ははは。その愛おしさを、ひと言で表現するならば、ばけらったぁー!・・・こんな感じ?ぎゃはははは。え~、以上、裕也と希林、あらため、Q輔とU子でしたあ~。にほんブログ村
2019.04.27
自宅のPCが調子悪くなっちまって、修理に出してるっす。ちゅうわけで、ブログ休憩中です。せっかくなので、ゆっくりしてます。こんな屁っこきブログですが、万にひとつ、この宇宙の片隅で、更新を待ってくれているような、奇妙な宇宙人がいるならば、そういうわけですので、すんません。そこんとこ、よろしくどーぞ。 以上、モバイルより。アレキサンダーQ輔星人でした。にほんブログ村
2019.04.24
先週の日曜日、いい天気だし家族で花見がてらどっか行くかってことで、愛知県犬山市にある「桃太郎神社」へ行ってきたぞ。実はここ、知る人ぞ知る、日本でも有数の珍スポットなのよね。ちゅうことで、今回の家曜日は「それ行け!Q輔の珍スポレポ、桃太郎神社編!」てな内容でお届けします。今回、軽いぞ。どうぞお気軽に、たぁーっと読んで、ぶわぁーっと笑って、ぷーっと屁ぇこいて寝てちょーす。さて、神社の鳥居をくぐると、先ず見えてくるのが、この「洗濯岩」。 昔々この岩の上で毎日選択をしていたお婆さんの足跡が遺っているので前方の木曽川岸から ここに移動させたものでありますとのこと。「~であります」・・・ははは。いいね、この二・三本微妙にネジのゆるんだ言いまわし。うおおっ、さっそく珍スポ臭が、ぷんぷんと漂ってきたあ。序盤から、期待に胸が高鳴るのであります。ちなみに、ばばあの足跡は、直径30センチほどありました。・・・で、でけぇ。ばばあ、おそらく身長190センチ越えの巨体であったと思われる。このように様々なコンクリート像が、境内のいたるところに展示されとる。これらは、コンクリート群像作家の浅野祥雲氏の作品とのこと。この極彩色のコンクリート群像こそが、まさにこの神社の見どころ。桃太郎伝説、神社の由来、御利益、御加護のことなどは、うーん、よく分かりません。それを説明した看板などもあちこちにあるのですが、うーん、いくら読んでも、てか読めば読むほど、理解に苦しむのよね。まあ単純に、僕に読解力、理解力が無いからでしょう。ははは。まあ、興味のある人は、ご自分で調べたってちょーすか。ほぉーら!見てごらぁーーん!あ、変質者だ。あたたかくなると、変な人が出てくるなあ。こらこら、娘たち、見ちゃだめ、見ちゃだめ。と思ったら、我らが英雄、桃さんでした。生まれたての桃さん、セミマッチョでした。あぶないので桃太郎に のぼらないでください生まれたての赤ちゃんによじのぼる、ふとどき者がいるようです。まったく、けしからん。あと、赤ちゃんの足に看板を縛りつける、ふとどき者もいるようです。まったく、けしからん。祭壇へと向かう階段をのぼると、桃太郎が陣をかまえてお出迎えです。頭が高ああああい!こちらにおわすは、我らが鬼軍の総大将、桃太郎様なるぞおおお!という誤解を招きかねぬので、この鬼の配置は間違っていると思います。ははは。参拝を終え「宝物館」という有料エリアへ潜入する。(入館料は、200えーん。)するといきなり、先程の凛々しいイヌ、サル、キジとは打って変わって、なんかもうヤバめのテンションのイヌ、サル、キジが・・・。コンビニの前でたむろしてたら、ぜってーかかわりたくないイヌ、サル、キジが・・・。うわあ、こいつら、ぜってーなんかやってるよって感じのイヌ、サル、キジが・・・。目が、すわってます。瞳孔ひらいてます。いっちゃってまーーす!その傍らで、じじいとばばあが、モチをついている。じじいは、薄ら笑い。ばばあは、なんだか目がうつろ。ばばあ、日々の生活に疲れ果てている。ったく、毎日毎日、ぺったんこぺったんこ、たまんねーっつーの。ったく、こんなやつと結婚するんじゃなかったっつーの。だいたい、このモチ喰わしてくれんのかよ、おう!じじコラ!・・・てか、これ、モチかよ。・・・てか、なんだよ、この固形物。おい、なんか、きもちわりーよ。おい、じじい、テメさっから何ついてんだよ、テメ、分かってついてんのかよ。ボケてんじゃねーよ、おう!じじコラ!という、ばばあの心中が、今にも聞こえてきそうです。室内に入ると、なかなか立派な宝車があります。これは桃太郎が用いた宝車です。と、しゃあしゃあと書かれています。返してあげて下さい。うわあ!び、びっくりしたなぁもう!思わぬ死角にタヌキのはく製っ!何故ここに??何故タヌキ???珍スポ臭ぷんぷんたる、珍奇な品々が所狭しと展示してあります。鬼の金棒という凶悪な凶器が、しらぁ~~っと横たわっている感じが、趣があってよろしい。ええっ!?・・・よくもまあ、ぬけぬけと。・・・おい、おい、おい。あらためて屋外へ出ると、これまた、珍奇な像が。やさしい鬼です 背中へどうぞ・・・うーーん、てかさぁ、・・・この色白ぽっちゃりのルックス。・・・このポーズ。・・・コスプレ。・・・悦楽の表情。・・・ただの変態。有料エリアの一番奥で、今まさに桃太郎が鬼を退治していましたよ。身長2メートルを超える巨大な赤鬼の、断末魔の叫びが聞こえてきそう。あれ? てか、桃さん、見たところ、刀も銃も持ってねーじゃん。いかにして赤鬼にとどめをさしたの? うーーむ、その死因が気になるところではある。ど、毒をもったなぁーーっ!ぎゃははははははは。なんつってえ。痛ぁーーい! 痛い痛ぁーーーーい!足つぼの刑!ぎゃはははははは。なんつってえ。はぁ~~、楽しかったぁ~。タイトルに「珍スポ発見!」なんつって、でも実はこの桃太郎神社、僕、初めてではないのです。ずいぶん昔、僕が今の長女の年齢くらいの時に、家族で来ている。もうかれこれ35年以上前のことだ。その頃はたしか、山猿の群れが朝な夕な、山のふもとのこの神社に降りて来ていた。売店で猿のエサ、たしかピーナッツを買って、野生の猿にやった記憶がある。そうそう、その時、神社の向かいにあるキャンプ場の木曽川縁で水遊びをして、溺れて死にかけた。一度は救出に来たものの、息子を抱えて泳ぐ泳力のない母に、突き放され、見捨てられたりして。とほほ。何かと思い出深いこの桃太郎神社、35年ぶりに花見がてら、ぶらりと来てみたら、今はもう、野生猿は見れなくなってしまったけれど、でも、境内には、あの頃のままのカオス(混沌)のようなものが歴然とあって、僕はすっかり、お花見どころじゃなくなってしまったのでした。にほんブログ村
2019.04.14
めちゃくちゃ使いやすい道具を紹介します。これは、100円ショップセリアの「ナイロンターナー、ビックサイズ」。お好み焼きをひっくり返す、あれっす。「おいおい、焦げてるよ! はやくひっくり返し機で、クルっとぉ!クルっとぉ!」の、あれっす。基本的にこのブログで紹介しているインテリアや雑貨は、「あんたぁ、次の記事、こんなの紹介したら?」なんつって、妻が僕に薦めてくれるアイテムを、僕は只々紹介しているわけなのだけれど。ブログをはじめて間もなく2年になろうというのに、我ながら自分の無頓着さに呆れるばかりなのだけれど。だが、しかぁーし! このターナー君は違ぁーう!これは、僕が自主的に「これ、でら便利だもんで、ブログで紹介するがや。」と思った数少ない品であーる!コテの横幅が15センチほどあるので安心! 失敗知らずなのであーーる!百聞は一見に如かず。さあ、ご覧あれ!あらよっと!見よ! 失敗知らずなのであーーる!では、もういっちょ・・・。ほらよっと!わ、わ。キャベツ、ばらけた。・・・まあ、たまにゃ失敗、するのであーる。でも、ほら、見よ! 特大サイズのお好み焼き、ホットプレートいっぱいに2個、余裕でひっくり返せたぞ!いざ、騙されたと思って、買うべし。さあて、みなさん。子供が何気に発した言葉に、地味ぃ~に傷ついたとはありませんか。あら、いやだ、なんか知らんけど、私傷ついてない? ダメージ受けちゃってない? みないなこと。・・・僕ねえ、しょっちゅう。しらぁ~っと、刺されまくり。では今回は、僕がうちの馬鹿姉妹に直近で傷つけられたエピソードをご紹介。先ずは、長女。今朝のこと、寝室で思案顔をしている妻に、長女が話しかけた。布団でまだ寝ている僕の耳にも、その会話は聞こえてくる。長女) ・・・ママ、何考えてるの?妻) んん?・・・じゃあ、ママが何のこと考えてるか当ててみて。長女) うーーん、家!妻) ぶー。長女) うーーん、仕事!妻) ぶー。長女) うーーん、世界! 妻) てか、さっきから答えのキャパ広すぎっ! もっと細かく答えて!長女)じゃあ、ハゲのパパのこと!妻) ぶー。・・・おいおい、いらぬ形容詞が聞こえたぞ。 そこ「パパのこと!」でよくね? ハゲいる? わざわざ形容する必要性ある?でもまあね、この程度の長女の悪ふざけは日常茶飯事よ。問題は、その悪ふざけに滑車をかけた次の発言。 長女) ハゲ(パパ)のこと!この時、長女は「ハゲかっこパパのこと!」と言いました。 ・・・なんじゃ、そりゃ。 てかさ、かっこでとじるの、逆じゃね?ハゲの引用、またはハゲを強調する語句として、パパをかっこでとじるなよ。ああ、なんか知らんけど、朝っぱらから、地味ぃ~に傷ついたぞ。なんか知らんけど、地味ぃ~に、地味ぃ~に、心が、痛い。お次は、次女。二・三日前の朝こと、会社に出かける前の僕に、次女が叫ぶ。いってらっしゃーい!パパはげ~!次女、ケタケタ笑っとる。へん、くだらねえ。こちとらそんな悪口は慣れっこだっつーの!すると、悪ノリした次女、続けざまに、いってらっしゃーい!パパかっぱ~!・・・・へ、へん。まったくもってくだらねえ。何とでも言いやがれっつーの! こちとら妖怪あつかい上等だっつーの!次女を無視して、玄関扉を閉め、外から家の鍵をかける僕に、気付いているのかいないのか、扉の向こうで、次女が発したとどめのひと言。パパきゅうり~!・・・・・・・・あんまりだ。・・・きゅうりってこたぁねーよなあ。きゅうり、・・・かっぱの好物。きゅうり、・・・いろどり野菜。通勤中の車のなか、先ほどの次女の発言が脳裏に何度も何度もリフレインされ。頭んなか、ぐわんぐわん。きゅうり、きゅうり、パパきゅうり、きゅうり、きゅうり、パパきゅうり・・・。地味ぃ~に、地味ぃ~に、いつまでも鳴りやまぬのでした。ああ、地味ぃ~に、地味ぃ~に、心が、痛い。てか、それにつけても、春っすね~。にほんブログ村
2019.04.06
これ、知ってます?コストコの、ペット用ベット。その名も、「イタグレホイホイ」。もちろん、通称。正式名称は、こんなけったいな名前じゃありゃ~せん。あるイタリアングレートハウンドの飼い主さんが、このベットをコストコで購入して置いてみたところ、イタグレたちが、面白いぐらいにこのベットに入ってぬくぬくするということが、その語源らしい。なんだか、今、話題沸騰らしいですよ。コストコ Costco ネスト ペット ベッド ベージュ カークランドシグネチャー Karkland ペット用 ベッド イタグレホイホイ イタホイ 犬 ネコ 【送料無料】価格:6480円(税込、送料無料) (2019/3/31時点)新しいもの好きの妻が、うちのフレブル、ウリちゃんにいいんじゃね?ってことで買いました。うちはコストコの会員ではないので、妻はメルカリで探して購入したらしい。「コストコのイタグレホイホイ、メルカリで買イ!」という妻の報告を聞いた時、僕は一体全体妻が何を言っているのか理解が出来ず、スパイの暗号かよっ!と、思わずツッコミました。あはは。さて、今話題のイタグレホイホイ、さっそく我が家に置いてみた。んがっ! ウリちゃん、見事にホイホイされとるっ!ふ、フレブルホイホイっ!うーむ、恐るべし、誘引力。 恐るべし、ホイホイパワー。てか、お犬様感、ぱねぇ!さて。突然ですが、話は変わって、八歳になるうちの長女が通っている絵画造形教室は、この時期になると名古屋市内のある施設の一室をお借りして、これまで子供達が制作した作品の展覧会を開催しているのです。実は今日、その展覧会に家族みんなで出かけて、長女の作品を見てきました。以下、手前味噌でまったく恐縮ですが、うちの長女、P子譲の作品でーす。どうぞ見てやってくんさーい。これは、はりこの気球。東山動物園の写生大会で書いた、アザラシたちと名も知らぬ鳥。鉛筆のデッサン。リンゴと影。こっちは、花のスケッチ。何だいコリャ?? 立体的なデザインに自分の写真。これは、マキシングテープアートというらしい。紙粘土で作った靴。長女いわく「半分晴れ、半分雨の靴」とのこと。その他、食品のパッケージデザインを考えたり。食品サンプル作りも体験しとる。んん? これは何だろう? 扉を開くと・・・。すぐ、宇宙っ!真ん中のあれは何だ? 巨大星雲だろか?え~、これ読んでるパパさんママさん、学習塾・英会話教室もいいけれど、子供の感性を伸ばす絵画造形教室はいかがでしょう? あはははは。僕は、実のところ、日頃長女が自宅でのびのびと書いている絵のほうが、内容が思いっきりぶっ飛んでいて、いかれた感じがあって好きだったりします。しかし、こういった教室で、先生の指導のもと、他の子達と同じ環境の、同じ条件の、同じテーマの作品を作るからこそ身に着く「技術」というものは、まったく侮れないものがあるよなあ。と、今回この展覧会に来て痛感しましたよ。来てよかったです。以前、子供にどんな習い事をさせるか、妻と一緒に悩んだ時に、娘の将来を思えば、さっさと学習塾やら英会話教室やらに、むりやりにでも通わせるか?という案も、もちろん無かった訳ではないのです。・・・でも、まあ、勉強だけが全てじゃねーからねえ。・・・てか、Q輔とU子の子だからねえ。いっそ、子供が好きなことを、思いっきりやらせることにしました。うちの子は「絵が好きだから、絵を習いたい」とはっきり言いましたからね。頭の悪い子ですが、やりたいことがはっきりしていることだけは、親として関心しています。僕から言わせれば、子供のやりたいことが、「パパやママに褒めてもらうこと。親の喜ぶ顔を見ること」だなんて、あわれでなりませんよ。僕は、子供にそんな理由で勉強してもらって、オール5をとってもらっても、ちっとも嬉しくないです。上手く言えませんが、真ん中の、軸のところの、ふにゃけた大人になって欲しくないのです。子供は親の作品じゃない。作っちゃダメですよ。ありゃ、生きている。 自分とは別個体の、生きものです。生きものは、育てるのです。ただまあ、右の脳みそだけデカくて、感性だけで生きとるような、うちの長女を見るにつけ、あまり自由奔放にやりたい放題されるのも、パパ、それはそれで心配だなあ・・・てか、パパ、ちょっと嫌だなあ・・・と、思ったりもするのでした。どないやねん!庭のチューリップが咲いた!春が来たぞバカヤロー!にほんブログ村
2019.03.31
これ、牛丼屋さんにあるスプーン。ご存知、めっちゃ食べやすいスプーン。これまで牛丼屋で牛丼を食べるたび、ねえ、兄ぃ、このスプーン欲しい! ねえ、ちょーだい! 兄ぃ、これちょーだい!と店員さんに言いだしかねない自分を抑えるのに必死でしたので、先日、妻に調べておくよう依頼したら、やっぱり市販でありましたねえ。食べやすいスプーン 樹脂製 【赤 5本セット】ぽっきり ポッキリ 【日本製】牛丼屋さんのスプーン プラスチック カレースプーン スプ−ン 食洗機対応/大人用/子供/普段使い【大感謝祭201512_1000円】 定年 退職 祝い価格:1000円(税込、送料無料) (2019/3/24時点)そっくりですが、牛丼チェーン店が独自で販売しているものではありません。念の為。色は、赤と黒がある。妻いわく、食洗機で洗えるのがうれしい、とのこと。さて。実はQ輔一家、3月21日から2泊3日で東京ディズニーランドへ行ってきたぞ。この時期はきっと仕事が暇になっていると見越して、去年の10月頃に既にホテルを予約していたんですけどね。ところがどっこい予想に反し、この3月もあれよあれよと忙しくなっちゃて、だんだん雲行き怪しくなってきちゃって、「いやぁ~こりゃムリかも、ひょっとしたらディズニー行けねーかも、あはは。」なんつって薄ら笑いで家族に打診したら、「・・・私らは、べつにいいけどさ。てか、あんた、家庭内村八分になるよ? あんた、それでいーの? ねえ、大丈夫?」なんつって妻に言われちゃって、その時の妙に冷静な物言いが、逆にすんげー怖くて、「村八分」の意味も分らず妻の横で深くうなずいている八歳と四歳の、キラリと光る眼光が底冷えするほど恐ろしくて、「必ず連休を取るべく、しゃかりきに働かせていただきやーっす!」なんつって、かろうじて滑り込みセーフだバカヤロー。まったく、パパはつれーぞコノヤロー!とほほ。この時期、世間的には春休みの始まりってことで、ランドもシーも、人でごった返していましたよ。うちはまだ子供が小さいので、子供向けのかわいいアトラクションを中心にまわって楽しみました。それから、ホテルの夕食のビュッフェで「北海道フェア」が催されていいて、そこでタラバガニやらズワイガニやら、その他北海道の料理をたらふく食べたりしました。愛する家族と贅沢な休日を満喫し、夢のような時間を過ごしました。まあ、自分で稼いだ金だし、誰に感謝してんのか分かんねーけれども、「ありがてぇ」そんな気持ちでいっぱいでした。でね。向こうに滞在の二日目、思わぬ人物の訃報を受けました。この日は平日だったので、僕が有休を取っていることを知らない協力会社の人から連絡があり、彼からの簡単な仕事の問い合わせに答えた後、「・・・そう言えばQ輔さん聞きましたか?」とその時訃報を聞いた。亡くなったのは、C君という僕の取引先のハウスメーカーの、僕と親しい監督さんだった。つい先日も彼の下で、二世帯住宅の現場を一緒に竣工させたばかりだった。自殺した。・・・とのこと。いつ、どこで、どのように、詳しいことは先方のガードが固くてよく分からない。事業拡大に伴う、過度な仕事量、プレッシャー、ストレス、どうやら原因はそんなところらしい。葬儀の連絡はどの会社にも出されていない。密葬であろう。そりゃそうだ、報じ方次第では、協力会社も客も、先方を見限りかねない。ひっそりと、内密に、フェイドアウト、フェイドアウト・・・。八年前僕は当時の僕の売り上げの大のお得意様であったそのハウスメーカーに、家を注文しました。その時、我が家の新築工事を担当してくれたのがC君だった。入社後の研修期間を経て、実際に工事を自分一人で担当するのは、僕の家が初めてとのことだった。新人を我が家の担当にすることについては、先方の支店長から「C君に経験を積ませてやって欲しい」と直々にお願いがありました。どーぞ、どーぞ、こちらこそ光栄です。と僕は答えた。そう、僕の家は、C君が建てた。竣工式の時、四方祓いといってお酒とお米を四方に撒いて回る神事がある。戸建住宅の竣工式で神主なんて滅多に呼ばないので、通常は建築業者がリードして執り行う。「それでは、北の方角から時計回りにお酒とお米を撒いて行きましょう。」C君はそう言って、堂々と南に向かって歩き出すような人だった。持たされたトックリが妙に軽いので、「C君、これお酒入ってる?」と僕が聞くと、「もちろん、僕、先ほどバッチリ入れましたから」と答えた。僕にはどこから見てもカラのトックリにしか見えないのだが、C君を信じて、てかC君の顔を立てるだけの意味合いで、とりあえず酒を地面に撒くモーションをした。やっぱり、カラだった。C君、支店長にこっぴどく叱られていた。その横で、妻は爆笑していた。着工から竣工まで、C君はずっとこんな調子だったが、なんだかんだで、僕の家は、完成した。なんだかんだで、僕の家は、C君が建てた。C君、何故死んだ。 君は、馬鹿だなあ。すべては、生きていればこそじゃないか。今日は辛くとも、明日は楽しかったかもしれない。いつか、とんでもない大金を手にしたかもしれない。ある日、すんげー美人とよろしく出来たかもしれない。輝くマイホームに、妻がいて、子供がいて、そんな家庭を築けたかもしれない。タラバガニやズワイガニを、たらふく食べられたかもしれない。ミッキーに会えたかもしれない。ぷーさんと写真を撮れたかもしれない。でも、それもこれも、生きていればこそ。生きていればこそじゃなか。死んだら、何も出来やしないぞ。C君、僕はこれからも、愛する家族と、君が建ててくれた家で暮らしていくよ。君が、この世に、恨み、辛み、どれだけの怨念を残して死んだのか、んなもん知んねー。僕にとっては、そんなの関係ねー。そんなの関係ねー。C君、見てろ! 僕は君が建てた家で、これからも、ちょー幸せに暮らしてやるからな!生きていればこその高笑いを、ずっとずっと君に聞かせてやるからな!それが、君への供養です。旅から帰った翌朝、炊き立てのご飯に生卵をぶっかけて食べた。僕は卵をかき混ぜない派、醤油も直接垂らします。最後に味の素と一味をひとふりする、それがQ輔流。めっちゃ食べやすいスプーンでかっこむ。ああ、美味し。タラバガニもいいんだけどねえ。結局のところ、舌がこういう料理に帰っちゃうのよねえ。こんな美味い卵かけご飯を食べられるのも、生きていればこそ。死んだら喰えねーぞ。にほんブログ村
2019.03.24
ども、Q輔っす。さて、今回の家曜日は防災の話。え~、昔から「おしゃれは足元から」なんてことを申しますが、こと防災グッズも、足元から見直してはいかが?ってな話でございやす。これ、れっきとした、うちの防災グッズ。懐中電灯と一緒に、軽い合成樹脂製のサンダルが4足、小ぶりな収納ケースに詰めてある。阪神・淡路大震災や、新潟県中越地震の負傷者の実に半数の方が、避難の際に、室内での転倒物・落下物・ガラスなどの破損物などでケガを負ったらしい。この教訓から、枕元にスリッパや上履きを置いて災害に備える習慣が広まっているとのこと。我が家も、ご覧の通りっす。U子さんいわく、一般的なスリッパでは足元を完全に保護するには頼りない。かといって、災害時におろしたての靴を流暢に履いている暇はない。ということで、うちは、巷でよく見る合成樹脂製のサンダルを採用。普段は妻の布団から、すぐ手のとどくクローゼットに収納してあります。例えば地震の時、転倒物・落下物・ガラスなどの破損物だらけの室内や廊下を通って、自宅の玄関まで逃げていくことを、頭のなかでシュミレーションしてみてください。確かに、上履きは必要かなと。今日は日曜日。休日出勤は無し。がんばって仕事を前倒しで終わらせ、久々に休んでます。あ、ウリちゃん、まったり、ひなたぽっこ中。さて。さる3月9日の午前一時頃、岐阜県美濃中西部を震源地とする震度4の地震がありました。僕の住む名古屋市も震度3の揺れがありました。いや~、久々になかなかの揺れで、正直めちゃくちゃビビりました。え? U子さん?もちろん、普段から超ぉービビりの僕の妻は、この時、常軌を逸した狼狽っぷりを見せました。では、せっかくですので、只今より、そのU子さんの見事な狼狽っぷりを克明にレポート致しやす。「3月9日午前1時8分 地震発生」妻) Qちゃん、地震っ!僕) おおおおおお、来たな!妻、布団から跳ね起き、子供を寝室の中央に集め、頭を守るよう指示して、その上から布団をかぶせる。妻) 地震っ!僕) うん、地震だ。妻) 地震っ!僕)・・・ああ、地震だね。妻) 地震っ!僕) ・・・・。妻) 地震っ!僕) わーっとるわ!何度も言うなっ!僕がそう言うと、妻は「あわわ、あわわ、あわわわわ~」という得体の知れぬ奇声を発しながら、自分も頭を守るような姿勢をとり、子供らと同じように、寝室の中央にうずくまる。妻) Qちゃん、NHKっ!僕) ・・・はっ?妻) NHKっ!僕) ・・・受信料?妻) NHKっ!僕) 失敬な!ちゃんと払っとるわ!妻) 地震速報ーっ!ああ、テレビつけろってことね。その後揺れが続くことはなく、ひとまず大きな地震につながる恐れはなさそう。妻は子供であれ僕であれ人と添い寝をするのが苦手で、普段から基本的に一人の布団じゃないと、熟睡できない人なのですが、この時、地震の恐怖で体の震えが止まらなくなってしまったらしく、「Qちゃん、ごめん、ギュってして」と言って僕のところにきた。しかたがないので、しばらく添い寝でハグした。妻は、生まれたての子ヒツジみたいに小刻みにぷるぷる震え、NHKの地震速報を見ながら、えぬえっちけぇ~、えぬえっちけぇ~・・・と憑りつかれたようにうめき続けていた。しばらくすると落ち着いたようで、「もういい、寝る。」と言って、自分の布団で寝た。んで、翌朝。こんな感じで寝とった。眉間にしわをよせ、サンダルと添い寝しとった。この時、僕は思った。まったく「頼もしい臆病さ」だ。考えてみれば、災害に限らず、恐怖に鈍感な者、危険に鈍感な者、痛みに鈍感な者たちが、生き延びたという人類の歴史は、無い。人類の歴史とは「過度の臆病者」たちが、いかにして恐怖・危険・痛みを克服するために邁進して来たかという記録ではないだろうか?思えば昔から、恐怖にも危険にも痛みにも、どこかたかをくくって斜に構えがちな僕など、この妻がいなければ、今頃とっくに事故や病気や災害で死んでいたかもしれない。これからも、この妻の臆病さを信じ、この臆病さについて行けば、僕達家族はいかなる場面であれ、そう簡単に命は落とすまいぞ。寝汗をだらだら垂らし、サンダルに手を添え離さない、そんな妻の寝姿を見ながら、この時、僕はそう確信したのでした。ははは。あらら、ウリちゃん、いつのまにやら、寝てます。それではみなさん、よい休日を。にほんブログ村
2019.03.17
ぼんじょるのぉ~、Q輔で~す。ぐらっちぇ、ぐらっちぇ。年度末竣工の小学校の校舎増設工事に追われて、現在、馬車馬のように働いてるぞコノヤロー!この工事が終わったら、別の小学校の教室全室にエアコンを完備する工事に入るぞバカヤロー!生徒がいない土、日、祝日に工事して、平日は平日で別の仕事があるから、休めねーんだコンチキショー!・・・なーんつって、嘆いてみたところで、やらねばならぬことは、やらねばならぬわけで。誰かがやらねば、昨年の豊田市の生徒のような痛ましい事故が再発するかもしれないわけで。どーせやるなら、陽気にやろう。陰気に仕事をするのは、実は楽ちんで、ずるい仕事のやり方なのだよ。プロならば、ずるは、ダメだよ。プロならば、陽気にやろう。なーんつって、普段部下によく言う説教を、今こそは自分自身に投げかけ、歯を食いしばって、無理やり笑っているのです、にゃはははは。U子さんのドライフラワーがまた増えた。 あら、すてき。U子さん、ブログの代打、あんがとね。さて、ちゅう訳で、現在、Q輔、仕事脳でございますれば、今回は、容赦なく仕事の事を書き綴りたいと思いまーす。テーマは、僕が働く建設業界の、言われてみればそりゃそーだっちゅう「嘘のような本当の話」、わくわく。昨今、建設業は、国も企業も当然の如く「安全第一」を大々的に掲げておりますが、実はね、現場ではね、白黒はっきり出来ないグレーゾーンというか、暗黙の「不安全行動」というか、現場では、みーんなが感じている矛盾ってのが、どの業種にもそれなりにあんだな、これが。例えば「とび職」。木造住宅の建前作業やビルの足場作業などで、もっぱら高所での危険作業を行う職人を「とび職」と言い、我々は、俗に愛称で「とびさん」と呼びます。(高所作業の他に、建設業の雑工事全般を生業とします。)現場での高所作業は、どの業種も「安全帯」という綱の先端にフックの付いたベルトを装着して行うのが厳守で、作業員は、安全帯のフックを高所の各所に張り巡らされた親綱という「命綱」に引っかけ、万一の転落を防止するのですが。・・・でもね、大前提としてね。その命綱をはじめに張りに行く「とびさん」に、自らの命を守る「命綱」はありません。見ているこっちのちんちんが縮み上がるような高所を、横風の吹ふくなか、命綱無し、熟練の度胸とバランス感覚を頼りに歩きます。てかさ、あれさ、落ちたら、まじ死ぬよね?後工程の作業員たちが安全に作業する為の「命綱」を張るとび職に、当然ながら、まともな「命綱」は無いのです。そこに教科書通りの安全は無いのです。(諸説あり)例えば「エアコン屋」。冒頭の話のように、空調業者は、これから夏季に向け、絶対的な業者不足を重々承知で、殺人的な繁忙期に入っていきます。学校のエアコン完備工事を真夏に施工していては、まったく意味がないわけで、是が非でも猛暑が来る前に竣工しなければならない。んでもって、夏の最中は最中で、彼らは、例年のようにエアコンの新設、増設、修理に大忙しなわけです。昨年の猛暑の時期、家や会社のエアコンが故障したと、当社にも修理依頼の電話が何件もありました。「この暑さだ、一刻も早く修理してくれ!」「すみません、今すぐの対応はしかねます。先ずは作業員を手配致しますので・・・」「もたもたするな! 社員が死んだらどうすんだ! あんた、責任取れるのか!」依頼者、みんな、この調子。・・・でもね、大前提としてね。エアコンの設置や修理をする空調業者は、エアコンのない過酷な環境で作業しているのです。お客様の言う「人が死ぬかもしれない猛暑」のなか、何十キロもする内機を天井に吊り込んだり、サウナのような屋根裏を這って配管したりするのです。あれ、いつ熱中症になっても、おかしくなくね?「汗だくになって工事して、試運転で涼しい風が出るのを確認したら、すぐに次の現場へ移動ですよ。」エアコン屋さんは、みんな、そう言って苦笑します。いつも空調設備の整わない過酷な作業環境で働いているのは、他でもないエアコン屋さんだったりします。(諸説あり)道路を開掘削して給水管を新設する「水道屋」は、水道のない過酷な環境で作業しています。電気を新設する「電気屋」は、電気のない過酷な環境で作業しています。現場の仮囲いや仮設便所を設置する「仮設業者」は、囲いも便所もない過酷な環境で作業しています。まあ、(諸説あり)ですけどね。とにかく、安全第一とは言うものの、現場では、色々ありますよ。ある朝の風景。娘たちがサンルームで朝食を食べている。ったく、あっちゃこっちゃ座らずに、向かい合って食べれんかね?さて、んじゃあ、ひるがえって、現場の職人たちが、そういった現場の矛盾に辟易・憤怒しているかというと、そうでもなくて、職人たちは、その業種ごとの「致しかたない矛盾」を平然とやり過ごしてしまうところに、どうやら自分の仕事に対する「密かな誇り」のようなものを感じているようですね。実に爽やかな風潮です。そうそう、今の現場で、こいつ、いつ休日とってんだろ?と心配になるほど働き者の職人さんがいるのですが、昼休憩の雑談で、協力業者のその若者に、ちらりと「働き方改革」の話をしたら、「え? 何それ?? 監督ぅ、俺ぇ、頭悪いからぁ、難しい話せんとって! むり、むり、むり! 」なんつって、カラカラ笑い、「俺ぁ、ただ、やるだけっすから。」と言って、煙草をぶかぶか吹かしていました。ぶわははは、この若者には、有給も代休も、安全で衛生的な職場環境も、関係ないのかね?彼は、これからもサンサンと降り注ぐ太陽の下で、汗水たらして働いて、日が暮れたら近所の居酒屋でウマい生ビールを、かっかっかっと呑んで、二件目のスナックで、おネエちゃんのお尻を触ったら、あとは家に帰ってぐーぐー寝る。なーんて仕事ぶりを続けることだろう。あー、男臭せえ。なんやSNS界隈でくすぶっている、どっかのおとなしいボクちゃん達とは大違いだーね。身のほどをわきまえ、ただ働く。現場にはまだ、こういった輩が残っています。冬場に植えたチューリップの球根から芽が出てた。 春が、来ている。ふと、昔のことを思い出しました。忘れもしない、高校二年の夏のこと。その日、僕は生活指導の教師に睨み据えられながら、生徒指導室とう小部屋で正座をしていました。ある悪行の処分として、校内謹慎と言って、一週間校内の一室で謹慎させられるという罰の最終日でした。問題児の処分としては、もっぱら家庭内謹慎が主流だったのですが、家庭内謹慎なんぞ、こいつを野放しにするだけだ、という生活指導の教師の判断で、校内で教師とマンツー、とほほ。謹慎中、その教師が投げかける様々な質問に、僕が全力でなめきった返答ばかりするので、今では考えられないことですが、教師は僕を容赦なく殴ったり蹴ったりしました。その教師は、熱血漢で、校内でも生徒に結構人気があって、普段は、自分の感情にまかせて生徒達に暴力をふるうようなタイプでは決してなかったのですが、彼にとって、僕だけがどうしても許せないカスのような存在らしく、カスはカスらしく、ボコボコにされていました。その教師は、この時、僕に、大体こんなことを言いました。いいか、お前は将来、社会悪の根源になる。長年教師を続けていれば、生徒を一目見れば、そいつの将来が分かる。うちの学校のヤンキーども。頭染めたり、喧嘩したり、煙草吸って粋がっている奴等。あいつらなんて、お前に比べりゃカワイイもんだ。あいつらは所詮「今だけ」なんんだから。いずれ、地元やそこいらの、収まるべき所へ、勝手に収まる。グレて俺を困らせた奴らも、同窓会に出れば「先生あの時叱ってくれてありがとう」なんて言いやがる。今だけ。所詮、あいつらは、今だけなんだ。だから何も怖くない。でも、お前は違う。お前は、絶対社会悪の根源になる。お前の悪は、きっとまわりに伝染する。俺は、お前を見ていると、何故だか無性に腹が立つ。俺は、お前が大嫌いだ。断言する。お前は、絶対社会悪の根源になる。俺には、分かる。俺の見る目に、間違いはない。まったく、十七歳の多感な少年に、・・・言うよねえ。何だよ「しゃかいあくのこんげん」って? 知らねーよ、怖えーよ。んで、また暴力。 逃げ場のない小部屋で、ボコボコ。あんなのリンチだよ。身も心も、痛てぇっつーの。死んだらどうすんだっつーの。先生、僕、今、小学校で新しい理科室や家庭科室をつくっているよ。先生、僕、夏の猛暑から生徒達を守る為、学校にエアコンを完備するんだ。先生、僕、園児たちから「工事のおじさん、ありがとう」なんてお手紙をもらったことがあるよ。先生、あんた、人を見る目がなかったねえ。とある日曜日、三人で動物園に行ったらしい。パパはお仕事。仕事中、U子が、ちょいちょい、ラインで子供の写真を送ってくる。いやがらせか?いや、きっと「こっちはこっちで楽しんでるよー、そっちはそっちでしっかり稼げよー」って意味だろう。休みたい? そーでもねーよ。「しごとにんげん」ですからね。にほんブログ村
2019.03.11
こんにちは!この前のブログは好きに書かせてもらいましたが、Q輔氏に「 、=句読点」、「 。=丸」を修正されました・・・39歳U子です・・・ちっ。Q輔氏は相変わらず忙しそうに仕事をしております。ただ・・・仕事モードの入るとなぁ・・・。周りが見えなくなるからなぁ・・・。妻としては、少し心配です。私は週に1回、食料品を買い出しにスーパーへ出かけます。我が家には車が1台しかないので、その日はQ輔氏が片道45分程かけて自転車で通勤しています。勿論、帰りも自転車で帰宅するんですが、すご~く高い確率で「家の鍵」を会社に忘れてきます。しかも!すご~く高い確率で私が子供とお風呂に入っている時に帰宅します。・・・・で、私が裸で家の鍵を開ける事になる。チッ。すご~く高い確率なので大体忘れてくるのは分かってるんですが、ビビりのU子はどうしても鍵を開けてお風呂に入れない・・・。Q輔氏、会社での事。バインダーに閉じてある資料をコピーしようとしたそうです。コピー機の前に行ったところバインダーがない!Q輔 「あれ~どこ行ったかなぁ~」同僚 「どうしたんですか~」Q輔 「さっきまであったバインダーが無くなっちゃって~」同僚 「・・・・・えっ!・・・・頭の上に乗ってますよ・・・・」頭の上に八の字。 Q輔 「あっ!ほんとだぁ~」何もなかったかのようにコピーを取る←ここが怖っ!帰宅したQ輔氏にその話を聞いたU子、 ・・・絶句。 もう少し周りを気にすることが出来たらいいと思うんですけどね・・・。鍵を忘れたら、扉が開くまで待てばよい。バインダーを頭に乗せてしまうのは、置く場所が頭の上しかなかったから。全てはQ輔にとってどうでも良いことなんだよな~。悟りを開いてしまってるQ輔にはいつもかないません。そんなU子が7年愛用している電動自転車↓電動自転車はバッテリーの充電が出来なくなってくると聞いていたのですが、多少ギコギコ言いますが、まだまだ現役!週1回のフル充電で毎日の子供の送り迎えや買い物などしっかり乗れています。充電は半日位かかるので夜中に行うことが多いのですが、問題は充電器!1週間に1回しか使わないものを、出しっぱなしにするには邪魔だし!見た目も嫌!ということで普段はこちらへ収納。下駄箱の中です。入れているものはニトリで買った「インボックス」。使いたいときは・・・インボックスに入れたままコンセントに刺すだけ。充電が終わったらまた下駄箱の中へ収納しています。このインボックスは我が家の下駄箱の奥行にピッタリなので、我が家の下駄箱はインボックスだらけです♪そして~久々の登場、我が家のアイドル「ウリ」。 4か月になりました。我が家に来た時、2.9キロだった体重は、5キロを超え順調にフレブル化!ワクチンも終わってお散歩も行けるようになりました。娘が言いました。ママ・・・ウリちゃん可愛いんだけどさぁ、遠くから見ると顔が真っ黒で何も見えない、ブラックホールみたい。 ・・・・・確かに。にほんブログ村
2019.03.05
疲れているのかねえ。仕事が忙しすぎるから。疲れているのかねえ。おバカさん、泣かせやがる。晩酌しながら、長女をからかっていたのです。ここんとこ仕事ばっかで、楽しみが、酒しかねえから。べろんべろんに酔っぱらって、娘に、絡み酒。おい、P子、おめえは、誰と結婚するんだ?おい、わりーけど、パパはダメだぜ。だってパパ、もうママと結婚しちゃったもんね-。残念でしたー、P子ちゃん、パパと結婚できませーん、あー残念。なんつってね。ははは、最低オヤジ。そん時さあ、長女はテレビに夢中でね。酔っ払いの相手、ちょーウザい、ちょーダルい、って態度でね。一度だけ、ちらりと、僕の目を見て、こう言ったのよね。だから、パパのそっくりさん探すよ。わたし、パパのそっくりさんと結婚する。んで、まーた、テレビに夢中。パパのことなど眼中にねえ。・・・ったく。・・・おバカさん、なに言ってやんでえ。・・・ったく、おバカさん。疲れているのかねえ。仕事が忙しすぎるから。疲れているのかねえ。涙が出やがる。おバカさん、まったく、泣かせやがる。真工藝 木版手染めぬいぐるみ おひな様セット価格:2592円(税込、送料別) (2019/3/4時点)にほんブログ村
2019.03.04
こんちはU子です。Q輔氏、超多忙でブログを書くことが出来ない…と嘆いておりましたので、代わりに、U子がまた来ちゃいました。皆様よろしくお願いします。Q輔氏。我が家の大黒柱として毎日仕事に行き、我が家の唯一の男手として、一応家の事もしてくれます。仕事はね、もう真面目です。しっかりこれからも頑張って欲しいです。でもね~~~家の事ですよ~~~!問題は!!昔、ゴミ捨てをお願いしたのですが、ゴミを車に乗せ、ゴミ捨て場を通り越し会社に着いてから、捨てていない事に気付いたそうです。生ごみ乗せて一時間のドライブ・・・。後で聞いたら、家を出てすぐ捨てようと思ったけど忘れちゃったらしい。(ゴミ捨て場は車で1分くらいの距離)「なんか臭いと思ったから窓開けて走ったんだわ~」と。…臭いで気付かないのが怖い!まぁ、そんな事もしょっちゅうあって。今の街に引っ越して片道1時間かかっていた通勤が15分に短縮されました。いつもの様に「今から会社出る~」と帰るコール。しか~~し、15分…30分…1時間経過。・・・帰ってこない。普通の夫婦でしたら、何かのトラブルや事故に巻き込まれたのかしら・・・。と心配するところですが、私、すぐピンと来ましたね、・・・前の家に帰ったな。その後、「前の家に帰っちゃった」と何事もなかったかのように帰宅、~怖っ!Q輔氏の脳内メーカーは80%仕事、10%家族、5%ブログ、3%酒、2%ギター。ほぼ仕事の事で占領されているので運転中は仕事モードが入り、ゴミを捨て忘れ、引っ越し後も通い慣れた道で前の家に帰ってしまうのです。休日や家の中でも仕事モードが抜けず、ボーっとしている時は仕事の事か、ブログのネタを考えてる。家の事をお願いしても、返事はするけど上の空、何回同じ頼み事をしても初めて聞いたリアクションで、4・5回は言わないとやってくれないのが私の悩みです。でも私は80%が仕事のQ輔氏をちっとも悪いとは思いませんけどね。Q輔氏は仕事80%をやってこそ人生にやりがいを感じるタイプだと思うのです。勿論、仕事のやりすぎで体を壊したり、精神を病んでしまったり、部下に同じく仕事80%を強要したら駄目ですけど、Q輔氏自身は「80%」で大丈夫。なのでQ輔!仕事、気が済むまでやってこ~い!!そんな忙しいQ輔氏にダイニングテーブルのがたつきがあると訴えていた、U子。先週の日曜日にQ輔に相談して数日経過・・・、・・・ぜーーーったい忘れてる。今度の休日も仕事だって言ってたし、たぶん直してくれるのは1か月はかかるな・・・、ということで自分で直すことにしました。我が家のダイニングテーブルは、宮崎椅子製作所 MM table(デザイン 村澤 一晃) サイズ 1600×820×710マルニ木工のHIROSHIMAチェアに一目惚れしてしまったので、それに合うテーブルとして選びました。ベンチは柏木工の長さ1600のもの。テーブルと同じ長さなので机下に収納する事は出来ませんが、お客さんが来たときは3人まで座れるので便利です。このテーブル5年前に購入したのですが、最近ギシギシ音が鳴っていて、どこかが緩んでいる感じでした。とりあえず購入店に電話して話を聞くと、掃除などでテーブルを動かすお宅ではよくある事例のようで、購入時に六角を付属してあるとのこと。押入れひっくり返して探しました~フ~。↓これここまでやってQ輔氏に託しましたが、前進せずでしたのでU子行きま~す!まず緩んだネジはテーブルの四つ角の裏側にあります。裏側がこちら。この真ん中の黒い部分に六角を入れて・・・。あっ!ピンぼけた・・・写真難しいなぁ・・・。こんな感じでキコキコと2回ほど締めて完了。全部で8か所キコキコ行うと、テーブルがギシギシ言わなくなりました!スゴイ!!お店の人のアドバイスとしては締め過ぎない事!! ネジが壊れてしまうそうです。ついでに♪レモンオイルでメンテナンス。今まで別のオイルを使っていたのですが取り扱い方法を注意しないと発火の危険性があるというもので、ビビりの私はいつも恐々使っていましたが、このままでは心臓に悪い・・・。ネット検索をしてこちらの評判が良さそうでしたので変えてみました。オイルを塗っている時、レモンのいい香りで伸びも良いです。一番気がかりだったのがずっと匂いが漂ってると食事の時嫌だなぁ・・・と思っていたのですが、乾くとレモンの匂いは消えているので食事の邪魔にもなりません。テカテカにはなりませんがスーッと浸透していく感じ。ベタつきもあまりなくこまめにメンテナンスが出来そうです。そして!たっぷり入っているのでまだまだ使えそう♪天然木材の汚れ落としひび割れ防止にワイマン レモンオイル473ml【メール便での発送】天然木材製品のオイル仕上げ 艶出し 保護,sararaそんなこんなで超多忙なQ輔氏に代わり、たまにU子がお邪魔したいと思っております。文章力はありませんが、日々の事をのんびり載せていけたらと思っていますので、またよろしくお願いいたします。あっ!私の手がカサカサだ。メンテナンスしなくては。にほんブログ村
2019.03.01
人を死ぬほどびっくりさせたことがあります。振りかえれば、故意であれ過失であれ、よろしくない部類で人を驚かすことの多い人生であったなあ、なんつって、我ながら、そこはかとなく思ったりする今日この頃なのだけれど、そのなかでも「いやいや、あんた、そこまでびっくりするかね」と、驚かせた相手に逆に度肝を抜かれたってぇ話。それは、今から15年前、2004年3月20日の出来事。今の会社に入社したばかりで、まだペーペーの職人だった僕は、その日、ある古い戸建住宅のリフォーム工事をしていた。そのお宅は、高さ2メートルの擁壁沿いギリギリに建物が建っていて、建物と擁壁の間が60センチ程しかなかった。工事はキッチンの改修がメインで、僕達は宅内から屋外へ出た排水を水路に放流する為、人がギリギリ通れる間を、恐る恐る、注意しながら管材を運び、足場の悪い2メートル下の水路際に脚立をたてて、配管を擁壁に固定したりした。事故も怪我もなく無事工事を終え、会社に帰り、タイムカードを押して退勤しかけた僕に、当時の僕の上司が言った。「おい、お前、帰りがけに今日の現場に立ち寄って、トイレの便器の品番を控えてこい。」どうやら、便器の調子が悪いので、お客様に修理を依頼されたのだが、品番を控えてくるのを忘れたらしい。「お前の家、あっち方面だろ? 帰るついでに、ちょっと寄って、品番控えてこい。」断る理由もないので「へぇ、へぇ、わかりやしたぁ。」なんつって、帰宅途中に昼の現場へ寄り道することに。午後7時頃、昼間工事をしたそのお宅に立ち寄った。元請の建築屋さんが玄関を工事中で、インターホンがなかった。玄関先で叫ぶ。ごめんくださーい!・・・あれ?返事がない。ごめんくださーい!ごめんくださーい!・・・お留守かな?耳をすますと、キッチンの方で、テレビの音がする、あ、ご主人の笑い声も聞こえるぞ。テレビに夢中なのかな、どうしよう。しょうがない、昼間工事をしたキッチンの方へまわって声を掛けよう。僕は、闇の中を、2メートルの擁壁沿いの、人がギリギリ通れる建物との隙間を、城に忍び込む忍者のように、壁づたいに蟹歩きで歩いた。キッチンにある小窓から、明るい室内を覗くと、リビングが見えた。窓の外の僕の真向かいに小さなテーブルがあって、そこでご主人が一人で夕食を食べていた。奥さんがいない。風呂かな?ご主人は、茶碗の飯をかきこみながら、爆音でテレビを見て、大笑いしていた。後で知ったのだが、その日、ドリフターズのいかりや長介氏がお亡くなりになり、テレビは各局、いかりやさんの追憶番組を放送していた。ご主人は「ドリフ大爆笑」を見て、文字通り、大爆笑していた。ごめんくださーい!・・・気が付かねえ。窓を叩く。コンコンコン・・・気が付かねえ。・・・ったく、困ったな。僕は崖っぷちで立ち尽くし、一瞬不安になった。・・・まあ、いっか、そのうち気が付くっちゅーの。すぐそう思い直して、ご主人がこちらに気が付くまで、気長に待つことにした。暇だから、ご主人が夢中で見ているドリフのコントを、僕も窓にしがみつきながら見た。僕は、崖っぷちの小窓から、人の家のテレビを覗き込み、ドリフのコントをしばらく見ていた。あんた、神様かい?とんでもねえ、あたしゃ、神様だよ。志村と加藤が軽快な掛け合いをするコントの最中、やっと、ご主人が僕に気が付いた。味噌汁をすすりながら何気に窓を見たご主人と、漆黒の闇夜、人がいるはずない崖っぷち、小窓にしがみつき、ドリフを見て笑う僕との、視線が、ばっちり、合った。ぎゃあああ!ご主人、B級ホラー映画のように分かりやすい悲鳴をお上げになられた。そして、味噌汁を手にしたまま、椅子ごと後ろにぶっ倒れた。ご主人、倒れる途中、無意識に椅子の後ろ足二本でしばらくバランスをとって、なかなか倒れなかった。ご主人、足をバタバタさせ、絶妙なバランス感覚を見せた。宙を舞う味噌汁の、滞空時間、長い長い。ゆっくりと宙を舞う具材から、その晩は、ネギと豆腐の味噌汁だと判別出来たもん。ご主人、まさにドリフのコントばりに豪快にぶっ倒れて、僕の視界から消えた後も、テーブルの下から、うわああ、あわわわわわああ、と、ボーダーラインぎりっきりのうめき声を漏らし続けている。・・・・やっべえ、死ぬほどびっくりさせちゃった。ご主人、テーブルの上にひょこっと顔を出す。顔面蒼白、恐怖におののいている。僕は、大至急ご主人の警戒心を解かねばと、漆黒の闇の中から、これでもかと爽やかな、全身全霊、渾身の笑みを見せた。えへ。 えへへぇ~。ぎゃあああ!あれ? また、びっくりしとる。 何でじゃ? 何がいかんのじゃ?僕は慌てて、自分の顔を指差し、あごが外れるほど大きく口を動かしながら、ひ、る、の、す、い、ど、う、や、で、す。ひ、る、の、す、い、ど、う、や、で、す。ひ、る、の、す、い、ど、う、や、で、す。と、窓ガラス越しに、サイレントで申し続け、ご主人の読唇術に期待した。ご主人は、徐々に平常心を取り戻し始め、昼の水道屋の顔を思い出してくれた。味噌汁でびしょ濡れ、頭に白ネギをのせたご主人が、ふらりふらりと僕に近寄り、がらりと窓を開けた。僕 「どーもー、こんばんわー。」ご主人 「・・・こ、こんばんわ。」僕 「あのぉ~、僕ぅ~、便器の品番を調べに来ました!」ご主人 「はあ?」僕 「便器の!」ご主人 「便器の・・・」僕 「品番を!」ご主人 「品番を・・・はあ・・・どうぞ、お上がりください。」僕 「はーい! おじゃま致しまーす!」ふと見ると、つけっぱなしのテレビでは、いかりや長介が「もしものコーナー」のオチ間際。「・・・あのぉ、水道屋さん。」長介、頭から水をかぶり、ずぶ濡れになって、カメラ目線。「・・・あのぉ、すみませんが、玄関からお願いします。」しれぇ~っと小窓から家に上がり込もうとする僕に、ご主人が言った。「だめだこりゃ。」続けざま、長介が、僕に、そう言った。「メリーゴーラウンド」にほんブログ村
2019.02.25
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