ボクの音盤武者修行

ボクの音盤武者修行

2014年06月14日
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 ずっと雨続きでしたがしばらくぶりの梅雨の晴れ間でほっとします。鬱陶しい雨天続きは気持ちも沈めてしまいます。やはり日差しがあると気持ちも明るくなりますね。

 昨夜は芸大フィルの定期演奏会でした。指揮は尾高忠明さん。ラフマニノフの第2交響曲やブリテンの戦争レクイエムなど、このコンビでの名演奏に接し今回も期待していました。
 プログラムは渋すぎる内容です大笑い

 ヴォーン・ウィリアムズ タリスの主題による幻想曲
 ディーリアス      「村のロミオとジュリエット」〜楽園への道
 ウォルトン       交響曲第1番

 いくらイギリス音楽に造詣が深い尾高さんのコンサートでもこれは渋すぎでは?と思いましたが、案の定、お客の入りがよくありませんでしたスマイル。6割程度かな?
 ディーリアスかVWの協奏曲にしていれば、あるいはエルガーの「コケイン」か「南国にて」だったら、などという勝手な想像もしたくなってしまいます。それもまた楽しいのですが。



 ロミオのほうは割と有名な曲ですが、楽園という宿屋に放浪中の二人が向かう場面の音楽で、日本的に言えば「道行き」です。たいへん繊細で美しい音楽ですが、これから二人が向かうのは死(楽園という宿屋名もまた皮肉ですねえ)ですからなんともせつない音楽でもあります。

 ウォルトンの交響曲第1番をライブで聴けるとは思ってなかったので楽しみにしてましたが、結果は想像以上の出来映えで、これはちょっと事件ではないでしょうか。
 第1楽章のリズム動機のかっこよさ、続く主題も勇ましく、しびれっぱなしです。第3楽章までの何だか晴れない鬱屈した気分はこのメランコリックな楽章で頂点に達し、聞き手を苦悶の底に陥れます。
 ところが最終楽章ではそんな気分とは正反対の、エネルギッシュな音楽が延々と続く。それは何かを必死で追い求めるような、勝利を確信した正義のヒーローが敵をばったばったとなぎ倒しているような、ひたすら活力ある音楽です。そろそろ終わるのかと思えばまだ続く、このしつこさ。初めて聴いた人はもう早く終われと思ったかもしれない大笑い
 この曲の印象を一言でいうと「やたらうるさいシベリウスの5番」、シベリウスファンなら聴けると思います(たぶん)。

 尾高さんも「疲れる曲です」と言ってたように、オケにとっては体育会系な曲です。めったに聴けない曲を最高の演奏で聴かせていただき、昨夜はほんとに幸せでした。芸大フィルの皆様、尾高さん、ありがとうございました。

 最後に、もっとイギリス音楽を聴きましょう!


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やはり作曲者自演盤も聴いておきたい。メニューインのソロも見事!





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最終更新日  2014年06月14日 15時24分46秒
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