乙女の暮らし手帖

乙女の暮らし手帖

2026.09.09
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🌸 9月9日は重陽の節句。
菊と秋の実りを楽しみながら、
健やかな暮らしを願う日

2026.09.09 重陽の節句

9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」。桃の節句や端午の節句に比べると、少し馴染みが薄いかもしれませんが、実は日本の五節句のひとつです。

春の「ひな祭り」、初夏の「端午の節句」、夏の「七夕」と続き、秋に訪れるのが重陽の節句。菊の花が美しく咲く季節でもあることから、別名 「菊の節句」 とも呼ばれています。

今回は、重陽の節句の由来や意味、そして現代の暮らしに取り入れたい楽しみ方をご紹介します。

🌼 重陽の節句って、どんな日?

「重陽」という名前には、ちょっとした秘密があります。古代中国では、奇数は縁起のよい「陽の数」と考えられていました。なかでも「9」は陽の気が最も強い数字。その9が重なる9月9日は「重陽」と呼ばれ、特別な日とされてきました。

日本には平安時代ごろに伝わり、宮中では菊を愛でながら長寿を願う「菊の宴」などが行われていたそうです。

「菊を愛でながら、健康と長寿を願う日」

🌸 なぜ「菊」が主役なの?

重陽の節句を象徴する花といえば、やっぱり菊。日本では昔から、菊には不老長寿の力があると考えられてきました。そのため重陽の節句には、菊の花を飾ったり、菊酒をいただいたりする風習があります。

菊の花びらをお酒に浮かべて楽しむ「菊酒」も、重陽ならではの風習。現代の暮らしなら、本格的な菊酒でなくても、お気に入りのグラスに花を一輪添えて、秋のお酒やノンアルコールドリンクを楽しむ——そんな小さなアレンジでも、季節感を十分に感じられます。

✨ 重陽の節句にしたいこと5つ

難しい作法をすべて取り入れなくても大丈夫。「秋を感じる」「身体をいたわる」「これからの季節を整える」——この3つを意識するだけでも、素敵な一日になります。

① 菊を一輪、部屋に飾る

大きな花束を用意する必要はありません。小さな花瓶に一輪だけでも、食卓や玄関に飾ると、それだけで秋らしい空気になります。白や黄色の菊なら、和の雰囲気にも洋のインテリアにも合わせやすいもの。少し大人っぽく楽しむなら、白い菊と秋の枝ものを合わせるのも素敵です。「季節の花を一輪飾る」——それだけで、いつもの暮らしに小さな節目が生まれます。

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② 菊茶や秋のお茶を楽しむ

重陽の節句には、お茶の時間を少し丁寧にしてみるのもおすすめ。菊花茶を楽しんだり、秋らしいほうじ茶や和紅茶をいただいたり。お気に入りの茶器を出して、「今日は重陽だから」と、いつもより少しゆっくりお茶を飲む。忙しい毎日の中では、こういう小さな「余白」が意外と大切です。

🌼 菊花茶(きっかちゃ)は、乾燥させた菊の花をお湯で煮出したお茶。ノンカフェインで、中国では「延命長寿のお茶」とも呼ばれてきました。目の疲れのケアや疲労回復効果が期待できるとされ、毎日続けやすいお茶として注目されています。

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③ 秋の実りを食卓に取り入れる

重陽の節句は、秋の収穫を感じるタイミングでもあります。豪華な節句料理を用意しなくても、「旬のものをいただく」ことそのものが、季節を祝う食卓になります。

🌰 栗ごはん 🍄 きのこの炊き込みご飯
🍠 さつまいもの煮物 🥣 秋野菜の味噌汁
🍇 ぶどうや梨のデザート

▼ 秋の食材・旬のフルーツを探す(栗・さつまいも・梨・ぶどう)

④ 「菊の着せ綿」を知る

重陽の節句には、「菊の着せ綿(きせわた)」という美しい風習があります。前日の9月8日の夜、菊の花に綿をかぶせておき、翌朝その綿についた菊の露を使って身体を清めるというもの。菊の香りと露を身にまとい、長寿を願う——なんとも雅な風習ですよね。現代では「菊の香りを楽しむ」という形で取り入れてみるのも素敵。フローラルな香りのバスアイテムで、いつものバスタイムを少し特別にしてみるのもいいでしょう。

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⑤ 秋に向けて「身体を整える」

重陽の節句は、夏から秋へ季節が大きく変わっていく頃。まだ残暑が厳しい一方で、朝晩には秋の気配を感じるようになります。だからこそ、この日は身体をいたわる日にしてみるのもおすすめです。

✦ 冷たいものを少し控えて温かいお茶を飲む
✦ 湯船にゆっくり浸かる
✦ 睡眠時間を見直す
✦ 秋冬に向けてクローゼットをひとつ整理する

✦ 重陽の日に「これからの健康」を願う

重陽の節句には、長寿や無病息災を願うという意味があります。だから今日は、自分自身や家族の健康について、少しだけ考えてみる日にしてもいいかもしれません。

「今年の秋も元気に過ごせますように」「家族みんなが健やかでありますように」
「これから先も、好きなことを楽しめますように」

そんな願いを、手帳に書いてみるのも素敵です。昔から日本には、季節の節目に願いを込める文化がありました。重陽の節句も、そのひとつ。

🍂 「節句」は、暮らしをリセットする日

五節句は、単なる昔の行事ではありません。季節が変わるタイミングで、花を飾る、旬のものを食べる、身の回りを整える、家族の健康を願う、そして自分自身を少し休ませる——そんな 「暮らしのリセットボタン」 のように考えてみると、今の生活にも自然に取り入れられます。

9月9日の重陽の節句。

菊の花を一輪飾って、秋の味覚をいただき、温かいお茶をゆっくり飲む。そして最後に、「これからも健やかに、季節を楽しめますように」と願う。それだけでも、いつもの9月9日が少し特別な一日になりそうです。

✨ 今日の「重陽の節句」小さな開運習慣

全部やらなくても大丈夫。ひとつだけでも、「季節を祝う」という気持ちがあれば十分です。

□ 菊の花を一輪飾る

□ 菊茶や秋のお茶を楽しむ

□ 栗・きのこ・さつまいも・梨など旬のものを食べる

□ お気に入りの器を使う

□ 湯船にゆっくり浸かる

□ 秋冬に向けて身の回りをひとつ整える

菊の花が咲き、秋の風が少しずつ近づいてくる9月。重陽の節句をきっかけに、夏の疲れをそっと手放して、これから始まる秋の暮らしを迎える準備をしてみませんか?今日という一日が、健やかな毎日へつながる小さな節目になりますように。🌸

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最終更新日  2026.09.09 11:42:44
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