2002年05月15日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 素朴なタッチで描かれるほのぼのした物語。千尋が、突如として訪れた苦境に立ち向かっていく話が軸ですな。ここら辺ナウシカやラピュタの強いヒロインになかなか見られない書き方で面白かったです。
 こういう、弱い人間がイベントを潜り抜ける事によって成長するお話をイニシエーション(=強引に和訳すると「通過儀礼」)て言うんだけど、こういうのは、物語に意味づけるのに凄く役立つ小道具で、何だかんだ言って色んなところに見られる。ええと、自分が最近の映画を見ていないんで大変アレなんだけど、matrixなんかモロですな。柔術を始めとして数々のフィジカル・メンタルなトレーニングから敵に立ち向かうという。あと、エヴァンゲリオンの評価が分かれているのはきっと主人公(何て名前だっけ)が結局最後まで成長出来なかったからでしょ。強くなれない人たちは、彼に自分の現状を重ねるし、それでも強さを求める人は彼を批判的に評価せざるを得ない。主人公が強くなれるか否かって結構重要な要素だと思うんです。

(この先ネタバレ注意)

 で、そこで気になるのが千尋がどの様な過程を通じて強くなっていったかということ。多くの作品が簡単にイニシエーションしちゃうのが大変気にいらなくて、もっと心の動揺があって少しずつ強くなっていってもいいだろうという。
 で、その点千と千尋はかなり秀逸だと思うのね。握り飯を食って涙したり、海を眺めて思いつめたりとか、あと、初めて釜爺にトライする時のドキドキなんかはとてもいい書かれ方をしている。ただ、後半は本当に強い女の子になっちゃっていて、油屋の最上階に乗り込む時にはもうホントの宮崎ヒロインになってしまうのが難といえば難。どこか最後まで弱い自分との格闘があってもよかったのではないかなと。
 総じて楽しめた、面白い映画だったです。自然環境の絡みは日本のケガレ観と軽くオーバーラップするしね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2002年05月16日 00時25分37秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

うっつぃ

うっつぃ

コメント新着

どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
お猿@ やっちまったなぁ! <small> <a href="http://feti.findeath…
リナ@ 今日は苺ぱんちゅ <small> <a href="http://kuri.backblac…
しおん@ ヤホヤホぉ★ こっちゎ今2人なんだけどぉ アッチの話…
ダル伊藤@ ズ ル ム ケ自慢の奴涙目w 包.茎の方がピストンしてる時に、皮がこ…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: