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カテゴリ: カテゴリ未分類
美少年を描くのが得意なイラストレーターが依頼されたのは、
バイオレンスもの流行作家の小説のカバー絵だった。
【朱鷺飛来図】という明治に描かれた絵の雰囲気で、という指定だった。
しかしそれはただの絵ではなかった・・・

【朱鷺飛来図】作者・河野珠枝
八羽の朱鷺とおびただしい牡丹の花。時は夕暮れ。幻想的な薄紅色。
河野珠枝は、技術はあるが作品の凡庸さからあまり重要視はされていない明治期の女流画家。
しかし彼女は日本のルー・サロメといわれたほどの華やかさをもち、ロマンスで有名だった。


イラストレーター・谷口葉子、バイオレンス作家・美鈴慶一郎。

二人は原画を見る為に、珠枝の生家へ行くことに。
そこで観た【朱鷺飛来図】には恐るべき謎が!!
珠枝の足跡をたどることを二人は決意する。

この美鈴ですが、私が今まで読んだ篠田作品では初めてのタイプのキャラ。
その容貌、言動がユーモラスなのです。
どんな話になるんだろう?と思っていたら、まさかこんな展開になるとは。
(ま、裏表紙に異色の長編ホラーとあるので、その通りなのですが)

当然、女流画家・珠枝は、大きな謎を持っている。
壮絶な死に方をしたと言われ、つい最近、映画化もされていた。
しかもその映画監督は半年後、
「私は間違えた、珠枝は恐ろしい絵描きです」という走り書きを残して死んでしまう。


珠枝に関する謎。朱鷺、牡丹との関係は?そしてその死は?
もうこれだけそろえばバッチリです(笑)
キッチリと料理してくれます。力技もあり。
あの方(?)にこの役をやらせてしまうとは(笑)

うーむ、怖いです。どことなく坂東眞砂子を思い起こさせるような怖さ。

でもこれが止められないのですよ(笑)長さも丁度よいですし、ページが一気に進む!
また、この人の本が読みたくなってしまうような不思議な魅力があります。





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最終更新日  2003年06月14日 23時53分35秒
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