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『最悪』『邪魔』でお馴染みの作家・奥田英朗の、

一つの話題は7ページほど。順番は連載時とは異なっている。
(実は『最悪』『邪魔』とも読んでない。以前読んだのは、 『野球の国』 。)

まず、最初の【ひそかなる故障の楽しみ】。
“故障フェチ”、“故障自慢”といった感情に納得。
奥田さんは中学時代の陸上競技会に向けての練習時に仲間内で交わされた「いかに自分のほうが重症か力説する」故障自慢について語っている。

  スポーツ障害は大半が外からは様子を窺い知ることができない~


う・・わかる。認めたくはないが、確かにある。
運動部では必ずあったし(練習を休んでしまうのは反則)、今やっているフットサルでもそう。「いやー、爪がさぁ~」なんて会話をどことなく誇らしげにしてる。この日記で私もさりげなく(?)やっていたりもする。
また大学で部活をしている時のこと。
肩から肩甲骨にかけて痛くて病院に行ったが、【リスフラン関節に炎症】という奥田さんのように見事な(?)診断結果は出なかった為、皆には何も言わなかった。(もとより練習を休むつもりはないが、痛いけど練習してるぜ!というところを示したかったという邪まな心があったことは否定できない)

話を本に戻して。奥田さんから選手名鑑への提言。

【落合博満】
身長178センチ、体重85キロ 右投右打
秋田工 → 東芝府中 → ロッテ → 中日
[通算成績] 打率324 本塁打413 打点1148
[推定年棒] 3億円
[故障]    左手首腱鞘炎、右足太もも挫傷


先の故障自慢とはちょっと違った意味で、「あ~、この選手はこれと戦っているんだな」と分かれば見方も違ってくるかも。いや、それだとプロらしくなくなるか。

【スポーツの語り草と一人歩きする伝説】
伝説の大投手・沢村栄治。もっとも語り継がれているのは、
大リーグチームをルー・ゲーリッグのHR一本に抑え、0-1で負けた試合。
しかし、沢村はこの日米野球で違う日にも投げていた。

う~~~~~ん。そうだったのか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
書くつもりが忘れていたものを追記します。

【高校野球とコールド負けの青春】
ここにのせてあるスコアを見るだけで想像が膨らみます。
なかでも凄いのがコレ。

学習院 1 0 5 10 0 9 0 0 0


都港工 5 2 6 0 1 3 5 2 2x

なんと25対26! 凄いぞこれ。漫画でも出来ん。
しかも、よく知る学習院が絡んでいるとは!
ちょっと調べてみたところ、安打数は24対16だが、四死球は13対27(学習院が与えたのが27)。これが明暗を分けたんだなー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【ボブスレーの前から二番目の選手は何をする人なのか?】
タイトルだけで笑った。(ボブスレー関係者の方すみません)
まぁ、でもボブスレーは『クール・ランニング』があったからまだ良かった。
アーチェリーもここは映画で一発・・・
東野圭吾(元アーチェリー部主将)原作とかでどう?
もっとも『放課後』みたいにミステリーだと、知名度アップには繋がらないか。

今回は野球だけに限らず、上記のように様々なスポーツを取り上げている。
中でも作者がやっていたという“剣道”ネタ多し。(私も10年近くやっていた)

古くは92年の掲載というのもあり、ちょっと首をひねらざるを得ないものも。
(甲子園のベンチ入りが可能になった女子マネージャーについて、ちょっといきすぎてます。まぁ後からだと何とでもいえるんだけど)

あとは、自分のことを「おれって、ヘン?」というのがちょっと気になった。
“ボクシング中継のときに必ず移っているパンチパーマのオジサン” 
うちのなかでも有名です。気づくって。別に普通だよ。

面白いネタも多かったがハズレもあり、『野球の国』のほうがすっきりしてた。
まぁでも、スポーツもの!はいい。自分が好きだから、堪らないものがある。
2月になり、プロ野球もキャンプに突入したことだし。今後、野球関係の本が何冊か続きます。

次こそは、この人の小説をしっかり読もうっと。

『延長戦に入りました』 奥田英朗 幻冬舎文庫(平成15年6月初版発行)





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最終更新日  2004年02月11日 09時43分23秒
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