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カテゴリ: カテゴリ未分類
元スポーツ記者の清家(せいけ)は、プロ野球オープン戦の観戦中に、スタンドにいた一人の男に気がつく。 春名大五? 30年ちかく前、これからという時に突然引退した選手だった・・・ 『消えたエース』含む5作収録。

野球小説、第三弾! 反応はあまりありませんが、気にせずに。
5作は関連しあう話ではないが、少年を主人公にした 『ほとほと……』から年齢層に沿って、時間軸で並べたもの。このうち2作(『ほとほと……』『夜行列車』は、野球と直接関係はない。ちょっと甘苦い(?)感じで、嫌いではないです。

『陽炎球場』
【春一番の贅沢】で、会社を休み妻子を置いて、春先にローカル球場へオープン戦を見にいく今泉。プロ野球選手の中では、唯一の友人・村沢のいるチームのゲームを見るのが習慣。レギュラーで10年中軸を打っていた村沢は、今オフにトレードされた。今泉が見たこの試合、村沢は出場しなかった。村沢との出会い。34歳になった今、二人の胸にあるものとは・・・

いきなり、ブラッグス登場!(横浜ベイスターズ)
芝草と土の匂いを感じながら、夢想する主人公。(ブラッグスはかなりの守備の名手だ)
ここの部分だけでも野球に対する想いが伝わってきます。

『春の挽歌』

「野球を見に行きたいな」と、ある日言われて
修一と弘は、神宮球場へヤクルト対近鉄のオープン戦を一緒に観にいった。
その10日後、父は息を引き取った。
世捨て人のようだった父の葬儀に駆けつけてきた人は・・・・

国鉄、キャッチボール、オープン戦。これもいい話でした。
詳しく調べたわけではないが、もしかしたらこの試合、私も観てたかも。
初めて生の野茂を観た印象深い試合。
オープン戦。ヤクルト対近鉄。野茂の登板。それだけなんだけど。

そして一番最初にも書いた、『消えたエース』。
(昔、西村京太郎の同じ題名の話を読んだ気がする。)
春名が引退した理由。それぞれの生き方。誤解と意外な真実。

サンディ・コーファックスの名前まで登場。

第113回直木賞受賞作。

全体をとおして感じたのは、野球への【愛】です。(こんな表現ですみません)
“一ファンとして球場へ通いたいが為に、スポーツ記者を辞めた男”が登場するように、野球そのものに対しての想いいれが強い。こちらが恥ずかしくなるほど、夢想し、理想化し、心から楽しんでいる。ベイスターズ、ドジャースの年間スケジュール表を持ち歩いているという赤瀬川さん。本当に野球が好きなんだなと誰もがわかる。書かれている試合のほとんどが、セコセコしてないオープン戦というところにもこだわりが見える。
他の作品もチェックしなければ。







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最終更新日  2004年02月13日 11時39分10秒
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