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山林の中にある“竜門猟犬探偵舎”。
その名の通り、失踪した猟犬専門の探偵である竜門卓と相棒の猟犬・ジョー。
数少ない依頼の電話が鳴る!しかし、今度の依頼は・・・


初めて読みます、稲見一良(いつら)。
(本読みタイピングで名前の読み方をはじめて知った)

正直言って、猟犬専門で成り立つか?という素朴な疑問も生じますが、
そんなことは気にしている場合ではありません。
荒々しいわけではなく、むしろ静か。だが、どことなく野生の臭いがする。
あまり経験したことのない独特な雰囲気。

『トカチン、カラチン』
“キタ動物ランド”から、末っ子の小雪がいなくなった。
薬殺される予定の、傷ついたひ弱なトナカイを連れて・・・


『ギターと猟犬』
盗まれたという、ワイマラナー(猟犬)を探していた竜門は、
流しの艶歌師が犬を連れて歩いているという情報を得て・・・


『サイド・キック』
連れ出されたシェパードを探して欲しい、と依頼をしてきたのは、競走馬の大調教所である西日本ファームの社長だった。
犬を連れて出て行ったという厩務員は、伝染病にかかった馬をも・・・



ストリート・ファイターである天童の依頼は、オセロという名の犬の探索。
背後には、組織的な猟犬専門の窃盗団の影が・・・


ざーっと紹介。
どうやら、同じく竜門が登場する『セント・メリーのリボン』という本の方が先のようです。(またやってしまった。手元に無かったから、そのまま読んじゃったけど。)

・オーデュボンの鳥類図鑑が登場している。
・猪猟ってそんなに そんなに大がかりな猟になるのかぁ

なんていうあまり本質的ではないことはすぐ書けるのですが・・・

どうも感想を書くのが難しい。
“男の~” とか “ハードボイルド” という表現で良く紹介される作家ですが、それほど男臭さのようなものは感じず。(特に竜門のキャラクターに、アウトロー的なところを感じなかった。必ずしもアウトロー=男というわけではないだろうが) だから嫌だ、というわけでは全然なくて、【優しさ】が滲み出ているいい話なのは確かです。(あ~言葉が出てこない)その【優しさ】も、私個人が偶~に言われるような表面的な【優しい】ではなくて、“人間的な温かさ”といったもののような気がします。

この本・作家の深みを、私はまだまだ感じることが出来ていないのかもしれない。

とても中途半端ですけど、終わり。

『猟犬探偵』 稲見一良 新潮文庫 (平成9年7月発行)

・・・・・・・・・・・・・・・・・
18日! かぁ~。もうダメかな(?)






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最終更新日  2004年03月18日 09時32分23秒
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