福内鬼外(月日が往く)

福内鬼外(月日が往く)

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

http://buycialisky.com/@ Re:コメント読めんと(07/07) which works best viagra cialis or levit…
http://cialisvu.com/@ Re:コメント読めんと(07/07) alternare cialis e viagracialis clonete…

バックナンバー

2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2004年12月17日
XML
カテゴリ: → 読んだんよ ←


あくまで自分のスタイルを貫く。
今回は他団体主催の男女変則タッグマッチに出場するが・・・


火渡が所属するのは、弱小新興団体PWP。
【パシフィック・ウィメンズ・プロレスリング】

そう、女子プロレスである。

桐野夏生と女子プロがなかなか結びつかない。
しかし、流石は桐野夏生。この世界を描ききっている(と思う。)

ほとんど女子プロレスを見ない私でも、
主人公の火渡が、ダンプ松本でもダイナマイト関西でもジャガー横田でもなく、
【神取忍】をモデルにしていることがわかる。
あとがきで桐野さんも以下のように明言している。

(内面は全て作者の想像である、とも)

やはりどうしても、【男らしい】という言葉が浮かんで来てしまうが(笑)
自分を貫き通す姿勢は、男も女も関係なくカッコいい。
もっとも“女にも荒ぶる魂がある”という強い思いがあるから(あとがきより)
あえて火渡という闘う女性を創り出したのだろう。
自己を表現する術が、たまたま男が支配的なプロレスだった。
ということであると同時に、だからこそより意識・誇りは高くなり、周りを魅了する。

そんな火渡に一番近くて遠い【近田】が狂言回しのような役割を演じる。
練習態度も技も悪くないのに、何故か勝てない。
とてつもなくでかい目標が目の前にいるのに、自分の思うように出来ない。
苦悩の日々。だが、それでも闘わなければならない。これは近田の物語でもある。




桐野作品を読んだのは久しぶり。
楽天内でも非常に評価が高い「ミロシリーズ」がイマイチ合わなかったのです。
(『顔に降りかかる雨』、『天使に見捨てられた夜』の2作のみ読了)
何度か言っていますが、先に読んだ柴田よしきの「RIKOシリーズ」のほうが印象が強くて。
(もっとも、先に書かれたのはミロで93年。リコは95年)


今回のこの作品は、
isemariさん 『ファイア』
かま玉うどんさん(お元気でしょうか?) 『ボール』
ばあチャルさん 『ブルース』
の御三方が紹介されていたので、これは読まないわけにはいかん!ということで。
(リンク付けタイトルの切り方に意味はありません)
自分の感想を書いた後で、改めて皆さんの日記を読み返しましたが、
やはり、【女にもある荒ぶる魂】は外せないようです。

『ファイアボール・ブルース』 桐野夏生 文春文庫 (1998年5月第1刷)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年02月01日 09時21分51秒
コメント(6) | コメントを書く
[→ 読んだんよ ←] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:『ファイアボール・ブルース』 桐野夏生(12/17)  
ばあチャル  さん
はーい!待ってました、ご感想。
私たちが(maoさん紹介ありがとう♪)【女にもある荒ぶる魂】があるを、こよなく心地よいものとしていることをご理解いただき嬉しいです。

桐野さんのミロシリーズはハードボイル。ある文芸欄に(といっても私はいつも日経になってしまう、笑)「ここでは女同士の息づまる死闘が描かれる。男女雇用機会均等法ができてから女性が社会にで生き生きと活躍するようになったが、こうした状況はハードボイルドにも映し出されている。」と、うがったような?評論が…。

そのコラムには逢坂剛の「百舌(もず)シリーズ」も紹介されていて興味わきましたが、柴田よしきの「RIKOシリーズ」もそうなのですね♪ (2005年02月01日 10時23分11秒)

訂正(笑)  
ばあチャル  さん
>桐野さんのミロシリーズはハードボイル。

ボイル(boil)=アチチチ、熱くゆでる!はははっは。

ハードボイルド(hard boiled)=事件や場面をひややかにえがく(まるで反対ね)

おなじボイルがなんでedがつくだけでこうなるの?
英語力の無さ! (2005年02月01日 10時44分16秒)

Re[1]:『ファイアボール・ブルース』 ばあチャルさんへ  
123mao  さん
>はーい!待ってました、ご感想。
>私たちが(maoさん紹介ありがとう♪)【女にもある荒ぶる魂】があるを、こよなく心地よいものとしていることをご理解いただき嬉しいです。

ようやく書くことが出来ましたー。
【荒ぶる】=プロレスというと安易に感じたりしますが、ただそれだけではない、“芯が通った”ものがありますよね。

>そのコラムには逢坂剛の「百舌(もず)シリーズ」も紹介されていて興味わきましたが、柴田よしきの「RIKOシリーズ」もそうなのですね♪
-----
百舌シリーズ、はじめの一作しか読んでいませんがこれも面白かったです。ミステリ要素がかなりありますよ~。
(2005年02月01日 21時55分10秒)

Re:訂正(笑)(12/17)  
123mao  さん
ばあチャルさんへ

>ボイル(boil)=アチチチ、熱くゆでる!はははっは。
>ハードボイルド(hard boiled)=事件や場面をひややかにえがく(まるで反対ね)

>おなじボイルがなんでedがつくだけでこうなるの?
>英語力の無さ!
-----
うー!これは面白いですねぇ。
同じことをしても程度によっては、全く別のものが出来上がるという・・・違うか(笑)
(2005年02月01日 21時57分00秒)

好きだ。火渡さん。  
isemari  さん
格好いいです。
日経の「女同士の死闘」云々の文芸評は、あたしもちとむむむ。
女同士が云々ってポイントはどうかにゃ。
結局は理屈も何も関係なく、勝つか負けるか、只それだけの非情な世界で闘う者は厳しくて美しい。それに孤独だ。そこに男も女も多分関係ないんだと思うんです。
火渡ってヒロインのイメージは自然にそういう性差から飛びぬけてる感じ。(だから自分をよぶ一人称を他の女子プロレスラーが慣習的に「自分は」って(男らしさを意識して)言うのに対して、火渡は自然に「あたしは」(でしたっけ?女の一人称だった確か)って使うのに、格好いいんだな。)

ちなみにhard-boiledは固くゆでた卵(hard-boiled egg)が語源なのでどっちも「ゆでる」ですよん。
なんでhard-boiledが「非情な」になったかは私はあの文章とかの硬さから来てると思ったけど、
http://katzkoon.hp.infoseek.co.jp/contents.html
こういうことらしい。ホントかにゃ?

ちなみにハードボイルドは結構好きです。ボギーのやったレイモンドチャンドラーのマーロウとか♪
日本の小説だと上記のHPにもあるテロリストのパラソルとか好き。 (2005年02月05日 03時44分23秒)

Re:好きだ。火渡さん。(12/17)  
123mao  さん
isemariさんへ
>結局は理屈も何も関係なく、勝つか負けるか、只それだけの非情な世界で闘う者は厳しくて美しい。それに孤独だ。そこに男も女も多分関係ないんだと思うんです。

取り組む姿勢、“自分は自分”というところが格好いいですね。

>ちなみにhard-boiledは固くゆでた卵(hard-boiled egg)が語源なのでどっちも「ゆでる」ですよん。
>なんでhard-boiledが「非情な」になったかは私はあの文章とかの硬さから来てると思ったけど、
>http://katzkoon.hp.infoseek.co.jp/contents.html
>こういうことらしい。ホントかにゃ?

どうもです~。
固ゆで→硬い→冷徹・非情のほうがしっくりきますね。
ページを見て、初めて知りました。本当かなぁ。
辞書みると、ヘミングウェーらによって確立とか書いてあるし…。

>ちなみにハードボイルドは結構好きです。ボギーのやったレイモンドチャンドラーのマーロウとか♪
>日本の小説だと上記のHPにもあるテロリストのパラソルとか好き。
-----
チャンドラー一冊も読んでいないっす(涙)
あまりハードボイルドだぞ!と意識して読んだ事はないなぁ。
テロパラはかなり昔に読みましたが、私は大沢在昌とかのほうが印象が強いです。
(2005年02月05日 22時57分47秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: