-唯一無二-

-唯一無二-

2005年01月24日
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カテゴリ: 悲しい
今日も今日とてリハビリ。

平和だな・・・。

だけど昼頃、腸がひきつけでも起こしたみたいに痛くなった。
変なもの食べた覚えはないし・・・。
やっぱ体にガタがきてんのかね。
もう少し、生きたいんだけど・・・。




小さい頃、俺はフルートとピアノとトランペットをやってた。
やめた理由は親父との喧嘩。

フルートは・・・忘れた。
一番好きだったのはフルート。
今でもフルートの音色が一番好きだ。

で。
今日、見つけてしまった。
曇った色をしたフルート。
もう忘れてしまったけど音は出せる。
肺活量もきっとあの頃よりはかなり増えた。
もう二度と、吹くものかと思ったのにな。

少し、吹きたくなった。




皆にとって、「父」ってどんな存在だろう。


それは大きな穴があいてると同じで、二人とも父の記憶があるからこそ、父の記憶を酷く大事にしている。
俺は彼女たちの「父」の話を聞くのが好きなんだと思う。
悲しくも、愛のある話だから。
俺も父を誇らしく思っているから。

子供にとって親っていうのは良い意味でも悪い意味でも多大に影響を及ぼす。

大きくなって、子が親になった後もだと思う。
両親の背中はいつまでも広い。

二人は父を失った事で心のバランスを崩してしまった。
それだけ、愛していたんだろう。
失ってから気付いた部分もあっただろう。
そんな時は大いに悲しんで良い。
思い出にしても良いし、したくないならしなくて良い。
愛しているなら、仕方ないじゃないか。

だけど、生きてる人のことも愛して欲しい。
失った人と同じくらい、愛してみて欲しい。
父だけじゃなくて、誰かを失ったその人に。
人は必ず独りではないから。




「私は死ぬのではなくて、飛翔するの」

以前愛した人がそう言って、翌日死んだ。

その人は沢山の言葉を俺に残して、笑顔のままに逝ってしまった。
死因は病死だったけど、当時の俺は自分を呪った。
同じ血液型で。
ひょっとすると移植できたかもしれない。
俺の心臓。

その人が“飛翔”する前に言った言葉は忘れない。

「俺は生きたくないから、俺の心臓あげる」
「要らない」
「どうして?」
「だって生きようとしなかった人の心臓でしょう?
 私は生きたいもの。
 生きる気のない心臓なら死んでいるも同じじゃない?」
「そんなの屁理屈だ」
「そうかな?とにかく、私に捧げようなんて思うくらいなら私の分まで生きてみてよ。」

生きてて、何になる?

-何にでもなるわ-

もうすぐ彼女の歳を抜いてしまう。

俺は、何にでもなっただろうか。

彼女より「飛翔」
出来ただろうか・・・。





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Last updated  2005年01月24日 20時20分21秒
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