真理探究と歴史探訪

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2016年09月13日
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そこで冒頭の画像は御神前の社標と立派な楼門、そして下の画像は当社の由緒が記された看板を、それぞれ撮影したものだ。



この由緒にあるように、主祭神の大山積神は天照大神の兄神にあたるとされ、伊予国一宮は全国の大山祗神社・三島神社の総本社とされている。

それが、ごく最近になって再度この由緒を見ていたとき、天照大神の兄神にあたる「大山積神」の正体は女神「瀬織津姫命(セオリツヒメ)」、そして大山積神の妹神にあたる「天照大神」の正体は男神「饒速日命(ニギハヤヒ)」と観えてきたから不思議である。

なるほど・・・「古事記」・「日本書紀」以前の古文献とされる「ホツマツタヱ」には、「ニギハヤヒ」と「セオリツヒメ」は夫婦神と記されているので、この古文献に少しでも親しんだことのある人であれば、上記の二柱神の対応関係については、およそ察しがつくことであろう。

今の私には・・・男神「ニギハヤヒ」を女神「天照大神」とし、この神名を「伊勢神宮(内宮)」の主祭神として祀り、女神「セオリツヒメ」を男神「大山積神」とし、この神名を「大山祇神社」の主祭神として祀る・・・という構想が「日本書紀」の編纂期に策定され、「日本書紀」の成立までに両社で祭祀斎行されたのではないかと、そのように感じられる。



上の画像は、大山祗神社の境内にある天然記念物の大楠を映したもので、樹齢2600年と伝わる御神木である。往古よりこの老木は、御神前を往来する参拝者の様子を、つぶさに見守ってきたことであろう。


そして、この連作の最後を飾る画像は、前回の日記でも掲載した「入日の瀧」の美しき一コマ。

まるで太陽から雨が降ってきているかのような光景は、これまで約1300年に渡り引き離されてきた「ニギハヤヒ」と「セオリツヒメ」が、まるで《ひとつ》になったかのようにも観えてくる。(了)






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最終更新日  2016年09月13日 19時57分21秒


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