真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2016年09月15日
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※関連記事・・・ 東大寺(盧遮那仏)と宇佐神宮(比売大神)の神仏習合の意味

この文書内容で特に注目したのは、筆者は「東大寺の盧舎那仏」を「ニギハヤヒ」、そして「宇佐神宮の比売大神」を「セオリツヒメ」と認識されている点で、この捉え方は私の記事 「出雲行脚の後日編(下)」 の「伊勢神宮(内宮)」の真祭神を「ニギハヤヒ」、そして「大山祇神社」の真祭神を「セオリツヒメ」とする観方と、相通じるものがあると感じたところである。

つまり、初発の「藤原政権」たる持統天皇と藤原不比等が推し進めようとした、言わば東の「伊勢神宮(主祭神 天照大神)」と西の「大山祇神社(主祭神 大山積神)」の東西・祭祀体制を、「反藤原」で不比等の孫である聖武天皇が、東の「東大寺」と西の「宇佐神宮」の東西・祭祀体制によって見事に巻き返したと、私にはそのように読めたわけだ。

加えて私自身、2013年の「春」と「秋」の二季に分けて、まるで「聖武天皇」の治績を追いかけるかのように列島各地を行脚した経緯(以下の関連記事)があり、このサイトを知り得たことは我が意を得たりの心境となった次第。

☆関連記事・・・ 「春」の旅日記(1) ~(25)

☆関連記事・・・ 「秋」の旅日記(1)



さて、この上下二枚の画像は、この9月に入り《「岩屋山巨石群」の探訪 》シリーズで取り上げた巨石群の中でも、シンボリックな二つの巨石を撮影したものである。

この二つの巨石の解説を引用すると、古代陰陽思想に基づいて巨石群が配置されたとすれば、上の画像の巨石(約8.6m)が男性原理をあらわす「陽石」で、下の画像の割れ目のある巨石が女性原理をあらわす「陰石」と解釈でき、双方の巨石で「陰陽石」と考えられるそうだ。

実はこの「岩屋山巨石群」との出会いは、大三島の帰りに高速を走っていた車から、たまたま山頂部の「巨石群」が確認できたので寄ってたわけだが、それが連載記事にも書いたように、これほど心躍る散策になろうとは思いも寄らなかった。

そこで巨石群といえば、当日記で何度も取り上げてきたように、岐阜県下呂市の「金山巨石群」が有名だ。個人的に最も崇敬する磐座なのだが、この度この巨石群を研究調査したガイドブックが出版された。

既に手元にあるのだが、全国各地にある巨石(磐座)を研究する上でも、とても参考になる良著である。

※書籍紹介・・・ 金山巨石群の「縄文」太陽観測ガイド』 小林由来 徳田紫穂 〔著〕

上に紹介した書籍は アマゾン で購入できるので、興味や関心のある方は如何でしょう。


ところで後日になって、ある大山祇神社に纏わる記事を読んでいると、当社の境内に「神池」があり、この池には「大蛇(龍)」が住んでいて、その大蛇を三つに切ったところ、尾が備後国に飛んで「尾道」の地名になったという伝説があることを知った。

蛇はその尾に最も力が宿ると聞くが、今回の旅路の最後に尾道界隈で最も「神氣」が宿る聖地と思しき「岩屋山」を、大山祇神社の「神池」を初めて見た後に訪ねることになったのも、やはり「大いなるもの」の差配だったのではないかと感じはじめた今日この頃である。






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最終更新日  2016年09月16日 10時27分16秒


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