真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2024年05月16日
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「御許山 ⇒ 連載の(2) 」ー 「大土山 ⇒ ​​ 連載の(3) 」ー 「弥山 ⇒ 連載の(1) 」と時系列で示したものである。

そこで、その 三つの御山”を直線で結んだものが ”三点一直線”になるわけだが・・・では何故、 この 西南から東北へと精度の高い〔 斜め45度の 三つの御山” の山頂部にある〔磐座〕を意図的に一直線で結んだかのように形成されるのだろうか・・・という素朴な疑問が、この連載を書く過程において常に心中に渦巻いていた。

​すると不思議なことに・・・《「大土山」は今から約5,000年前の”高天原”だった‼》・・・という、私的に信頼できる有力情報が入ってきたのであった。

これに触発され、「 御許山 」の山頂にある”三柱石”は、精密な天体観測と地文測量により紀元前2,250年頃(今から約4,274年前)に設営された可能性を指摘する書籍(以下に紹介)を思い出したのであった。
◎参考書籍・・・書名『 縄文の星と祭り 堀田総八郎 著・中央アート出版社 (初版1997年)

さらに加えて、「弥山」を山頂とする「宮島(厳島)」は、紀元前3,000年頃(今から約5,000年前)の天体「シリウス」が地上へ投影された聖地だったと説く書籍(以下に紹介)を思い出したのである。
◎参考書籍・・・書名  星空の卑弥呼(上) 榊 晶一郎 著・星雲社 (初版2004年)

ここまでくると、私の心中には…古代の離れた地域の人々が相互に情報を交換するイメージ…が浮かんできて・・・今から約5,000前には既にあったであろう各地域の、主要な祭祀場の要とされた山上の「磐座」を基点とする”古代縄文の〈光通信〉ネットワーク”(※)が観えてくるのであった。



それは例えば、これまで取り上げてきた”大分県東部から広島県西部にかけての地域”は、歴史を遡るとさらに広い範囲の”東九州から西中国にかけての地域”を「豊国(とよのくに)」と呼んだとする「宇佐家( 菟狭族)」 の伝承があることから、もしかすると今回取り上げた〔西南の「御許山」から東北の「大土山」までの”磐座”を結ぶ方位線〕は、豊前国と安芸国の両国を結んでいた”屋台骨となる軸線”であり、さらにはもっと古く範囲の広い”縄文期の「豊国」”を安寧に治めるための、とても重要な〔中心軸〕ではなかったか・・・。

縄文系譜の「磐座」の存在する各地域の拠点(上記の”三つの御山”)を結ぶ「軸線」を、おそらくは”なぞる”ようにして移動・移住していったのが、往時の「イチキシマヒメ」の御一行であり、そして「イチキシマヒメ」の終焉の地となった聖地が、三つの磐座を結ぶ方位線上の宮島の「弥山」であったと伝承されている。(連載終了)


〔 追 伸 〕

冒頭地図に”「空海」にまつわる東西軸”ということで、「空海」が名付けた宮島の「弥山」を貫く東西軸を描いたが、この軸線に関する記事は以下である。
◎関連記事・・・​ 「湯玉」の地勢と歴史について(下)

また、同様に”山口と九州を貫く南北軸”ということで、「御許山」を南北に貫く軸線を描いたが、この軸線に関する記事は以下である。
◎関連記事・・・​ 「弥生」から『縄文』への意識転換(上)…山口と九州を貫く南北軸…





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最終更新日  2024年05月16日 22時44分36秒


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