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2009.12.15
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浅虫温泉




周遊機構:温泉と観光(6) 青森・「浅虫温泉」

青森市街を遠目に見ながら、国道4号線のバイパスが本線へ出たと同時に海岸に出る。

陸奥湾・青森湾に間もなく夕陽が沈もうとする。
大きく、黄色く輝く黄昏光が全体の風景とマッチしてまことに綺麗である。
小さな岬の「 善知鳥崎 」を左に見ながら、間もなく「 浅虫温泉 」に着いた。


浅虫温泉にNTT保養所「善知鳥荘」がある。
小生のお上さんがNTTの職員ということで、そのツテでこの宿を利用させてもらうのだが、先刻、当夜の宿をここに決めて、とりあえず予約を入れる事にしたのである。


善知鳥 」とは始めて見る文字であって、当然、呼名も意味も知る由もない。
“ゼンチドリ“又は”ぜんちちょう”などと勝手に想像していたが、宿の主人に教わってパソコンの文字を叩くと、ちゃんと 「善知鳥」と出てきたのである。
小生の薄学さに些か赤面する次第であった。 

青森市の名称の前身は旧古の善知鳥村から発していることは、先の項の『日本周遊紀行(32)青森・「 青森と善知鳥 ・・?」』で述べた。


「 善知鳥 」は、チドリ目ウミスズメ科の海鳥のことであるが、又、「 ウトウ 」とは、アイヌ語で「突起」という意味もある。
この辺りは、陸奥湾の中心部であり、ここに喉仏のような夏泊半島が突起となって出張っているのである。アイヌ人は、この半島をウトウと呼んでいたのかもしれない・・?。




さて、「浅虫温泉」であるが・・、< br>

浅虫温泉は夏泊半島の付け根に位置し、陸奥湾に面した風光明媚な県内随一の温泉地である。津軽藩主も度々来湯したという由緒ある温泉でもある。



昔から古い温泉地として全国に知られており、平安時代の終わり頃(1190年ごろ) 名僧・慈覚大師 が奥州巡教の折、傷ついた鹿が湯浴みするのを見て発見されたと伝えられている。 

その地名の縁は、かつて住民がこの温泉湯で織布の麻を蒸していたため「 麻蒸 」とよばれ、後に火難をおそれて火に縁のある文字「蒸」を嫌い「浅虫」になったといわれている。


温泉街は山手と海手に分かれ、温泉の発祥地である山手は昔ながらの風情を残した旅館が並び、海側には規模の大きなホテルが連立している。
柳の湯 」に見ることがでる。
ここは津軽藩の本陣のあった場所で、総ヒバ造りの浴槽は津軽の殿様が作らせたものだという。



NTT保養所「善知鳥荘」はそんな温泉街の中にあった。

一息入れて、早速湯船に飛び込む。
お湯は無色透明でサッパリ感、あまりのサッパリさで独特の温泉感が感じられないが、浴槽の湯温は43.5℃で快適である。
源泉は70℃だそうだが、湯口は適温、流入量が少ないのがチョット気になるが、泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉という。
脱衣所も浴室もコンパクトな造りながら、きちんと掃除が行き届いていて気分が良い。

気が付けば、館内の配慮も充分で、部屋といい調度品の配置といい気配りが感じられる。
部屋食の料理もまずまずで、これで料金が6千円台はやはり安い、結構なことです。

次の朝もゆったりと、朝湯に浸かった。 

普通、小生が温泉宿に泊まった場合、概ね3回浴槽に浸かることにしている。
到着時、就寝前それに目覚めの朝湯である。



ところで、昨今は官営・公営の宿屋が、民化の煽りでドンドン潰されてゆく。 
NTTも同様で、関連宿舎は全国150~160ヶ所ちかくあったのが、民営化されてからは30前後に減ってしまった。 
同様に郵政の「かんぽ」、厚生の国民宿舎や休暇村しかり、官・公営の宿もドンドン減らされていく。 

訳わかるけど、どうにかなんないの・・!、
我々一般大衆の旅人にとってはマッタク、サミシイ限りであります・・!!!

更に、更に当館・NTT保養所「善知鳥荘」も、平成18年度(H19・3月)をもって閉館するらしい。

当節には大変お世話になったことを改めて御礼申し上げたい。


次は、下北・「仏が浦」



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Last updated  2009.12.15 12:06:22


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